『他人の妹を頂く方法』
 作:嵐山GO


第2章 思惑(その3)

「なるほどね、ってちょっと待て!それってお前が少女に
のり移るんじゃなくて、俺にのり移れって意味だよな?」
「だから、昨日からそう言ってるじゃないか」
「勘弁してくれよー。俺は成熟した女に、のり移りたいんだ
ってば」
「頼むよ。一生のお願いだ。オレに少女を抱かせてくれよ。
この研究にこれほど没頭できたのは、この目標があったから
なんだ。頼むっ!」
「女子校生とかじゃ駄目なのかよ」
「彼女たちは、別にこんな薬を使わなくても援助交際とか
やってるし、金さえあればいつでもやれるさ。でも少女だけは
駄目だ…この薬を使わないと…」

 しばし沈黙状態があった。
「何歳ぐらいの子なんだ?」
「え?」
「一応、聞いとく。何歳くらいがお前の理想なんだよ?」
「10…1、2歳くらいかな…あまり幼すぎても嫌なんだ」
「○学5、6年てとこか…。完璧に犯罪だよな…いや、すでに
俺たちがやろうとしてることは立派な犯罪なんだが」
「バレやしないよ。上手くやれるさ」

「だがな百歩譲ってやるとしても、超えなければならない
大きハードルが幾つもあるぞ。まず昨日、お前が言ったよな?
目が覚めた時に他人がいたらまずいって。とういう事は、
そんな少女に
近づけるのは父親か兄弟だ」
「…うん。出来れば兄と妹という設定が萌えるんだけどね」
「近親相姦にロリータかよ。これがゲームか小説なら、
とっくに発禁だぜ」

「その禁断の聖域に足を踏み入れるのが興奮するんだよ」
「ちぇ。あとは、そうだな…これは俺に課せられたハードル
なんだが、そんな幼いガキはほぼ、いや間違いなく処女だぞ。
俺も相当に辛いが、お前だってそんな濡れもしない女と
やったって快感なんか得られる訳ないぞ。それでもいいのか?」

「ああ…これはオレにとって記念というか、精神面での
充足感なんだ。そりゃ、そんな小さな女の子が俺の下で喘いでくれたら、
これ以上の喜びはないけれど…」
「ふうん…まぁ、いいさ。お前の頼みだし、お前の作った薬
だからな。最初くらい、我侭(わがまま)を聞くよ。その代わり
次にやる時は俺のやりたいようにやらせてくれ」
「分かった。有難う。恩にきるよ」


(続く)


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