『セーラー服と水鉄砲』
 作:嵐山GO



第7章 内緒の秘め事とか、しちゃう?(その2)

「お姉ちゃん、どうしてココにも穴が開いてるの?」
 美月が示したその場所はまさに、女性の股間部分であり直径
5、6センチほどの円形の穴が開いていた。
「あー、それ?それはね、バイブとかディルドーを装着するの。
そうすれば片方が男みたいに…あっ!」
「ど、どうしたの?」
「これ、やっぱり買うわ。そうしたら私、男になれるもの」
「あ、そうだね。グッドアイディアだね。慣れてきたら私も
交代してあげる」
「そうね。うん、そうしよう。じゃ、これは決まり。それならバイブは
やめて双頭ディルドーにしようかな。一緒に楽しめるし」
「何でもいいけど小さいのにしてよぉ」
「大丈夫よ。こっちも種類はあるから。色々な大きさで揃えましょ。
多分、私も最初から極太は無理だと思うし」

 スーツの購入が決まると、次はディルドーのショーケースに移り、
物色を始める。
「欲しいの、いっぱいで迷っちゃう…」
「お姉ちゃん、そろそろ決まった?」
「うん。決まったよ。じゃ、お会計してくる。待ってて」
 十数坪程度の狭い店内には、まだ客もいず美月は安心して
1人で待った。

「へへー。オマケして貰っちゃった」
 店を出て開口一番姉は言った。
「嘘っ!幾ら?」
「全部で1万5千円。約3分の1よ」
「ええー!よく、そんなにオマケしてくれたねー」
「こんなトコ、私達みたいな若い女の子、絶対に来ないでしょ?
原価も知ってるし、友達にも紹介するからって言って」
「それでも凄い。そんなにまけて儲けあんのかなー?」
「儲けは十分あるわよ。それに店長だから値段なんて自分で勝手に
決められるの。とはいえ、女の武器を使ったって感じ?」

「何かしたの?」
「変な事じゃないわ…ただ、ちょっと胸を押し付けて甘えてみただけ。
これ位いいでしょ?」
「いい…と思う。私には真似できないけど」
「さ、早く帰りましょ。今日はもうコレ試せないけど、明日は1日
たっぷり遊べるわ」
「うん!お姉ちゃんの股間に、オチン○ンが生えるんだね。想像
しただけでドキドキしちゃう」
「私も濡れてきちゃった」
「あ、私も今、アソコがじゅんってした」
 大きな紙袋に宝物を詰めた2人は、嬉しそうに交代で抱えて
家へと向かった。



(続く)



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