『肉体交姦』
 作:嵐山GO


第3章 堕天使の午後

 妹と身体を交換するようになってから一週間が過ぎた。
 覚えたばかりの少女の自慰をオレは毎晩のように貪(むさぼ)った。
 ここ数日は、機械を起動させる前に、わざわざ下着を女性用に
着替えて臨む程の懲りよう。

 深夜、時間にして一時間程だが、その飽きることの無い快楽は、
まるである種、麻薬中毒者のようでもあった。
それは一度イッては、また気を取り直し最初から始めるという
まさに無限運動のような行為の繰り返し。
 体力の続く限り、シーツを掴み嗚咽を押さえ、四つん這いになって尻を
高く上げ、指を激しく出し入れしながら何度もイキまくる。

昨夜などは今日のことを考えて、妹が寝たのを確認してから隠しておいた
洋服を押入れから出して着た。
 下着を着けてタンクトップ、ミニスカートという姿で妹の部屋で一回、
リビングに行ってソファの上で淫らな格好で一回、そして自分の部屋に
戻って鏡の前でスカートを捲り、立ったまま自慰に耽った。
「あー、私ってなんてエッチな子なの…だってセックスしたくて仕方ない」

 両親は旅行中で、妹は絶対に起きることはない。この状況下でオレは
好きな場所で、勝手なことを言いながら妄想を膨らませることが出来た。

 日が明けて、ついに妄想を現実に変える日がやってきた。
 妹が先に起きることの無い様、身体は入れ替えたまま、スリープ
スイッチも入れたままにしてある。

 さっそく押し入れの奥から衣装箱を取り出し、お気に入りの服を並べた。
 チェックのミニスカート、ペチコートと対になっているロングスカート、
フリルをモチーフにしたワンピース、上下がアンサンブルになっている
膝丈のフレアースカートとブラウス、あとはTシャツやキャミソールなど
トップスが数枚…

 何度も鏡の前に立って、洋服を当ててみながら考えた。
(ミニスカートで外に出るのは、ちょっとまだ恥ずかしいな。
 長いスカートは暑そうだし、こっちのワンピースには合う靴がない。
理沙も持ってないよなー)
 結局、決めたのは上下揃いのブラウスとプリーツスカート。丈の長さも
短すぎずのちょうどいい位の長さ。
 白を基調にした半袖のブラウスは、セーラー襟と袖の部分に二本の赤い
ラインが縫い付けてある。
 胸の部分は大きな赤いリボン、胡桃(くるみ)ボタンも縦に4つ付いて
いる。
 
 スカートは赤色で白いラインが二本、こちらは裾(すそ)の部分に
縫い付けてある。
 下着も服装に合わせて可愛いものを選んだ。
 服を着終えて鏡を見ながら両サイドの髪を結ってみる。
(この服装だとツインテールの方が似合うみたいだな)
 鏡を見ながら笑顔を作ったり、親指を噛んで上目遣いに見たり、
ターンしてスカートを翻したりして、女の子になった自分を早くも
楽しんだ。

(男の時には何も感じなかったけど、外出のために洋服を選ぶのって
楽しいもんだな)

 初めてデートに行く少女のようにドキドキしながら、忘れ物がないか
チェックした。
 ポーチを持って部屋を出ようとしたところで、立ち止まって足下を見た。
(あ、裸足はまずいか…でもソックスは買ってないし…いいか、また
理沙に借りよう)
 ぐっすりと眠り込んでいる妹の部屋に入る。寝顔を見ていると先週の
記憶が蘇り、外出を取り止めにして今すぐセックスしたくなってきた。
(ふー、我慢、我慢。えーと、この引き出しだったよな?)
 下着やハンカチなどが小さく畳んで入れてある引き出しに、靴下類も
並んでいた。
(おっ、これは可愛いな)
 手に取ったものは折り返しの部分にレースが縫い付けてあって、今
着ている洋服にぴったり合いそうだった。
「これ借りるからな」

 小物入れの中から髪を縛るリボンを見つけ、鏡を見ながらツインテールに
結んだ。
「よし! 完璧だな」
 オレは玄関で理沙のスニーカーを出して履いた。
(靴も今度、買っといた方がいいかもな?)
 家を出ると知り合いに出逢いたくないので足早に駅に向い、すぐに電車に
駆け込んだ。
 行き先は一番の繁華街で、人通りも多い「球場前」に決めた。
 今日は日曜日だから電車も混んでいる。
 痴漢が出ないか心配したが徒労だった。
 軽く食事をとるため、バーガーショップに入った。バレるんじゃないかと
又してもドキドキしたが何事も無かった。

(今のオレは誰が見ても完璧な女の子だからな。ビビることはないさ)
 そう思いながらも、この適度な緊張感の連続に充分満足していた。

バーガーショップを出て、暫らくウィンドショッピングを楽しむ振りを
しながら歩いた。
 デパートに入って洋服やアクセサリーを見たり、映画館の前で
上映中の看板を見上げたり、遊歩道をブラブラと歩いたりしてみる。
 そうやって一時間近く、暇そうな女の子を演じてみたがも声を
掛けてこない。
(何故だろう?何か変かな?)
 高校生か大学生の視線を何度か感じたことはあったけれど、ナンパには
至らない。

「ふぅー…」
 ちょっとした疲れもあって大通り脇のベンチに腰をおろした。
(さすがに夜まで粘る訳にもいかないしなー)
 スカートの裾を持ち上げて独りごちた。
(もうちょっと色っぽくキメた方が良かったかな?)
 とはいえ14歳では化粧するわけにもいかず、いやその前に道具もないし、
やり方も分からない。
「はあーー、駄目かな」
 大きな溜息がまた出る。

 そこへ「お嬢さん」と、いきなり声を掛けられ驚いた。
 顔を上げると、いつの間に来たのか男の人が立っていた。
「誰かと待ち合わせでもいるの?」
 年齢は50歳前後だろうか?洒落たシャツとサマージャケットを
着こなしているが、顔はもろに中高年いや、むしろ初老といった感じか。
「あ、いえ。そんなんじゃないんですけど…」

「もし暇だったらオジさんと遊ばない?午後から予定があるから長くは
一緒にいれないけど」
「えぇー、でもぉ…」ちょっと考えてみた。そして想像した、この男との
セックスを。
「オジさん、酷いことしないし、お小遣いだってあげるよ」
 その言葉は間違いなく肉体関係を意味している。
 顔も年齢も予想を超えているものだったが、別に外見でする訳じゃない。
無駄足で帰るよりは、ここで妥協した方がいいかもしれない。
そんな風に考えてみる。
「さ、おいで」決めかねているような素振りに業を煮やしたのか、
急に手を引っ張られた。
「あっ、いや…」言葉では拒絶したが身体の方は嫌がらずに付いて行く。

「大丈夫だよ。困るような事はしないから」
 この男の言葉には威厳というか妙に信頼させるものがあった。
どこかの会社の偉い人だろうか?それともただ遊びなれてるだけ?
いずれにしてもロリコンであることには違いない。
 
 手を挙げてタクシーを止め乗り込むと、運転手に行き先を告げた。
 その場所なら知っている。ラブホテルが何件か乱立している所だ。
 車なら10分とかからない距離である。
 それでも車の中では二人ともずっと無言だったので、時間はとても長く
感じたし緊張の度合いも増した。
 一度だけ信号で止まった時、ミラー越しに運転手と目が合った。

何件か建ち並ぶ内で、一番豪華そうなホテルに入る。
「名前、何て言うの?」部屋に入ると男はジャケットをハンガーに
掛けながら聞いた。
「理沙です」言ってからしまったと思い、すぐに両手で口を押さえたが
もう遅かった。
「そう、理沙ちゃんていうのかい。大丈夫、大丈夫。もう会う事も
ないから」
 男は本名を言ってしまった事に気を使ってくれていた。

(服は脱いだ方がいいのかな?でも慣れてるように思われるのは
嫌だし…)
 トランクス一枚になり近づいて来た。腹が出ていないのが救いだ。
「ほら、そのポーチを渡して。ソファーの上に置いておくから」
 疑いも無くすんなりと渡した。どうせ中には僅かな現金が入った財布と
携帯電話、ハンカチくらいしか入っていない。
 男はポーチを置くとベッドへとエスコートした。

「あ…あの…洋服は…?」
「着たままでいいよ。よく似合ってるし可愛いからね」
(いや、そういう問題じゃないだろう。こいつロリコンの上に着衣フェチか)
 ベッドに寝かせられた。ボタンを外すとあっという間に胸がはだける。
「ブラジャーはしていないんだね。感心。感心」
「私、胸…小さいから」
 両手で胸を隠した。
「オジさんは巨乳は好きじゃないんだ」そう言うと、スリップをスカートの
中から引き出し胸の位置までたくし上げた。

「ほら、手をどけて」
 小さな胸が、室内の柔らかい照明の中で露(あらわ)になった。
 男の両手は、まるで海岸の砂を集めるように、優しくゆっくりと
乳房に触れる。
「あ…」
 触れるように揉んだかと思うと、次には乳首の先端にキスをした。
「…んんっ」
 羞恥心は間違いなくあった。おそらく顔は真っ赤になっているだろう。
 ちゅっ、ちゅう。
 音を立てて乳首を吸われると上気した顔の意味も変わってきた。
「あ、あんっ」

 次に男の右手はスカートの裾を捲り、下着の上から恥部に触れてきた。
「ん、あ…そこは」
 巧みに中指を動かし始めると白い肌は紅潮し、肉ヒダは湿ってくる。
 男は身体を移動させてさらにスカートを捲り上げ、器用にパンティを
脱がせた。
「まだ、あまり生え揃ってないんだね。よく見えるよ、理沙ちゃんの
大切な部分」
「あんまり見ないで下さい。恥ずかしい…」
 そう言いながらも見られているかと思うと、液が染み出てくるのが
分かる。

「すごいよ。いっぱい出てきたね。オジさんが全部舐めとってあげようね」
「んーーーー、んあーーーん。ダメーーーーぇっ!」
 両手で男の頭を押しのけようとするが少女の細い腕では歯が立たず、
舌は別の生き物のように縦横無尽に這いずり回った。
「あうっ、くうん。あー。あ、あっ!」
 
 ちゅばっ、ちゅる、じゅっ、じゅるー
 舌は幼い蜜壷の蜜を全て飲み干すんじゃないかと思うくらい吸い、
舐め、そして時にはは内部への侵入すら試みた。
「出てくるよ。いくら舐めても、どんどん溢れてくる。理沙ちゃんは
エッチだな」
「いやーん、そんなこと言わないで」
「じゃ、そろそろいいかな?こんなに濡れてるし大丈夫だよね」
 トランクスを下ろすと、年齢に合わないほど硬くそそり立ったものが
取り出された。
 そのペニスの大きさは日本人の平均サイズだと思うが、色はドス黒く、
エラが張り出し、血管を浮き出させ凶悪な形相を呈していた。

「ゆっくり入れるからね」
 右手でイチモツを握り照準を合わせた後、確かにゆっくりだが確実に
自己主張したモノが近づく。 
「はぅっ、うう、んーーーん」
 オナニーは毎日していたがセックスは一週間ぶりなので、ちょっとキツく
感じた。
「おおぅ、ずいぶんと狭いな。あまり経験がないのかな?」

 質問には答えられなかった。胴体部が半分も入る頃には、例えようのない
喜びが身体を震わせ始めたからだ。
「ああーっ、いやーん。すごいっ!」
 前回のセックスと違い淫乱な自分を出すわけにはいかないと思い、
耐えようとして男の胸にしがみついた。だが結果的にそれは、ペニスの
進入をあっさりと許す事となった。

「ううっ。んん、んーーっ」
 男の肩に唇を押し付け、込み上げる嗚咽を懸命に抑えた。
「全部入っちゃったね。でもこの姿勢だと顔が見えないし、腰も動かせない
から理沙ちゃん、ベッドに寝てくれるかい?」
 男はペニスを挿入したまま、ゆっくりと枕の上に寝かせてくれた。

「今から動くけど、痛かったら言うんだよ」
「はい…」
 痛みなど無かった。むしろ一秒でも早く腰を使って突き上げて
貰いたかった。
 ただ、何としても声を出して乱れることは避けたい。それは女として、
そして妹の皮を被った自分が見知らぬ男とする行為への、せめてもの
礼儀だと思った。
 だが果たしてそんな事が可能だろうか?すでに身体は男を求めて
わなないている。

 ぐちゅ、ぐちゅ、ずりゅ…
 腰を使い始めると張り出したエラ部分が内壁を引っ掻き、中の愛液を
引き摺り出す。
「あ、あん、う、うう…、ん、んっ」
 両手で口を押さえると涙が出てきた。これが歓喜の涙というのかも
しれない。
 大粒の涙が両の目に溜まっては頬を流れ落ちる。

「おおっ、いいぞ。いいぞ」急に腰の動きが早まった。
(イクっ!)一瞬、脳裏をよぎった。(こんなにも早く?まだ早すぎる!)
 セックスは始まったばかりだというのに、早くも最初の絶頂が訪れた。
(駄目だっ!まだダメだってっ!まだイキたくないのに!)
 前回の行為と違い、今回は自分でコントロールが出来ない。
 それには耐えるという選択肢以外にはないのだ。
 手を口から離しシーツを掴んだ。
 顔を左右に振ってエクスタシーを拒む。
 涙が枕に染み、ツインテールが何度も宙で弧を描く。
 そんな少女の心中(しんちゅう)を察することも無く、男は抽送の速度を
上げていった。

「あーーーーっ、いやーーーっ!もうイクーーーーっ!」
(ぐはっ!妹の、理沙のおま○こでイク!)
 あっという間にイカされてしまった。男のイチモツは怒涛の勢いで
突き進んでは引き抜かれ、この若い身体をもってしても全く太刀打ち
出来なかった。
 レベルが違いすぎるのだ。

「理沙ちゃん、イッちゃったみたいだね。じゃあ、ちょっとだけ休もうか」
 男は自分が満足していないことは、口には出さなかった。

 ベッドからおりて冷蔵庫に向かい、冷えたジュースをグラスに注いで
持ってきた。
「飲むかい?」差し出されたグラスを受け取ると、一口だけ飲んで返した。

 2、3分もすると少し落ち着いた。
 あんなに激しい刺激を得られるなんて、女とは何て凄いんだろう…肩で
息をしながら甘美な余韻に浸っていた。
「もう大丈夫?そろそろ2回戦を始めようか?じゃあ、今度は
後ろからだよ」
 ああ、それこそがこの一週間、夢にまで見て待ち望んだこと。
 両方の腰を掴かんで、子宮の奥の奥まで突いて貰いたい。
 少女の尽きることの無い淫欲が鎌首をもたげ始めた。

「その前にオジさんのモノを、その小さな口で大きくしておくれ」
 すっかり萎えてしまったそのイチモツは、今はこじんまりと
大人しくしている。
「あ…はい」
(フェラか…仕方ないな。やるか…)
バックから犯して貰えるという餌の前には何の拒絶も
出来ない。
 ちゅっ、ちゅぱ、ちゅば…れろれろ
「んー、んっ、んぐ、んぐっ…あむ」
 カリの周りを舌で巧みになぞったり、口を横にしてハーモニカの
ように挟む。
 さらさらの髪を掻き上げ、目を閉じ口を開けて肉棒を咥え込んだ。
 左手で肉茎を握り、右手で袋を包み口奉仕を始めると、しだいに
硬さを回復していった。

「うん。いいようだね。じゃ理沙ちゃん、後ろを向いて四つん這いに
なって」
 素直に従った。愛液が太股の内側を伝っていくのが分かる。
「こんな格好…恥ずかしい…」
 尻を高く上げ、両腕を折るような姿勢で四つん這いになった。
「すごく可愛いお尻だ」
 再びスカートを捲られ、濡れたヒダを左右に拡げて膣孔に
チュッとキスをされた。
「ひゃうんっ」突然だったので、びっくりして変な声になった。
「入れるよ」
 
 男の行為を見ることは出来ないが、恐らくはあのドス黒い肉棒が
エラを張って迫っているのだろう。
 ズ、ズブ、ズブブ…
「はうーん、すごいっ。入ってきてるー。また…大っきいのがー」
「だいぶ慣れてきたみたいだよ。ほら、すんなり入っていくのが
分かるだろ? 感じているなら我慢せずに声を出してもいいんだよ」

 『淫乱理沙』になってもいいという許可が出た。
 本当はさっきからホテル中に聞こえるくらい大きな声を出して
乱れたかったのだ。
 全部入った。子宮に当たるのが分かる。さっきより、うんと奥まで
入ってきた気がする。
「ああーーーっ、イイ。一番奥まできてる」
 男は無言で腰を動かしている。今度はこちらの声が聞きたいという
事なのかもしれない。
「あー、あん。激しいよぅ。そんなにされたら、またスグにイッちゃう」
 
 腰は不定期なリズムで動き、単にピストン運動するに留まらず、
膣内のあらゆる場所を突きまくる。
「お願い、もっと…ゆっくり、でないと私…本当に…あ、あんっ。イク…」
 今度ばかりは絶対に耐えてみせる、そう思った。
 最大級のセックスを満喫したかった。
「すごい、すごい。駄目、あー、気持ちイイーっ」
 実際のところ気持ちいいとかいう程度のレベルではない。
擦られている部分が全てクリトリスになったんじゃないかと思えるくらい、
感度は頂点に達していた。
「あー、あん、くーっ…イヤ、こんなの、凄すぎて…あああ、ああっ」
 堪えようとすればするほど、感度は膨らんでいく
「わたし、あんっ、あ、ああ。ダメになっちゃう。またイッちゃいそう!」
(ヤ、ヤバッ! 中年男のちん○で又イカされる) 

 腰を掴んだ両手に力が加わる。だが代わりに抽送していたペニスの
動きが止まった。
「あん、やん。どうして…?」
 後ろを振り向き涙目で哀願する。
「お願い、やめないで」
「よし、よし。素直でいい子だ。ご褒美にたっぷりとくれてやる」
「嬉しい…ちょうだい。奥まで頂戴」
(ここで、やめられるもんか)
 
 再びピストン運動が始まる。先程と同様にペニスが激しく
暴れまわる。
「突いてー、突いて欲しいの!あーーーん、凄いーーっ」
「エッチな理沙ちゃんのオマ○コは大丈夫?壊れちゃうんじゃ
ないかな?」
「いいの!いいの!壊れてもいいの。だからお願いっ。イカせて。
理沙をイカせて」
(理沙、すまん。又お前のオマン○でイカせてもらう) 

 一度御預けを食っているので、その乱れ方はハンパではなかった。
「そうか、いいんだね。じゃ、もっと奥まで突いてあげようね。ほらっ」
 一体どこにその長さが残っていたのか、いきなり子宮を叩くほどに
突き上げられた。
「あっぐぅっ。すごいっ、何?大きい!きちゃう、子宮にきちゃう」
 動きが単調になった分、容赦の無い突き上げに気が狂いそうに
なった。
「あ、あー、変になっちゃう!身体がバラバラになっちゃう!」
(こんな快感まで女にはあるのかよ!? 女ってズルイ!) 
 もう自分でも何を口走っているのか、訳が分からなくなっていた。

「あっ、イキそう。イキそう。駄目、もう駄目。イク!イクのー」
「もう少し我慢して。オジさんもイクからね。一緒にいこう」
「あん、あん、イッて。私、もうダメ。オジさん、イッて。お願い、イッて」
「じゃ、そろそろイクよ。理沙ちゃんの中にたっぷり出してあげるからね」
「え?ダメ、中はダメなの。お願いだから外に出してー」
「駄目だよ。もう止まらないんだ。理沙ちゃんの中に全部吐き出すまで
止まらないんだよ」
「いやー、お願い。外に…」
 
 腰を掴んだ手に力が加わった。膣内で肉棒が痙攣している。
 もうイクのだろう。
「イクっ!イクよ!中だよ、中に出すよ!」
「あーん、出して。もう、いいから中に出して。いっぱい出してぇーー!」
(理沙、マジでゴメン!)
「うっ、ううっ!!!」
「あー、出てるーーっ。いやーん、熱い。あん、あ、あ、イク。私もイク」
「いいよ。理沙ちゃんイッてごらん。見ていてあげるからイッてごらん。
後ろから激しく犯されながらイクなんて、いやらしい子だ。ほらっ」
 たっぷり吐き出したにもかかわらず、男の腰の動きはまったく衰えない。
「あーーー、ダメーーーっ。イク、イク、イク、イッちゃうのーーっ!」
 うつ伏せのままベッドに倒れこみ、意識が遠のいた…

 どれくらい気を失っていたのだろう…ゆっくりと目を開けると先程の
記憶が蘇る。
「理沙ちゃん、大丈夫かい?オジさんは時間がないから、もう出るけど
休んでいても構わないよ。まだ30分くらいは休憩時間があるから。
あ、それとポーチの下にお金を置いてあるから忘れないようにね」
 
 男はシャツのボタンを留めジャケットを着ると「じゃあね」とだけ言って
部屋を出て行ってしまった。
 言われたようにまだ寝ていようかと思ったが、シャワーを浴びることを
考えると、ゆっくりもしていられなかった。
(くっそー、あのオヤジ。中出ししやがって。妊娠なんかしたら最悪だぜ)
 起き上がり服を脱いで、足取りもおぼつかない状態で浴室へ向った。

 ノズルをひねると心地よい温度のお湯が、体中の汗を洗い流してくれる。
 一刻も早く膣内の精液を洗い流したかった。秘裂を捲りシャワーを
当てていると、備え付けのある物に目が留まった。
(何だこれ?ビデ…ビデって膣内洗浄器じゃなかったっけ…?)
 もちろん本物は見るのも使うのも初めてだが、浴室のパネルに
貼り付けられた『説明書き』を見て懸命に覚えた。
(さすがに高そうなホテルだけあって何でも揃ってるなー)

 浴室を出て、衣類を全部着終わってから初めてポーチの下のお札の
束に気付いた。
(すげーっ、10万円もあるよ!あのオヤジ、どっかの社長だったのかな?)
 金持ち=社長という発想しか出来ない自分が情けなかった。
(何か理由をつけて理沙にも少しあげるか?元々、この身体は理沙の
ものだし…)
 そんなことを考えながら一人ホテルを出た…。 


(続く)



inserted by FC2 system