『魅力的なOLボディを頂く方法』
 作:嵐山GO


第7章 果てしのない欲望

「あー、凄かった。私も美咲みたいに頭の中が真っ白になって、
意識が飛んじゃってたみたい…」
 玲子が何とか身体を起こしながら言う。
「女ってホント、すごいね。ねぇ、もうやめる?」
いつの間にかバイブを片付けていた美咲が、玲子の傍らで
そっと聞いた。
「まさか!? せめてあと一回くらいは楽しまないと。時間は
あるんでしょう?」

 呆れた美咲は、初めて部屋の時計に目をやって答えた。
「時間は大丈夫だけど…私、もう何回もイッてクタクタだもの」
「いいじゃない。どうせ身体を返してしまえば、私たちには
疲れは残らないわ」
「まあ…確かに、そうなんだけど…」

 玲子が立ち上がって鞄に向う。
「まだ何かあるの?」
「あるよ。えーとね…ほら、これなんかどう?双頭バイブよ」
「げっ!」
「げっ、じゃないでしょ。向かい合って、これを入れたら
きっと最高よ」
 シリコンで作られたらしいソレは長さは30センチほどあり、
胴体を持ち上げるとぶらんと両方の鎌首を下げた。

「ね、これにしようよ! 二人で一緒に奥まで入れてさ、
思いっきり腰を動かして突きまくるの。ね? どう、どう?」
「うーーーん…他は?」
「気に入らないのね…じゃ…えーとぉ、三つ又バイブも
あるけど…」
 再び玲子が鞄を開いて物色する。

「じゃ、これがいいか…ペニバンよ」
 次に玲子が取り出したのは幾つかのベルトが付いていて、
その交差する中心にペニスを模った張り型が
そそり立っている物だった。
 こちらは先程の双頭バイブと違って、しっかりとした固さが
保たれ血管を浮き上がらせたリアルなものだ。
「ペニバン…?」
「そう、正式にはペニスバンドだったかな? ズボンのベルト
みたいに腰に巻いて、さらにもう一本、股間を通して後ろで
留めたら完成よ」


 玲子は口で説明しながら、実際に自分で装着して見せた。
「ほら、どう? 凛々しいでしょ」
「う…うん。でも、ちょっと大きすぎない?」
「平気だって。ほら美咲も最後の一枚を取っちゃって裸に
なんなよ。前から後ろから突きまくって、あ・げ・る!ね?」
「うー…わかったわよ」
 美咲が渋々、愛液で湿ったパンティを脱ぎ捨て仰向けになって
待った。

「じゃ、入れるわよー。覚悟してね。うふふ…なんだか私、
男になったみたいよ。どう?これ。似合うかしら?」
 玲子が股間にそそり立つ肌色の張り型を握り締めて、
誇らしげに聞いた。
「何言ってんの…あなた本当は男じゃない」
「そうよ。私、本当は男なの。いいでしょう?でも今は
この見事なプロポーション、そしてここには、こんなに逞しい
肉棒が…うふ。この不条理でアンバランスなシチュエーションが
私の欲望をさらに、かきたてているのよ。あーん、もう最高…」
 玲子は右手でペニスを擦り、左手でその豊満な乳房を
持ち上げて見せた。


「美咲。あなたも後でこのペニバンを装着したら、きっと私が
言ってる事分かる筈よ。私今、すっごく興奮してるもの」
「う…うん…」
「ごめんねー。待たせちゃって。じゃ、いくわよー」
「ちょっと怖いから…最初はゆっくりね」
 いきなり両足を開脚され、膣腔に張り型をあてがわれたので
慌てて言った。

「何、言ってんのよ。もうオマ○コビショビショのくせしてさ。
さっきも言ったけどあんたが思ってる以上にここは、肉棒を
欲しがってるの。いくわよ…ふんっ」

 ぐちゅーっ
「うぐっ!!」
「一気に奥まで入れるわ」
「ま、待って…怖…い…ううっ!」
 ずぶっ、ずぶぶ…ぬぷっ!
「ほらぁ、すんなり受け入れてるじゃない。分かるでしょ?」
「あー、入ってくるー…奥までぇ。ああ…固い、長いの…」

 ぬるー、ぐちょ、ぐちゅ
「どうやら子宮まで届いてるみたいね。どんな感じ?」
「うう…押し上げられてる…ああ…奥がこんなに敏感だなんて」
浮き出した無数の血管、思いっきり開いた亀頭部の雁が美咲の
内壁を激しく刺激する。
「今日はこれでオシマイだから白目をむく程、イッちゃっていい
わよ。あ、やっぱ駄目だわ。私もスグに入れて欲しいから
イクのは軽くにしてね」
「い…いや…」
「え、なに?」
「嫌っ! 激しく突いてくんなきゃ、やだ! お願い、身体が
凄いことになってるの。わけ分かんないけど身体中が震えて
もっと欲しがってる! イキたがってるの! こんなの初めて。
玲子、お願い! もっと突いてよ!」

 ぐちゅ、ぐちょ、ぱんっ、ぱんっ、ずばん!
「あひーっ!! また、またイッちゃいそうー!」
「イキなさい、イキなさい。何度でも。ほら、ほら! この角度は
どう?」
 ぬるーり、ぐちゅ、ぐちゅ…
「イ、イクーっ!! 駄目ぇー、それ。スグにイッちゃうー」

二人は交代でペニバンを装着し時間を忘れるほどに、
己の身体を貪り、もう数え切れないほどにイキまくった…。

「み…美咲…さすがに私…もう駄目…みたい」
 先に白旗を挙げたのは、意外にも玲子の身体を
乗っ取っていた圭介の方だった。
「…そうね。もうすぐ一時になるし…やめよっか…?」
「…うん。この前のロリータとは違って格段に感じ方が違うし、
その分、体力の消耗も激しいよ…」
「私は今日、初めて女になったからその辺は、よく分からない
けど…」
 美咲の身体にとり憑いていた一哉も余力を振り絞って、
ペニバンを外し幾分乾いてきた下着に足を通し始めた。
「私も…着なくっちゃ…よいしょっと。私の浴衣はどっち?ま、
どっちでもいっか…」

 二人はフラフラになりながらも、何とか身なりを整え
自分達の部屋を出て身体本来の持ち主の部屋へと向っていた…。
「あー駄目…もう一歩も歩きたくない。早く寝たい…」
「大丈夫だって。この身体から抜けた途端、元気100倍だよ。
部屋に戻ったら祝杯を上げようぜ。な?」
「おい。お前、男に戻ってるぞ」
「なんだよ、そういう美咲だって」
「あははは…」
「ははは…」
 二人は酔っ払いのようにおぼつかない足取りながら、
肩を組んでへらへらと笑いながら廊下を進んだ。

 こうして二人の旅先での初夜は滞りなく無事に、事を終えた
のだった。


(第8章へ)




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