『魅力的なOLボディを頂く方法』
 作:嵐山GO


第5章 夢のつづき

「美咲。どう? 初めて女の身体でイッた気分は」
 玲子はエクスタシーに達した美咲を見て、自分も堪らず
股間に指を当てて擦り始めていた。
「ん? …うん。何ていうか…最初、股の辺りに、もやもやと
した熱いものが渦巻いて、段々それが大きくなってきて…
それから」
「うん、うん。それから? …何?…どうしたの? ああん」
 美咲の感想を聞きながら、下着に染み出した亀裂に沿って
擦ると、次は空いている手でその豊満な胸を揉む。

「あとは、一気に背中から頭のてっぺんまで突き上げて…
身体が宙に持ち上げられたかと思うと、そのまま宙に
放り出された感じかな? その時は頭の中が真っ白になって、
もう何も考えられなかった。あれが女の絶頂なんだね…」
 美咲の手と口を使って一哉は懸命に『絶頂を迎えた』説明を
試みる。

「ふふ、そうよ…凄いでしょ? 男なんかと違って快感が
ずっと長くて深いの。しかも何度だってイケちゃうんだから。
あ…あん…ここ、イイ!」
「ねぇ、玲子? …あ、一人でシテるんだ。俺…私、何か
手伝おっか?」
 起き上がって、隣りに寝ている友人を見下ろしながら言った。

「あ…うん。そうね、ありがと…でも今はいいわ。ちょっと
一人で楽しみたいから。美咲も又したくなったら言って。今度は
二人で一緒にイキましょ。は…あうっ、乳首も凄い! 感じる」
「うん…分かった」
 玲子は真っ赤なレースのパンティの脇から指を差し入れ、
直接割れ目に触れた。

「凄い…気持ち良さそうだね…」
「はぁん…いいよ…指がね。ズブズブ入っちゃうの。今度は
二本に増やして…はぁんっ! イイっ! これは気持ちイイ!」
 玲子はぴんと尖って固くなった乳首を指で強く挟んでみた。
「乳首…そんなに強く摘んで痛くない?」
そう言いながら美咲も自分で自分の乳首に触れてみた。
「あ…ホントだ。気持ちいいや…」

 いつしか二人の女性は布団の上に大の字になって、
胸を揉みながら乳首を摘み、膣内に指を差し入れるという
同じ行為に没頭していた。

「はあん、イイ! いいわぁ。最高。どう? 女の身体って
凄いでしょ?」
「イイ! イイよ! これは、確かに癖になるかも…はうっ。
あ…またイクかも」
「美咲イクの? 私もイクわ。じゃあさ、二人でオナニーしながら
一緒にイコうよ」
「う…うん。いいよ。あんっ」

「ほら、あそこ見て。テーブルの上に私たちが男だった時の
身体が見えるわよ。興奮しない? あれも私たち。そして今、
ここでパンティ履いたまま大股開いて、指突っ込んで嗚咽を
漏らしてるのも私たち。ねっ?」
「あっ、駄目。そんなこと言ったらスグにイッちゃう。
あー、もう駄目みたい。イキそう」


 「ふふん。美咲ったら、すっかり女の子しちゃってさ」
「だって…だって、もう何も考えられない…イッちゃいそうー」
「私もイクわ。うっ…イク、イク、イクー!」
「やーん、イッちゃうーっ! また、この子の身体で…はうっ、
んんっ!!!」

 美咲の身体を乗っ取った一哉が、朦朧とする頭を抱えながら
起き上がると、すでに意識をはっきりさせた圭介が玲子の身体で
自分の旅行バッグを漁っていた。
「何をしているの?」
「え? う、うん…何かさ、オモチャでも試そうかと思って。
何がいいかな? コレなんかどうかしら?」
 そう言って取り出したのは、俗にナポレオンと呼ばれる
真っ黒な超極太バイブだった。

「ちょ、ちょっと! いきなりそんなの無理だってば」
「そう? 私は大丈夫だと思うけどな…じゃ、これは?
ううん、これはさすがに小さすぎるわね」
 次に取り出したのは、アダルトビデオでもお馴染みのピンク
ローター。
 うずらの卵ほどの球体の中にミニモーターが内蔵されて
いるものだ。

「だったらコレがいいかな…ね? これ、どう?」
 そのバイブはナポレオンほどの極悪なものではなく
(あくまでも比較すればの話だが)サイズも形状もノーマル
サイズに見えた。
「どうでもいいけど、いっぱい持ってるね。全部、貴方が
買った物なの?」
 一哉はあえて圭介を「貴方」と呼んで質問してみた。

「そうよ。他にもまだいっぱいあるんだから。私たちが、
こんな遊びを出来るって分かった時から少しずつ買い集めたの。
ふふん、いいでしょー?」
 玲子はバイブとリモコンを左右の手に握り締め美咲に
歩み寄った。

「ま、いいけど。なんか…中年のオジサンの趣味みたいよ」
「そう?…でも楽しむのは中年でも男でもなく私たち女よ」
 玲子が右手の親指でスイッチをスライドさせた。
 
 ヴーン…

 低いモーター音を響かせて、バイブがうねうねと動き始めた。


(第6章へ)







inserted by FC2 system