『魅力的なOLボディを頂く方法』
 作:嵐山GO


第4章 初めての夜、初めての体感

「どう? うまく入れた?」
 圭介が赤い下着の女の声で、読書中だった女に当たり障りの
無い言葉を投げかけてみる。
「う…うん、入れたよ。大丈夫」
 ぱたんと本を閉じて、ゆっくりと上体を起こしながら一哉が
返答した。
 自分も女らしく喋ろうかと思ったが、まだ恥じらいが邪魔
する。

「そうか、良かった。なら早々に引き上げようぜ。ここに
長くいても仕方がないからな」
 一哉が入った事を確認すると、今度は男言葉で荒々しく言う。
 ベッドから下りてスリッパを履いた。
「そうだね…僕たちの部屋に戻ろうか…」
 女の姿の一哉は自分の事を『俺』と呼ぶのには抵抗が
あるのか、『僕』と言い方を変えてみた。


「美咲?」
「え?」
「貴方の名前は美咲。私は玲子。ちゃんと覚えておいてね」
「う…うん」
 女の名前で呼ばれた一哉はちょっと照れながら返答した。
「どう? 見てよ。この胸…凄くない? Eカップかな?
それともFカップかもね?」
 玲子が浴衣の上から、ノーブラの両胸を持ち上げながら
美咲に見せ付ける。

「いいから早く出ようよ。部屋でゆっくり見ればいいじゃん」
「おお、そうだったな。えーと…鍵、鍵はどこだ?」
 玲子に化けた圭介は、男言葉と女言葉を無造作に、使い分け
ながら、部屋の中を歩き回って探した。
「あっ! ここにあったよ」
 美咲に化けた一哉がポーチの隣りに置かれたルームキーを
見つけた。
「さすがは美咲ね。じゃ、行きましょ」
 二人は廊下に出て鍵を掛けると、急ぎ自分達の部屋を
目指した。

 バタンッ! カチャリ
「ふぅー。誰とも、すれ違わなくて良かったな」
逃げ込むように自分達の部屋に入ると、すぐにドアを締めて
鍵を掛けた。
「…うん」

「さ、美咲。始めましょ」
 そう言うと玲子は、帯を解いてさっさと浴衣を脱ぎ捨てた。
「うわっ、ホントに凄い身体だねー。90、60、85って
とこかな?」
「相変わらず大雑把な数字ね。ほらー、美咲も脱いで身体を
見せてよ」
「うん…でも、なんか恥ずかしいな」
 もどかしげに帯を解く。

 しゅるしゅる、ふぁさっ

「脱いだよ」
 恥ずかしそうに両手で胸を隠す美咲。
 背中まで伸ばした長い髪、おでこを隠した髪形はお嬢様然と
している。
「なによ、ちゃんと見せてくれてもいいじゃない。美咲のケチ。私のも見せてるでしょ!」
 一方、玲子の髪型はセミロングでウエーブが掛かっており、
僅かにカラーも入れて、今風のちょっと遊んでそうな風貌だ。
 両手を腰に当てて、力強く美咲を説得する。
 素肌に食い込む真っ赤なレースの極小パンティが眩しい。

「う…うん」
静かに手を下ろして、胸を露わにした。
「ふぅん。私ほどじゃないけど、結構イイ線いってんじゃない?
どうなの?」
「どうだろう? …83のCカップくらい…かな」
自分の胸を見下ろしながら、目測で答える。
「そうね。でも形にも張りがあって綺麗よ」
玲子が美咲に近づいて、右手でそっと乳房を包み込んだ。

「あ…」
美咲の口から小さな声が漏れる。
「せっかく女になったんだもの。今夜は楽しみましょ。ほら、
布団の上に寝て」
玲子が手を引いて敷かれた布団へと誘う。
「うん…でも下着はどうしよう?」
「後で脱げばいいじゃない」
「でも、白だからシミが付いたりしたら…」
「構わないわよ。ぐちょぐちょの愛液まみれにして返して
あげましょうよ」
「ええっ!? う、うん…分かったよ」

美咲を布団の上に仰向けに寝かせると、玲子はその豊満な
胸を使って太股から腹部へと滑らせてみた。
「どう?」
「うん…悪くはないよ。たぶん僕よりも身体の方が感じ方を
覚えてるんだろうからね」
「私の方は、もう乳首が勃ってきちゃった。ほら」
しっかりと固く大きく尖った乳首を見せる。

「ホントだ。すごいや」
「それから美咲。あなたはもう女なんだから、僕とか俺とか
言っちゃ駄目。いきなりは難しいかもしれないけど、
なるべくこの部屋では女に成りきって頂戴。これも試練の
内よ」
「分かったよ…分かったわ」

「美咲…可愛いわ…」
 玲子は美咲の胸を揉みながら、唐突に乳首を口に含んで
吸った。
 ちゅうっ!
「あっ! もう!?」
「そうよ。だって貴方、処女じゃないのよ。つい一週間位
前まで男とやりまくっていた身体なんだもの。まどろっこしい
前戯なんか不要でしょ?」
「そ、そうかも知れないけど…まだ、こっちだって心の
準備が…」

「心の準備なんかしなくっても、身体の方は早く早くって
言ってるんじゃない?」
 玲子が揉んでいた右手を離し、下腹部へと伸ばす。
掌があっという間にパンティを捉え、指先がさらに股間へと
伸びる。
「ん…」

「こんな可愛いパンティ履いちゃってさ。ちょっと少女趣味
なのかしら?」
 白い綿の下着には丁度、恥丘部分を覆うように逆扇状に
レースの飾りが施してあった。
「し、知らない」
 美咲は顔を赤くして、ちょっと横を向いた。

「でも、ここはすっかり大人みたいよ。もう染み出すくらいに、
ぐっしょりだもの」
「う、嘘…」
「ホント。今、直接触って確かめてあげる。うふふ…」
「あ、ちょっと待っ…あぁ、んっ」
 玲子はここでも素早くパンティに手を差し入れ、秘裂の
隙間から蜜を掬いだした。
「ほらね。こんなに濡れてる…見えるでしょ?」
 玲子は抜き出した指先を美咲の顔に近づけ、二本の指を
ゆっくりと引き離しながら糸を引いている様をも見せ付けた。

「ちょっと掬っただけなのに。こんなに厭らしい液が。ね?」
「う、うん…ええ」
「じゃ、今度はしっかりと触るわね」
 再び玲子の指先が湿った股間に添えられ、溝に沿って
スライドを始めた。
「は…んん…あうん…」
「乳首も勃ってきたし、愛液まで溢れ出させて、しかも
可愛い声まで漏らしちゃってさ。もうすっかり女じゃない?」
「いや…んっ、んー」

 中指を折り曲げパンティの上から膣腔を押す。
「あふ…はあん」
「ここ、いいでしょ? どう? ここに男のアレが入るのよ。
すっごく気持ちいいんだから」
「あ、駄目ぇ…そんなにグリグリしたら」
「グリグリしたら、どうなの? イッちゃいそう? 
そんなの分かんないわよね。さっき女になったばかりだもの。
でもやめないわ。次はこういうのどう?」
 玲子は膣腔を刺激する指は止めずに、さらにもう一方の
手を伸ばして聞いた。

「えっ! …な、何をするの…?」
「うふふ…二・箇・所・攻めよ」
 玲子は膣腔に指を押し当てながら、さらにクリトリスをも
刺激し始めたのだ。
 新たな指先が砂を掘るように、クリトリスのある場所を
下着の上から懸命に掻いた。
 女になったばかりとはいえ、さすがにこの同時攻撃に、
想像を絶する波が美咲を襲う。

「あううんっ! 駄目ぇ! な、なにか来る!何これ?」
「それがイクってことよ。前回、私の幼い身体を弄んだ罰よ。
ほら、美咲。イッちゃいなさい!」
「あ、あ、嫌っ…駄目ぇ! お、女で、女の子の身体でイク!
イッちゃう!!」
 美咲の若い身体が、ぐうんとエビのように反り上がったかと
思うと、そのまま一気に布団にへたり込んだ。

「すごーい。美咲ったらホントに、もうイッちゃったんだ。
やっぱエッチな身体なんだね…うふふ」
 玲子は、ぐったりとした美咲の身体に指を這わせながら、
もう一度乳首を口に含んだ。

 ちゅーっ
「あ…ふう…ん」
「でもまだまだ、こんなものじゃないわよぉ」
 玲子は自分の股間にも手を伸ばしながら、男のように
不敵な笑みを浮かべた。

(第5章へ)



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