『皮り種』
作:嵐山GO


第8章 捕食

「おはよう、瑞希っ」
「あ、チヨーっ、おはよう」
 いつものように駅前のバス停に立っていると、
市合千代子に声を掛けられた。
「昨日は…その、色々と買ってくれて有難う」
「どういたしまして。どれどれ…クンクン」
「やだ、何してんのー?」
「んん?ちゃんと買ってあげたシャンプー使ったかなって
思ってさ」
「ふふ、使ったよ。いい匂いでしょ?」
「うん。偉いよ。いい子、いい子」
 優しく彼女の頭を二度撫でた。

「なんだか瑞希って、私のお姉さんみたいね」
「いいよ。お姉さんになってあげても」
「何言ってんのよー。同い年じゃない」
「そうなんだけどね」
(オレは、この子に瑞希の幻影を写しているのだろうか?それとも
帰って来ない娘の代わりでも、させようとしているのか?)
「でも、エッチしちゃったしなー」
「何?なんか言った?」
「いや、何も」
「バス来たよ。乗ろ」
「うん」

「次はOO高校前ー。お降りの方は…」
 ピンポーン
 毎日同じアナウンスが流れ、そしていつものように誰かが
ボタンを押す。
(これが3年間続くわけか…)

「ねぇ、瑞希。ちょっと見て。あれ何かしら?」
「ん?」
「校門の前に2年生が数人並んでるみたいだけど、何してんの
かな?」
「2年生?」
 嫌な予感がして、窓から外を見ると見覚えのある数人の
女子がバス停の前に横一列に並んでいる。
(あいつらー…)

 ガタン、プシューッ!
 バスが停留所に停車しドアが開いて、生徒達を順に吐き出す。
(顔を合わせない様にするか…)
 生徒達に紛れて身を隠したつもりだったが、やはりオレを
捜していたらしく、あっさりと見つけられてしまった。

「あ、葵さん!おはようございますっ!」
 一人が言うと残りのメンツも同様に言った。
「おはようございます!」

「チヨ、悪いけど先に教室行ってて」
「どうしたの?何かあったの?先生呼ぶ?」
「いや、大丈夫だから。お願い、先に行ってて」
「うん…分かった」

 市合は一度だけ振り返ったが、すぐに校門の中へと消えた。

「おいっ!お前ら、オレに関わるなと言っただろう。聞いて
無かったのか!」
 オレは昨日、投げ倒したリーダー格に詰め寄り言った。
「あ、いえ…今日は昨日のお詫びと、それとこれをお返し
しようと思って」
 ポケットから取り出したのは、体育館で渡したハンカチだった。

「そうか…別に捨ててくれても良かったんだけどな」
 オレはハンカチを受け取る。
 ちゃんと洗濯をし、アイロンまで掛けてくれたようだ。
「昨日は本当にすみませんでした…」
 リーダー格が謝る間、他のメンツはただじっと下を向いていた。
 見れば喉元に湿布のようなものを貼っている。

「もういいよ。それよりオレの方こそ、酷いことしてすまなかったな。
それ大丈夫なのか?」
「え、ええ…こんなの全然、大丈夫ですよ。ただちょっと
跡が残ってたんで、消えるまで貼っておこうと思って」

「そっか…じゃ、他に用が無いのならオレ…私はもう行くね。バイバイ」
「あ、あの!ちょっと待って下さい」
「まだ何かあんのかよ?」
「あの…実は今度の土曜日、私の家で、こいつらとパーティを
やるんですが来て貰えませんか?ぜひ、先日のお詫びが
したいんです」

「詫びなんかいいよ。それにもっと大人数で待ち伏せされて、
袋叩きに合わされたりしたら敵わねーからな」
「そ、そんな事しません…お、お願いします。ぜひ来て下さい!」
 リーダー格は跪き、手をついてそう言うと他の連中もそれに
習って跪いた。

「お、おい…やめろ…いや、やめてよ。他の人が見てるじゃない」
 徒歩で通学する何人かの生徒が、何事かと振り返っている。
「やめません。葵さんが来てくれると言うまで」
「だから、オレ…じゃなくて私が行かなくても、あんた達だけで
勝手にパーティすればいいじゃない!」
「ぜひ、お詫びがしたいんです。お願いします!」
 他の連中も同時に「お願いします」と口を合わせた。

「わあー、分かったから、もうやめてって。行けば、いいんだろ?
行けば。その代わり少しでも、おかしな事になりそうだったら、
スグに帰るからね」
「しません、そんな事。誓います!」
「分かった。じゃあ、もう行かないと。遅刻しちゃうよ。
詳細は後で聞くわ。じゃーね」
「は、はい!有難うございます!後で必ず伺いますから」

 オレは背後に聞こえる声を聞きながら、校門を走り抜けた。
(ま、悪巧みを考えてるようには見えなかったし…行くだけは
行ってみるか)

「ねぇ、2年生と何の話しをしていたの?」
 教室に戻ると、市合が心配そうに俺の席まで来て聞いた。
「う、うん…今週の土曜日パーティやるから遊びに
来ないかって誘われちゃった」
(別に口止めされてないし、喋っても平気だよな…?)

「そう…でもなんか瑞希、深刻な顔してたよ」
「へへ。実は昨日、ちょっと体育館で口論になっちゃって」
「それで、どうしたの?」
「投げ飛ばしちゃった」
「嘘っ!?2年生を?」
「うん、だから仕返しされるのかなって思ったら、そのお詫びが
したいんだって。私が投げ飛ばしたのに変だよね」

「大丈夫なの…行っても?」
「平気みたい。もしヤバそうだったら2、3発ぶん殴って帰るから」
(チヨはオレのこと、心配してくれてるのか)

「瑞希って凄いのね。男っぽいのは話し方だけじゃなかったんだ」
「それは酷い。私は花も恥らう女子校生だよ」
「なんだか、古くさーい表現ね」
「うるさーい」
「うふふ」
「あはは」
(自分の事を想ってくれる誰かが、傍にいるっていいもんだったんだな)


 そして、あっという間に日は流れ、約束の土曜日がやってきた。
「なーんか今週は家探しばっかだな…」
 オレは、先日貰ったメモと地図を片手に見知らぬ町を歩いていた。
「この辺りは一戸建てばかりなんだ。バブル崩壊後に地価が急落したんで、
軒並み建てたのか…だが、どれも庭付きの大きなウチばかりだ」
 殆どが洋風のモダンな造りでシャレた門構えも統一されている。

「神谷って言ってたっけ?…あー、ここだ…すげぇ、デカイ家だな。
なんでカツアゲなんかやってんだろう?」
 カラーン、コローン
 呼び鈴を押すと、心地よい鐘の音が奥から聞こえてくる。
「…はい」
「葵ですけど」
「あっ、葵さん!今、行きますから」
 インタホンはすぐに切れ、玄関のドアが開いて本人が出てきた。

「よく来て下さいました。もうみんな中で待ってます。さ、どうぞ」
 ドアを大きく開けて中へと通してくれた。
「あのさ、妙な敬語使わないでくれる?それに私の方が年下じゃん」
「いやー、そうなんですけどね。えへへ」
 首の湿布を貼ってないところをみると、もう痕は消えたのだろう。
「あんた、いや…神谷さんさー、リーダーなんでしょ?その辺、
みんなにもビシッと言っといてよ」
(敬語を使うなと言う、オレの方が命令口調で言ってどうする)

「お邪魔しまーす…ああ、こんにちは」
 広いリビングに通されると、そこにはすでに先日のメンツがいた。
「葵さん、こんにちは。ようこそー」
 4人は同時に立ち上がり俺に向って挨拶をすると、何故か
拍手をされた。
「おい、おい、やめろって!今も彼女に言ったんだけど、オレの方が…
いや、私の方が年下なんだからね。それにほら、みんなも立ってないで
座んなよ」
(いかん、また命令しちまった)

「自己紹介から始めましょうか。私は神谷美樹。一応グループの
リーダーやってます。あと左から比企真須美、太田麻衣子、木下桃香、
安藤加奈です」
「よろしくお願いします!」
 せっかく座ったのに、また一人ずつ立ち上がって丁寧に頭を下げる。
「あのさ、たぶん名前、忘れちゃうから。私ってモノ覚え悪いんだ。
でもいいよね?会うのも話すのも、どうせこれっきりだろうし」
 見れば、彼女たちは全員よそ行きのお洒落な格好をしている。
(なんだ?この後、みんなでどこか行くのか?)
 自分の方は何かあってはまずいと、すぐに臨戦態勢を取れる様、
ジーンズにトレーナーで出てきたというのに。

「それが…実は葵瑞希さんにお願いがありまして」
「お願い?」
「ええ、単刀直入に言いますと我々のリーダーになって
欲しいんです」
「ちょっと待ってよ。そんなの無理。大体さっきも言ったけど私の
方が年下なんだよ。あんたらを配下になんか出来るわけないじゃん」
(ヤバっ、またタメグチだ)

「駄目ですかね」
「あったり前でしょ。だいたい今日は、そんな話をするために私は、
ここに呼ばれたの?」
「いえ、今日は先日のお詫びの件でお呼びしました。とりあえず、
好きなものでも食べながら私の話を聞いて下さい」
 テーブルの上には各種ドリンク類とお菓子やケーキなどが華やかに
並んでいる。

「うん、分かった。聞くだけね。ほら、あんたたちも食べれば?」
「はい。頂きます」
 オレは自分の前の置かれたグラスにジュースを入れて、菓子に
手を伸ばした。

「ウチの学校にはずっと引き継がれてる、しきたりというかルール
みたいなもんがありまして、2年になるとグループという『形』だけ
3年生から引き継ぐんです」
「形だけ…?」
「ええ、3年になると受験なので実質グループは解散です。その
運営権のみ引き継ぐわけです」

「なんで、そんなめんどくさい事。今年からやめちゃえば?」
「そうもいかないんですよ。一応、校内の風紀というか規律だけは
乱さないようにというのが我々の趣旨なんですから」
「それにしては随分、乱暴なやり方だったけど?」
「すみません、本気では無かったんです。グループの示しだけは
つけておいて存在をアピールしておこうと思いまして。本当に
葵さんには失礼致しました!」

「ああ、謝るのはもういいってば。そうとは知らずに、こっちの方が
本気出して酷いことしたんだからさ」
(そうか…だから、あんなに簡単に血相を変えて早々と逃げ出した
のか。最初から制裁などする気はなかったんだ…そうだろうな…
皆、それなりに裕福そうに見えるし。カツアゲこそがハッタリだった
わけか)

「ふうん、なるほどね。話は分かった。でも私はやらない。あんたちも
どうせ来年の3月まででしょ?いいじゃん。やってれば?」
「そうですか…では、その時が来たら引き継いで貰えますか?」
「考えとく。今、即答はしない」
「了解です。では話は以上です。今日はゆっくりしていって下さい。
今日は葵さんがリーダーになってくれるかと皆、めかし込んで
来たんですけどね」
「ごめんねー」

「飲み物はジュースで良かったですか?」
「ビールが飲みたいかなー」
「ええっ!?ビール…ですか?」
「うん。あんたら飲まないの?不良っぽい事やってるのに」
「い、いえ…私は。誰か飲んでる人いる?」
「いえ…未成年だし」残りも全員、首を左右に振る。
「クリスマスにシャンパンくらいなら」
 一人が言う。

「あんなの酒の内に入んないよ。1%以下だろ?」
「す、すげー!葵さんて凄いです。私、ビール持って来ますよ!」
 神谷が立ち上がって言った。
「いいよ。親に見つかったら大変なんじゃない?」
「大丈夫です。今日は誰も帰ってきません。明日の朝まで騒いでも
平気です。なんなら泊まっていきませんか?みんなも今日は
泊まっていくんですけど」
「そ、そうなの…?」
「はい」また4人が声を揃える。
「ふうん…」
(改めてよく見れば5人とも可愛いじゃないか。この前は熱くなり
気が動転していたんで、顔までは気にしてなかったが)

 ビールって良く分からないんですが、これで良かったんで
しょうか?」
 暫らくして神谷が、瓶を両手に2本ずつ握って持ってきた。
「おおー、いいねー。ドイツビールじゃん。やっぱビールって
いったらドイツものだよね」
 オレは、おもむろに1本栓を抜いてラッパ飲みした。

「くぅー、美味い。ドイツビールなんて久しぶりだよ」
 あっという間に、空になった瓶をテーブルに置くと周りの目が
点になっていた。
「あ…あはは…いやー、その…パパがビール好きで、いつも
晩酌つき合わされてるんだ。そのせいか、いつの間にか強く
なっちゃった。あははは…」

「いやー、凄いです。ドンドンいっちゃって下さい。
今日は実は、もっと凄いものも用意してあるんですから」
「凄いもの?」
「ええ、実はもっと後で出そうかと思ったんですが、盛り上がった
みたいなんで出しちゃいますね」
 神谷はテーブルの下に隠すように置いていた小箱を取り出す。

「これなんですけどね」
 小箱の蓋を開けると、中に薬らしき錠剤が見えた。
「何だこれ?ああー、ヒポタンかー。どうしたの?これ」
「知ってるんですか?さすがですね。実はこれ、グループを
引き継いだ時に先輩から貰ったんです。以前は合法ドラッグ
として売られてたみたいなんですが、今は違法になったみたいで
買えないみたいなんですよ」

「へえー…もう合ドラじゃないんだ」
「ヒポタンて言うんですか?先輩は名前までは教えてくれません
でしたけど」
「いや、若者の間で勝手に付けた俗称だから。ほら、ここに
小さくhipって書いてあるでしょ?だから誰かが、そう呼んだだけ」

「気分がウキウキしてきて、幻覚作用があるとは言ってました」
「いやー、それ程でもないって。ちょっと身体が火照ってくる程度
だよ」
(昔はよく飲んだけど、殆ど効かなくて強いウィスキーなんかと
一緒に飲んだっけな)
「ヤバい薬じゃないんですね?」
「ぜーんぜん平気。常習性もないし、あ!そうだ。このビールと
一緒に飲んだら少しはハイになって幻覚くらい見えるかもね」
(ま、それでもオレには、ほとんど効かないだろうけど)

「ど、どうしよっか?飲んでみる?」
 神谷が他の連中に相談する。
「葵さんが平気っていうんなら、私は飲んでもいいよ」
「私も」
「ビールは前にちょっとだけ飲んだことあるからいいよ。美味しくは
なかったけど」
「う・・ん。せっかくだしね」

 どうやら意見がまとまったようだ。
「じゃ、私たち飲んでみますよ。でも、その前に葵さんにお手本を
見せてもらっていいですか?」
「お手本て程じゃないけどね。飲むだけだから」
 オレは錠剤を2錠掴み、掌に乗せビールと一緒に流し込んだ。
「あ、先輩達は1錠の方がいいかもよ。ビールも苦いなら水で
薄めなよ」
(なーんか俺、すっかりココを牛耳ってるなー)
「はい、分かりました」

 5人はそれぞれ自分のグラスに薄めたビールを作り、錠剤と共に
飲み干した。
「うえー、ビールってやっぱマズイねー」
「うん。でも大人は大抵飲んでるよ。女の人も」
「これじゃ、どっちが薬か分かんないくらい苦いよー」
「これでも薄めてあるんでしょう?」
「私は飲んだことあるもん。ビール」
 5人の感想もそれぞれだ。

 お喋りをしている間に時間が経過し、少しずつ兆候が現れた。
「熱くなってきたね。薬のせいかなー」
「脱いじゃおっか?」
「せっかくお気に入り着てきたのにー」
「もう駄目!暑いー。私、脱ぐ」
「ちょっと待ってて、カーテン閉めるから。塀があるから
通りから見えないとは思うけど。一応、念のためにね」


 レースのカーテンが閉められると、安心したのか少女達は一斉に
衣服を脱ぎ始めた。
(おおー、いいねー。脱いでる、脱いでる。ここに一人野郎が
いるとも知らずに)
 5人はブラも取り、ショーツ姿でまたソファーに座って雑談を
始める。
 その内に一人がオレに聞いてきた。

「葵さん、この薬ってこれで終わりなんですか?熱くなるだけ?」
 確か安藤加奈って子だ。
 セミロングの髪でちょっと勝気な感じが漂う。
「そろそろ幻覚が見えてくるんじゃない?LSDほどじゃないけどね」

「なんか葵さんてホント何でも詳しいですね。ホントに私たちより
年下ですかー」
 舌っ足らずな喋り方をするのは太田麻衣子。背も低く中学生
位にしか見えない。
「うん。私、留年してたから本当はもう55歳なんだ」
「中学生で留年なんて聞いたことなーい。それに55歳だって。
面白ーい。ウチのお父さんよりうんと年上だよぉ」
「あはは、そうね」

「葵さん、幻覚って何が見えるんですか?怖いですか?」
 ちょっと怯えた感じのこの子は木ノ下桃香。大人しそうな
お嬢様タイプだ。
「人それぞれだよね。見たいと心で念じてるものが見えるんじゃ
ないかなー?その辺、よく分かんないけど」
「じゃ、私、怖いのヤダからお花、お花って念じていようっと」

「みんな同じものが見えるんですか?」
メガネを掛け、幾分神経質そうにも見える彼女の名前は比企
真須美。
 プロポーションは5人の中で一番いい。
「そうねー、一種の暗示だから一人が『鼻が伸びてる』って言うと
全員そう見えるみたいよ。

「なかなか興味深いですね」最後に神谷美樹が言う。
「そうね」
(そろそろいいか…試してみるか)

「あっ!お花って言ってた桃香ちゃんの頭にたんぽぽが咲いてる!」
 オレはこの小一時間の雑談で、すっかり名前と顔を覚えてしまって
いた。
「え、嘘?ホント?」
 桃香が頭の上を掌でパタパタと仰いだ。
「ホントだー。私も見えるー」
「私も…」
「ねえ、じゃあ私にも何か付いてる?」
 小柄な麻衣子が聞いた。

「天使の羽が見える。アンタそれ似合ってるよ」
 美樹が答えた。
「えー、ホントぉ?飛べたらいいのになー」
「うわーっ、バサバサしないでよー。ジュースに羽が入るじゃない」
 神経質な真須美が自分のグラスに手で蓋をする。

(どうやら始まったな…さてオレは、この状況をどうするか?)

 5人の少女達はそれぞれ相手の身体に付いたものを、見たり
触れたりして騒ぎ合っていた。

(まてよ…フフ、いい事を思い付いたぞ)
 オレは薬が効いているフリをして服を脱ぎ、両手を股間に当てて、
秘裂を左右に力を込めて引っ張った。
(やはりな…)

「ねえ、先輩達ー。瑞希のコレ見てぇー。どうかなー?」
 オレは少女たちの前にショーツの上からはみ出した、ペニスを
堂々と見せつけた。


(第9章へ)




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