『その後の英雄と悪漢』(その12)
 作:嵐山GO


「ああ…お兄ちゃん…私…」
「目を閉じたままでいて」
 女の姿をした自分が男のように欲望の鎌首をもたげながら、
少女を蹂躙していく様を見られたくなかった。
 体勢を変え早鐘のように打ちつづける心臓を横目に、
スカートの中へと潜り込んだ。
 もっとも潜るといってもスカートの丈はオレの頭を隠す
ほど長くは無いので、陰部は明かりの下ですぐに全容を
現した。
(うわー、すごく綺麗だ…まだ毛も生えてない。いや、
待てよ…年齢的には生えてて同然だから、生まれつき生えない
体質なのか…)
「やーん、お兄ちゃん…いま桜のアソコ見てるでしょう」
「うん。見てる。凄く綺麗で可愛い形」
「桜…生えてないから恥ずかしいな。そこだけ子供みたいで
嫌なの。嫌いになっちゃう?」
 つぶらな瞳を少しだけ覗かせて不安そうに聞く。

「そんなことないよ。それに生えない子って100人に1人位
いるんだ。貴重なんだよ」
 貴重という表現が正しいかどうか分からないが、男は無毛の
女性を見ると6倍は興奮するんだそうだ。
 他の男はどうだか知らないが、オレはとにかくツルツルの
土手にピンク色の縦筋を見ているだけで、通常の100倍は
興奮してきた。
(それに桜ちゃんは、そこだけ子供と言っているけどオレに
言わせりゃ背も胸もココも全てが子供みたいじゃないか。
ま、そこがいいんだけど)
 
 見ているだけで気を失いそうになるというのは、さすがに
言いすぎか。
 オレのイチモツは、すぐにでも入りたくてグングンと強度を
増していく。
(まだだ…まだ入れないよ。この若い蕾の蜜を思う存分吸って
からだ)
 舌を伸ばして、蕾の先端にある肉芽を突付く。
「きゃん!そこ、駄目ぇー…お兄ちゃん!」
 悲鳴にも似た少女の嬌声が室内に響く。
「大丈夫…じっとしていて。すぐに気持ちよくなるよ」

 肉芽は乳首同様、すぐに硬くなった。指を使って剥いて
みようかとも思ったが、初体験ではまだ痛いかもしれない。
 剥くのは諦め、縦溝に沿って舌でなぞると面白いほどに
蜜が溢れた。
(すごいや。以前、本で男性経験豊富な子より処女の方が
濡れやすいと書いてあったけれど本当なのかも)
 唇を襞(ひだ)に押し付け、舌を差し入れて蜜をさらに
掻き出す。
 ぴちゃ、ぴちゃ、じゅる、ちゅー

「あ、あん…お兄ちゃん…エッチな音が聞こえるよー。
やーん、吸わないでぇ」
 口では色々と嫌がったり抵抗するけれど、反して愛液は
後から後から溢れ出す。
 じゅるー、ごくっ
「これが 桜ちゃんの秘密の味なんだね。すごく甘くて
美味しい」
「やん、やん。駄目だったらー。そんなエッチなこと
言っちゃあ」
 両手で顔を覆い隠す。セーラーのリボンの下の膨らみ
かけも仄かに赤みを増した。
(もう駄目だ!これ以上は耐えられない。もう入れちゃ
おう…)
 先程から天を仰ぎっぱなしのペニスが先走り汁を垂らし
ながら、オレに今か、今かと合図を待っている。

「桜ちゃん…入れるよ。これだけ濡れてるんだもの。大丈夫
だよね?」
「う…うん。桜、分からないからお兄ちゃんに任せるよ」
 少女の了解は取った。すぐにでも突入出来る。オレは右手で
支えるようにペニスを握り込んだ。
「…いくよ」
 左手の指を使って縦溝を開くが、思ったより入口が小さく
見える。
 くちゅっ
 ペニスの汁と、おまOこの愛液が混じりあい淫靡な音を
立てた。


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