『その後の英雄と悪漢』(その4)
 作:嵐山GO


 それから数日後、オレはいつものようにノーブラにTシャツ、
ミニスカートという格好で部屋(といってもポッドの中だが)
で音楽を聞いていた。
 ポピッ!
 腕のブレスのクリスタルが反応した。
(お、来たな!?)
 すぐにセーラー戦士に変身すると赤いスイッチを押し、
現場へと急行した。

「待ちなさいっ!!」
 仁王立ちしている大男の両手先は無数に枝分かれし、触手と
なって伸びている。
 その触手に巻かれ、すでに失神している女性を放すように
命じた。
「ぐるるー、来たか。では今日もたっぷり可愛がってやろう」
 触手は解かれ、おそらくは塾の帰りであろう女子校生は
路上に投げ出された。
「それより、ちょっと聞きたいんだけどさ。いつも私ばかりで
飽きないの?
たまには他の女の子と犯ってみたいとは思わないわけ?」
「何を言い出すのだ。ぐるる…女の穴など、どれも似たようなもの
だろう。それにお前のアソコは俺様にピッタリだからな。
あえて他の女と犯ろうとは思わん」
「そ、そうなんだ。それは…ちょっと嬉しいような複雑な
気分ね」
「素直に喜べばいいのだ。さあ、今日はどうやっていたぶってやろうか?」
 大小のヌメった触手が、催淫液を垂らしながら伸びてきた。


(その5)へ




inserted by FC2 system