『その後の英雄と悪漢』(その1)
 作:嵐山GO


 オレの身体を勝手に女へと変え、他の天体から来た悪者と
戦うようになって、早いもので3ヵ月が過ぎた。
 その間、オレは襲われている女達を助け、
その身代わりとなって犯され陵辱され続けている。
(気持ちいいから別に構わないんだけどさー、それでも
いつまでも、こんなこと続けてられないよなー)
 ほぼ3日に1回くらいのペースで犯されていると計算すると、
もう30回は弄ばれた事になる。
(身体もすっかり奴の無数の触手に馴染んじまったし、
あのグロテスクで太い形にも慣れされてしまったなぁ…)

「ふうー、どうしよう…この先は」
 今夜も暗がりで襲われている少女を救い、自分が
身代わりになったばかりだ。
 膣や直腸内に大量の液を吐き出され、歩く度にそれが
流れ出る。
「早く帰ってシャワーを浴びなきゃ。もう、身体中ベトベト」
 3ヶ月の間に女の喋り方も慣れてしまった。
 派手な色のセーラー服、そして同色の短いプリーツ
スカート。
 もう随分前に流行ったアニメのセーラー戦士を真似た
ものだ。
 腕には太いブレスレットが、はめられボタン1つで
好きな場所に移動できる。

 ピッ!
 歩くのを止め、青色のボタンを押した。
 途端、セーラー服戦士の姿は消え、後には静寂のみが残った。


(その2)へ




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