『化けの皮』
 作:嵐山GO


***********(その7)*********

 オレたちは、その後もたっぷり時間を掛けてセックスに励んだ。
 途中、小休止すると彼女はブルマやスク水に着替えた。
 ブルマやスクール水着は股のゴムを横に、ずらして挿入する。
「こんな格好で由真とセックスしてるんだよ。どう?」
「最高の気分だよ。でも、それはさっきも答えたよ」
「えへへ。そうだっけ?女の子はね、嬉しい事は何度でも聞きたいの」
 今は座位に挑戦し、お互い顔を突き合わている。
「実は由真ちゃんがコスプレ・セックスしたいだけじゃないの?」
「うーーん、どうかな。でも男の人って、制服とかさ、視覚的要素に
弱いんでしょ?」
「オレは今日が初体験なんだからさ。視覚的うんぬんより、我慢
するのが精一杯なんだ」
「重ね重ね男の子は大変よね。お察しいたします。私は、もう十分
イッたし、そろそろ終わりにする?」
「そうだね。ラストは思いっきり肌で感じて、残った精子も全部中で
出したいよ」
「うん、いいよ。じゃ、服脱ぐね」
 
 オレの方はとっくに、素っ裸だったが着衣プレイの好きな彼女は
常に、何かを身に着けていた。
「はい。これが谷口由真の全てだよ。どう?」
「やっぱりいい身体だよなー。顔良し、性格良し、スタイル良し。
オマケに学校の成績までトップなんだからオレには高根の華
だよなー」
「でも、そんな由真の身体を今日は好き放題いたぶってるけどね」
「でも中身は森…」
 そこまで言いかけたら、彼女に人差し指で口を塞がれた。
「今は言っちゃ駄目でしょ」
「ゴ、ゴメン…」
「うん。生まれたままの由真を好きにして。ね?」
「ああ、ようし!やるか」
「そうよ。その意気。頑張って」

 オレは一度やってみたかった縛りに挑戦した。縛りといっても
SMとは、ちょっと違う。
 ベッドの四隅に立った支柱に各々、彼女の手足を縛り付ける。
 それは調度、漢字の『大』の字にも似た拘束だ。
「こういうのが好きなの?」
「なんていうか囚われのお姫様って感じじゃない?萌えるよ」
「じゃ、風間くんは何?悪人?それとも私を助けに来た正義の
味方(ヒーロー)かしら?」
「ヒーローさ、と言いたいけどこの後、お姫様を犯すしなー。
何だろう?」
「助けてくれたお礼に抱かれるっていう設定はどうかしら?」
「だーめ。だってオレ、縛ったまま入れたいもん」
 短い会話の間に何とか体力を回復させ、再び変態正常位で
挿入を試みる。

 ぬるーり、くちゅっ、ずりゅりゅ
「あーーーん、手足を縛られてるのに、こんなに感じちゃうなんて」
「すっげー、気持ちイイ!夢にまで見たプレイだ。しかも、憧れの
由真ちゃんと出来るなんて最高っ!」
「助けてぇ!誰かぁ…私、犯されてるの。お姫様なのに、犯され
ちゃってる」
「ちっくしょう!最高のシチュエーションだぜ!興奮する!もう
射精(だ)すよ!」
「いやん!駄目!私、お姫様なんだから中は駄目なの。お願い、
外に!」
 由真がオレのために興奮を煽るような台詞を吐き続けてくれている。
「くっ…お姫様の中で…くうっ、受け取ってよ!」
 ずりゅ、ずりり…ぐちゅ、ぬちゅ
「いやん、いやん。お願いだから、もう許して」
 許して、という台詞がモヤモヤと股間で渦巻いていたものを一気に
吹き上がらせた。
「だ、駄目だ!射精(で)るーっ!!!」
 どくんっ!
「いやーーっ、中で出してるぅ!中出しされちゃってるーー!!」
 びゅるるん、どっくん、びゅるっ!
 まだ、こんなにも残っていたのかと自分でも驚く位の量を膣内に
ぶちまけた。


(最終回)へ



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