『化けの皮』
 作:嵐山GO


**********(その3)**************

「そう言うなよ。ほら、興奮しないか?誰にも見せたことの無い
谷口の大切なアソコだぞ」
「男の口調で言われ、しかも妹のパンツだと思うと、どうもね」
「それならさ」
「ん?」
「風間くん…私、今日何故、制服のままココに来たのか本当の
訳、知りたい?」
「な、何を言い出すんだよ。由真の喋り方して。やめろよ」
「どうして?何故、そんなに冷たいの?風間くん、私のこと嫌い
なの?」
 森田が、いや由真が裾を戻し、オレの目の前に座った。

「お、おい。頼むからやめろって。その喋り方」
「私ね、最近…身体が変なの。疼くっていうか…ムズムズして変な
気分になるの」
「なに適当な事、言ってんだよ。その姿になったのは今朝から
だろうが」
「ううん、実はそうじゃないの。朝方、身体が熱くなって目が
覚めたら、この身体でしょ?もう堪らなくなって、風間くんのこと
思いながら一人でアレ…しちゃった」
「アレ…って?」
「やん、女の子に言わせるの?…オナ…ニーよ。分かるでしょ?」
「オ、オナニー…したの?その身体で」
「…うん。最初は怖かったけどクリちゃんを指で擦ってイッて。
あとは、もう指を入れたり…結局、3回はイッたわ。女の子の身体って
スゴイのよ」
「さ、3回…ゴクッ」
 生唾が音を立てて喉を通過する。と同時にパンツの中が痛いくらいに
腫れあがってきた。

「ね、お願い…由真を抱いてくれる?今日、私を女にして欲しいな」
「だ、駄目だよ!お前、由真じゃないだろ!森田じゃないか!」
 オレは勃起を悟られまいと、手で隠すようにして反論した。
「男同士なんだから隠しても勃起してるのは分かってるって」
「え?」
「あ、ごめんなさい…やっぱり、こんな淫乱な女の子、嫌だよね」
「いや、そういう訳じゃないんだけど…」
 流されそうな気持ちを押さえるため、必死に煩悩と戦っていた。

「ね、由真のココ触ってみて」
 もう一度スカートの裾を持ち上げ、ピンクのショーツを見せる。妹の
下着なんぞ何度見ても興奮するはずも無いのだが、今日だけは
違った。
「ゴキュン」
 またして珍妙な音を立てて生唾が喉を通過する。
「触ってくれないの?だったら私、自分で触るから見てて」
「え?ちょ…と」
 由真の白くて細い指が上部のゴムをくぐって、するりと内部へと
侵入した。

「見て。はうん…ココ…ココがイイの…」
 親指を除いた4本の指が別々の生き物のように小さな三角形の
布の中で這い回っているのが分かる。
「お毛々も薄いのよ。あとで見せてあげる。でも今は…はあーん!」
 喋っている途中で中指であろう1本が急に姿を消した。膣内に
入り込んだのだ。
「あんっ!スゴイ!もうグチョグチョ…恥ずかしいけど…動かすね」
 くちゅ、くちゅ…
 
 中で指が抽送を始めた音が聞こえる。
「音が聞こえる…」
「いやん…聞かないで。もっと濡れちゃう。あん、あん!」
 くちゅ、くちゅ、ぐちゅり!
 また1本指が消えた。2本膣内に入れたのだ。しかも完全に
根元まで。
(あんなに奥まで入るのなら、もう処女膜は破ったのだろう。
だったら、オレが抱いても痛がらないか…指なんかに好き勝手に
蹂躙させる位なら、
いっそオレが…いや、待て!違うだろう!目の前にいるのは
由真であって由真ではない。由真に化けた森田なんだぞ!
男なんだぞ!)
「私ね…風間君の事、考えていつも一人でHしてるの。あん!」
「それってオナニー…の事?」
「そうよ…くうん。Hでゴメンね。ああぁーん」 
 作り話とはいえ、由真のオナニー姿を想像し、また実際に
目の前で見せ付けられると先走り汁が止めどなく溢れる。


(その4)へ





inserted by FC2 system