SKIN TRADE2
作:嵐山GO

(その14)

 チュッ!
 先生は両足を押さえたまま、僕の陰部にキスする。
「あん!」
 三回目といったが、それはこの乱れた行為の事を指すのだろうか? 
三回目という数字は決して多くはないのに、その手馴れたテクニックに
早くも陰部は疼き始めた。
「うふん、濡れてきたわね。そろそろいいのかしら?」
 顔を上げ、僕に質問した。断る理由などないが、なぜか不安が付きまとう。
(単なるレズ…百合だろうか? 女子高だから、十分あり得るけど)
「はい…」
 恐る恐る返答してみる。

「じゃ、出すわね。今日はウブな女の子を演じたいみたいだから、私に
任せてね」
「…?」
(出す? まただ。出すって何を? バイブとかオモチャかな?)
「足、閉じちゃ駄目よ。うふ、楽しみ。一度コレやってみたかったの」
「え? ええ? えーーっ!? ちょ、ちょっと」
 先生は僕の膣腔を左右に開き、中に指を差し入れるようにしてソレを
取り出した。
「うふん、出たわ。まだ柔らかいから出しやすかったわね」
「っ!!」
 言葉が出なかった。取り出されたのは僕のペニスだ。それさえも驚くが、
先生は何故、その事を知っているのか。考えると身体が震える。
「脅えているの? 可愛い…そんな顔も出来るのね。初めて私に
『フタナリ』を告白したときも、そんな不安いっぱいの顔だった」

「…」
(フタナリ? 男性器と女性器を両方持っているというアレか? 
そういうプレイ? 違うのかな? とりあえず僕が男だって事は
バレてないと思っていいのか?)
 ちゅばっ、ちゅるん
「あ、あうん」
 さっそくフェラを始める。それなりの答えを出して、落ち着くと
僕のペニスはすぐに固さを増していく。
「もう、こんなに固くなっちゃった…ね? あら? でも、なんだか
いつもと形が違うみたい。気のせいかしら?」
 言いながらも胴体部を上下に擦ることを止めない。
「あ、あん。ああーん」
(そんなの答えられないよ…だって中の男が入れ替わったんだから。
うう、それにしても…これは気持ちイイ)

「それに…固さも全然違う。何ていうか以前より若々しいペニスって
感じ? 素敵よ」
 ちゅっ!
 先端にキスしてきた。電流が脳天に走りスパークした。
「きゃうんっ!」
(上手すぎだよ。 久しぶりに男で感じてる)
 左手で袋をヤワヤワと揉み、右手は相変わらず胴体部をスライドし、
真っ赤な唇で咥えられるから堪ったものじゃない。
「見てたら我慢できなくなってきちゃった。欲しいわ。ちょっと早いけど
貰ってもいいかしら?」
「は…はい。お願いします」
 切れ切れの声で返事する。


(続く)


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