『BAD MEDICINE(良薬は口に苦し)』 【その5】
 作:嵐山GO


  ファサッ!
 パジャマの上下とパンティを脱ぎ捨て、再び生まれたままの身体を晒す。
「美遊、羨ましいくらいに素敵な身体だよ。でも今、この指先と思考は
お兄ちゃんなんだ。だから思いのままに、じっくりと楽しませてもらう。
さあ、ベッドへ行くんだ」
 俺は囁くように自分に言い聞かせ、ベッドへ向かった。
「こんな素敵な身体してるのに絶頂を知らないなんて勿体無さすぎる。
イクまで、何度でも弄ってやるよ」
 ゆっくり両足を開いて指を待つ。
「容赦しないからな。覚悟しろよ」
 今度は中指を真っ直ぐに立てて、そのまま埋めていった。
「はうっ、ま、まだ少し痛みがあるけど…これくらい、我慢だ。すぐに
よくなる筈」
 痛みに耐えながら、第二間接まで埋めた。

「くぅ、思ったより気持ちよくならないな。さすがに早急すぎるか…
オッパイでも弄ってみるかな」
 桜色の隆起を見下ろしながら左手で胸を揉む。時折、その隆起を
指の間にも挟んでみる。
「くはっ、これはイイな。なんだ胸が感じるのか。早く言ってくれよ」
 膣内に入り込んでいた指を呼び戻し、両手で胸を揉みしだく。
「イイ…胸がこんなに感じるなんてな。美遊の弱みを一つ知ったぞ。
ああ…」
 乳首がさらに硬さをもって自己主張を始めた。先ほどまでは緊張で
硬くなっていたのだろう、今は感度がまるで違っていた。
「さ、先っぽが堪らん。くぅー、女はこんな所にも亀頭並みに、
感じる場所があるのかよ。羨ましい限りだな」
 両手で持ち上げるように揉み上げ、乳首も同時に摘む。

 ジュンッ
「お、今オマ○コの辺りに刺激がきた。ああー、やっぱりだ。
濡れてるじゃないか。
へへ、やったぜ。これで心おきなく楽しめるってもんだ」
 秘裂に指をあてがい、湿りっ気を確かめると顔にも笑みが浮かぶ。
「さてと、仕切り直しだ。もう一度、オマンコに指を入れるぞ」
 クチュリ、ヌルーリ
「うはっ、ヌルヌルだ。滑(ぬめ)ってるな」
 指を進めながらも、左手は乳房を揉むのをやめない。
 中指と薬指で入り口を広げ、さらに中指を押し込むと内包されて
いたのか愛液が一気に溢れ出た。
「うわっ、すげっ、ビショビショになってきた。しかも…中が段々、
気持ちよく…ああ! なんだ? 中が締まる。ブツブツしたものが
指にまとわり付いてきた」

 クチュ、ヌチュ、ズリリ
「くぅー、堪らん。これはホントにイイ! こ、これが女の快感なんだな」
 左手指で摘んだ乳首に力を入れると、感度が倍増する。
「美遊の…いや、この俺の身体は胸への愛撫が、そのままオマンコに
直撃するみたいだ。面白い…たっぷりと弄るぞ」
 ズリュリュ、リュッ、ヌメヌメ
「すげーよ、指を折り曲げると中が引き出されるような感覚…それが
またイイ。癖になる…こんな感覚、男には絶対無い…だいぶ馴染んだし、
指を2本に増やすか」

 ぐちゅっ、ずりゅ、ぬるっ
「あうっ、キ、キツイ! でも、それがイイ! 苦しいけど、
気持ちイイー」
 時々、左手はもう一方の胸へと移動し、同様の愛撫を続ける。
「なんか股間に熱いものが? なんだコレ? マグマのような塊が
吹き上がって来そうな…も、もしかして、これが女のイクってことなのか?
イクのか?こんなに早く? そうだ間違いない。身体が震えてきた。
俺にとっては初めての絶頂だ。思いっきりイかせてもらう」
 ぐちゅ、ぐちゅり、ぬちゅっ、ずりり
「だ、駄目だ! マジでイク! く、来るぞ。大きいのが…あぐっ! 
イクッ!イクーーーーっ!!!」
 2本の指を届く限りの最深部まで突き指し、乳首も千切れるくらい強く
摘んだ。
「ぐはっ!」
 絶頂を迎えると両手指はそれぞれの役目の場所から離れ、俺は数秒
気を失った気がした。 
(身体中に電気のような衝撃が走って…それと同時に頭の中が真っ白に
なったぞ。何なんだ? すげーよ。女の絶頂、すげー)
 ベッドで仰向けになったまま、俺は引いてゆく快感の余韻を楽しんでいた。


 「初日から女の味を覚えてしまった…元に戻れないとは言われていたが、
こうなると元に戻りたくないってのが本音だな…だが、問題は妹の…
本物の美遊の方だが…
2人いたんではまずいし、俺の方が偽者だって事はすぐにバレるだろうな。
さてと、どうするか…」


(続く)


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