転身  (その38)
作:ecvt



「コイツ、かなりヤリ込んでるから、いろんなテク持ってやがるな…何回でも勃たせられるぜ…はぁあん…!」
愛になった俺は、愛の記憶にあるテクニックを駆使して何度も何度も俺本体とエッチしたのだった。


「ふぇ…もうこんな時間か…いつの間にか過ぎちまったってたようだな…」
数時間後、俺は愛の身体で自分のイチモツを挿入したままそう呟いた。
「よっと…抜けた!あぁ、ヤリ過ぎて股がヒリヒリするぜ…それに、さすがにこの身体もフラフラだぜ…そろそろ換え時かな」
ベッドから降りた俺は、身なりを適当に整えて後片づけをすると、ヒリヒリする股を押さえながら、がに股で廊下を歩いていったのだった。
「さて、お次は後輩のあのナースにでもなって・・・ん?」
ふと見ると、共同洗面所の明かりが点いている。
愛の記憶によると、洗面所でタオルを濡らしているのは、もうすぐ退院する夫の看病を泊り込みでしている上品そうな三十代後半の美女、里中絵里さんだ。
「おぉ、なかなか美人だなぁ・・・ちょうどいい、コイツにしよう」
俺は洗面所の彼女の横に立った。
「こんばんは、里中さんの奥様。毎日大変でしょう?」
俺は愛の口調を使ってそう言った。
「あ、看護婦さん、ご苦労様です。そうなんですよ、もう大変で・・・たまには息抜きしたいですわ」
彼女は笑顔でそう答えた。
「なら、旦那以外の男性と一発ヤルって言うのはどうですか?スッキリしますよ」
俺はにやりと笑うと、そのまま彼女と鏡越しに目を合わせた。
「・・・!な、何をおっしゃってるの!なんて下品な!冗談にも程が・・・ひっ!?・・・」
絵里さんは、一瞬、背筋をピンッと伸ばして硬直し、苦しそうに数回口をパクパクとさせたかと思うと、急にニヤニヤと下品な表情で鏡を見ながら自分の顔を撫で回したり、セーターを襟元を伸ばして自分の胸を覗き込んだりし始めた。
「ふふふ、とってもいい提案ね!絵里、ちょうど溜まってたのよ・・・息抜きにあのステキな患者さんとセックスでもしようかしらぁ!ね、看護婦さん!・・・あら?そんなところで寝てたら風邪ひきますわよ、じゃあねぇー!」
中身が俺になってしまった絵里さんは、夫の為に絞った濡れタオルを放ったまま、自分の胸を揉みながらガニ股で洗面所を後にし、俺の病室へと向かったのだった。

「さぁて、身体が変われば元気復活!また実験するとしますか!」
絵里さんは勢い良く全裸になると、ベッドに横たわる俺のチ○ポを手際よく勃たせて、躊躇無く自分のアソコに咥え込んだのだった。
「いっただっきまぁす!はぁん!クソ旦那の看病でストレス溜まってたから、こんな息抜きでもしないとやってられないわぁ〜!なぁんちゃって!あぁん!」

「クソッ、コイツでもダメかよ・・・チッ、使えねぇなぁ・・・」
数十分後、絵里さんは下品にも床に胡坐をかいて、頭をボリボリと掻きながらそうつぶやいた。
「そういや、コイツでオナニーしてなかったから、オナニーでもすっか・・・フガフガ・・・」
絵里さんは自分のパンティを鼻に当ててマスクのように顔に被ると、オナニーを始めたのだった。
「貞淑な妻のハズの絵里さんも、中身が俺になったらこのザマか!あっ、あぁぁ・・・絵里、ま、またイッちゃう・・・あぁぁぁあぁん!」

「あぁ、気持ちよかった・・・って、何の解決にもなってねぇなぁ・・・どうしたらいいだろうか・・・もっと頭のいい人に考えてもら・・・そうだ・・・!」
立ち上がった絵里さんこと俺は、絵里さんの服を着込むと廊下に出たのだった。


(続く)


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