転身  (その33)
作:ecvt



「いやぁ、今日の紀香さん、最高でしたよ!ノリノリでしたね!」
「そう?せっかくいい身体してるんだから、みんなに見てもらわないともったいないと思って・・・ホラ!」
俺はバスローブを開いて、紀香の全裸を監督に向かって披露した。監督を目を丸くして嬉しそうな表情で絶句している。
「じゃ、また紀香をよろしくね!監督さん!」
撮影を終えた俺は、紀香の声でそう言ってウインクすると、楽屋へと向かっていった。
「CMのOA楽しみだな!」
藤本紀香の楽屋に入った俺は、鏡の前のイスに座ると、鏡に映る紀香の顔を見つめながら、紀香の記憶を探った。
「さてさて、ふーむ、[私]はこれから別のCM撮影なのね!ほぉ、あのキゥイのCMかぁ!」


「お疲れ様でした!」
「またよろしくおねがいしまーす!」
藤本紀香として、本人が乗り気でなかったCMを必要以上に露出シーンを増やしてノリノリで二本もこなした俺は、楽屋で全裸になって鏡の前に立った。
「うっふーん!色っぽーい!ふふっ、でもキゥイのCMの監督も驚いてたなぁ!でもみんな喜んでくれてよかった!紀香のイメージアップの為に貢献できたしね!感謝してもらわないと!ウフッ!」
鏡を見ながら色っぽいポーズをとってそう言った俺は、鏡に向かってウインクをしたあと、「ありがとう」と紀香の声でつぶやきながら鏡の中の紀香とキスをすると、鼻息も荒く鏡を嘗め回したのだった。
「フンフン!うーん、最っ高!あの藤本紀香と俺が一心同体だなんて・・・!俺の考えることが紀香の考えてることで、俺がやることが紀香がやったことなんだ・・・あぁん!」
紀香は鏡にキスをしながら自らの股間と胸へと手を伸ばす。
「あぁん!いやらしい・・・!でも俺は紀香なんだから、俺がこういうことをしたいってことは、紀香がしたいってことなんだよな・・・」
「そうよ、紀香、オナニーしたいのーぉん!」
両手の動きは激しさを増す。
「あぁぁん!」
紀香の身体で軽くイッた俺は床に倒れこんだ。
「あぁん!もっとぉん!あぁ・・・な、何か入れるのもの・・・!」
俺は自分の荷物を漁って双頭バイブを自分の股間の挿入した。
「あぁん!私にチ○ポが生えたみたいで、紀香嬉しい!」
鏡には嬉しそうに双頭バイブを装着してポーズをとる藤本紀香の姿が映っていた。
「まったく、自分からこぉんなもの着けるなんて、紀香ったらいやらしいんだな!」
「そうなのー!私、一度こういうの着けてみたかったのよねー!早速動かしてみましょう・・・あぁん!こ、これはイイ!ぁぁぁぁああんっ!」
紀香が鏡の前で快感に打ちひしがれながら床に崩れ落ちた。
「あんあんっ!最高よ・・・!でも、本当はあなたのが挿れたいわぁん!あぁぁぁぁぁん!」
再び紀香の身体でイッた俺は床にうつ伏せになってしまった。
「あぁ・・・紀香の身体って最高だぜ・・・俺のチ○ポも味あわせてやりたいぜ・・・まてよ、俺が今紀香で、紀香の意思は俺の意思なんだからぁ・・・!私、あなたのチ○ポが味わいたぁいわぁん!あなたのチ○ポがぼしーの!チ○ポちょーだーい!」
そう言って、紀香は股間に双頭バイブをぶっ込んだまま立ち上がると、鏡に向かってキスをしたのだった。
「ふふっ、あの藤本紀香が[チ○ポ]を連続で言うなんておもしれぇな!私、チ○ポだぁいすき!あなたのチ○ポが早く欲しいわぁん!チ○ポ、ほしい!チ○ポ、ほしい、チ○ポ、ほしい!あなたのチ○ポがほしーのよぉん!あなたのチ○ポ欲しくてたまらないわぁん!あぁ・・・あなたのチ○ポ、あなたのチ○ポ、あぁぁん!」
鏡の中の紀香は双頭バイブ差し込んだ状態で胸を自らの手で激しく揉みしだきながらそう言ったのだった。
俺の意思のままに双頭バイブを股間に挿したいやらしい姿で「チ○ポ」を連発する紀香の姿に、俺は激しく興奮してしまった。
「あぁあぁっぁあぁあぁん!・・・はぁっ、はぁっ・・・これだけでイッちまったぜ・・・紀香ったら敏感な身体してやがるぜ・・・」
俺は自分で今の自分の身体である紀香の身体を抱きしめた。
「でも、これだけ紀香が俺のチ○ポ挿れたがってるんだから、何とか実現してあげないとな!でも、この姿で病院に行くのは目立ちすぎるよな・・・うーん」
そのとき、楽屋のドアがノックされた。
「紀香さん、そろそろですよ」
扉越しに声を掛けてきたのは、紀香のマネージャーだった。
「え、えーと・・・」
俺は素早く紀香の記憶を探った。
「っと、あぁ!アフリカ難民のチャリティで○×病院に行くんだったわね!ん、○×病院!?それって俺が入・・・」
「へ?俺?」
「い、いえ、なんでもないのよ、着替えるのでちょっと待ってて頂戴」
(○×病院って俺が入院してるところじゃねぇか!ラッキー!)
俺は心の中でそうつぶやくと、紀香の荷物を匂いを嗅いだりしながら色々と物色し、その中から俺好みの紀香のピンクのレースのブラとパンティに、ピッチリとしたスキニージーンズ、それに胸の谷間が強調されるようなピチピチのタンクトップを着込んで、マネージャーの運転する車に乗り込んだのだった。


(続く)


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