転身  (その24)
作:ecvt



「あはぁーん、さ、最高よぉーん!」
「そうかい?フンフン!」
「あぁん!この腰さばき・・・本当に女とHするの初めてなのぉーん?あぁん!」
「ええ、この[みどりさん]では・・・はじめてなのよぉん!」
「へ・・・?」
「な、なぁんでもないのよーん!さっきレズに目覚めたばかりだけどすっごくいいわぁん!オラオラァ!」
「あぁん!激しいぃーん!」
有坂みどりは、スカートをまくりあげ、股間に双頭バイブを挿入しながら、バックからレズ美女、相澤結衣に激しく挿入していた。
「この絵面、いいいねぇ・・・!」
目の前の鏡には、だらしない表情をした有坂みどりが、バックから相手の髪の毛をつかんでの激しいレズSEXを行っている様子が映っている。どちらも服は着たままだ。
「写メに撮っちゃおうっと!」
[カシャ]
「あぁん!ちょっとぉ、撮らないでよ、恥ずかしいわ・・・あぁあぁん!」
「ほんと、いい絵面だぜ・・・!傑作だ!」
みどりは自らの痴態を撮り続ける。・・・と、不意に携帯が鳴った。
(杉原良太?あぁ、コイツの彼氏か、ん!?こいつって、あの時この女と一緒に俺に言いがかりをつけた航空会社の奴じゃねぇか!めんどくせぇから出ねぇか!?・・・いや、待てよ・・・)
「・・・はぁい!わたし、みどりよぉーん!」
「おい、酔っ払ってんのか?今店に着いたけど、梓紗さんは酔いつぶれて寝ちゃってるし、お前はドコにいるんだ?」
(待ち合わせして合流する予定だったのか・・・しめしめ)
「あぁーん!今、浮気中なのぉーん!女子トイレよぉーん!」
「何だって!?冗談も・・・」
「本当よ、あっあぁん!あ、切れちゃったぁ!ま、いいかぁ!あぁん!」

次の瞬間、女子トイレのドアが勢いよく開いた。
「・・・!!みどり・・・!こ、これは一体・・・」
「ごめんねぇーん・・・!わたし、レズになっちゃったのぉーん!だからあなたともお別れよぉーん!」
みどりは悪びれる様子もなく、恍惚の表情で腰を動かし続けながらそう答えた。
「・・・あ・・・は、ははっ・・・」
ショックを受けて呆然とした杉原良太は、ヨロヨロとよろけながら店を後にした。
「ばいばぁーい!あははは!」
「い、いんですかぁーん!みどりさーぁん!あぁぁん!」
「ぜぇーんぜんいいのよぉーん!かえってスッキリしたわぁん!ざまぁみろって!ひゃうーん!」
「イ・・・イクゥー!」
「わたしもぉー!一緒にイキましょう!」
「「あぁぁぁぁあああぁあんっ・・・」」
そのまま二人は床に崩れ落ちてしまった・・・

数分後、有坂みどりは起き上がった。相澤結衣はまだ気絶したままのようだ。
「あぁ、きんもちよかったぜ・・・女の体って最高っ!でも、服がグチョグチョになっちまったなぁ・・・高かったブランド物なのにぃー!なぁんちゃって!どうでもいいや!着替えっか!まてよ・・・[私]は仕事が終わってその足で梓紗に会いに来たから確かこの荷物の中に・・・」
みどりはお泊まり用のトランクを開け、そこから取り出した服に着替え始めた。
「おぉー!こ、これが本物のスッチーのユニフォームかぁ・・・!俺が着ちゃってるよ!いいのかなぁ・・・って、私が私の制服着るんだからいいのよね!うーん、かぁっこいい!えへへ・・・。うふん!」
そう言いながらみどりは鏡の前でポーズをとってウインクをした。
「いいねぇ!でももうちょっと色っぽくないとな!うん」
そんな独り言を言いながらみどりはスカートを短く捲り上げ、胸元を開いて谷間を強調したのだった。
「いいね、いいねぇ!」
嬉しそうな表情でみどりは鏡に向かって前屈みになると、
「お客様、お飲み物は何になさいますかぁ?私のおっぱいなどいかがでしょうかぁん?」
そう言いながら両手で胸を揉みしだいたのだった。
「あはんっ!・・・すっごくいいよ!みどりさん!」
「そうかしら?あなたに乗っ取ってもらって本当に嬉しいわぁん・・・!」
「それはよかった」
「アテンションプリーズ。では、新生みどり、出発しまぁーす!」
そう言ってみどりは鏡に向かって敬礼すると、トイレを後にした。


(続く)


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