転身 (その6) 作:ecvt 「ようし、とりあえず俺の家に行くとしますか・・・!ってかなりの渋滞だなぁ、めんどくせぇ・・・ん?俺、今、婦人警官だったんだっけ!」 ウー!ウー! 俺は雨宮昌子の記憶を使って、パトカーのサイレンとパトライトのスイッチを押すと、周りの車を除けさせて発車した。 「おっ!気分いいねぇ!みぃーんな俺を除けてってくれるぜ!・・・いえ、くれるわ!うふっ!」 「そろそろ空いてきたな、サイレンはこの辺でいっか・・・」 俺は、ノンストップで家に近くまで来たのでサイレンを止め、パトカーを道に停めると、そのあたりで俺の事について聞き込みをしてみた。 聞き込みをされた男は俺の色っぽい格好に目尻を下げながら、協力的に答えてくれたので、お礼に胸の中を見せてやったり、スカートの中の網タイツやガーターベルトを見せてやったりしたが、逆に女は訝しげな顔で、俺が本物の警官かどうかを聞き返してきたので、雨宮昌子の警察手帳を見せて、写真の顔と見比べてもらい、俺が本物(中身は違うが)の婦人警官だと信じさせて聞き込みを行った。 (人の身体だから何やっても恥ずかしくないから良いよな!やったのは雨宮昌子さんなんだからな!こぉーんなことも雨宮昌子さんがやってることなんだから・・・!) 俺はパトカーに戻ると、バックミラーに自分の姿を映しながらオナニーを始めた。 「うっふぅーん!私、雨宮昌子なのよ・・・車の中でこぉんなコトして・・・私って本当にいやらしい婦人警官よねぇ・・・あぁん・・・私は変態・・・私は変態・・・網タイツナデナデ・・・あっ、あぁぁん!」 鏡の中には網タイツにガーターベルトをつけ、婦人警官の制服を乱しながら一心不乱に自分の胸や脚、そして陰部をさすってオナニーをしている雨宮昌子の姿が映っていた。 「その姿、そそるぜぇ・・・あっ、あぁん!イ、イクゥ!!!・・・」 俺の思い通りにしゃべり、乱れる雨宮昌子の姿にさらに興奮した俺は、彼女の身体を操ってのオナニーでイッてしまった。 「はぁっ、はぁっ、お、女の身体って、さ、最高ー・・・でも、車でこぉーんないやらしいことしちゃったのは雨宮昌子さんなんだよな、いやらしい!・・・えへへ・・・そうなの、私、雨宮昌子が自分の意志でやったのよぉ!」 そう鏡に向かって言いながら、俺は雨宮昌子の胸を揉んでみた。 「あぁん!・・・ま、まだ身体が熱いぜ・・・」 俺が雨宮昌子の快感の余韻に浸っていると、向こうから見慣れた男が歩いてきた。 「お・・・あ、あれは・・・健志じゃん!お、おーい!健志ぃ!・・・じゃなかった、すみませーん、ちょっとお話を伺いたいんですが・・・」 俺は慌てて身なりを整えるとパトカーを降り、健志に声を掛けた。 彼に話を聞くと、俺は事故に遭い病院に運ばれたとのことだった。 「何処の病院に運ばれたかは分からないんですけど・・・俺も早く見舞いにいってやりたいんだけど・・・」 (おぉ、美しい友情!ちょっとオタクっぽくて、とか思ってたけど、おまえってイイヤツだったんだな!あ、そう言えばコイツ、コスプレ好きだったな、ちょっとサービスしてやるか!いいよね、昌子さん!) 「ねぇ、杉村健志さん。大変貴重な情報ありがとうございました。お礼にこの警官の制服でお望みのポーズをとって差し上げますわ・・・もちろん写真に撮っても構いませんことよ!」 俺は雨宮昌子の口を使ってそう言ってやると、ウインクをした。 「マ、マジっすか!?、じゃ、じゃあソコの公園で!さ、さっ、どうぞどうぞ!」 俺は健志に案内されるままに公園に行くと、色々とポーズをとって見せてやった。 (おぉ、俺がやったポーズ撮るだけでこんなに喜んでやがる!何だか俺も面白くなってきたぜ!女のモデルってこんな気分なのかなぁ) 「次はこぉーんなポーズはどうかしら?」 俺はM字開脚をしながらシャツもボタンを開け、ブラを両脇に引っ張って外して胸を露わにすると、片腕を頭の後ろに持っていき、ウインクをして見せた。 「さ、最高ですよ、昌子さん!」 「この身体、ぜぇーんぶ私のものなのよ!うらやましいでしょ?」 「はい、うらやましいです。こんな身体が俺の自由になったら、コスプレ放題なんですけどね。俺自身がコスプレしたって、似合わないですし、ただの女装の変態になっちゃいますからね。で、でも、最近の警察は、捜査のお礼としてこんなことまでやるんですかぁ!」 (んなワケねぇだろ!) 「そうなのよ、捜査費の裏金が・・・とか色々と騒がれたでしょ?だからこれからはなるべくお金じゃなくて身体で感謝のしるしを示せっていう警察庁のお達しなのよ」 そう言いながらガーターベルトのフックを外してパンティを脱ぎ捨てると、アソコを開いて見せた。 「うひょー!た、大変ですねぇ、警察のお仕事も!」 「えぇ、でも、これも大切な職務ですからね!うふん!」 そう言ってまたウインクしてやった。 健志は鼻の下を伸ばしてもうデレデレだ。 「満足してもらえたかな?」 「は、はい、最高でした!」 「じゃ、私はこれで!」 「あ、こ、このパンティーは?」 「あぁ、そうだった・・・うん、そのパンティはあなたにあげるわ!その代わり、入院中の彼のことはずっと大切にしてやってね!」 そう健志に言うと、俺は敬礼しながらまたウインクをしてやった。 「は、はい!」 (うーん、いい人助けをしたなぁ・・・ありがと、昌子さん!) パトカーに戻った俺は鏡に映る雨宮昌子さんに向かってお礼を言った。 「どういたしまして、私、あなたのお役にたてて、本当に嬉しいわ!」 (うーん、ソコまで言ってもらえるなら俺としても嬉しいな・・・と、何処の病院か調べないとな!・・・そうだ!) 俺は雨宮昌子の記憶を使って無線機で藤村奈々子に連絡をとり、事故のあった大まかな場所と俺の名前をもとに、俺の身体が入院している病院を突き止めてもらった。 「ありがとう、藤村さん。これはあなたの勤務評定に大変プラスになるからね」 「あ、ありがとうございます!」 (こんなに喜んじゃって・・・知ぃーらないっと!) 「あ、でも、これは極秘任務だから、あなたが調べたことは絶対に口外してはダメよ。あとで私が口外しないかテストするために今日の私の行動、調べたことなんかをあなたに聞くかもしれないけれど、絶対に私にも喋ってはダメよ。私は迫真の演技で聞くかもしれないけれど、それはテストですからね?分かった?」 「はい、了解しました!」 「よし、これでこの人に俺の名前が漏れることはないな・・・っと」 俺は無線を切ると、少し考えをまとめることにした。 (うーん、この警官の姿で病院に行ったら、俺が何かやらかしたとか思われてもまずいし、誰かに身体を乗り換えて行くとしますか、ん?待てよ、俺が入院したとなると、俺の部屋に田舎から親が来て荷物とか取りに来るかもな、あ!エロDVDとか本とか出しっぱなしじゃん!部屋に帰って片付けないと!って、俺のマンションはオートロックだからこの身体じゃ入れないし、中にさえ入れれば合い鍵があそこに隠してあるから部屋には入れるんだけどなぁ・・・うーん・・・このまま強引にテラスから入るか!?いやいや・・・お、あれは・・・!) そこに、お隣の美人の奥さんが歩いてきた。俺のマンションは一人暮らし用の部屋とファミリー用が混在するタイプで、お隣さんはファミリータイプだ。 このお隣さんの奥さんは、いつも優しく挨拶を返してくれる俺の憧れの女性だった。 (ちょうどいい!俺があの奥さんになってやろう!優しい奥さんだから、俺のエロ本隠すのも優しく協力してくれるよね!) 俺はニヤリを笑いながらパトカーを降りると、お隣の奥さん、佐藤優子さんに近づいていった。 (続く) |