REPLICA(レプリカ)改
 作・JuJu


chapter-21 ”マコトのメンテナンス(U)"

 メンテナンスカプセルの扉が開いた。
 中を覗く。奥の壁に穴があり、そこからチ○ポが三本突き出していた。無機質な壁から、チ○ポが三本も生えているのは、見ていて妙な感じがする。
 俺は手を伸ばして真ん中のチ○ポを掴んだ。引っ張ると、チ○ポに続いて穴の奥から蛇腹になったホースが伸びてくる。ホースの先端は、見れば見るほどチ○ポそっくりだ。
 このホースを俺のアソコに入れなければならない。それは分かっている。背中には鈴香の視線も感じる。
 だが、体が動かない。俺は震える手で、チ○ポそっくりな物を見る事しか出来なかった。
「マコト様……?」
 心配そうな顔をした鈴香が、俺の目の前に歩いて来た。
「わかってる、わかってるって。今、入れるから」
 返事はしたものの、俺の手は動かない。
「やっぱり抵抗があるのですね?
 メンテナンスのお手伝いをします。私に身を任せてください」
 そう言うと、とつぜん鈴香が顔を近づけて来た。鈴香の唇が俺の口に当たる。
「(鈴香っ!?)」
 そう言おうとして口を開いた時、鈴香の舌が俺の口の中に入って来た。口紅の味が口に広がる。鈴香の舌は、俺の口の中を調べる様に動き回った。
 やがて鈴香が唇を離す。二人の間に粘膜の銀糸が伸びて、切れた。ホースが手からすりぬける。ホースが床に落ちた音がした。
「私が出来る事は、こんな事くらいですから……」
 鈴香は俺の胸に顔を近づけた。両方の手で俺の胸をつかむ。ゆっくりと乳房を揉んだ。鈴香の舌が乳首に伸びる。柔らかい舌が乳首に当たる。快感に目を閉じる。生暖かくて湿った舌が、俺の乳首を舐めた。鈴香の口が乳首をくわえたり、吸ったりする度に、ピリピリとした快感の電気が体を走る。
 男の時だったら、この快感だけチ○ポは勃起しまくっているだろう。いや、快感に我慢できず、何度も射精しているかもしれない。だが、俺の女の体はさらなる快感を求めていた。体がこの程度の快感では足りないと訴えている。底無し沼の様な女の快感の深さに、俺は恐怖を感じた。
 鈴香は俺の胸から離れた。その事に気が付き、俺は目を開ける。見ると鈴香はしゃがみこみ、俺の股間に近づけている所だった。
「そこは……!!」
 鈴香の舌が俺のアソコに向かっている。鈴香は両手の指で俺のアソコを開いた。体が二つに分かれる感じが不思議だ。鈴香の舌が俺の中に入って来る。自分の体の中に舌が入って来る感覚。しかもその舌は快感をもたらして来る。
「鈴香、そんな所……。触ったら……ああっ、ひゃん!!」
 快感に思わず声が出た。その声が女っぽい声だったので、俺は驚くと言うよりは恥ずかしくなった。
「良いんですよ。好きなだけあえいでも。ここは私たち二人しかいませんから。
 マスターも忙しくて、ここに来る暇はないでしょう。安心してください」
 そう言うと鈴香はまた、俺のアソコに舌を入れた。
 俺は前にアパートで鈴香にフェラして思った時の事を思い出していた。
 あの時と同じ事をしているはずなのに、男と女の体では、感じ方がずいぶん違う。男の時は快感がチ○ポに集めて行く様な感じだったが、女の体の今は、アソコから快感が体中に広がる感じがする。
 そうなんだ。この体は女の体なんだ。鈴香にしてもらう事は、女同士のエッチなんだ。鈴香は女どうしでエッチをする事をどう思っているのだろう。そう思うと、胸が熱くなって来る。
 そんな事を考えていると、突然、今までとは比べ物になら無い程の快感が走って来て、俺は体を震わせた。
「ひっ!」
「マコト様はクリ○トスが弱いのですね?」
 これがクリ○トスの快感なのか?
 鈴香は何度も、クリ○トスを舐めた。クリ○トスは快感を求める度に、敏感になっていく様だ。
 アソコを舌で舐められているだけ。たったそれだけの事なのに、体中が疼いてしかたない。
「マコト様? 脚を開いてください。
 これではご奉仕が出来ません」
 鈴香に言われて気がついたが、俺は脚を閉じて太ももをすり合わせていた。慌てて脚を開く。
 鈴香の舌がアソコに当たる度に、体が浮く様な、足から地面の感覚が無くなる様な感じがした。快感に体中の力が抜けていく。浮遊感。どちらが上かわからなくなる。まるで大きな空を飛ぶ様な……。
 気がつくと俺は尻餅をついていた。
 息が荒い。
 とじていた目をこじ開ける。
 鈴香と目が合う。
「大丈夫ですか!?」
「あ……、ああ大丈夫……」
「倒れるほど、気持ちよかったのですか?」
 鈴香の唇は濡れて光に反射している。しゃべる度に口が開き、鈴香の舌が見える。あの舌が欲しい。あの舌でもっともっと、俺を感じさせて欲しい。
「やめないでくれ。もっと……その……、して欲しい」
 声が震える。
 それを聞いた鈴香は微笑んで頷くと、犬の様に四つんばいになった。尻餅をついたままの俺の両足の間に入って来る。
「それでは、ご奉仕を続けさせていただきます」
(早く、早くクリ○トスを舐めて欲しい!!)
 だが、鈴香の頭は俺のアソコには向かわず俺の首まで来た。鈴香の舌が、首筋に当たる。何度も何度も、鈴香の舌が首筋を這う。俺は快感に目を閉じた。そのまま、腕や指先、ヘソや太ももからつま先まで、鈴香の舌が這いずりまわる。犬の様に全身を舐め尽くす。
 女と言うのは全身が性感帯なんだろうか? 体中どこを舐められても、全身が震える様な快感が走る。
 体中を舐め尽くし、鈴香の舌が俺の股間に近づいて来た。
「来た!!」
 鈴香の舌が首筋から股間に移動するまでどの位の時間が過ぎたのかわからない。ただ俺にはものすごく長く感じた。待ちわびていた鈴香の舌が、ついに俺のアソコに帰ってきたのだ。
 アソコがうずくのがわかる。
(早く! 早く!!)
 アソコに、鈴香の舌を感じた。再び襲ってくるアソコの快感とともに、上下する鈴香の頭。
 俺は目を閉じた。リズミカルに動く鈴香の舌を、余す所無く味わいたかったからだ。

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