REPLICA(レプリカ)改 作・JuJu chapter-002 "鈴香(T) 「上原誠様でいらっしゃいますね?」 メイドは深々と会釈をした。 黒いワンピースに白いエプロン。背が高く、スタイルもいい。俺よりも年上な感じがするから二十歳前後か。 「主人の久保田(くぼた)がお呼びです。どうぞこちらへ」 案内されたのは二階の二〇一号室。俺の部屋の斜め上にある久保田の部屋だった。 なるほど久保田なら金持ちだからメイド位やとっても不思議はない。しかし六畳一間のボロアパートにメイドさんを置くとは……。だいたいメイドさんを雇えるほどの金持ちなのに、なんでこんなアパートに住んでいるんだ? 金持ちの考える事はわからん。 部屋に入る。電気のコードが乱雑に床を這(は)っている。コンピューターの動く音だけが、部屋に響いていた。 それでもメイドさんが掃除をしているのだろう。前に来た時はコンビニの弁当のゴミとか、スナック菓子の空き袋などが床に転がっていたのだから、これでも片づいた方だ。 「高志(たかし)様。上原様をお連れしました」 「来たか、悪いな。すこし待ってくれ」 久保田はあいかわらず、パソコンに張り付いてキーボードを打っていた。 「よし、終了」 久保田は振り返って、眼鏡を外した。 久保田の年は知らないが、外見から察するに俺よりもやや年上だと思う。くやしいがなかなかの美形でもある。 「それで、このメイドさんを見せたくて俺を呼んだのか? 確かにメイドなんて初めて見たけど、久保田なら雇ってもおかしくないだろ?」 「それだけじゃない」 いつも雑誌やパソコンの部品が載っていたテーブルは綺麗に片付いていた。メイドさんはテーブルにティーカップを並べた。部屋に、紅茶をそそぐ音が加わる。 「今日はドールとやらせてやろうと思って呼んだんだ。上原もドールくらいは知っているだろ?」 「おい! 女性の前でそんな話しはするなよ! いくらメイドだからって……」 「いいんだよ、鈴香は……。いや、実際にやった方が分かりやすいか? 鈴香、こいつにパンツを見せてやれ」 鈴香と呼ばれたメイドさんは、驚いた様にわずかに体を振るわせた。顔を赤らめて「はい」と小声で頷いた。 ティーポットをテーブルに置くと、鈴香は俺の前に進み出た。 鈴香はひざしたまであるスカートをつかむと、ゆっくりと持ち上げた。 両手が微かに震えていた。顔を少し伏せている。 スカートが上がる度に、白いストッキングに包まれた足があらわになる。 ストッキングは太ももの所で終わっており、白いガーターベルトに続く。 鈴香はヘソが見えるほどスカートをまくりあげた。 突然の出来事に固まっていた俺は、ようやく我に帰った。 「わわわっ! もういいよ!!」 「ご主人様のご命令ですから」 「久保田! いくらメイドさんでも、こんな事したら可哀想だろう?」 「可哀想? こいつはドールなんだぞ?」 「ドールって言ったら感情がない、セックスをするだけのクローン人間だろ!! いや、俺もドールの事は、雑誌で今日はじめて知ったんだけどさ」 「だから、これがそのドールだ」 「はい。私はドールです。何なりとご命令下さい」 「わかったか? 自由にしていいんだ、これはドールなんだから。 パンツも脱がすか?」 「かしこまりました」 鈴香はスカートが落ちないように、裾を口でくわえた。 鈴香の両手が、白いパンツに伸びる。 「わかった! わかったから! 信じるから!!」 「そうか? 鈴香、もういいぞ」 「はい」 鈴香はスカートを下ろして、スカートとエプロンのしわを伸ばした。 「驚いた。本当にドールなのか? 雑誌にはロボットのように感情がないって書いてあったけど、まるで本物の女の子じゃないか」 「当たり前だ。ドールは本物の女の子のクローンなんだから。 ただし、お前が言っているドールは安物の方だ」 「安物って……あれって本体だけでウン千万はするんだろ? その上メンテナンス機器やら維持費とか……」 「クローン人間に性行為の知識を書きこんで、簡単な会話の機能をつけただけだ。安物じゃないか。 レプリカは違う。 ドールの中でも鈴香みたいのはレプリカ・シリーズと呼ばれて、感情や記憶までコピーされている。もちろん、ドールだからマスターには逆らう事はない。 どうだ、すごいだろ?」 俺は確かめる様に鈴香さんを見た。 俺の視線に気が付いた鈴香さんは、微笑みを返した。 「感情を持ったドール……。 これだよ! 俺が求めていたは!!」 「どうだ? 風俗の安っぽいドールなんかより、レプリカの方がずっといいだろ? さっきも言ったが、今日は鈴香とやらせてやるために呼んだんだ。 ただし、フェラチオまでだ。お前が入れた物なんか使いたくないからな。 ――鈴香、上原にフェラチオをしてやれ」 「かしこまりました。 それでは上原様のお部屋でご奉仕させていただきます。どうぞこちらへ」 俺と鈴香さんは廊下に出た。 「あの……鈴香さん」 「私はドールです。鈴香と呼び捨ててください」 「じゃあ、鈴香。 あのさ……。やめてもいいんだぜ? 久保田にはやったって言っておくからさ」 「いいえ、マスターのご命令です。それに私、精液って大好きなんですよ」 精液……。 こんな清楚そうな女性の口から精液なんて言葉が出てくるとは思わなかった。 俺の部屋に戻って来た。 鈴香は俺をイスに座らせると、足元にひざまずく。 「それでは上原様、失礼いたします」 「俺も誠でいいよ」 鈴香は俺のズボンのベルトを外した。ズボンとトランクスを下ろす。彼女の目の前に俺のチ○ポがさらけ出される。 パンツを下ろされただけなのに、俺のチ○ポは膨張していた。 「誠様のチ○ポ、ご立派ですね」 鈴香はわずかに顔を赤く染めて、手を伸ばした。 恥ずかしそうな表情とはうらはらに、手は正確に俺のチ○ポを掴む。 鈴香は右手で俺の棒を握った。右手の上に左手を添える。 白くて細い指が、俺のチ○ポさする。 「いっぱい出して下さいね」 鈴香は俺のチ○ポに顔を近づけた。口が開き、濡れた舌がチ○ポに伸びる。 柔らかい鈴香の舌が俺のチ○ポをなめはじめる。 頭を上下に動かしながら、鈴香は舌の根本から先端まで使って俺のチ○ポをなめた。温かくて、濡れていて、ちょっとザラザラした舌が気持ちいい。 今度は鈴香が俺のチ○ポを口で含んだ。 彼女の小さな左手は俺の玉を握っていた。転がすように玉を揉む。 俺はたまらなくなって、両手で鈴香の頭を持った。彼女の頭を前後に振る。 チ○ポの先端が鈴香の喉に当たって気持ちいい。 鈴香も俺の棒のあらゆる場所をなめ尽くすために舌を動かした。 「出る! 鈴香! 出る!」 鈴香は射精を怖がるどころか、激しく舌を動かした。 だめだ鈴香! そんな事をされたら、我慢ができない。 「誠、あたし! いるんでしょ?」 その時だった。 部屋の戸がノックされた。 「茜!? まっ、待てっ! 開けるなっ!」 戸が開いて、茜が部屋に飛び込んで来る。 「どうせまたお腹空かしているんでしょ。今日は手作りハンバーグ……。 ――なにしているの?」 「あのっ……これは本物の女じゃないんだ。鈴香はドールで……だから……、ああ、鈴香……そんなに吸われたら……出る……出るー!!」 俺はチ○ポに吸い付いていた鈴香をむりやり離す。 だが、俺のチ○ポは止まらなかった。 「きゃっ!」 精液を鈴香の顔と髪ににかけてしまった。 鈴香は驚いて声あげたが、すぐに頬に付いた俺の精液を指ですくった。その指を自分の口元にもって行き、舌を出してペチャペチャと音をさせてなめる。 鈴香はおいしそうに目を細めながら言った。 「誠様の精液、とてもおいしいです」 「誠のバカー!!」 茜は走って部屋から出ていった。 俺は茜を追い掛けようとしたが、鈴香が俺の腰に手を回して、まとわりついている。 「誠様、まだ終わっておりません」 鈴香はまた俺のチ○ポに吸い付いて、尿道に残っている精液を吸った。 「茜を追いかけないと……でも……」 それは分かっていた。だが鈴香が俺のチ○ポを吸っている。 こんな美人にフェラチオをして貰える機会など、もう二度とないかもしれない。 そう思うと、どうしても鈴香から離れられなかった。 「誠様の精液は、濃くておいしいです」 精液を吸い終わった鈴香は、俺から離れると笑顔で言った。 つづきを読む |