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「みんな、転校生を紹介します」

「転校生なんてみほさん以来ですわね」

黒板の前に立つ黒い皮ジャケットをセーラー服の上に着た美少女、その姿、いやその巨大な胸に女子生徒たちの視線が集まる。





「今日から仲間になる『辻田れん』ちゃんだよ! みんなよろしく」


「つ、つじ、辻田……れんです、よっ・・よろしくお願い・・・しますっ・・」

転校生がお辞儀をすると、ブラジャーが合わないのかその胸がゆらゆらっと揺れるのがわかる。

「うわぁ〜 おっぱいおっきい!」

「コラっ! 失礼でしょっ!」

「あのー、前の高校では何をやっていたんでありますか?」

秋山が聞く。

「え? あ、あの、戦車道を少し」

「そのジャケットって・・やっぱりそうなんですのね」

「それじゃわたしたちの部に入ってくれるよね、れんちゃん。今、いろいろピンチなんだ」

「は、はあ」

「我が戦車道部にも、ついに眼鏡っ子が入部でありますか」

「何よそれ」

「いやあ、これでメンバーが揃ったような感じでありますよ」

そんな会話をれんは頬を赤らめて聞いていた。

(ふぅ、何はともあれうまく潜り込めたようだな)」


放課後になると、れんは早速戦車道部部員たちに引っ張っていかれてしまった。



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