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戦車道部の部室に入ると、れんはジャケットを脱いで己の鏡に映してみた。
サイズも合わなくなった黒ぶち眼鏡に変えて、今の顔のサイズ合う女性用の赤ぶち眼鏡に変えてみたが、妙に似合っている。
(これが俺なのか、それにしても……ウゥッ、何という頼りない服なんだ)
鏡の前で頬を赤らめ、もじもじするばかりのれんだった。
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