TSダイアリー
 作&AI動画脚本  : toshi9
 AI動画制作&演出 :わりばしさん


第4話 脱衣 【小説パート】

 「日常への扉」を開けると、扉の向こうは自分の部屋だった。
 勝手知ったる部屋の中を抜けてトイレに一直線に向かった俺は、中に入るやパンティをおろして便器に座ると放尿した。
 出ると感じた瞬間に、シャーっと股間から出てくるおしっこ。
 その瞬間ほぉ~っと一息つく。
 俺は女性の放尿感、開放感を味わっていた。
 だが、女体の神秘は俺の想像を超えていた。
 いざ自分が女体の持ち主になると、男の体と違い放尿のコントロールがまるでできないのだ。
 おしっこの行く先をコントロールできるホースとも言えるペニスは女体にはついていない。
 実際に放尿すると力加減と放出量が自分の感覚と一致しなかった。
 俺のイメージ以上に股間から勢いよく出過ぎた尿は便器を超えて両脚にはさんでいパンティの上に降り注ぎ、さらに両脚はおろかスカートの裾までも濡らしていた。それに気がついても思うように途中で止めることができない。ようやく膀胱に溜まっていた尿があらかた出きって噴出する勢いを弱めた後も、すぐに止まることなくちょろちょろと下に垂れて尻の後ろにまで伝わっていくのを感じる。
 俺は自分の股間の様子を覗き込もうとするが、上から見下ろしても大きな胸が邪魔で直接下半身を確認することができなかった。
 少し前にかがむと、ようやく胸の向こうに濡れたパンティと自分の股間を確認できた。
 パンティからは、ぽたぽたと尿が脚の間に垂れ落ちていた。

「うわぁ、こんなに濡らしちゃったよ」
 パンティをぐっしょり濡らしているのが自分のおしっこだというのは恥ずかしいが、女性のおしっこなんて初めてなんだし仕方ないよ。
 誰に見られたというわけでもないし、ここは自分のうちだ。多分。
「とりあえず拭こう」
 カラカラとトイレットペーパーを出して両脚に挟んだ濡れたパンティを拭く。
 もう一度トイレットペーパーを出すと、両脚を、そして3回目に出したトイレットペーパーで股間から尻にかけてついた尿をふき取った。
 突起のない股間をトイレットペーパーで拭くのは変な感じだった。でもソコをこすっても格別快感は沸いてこない。
「誇張だな」
 多くのTS小説では股間を触っただけで女の子は快感に包まれると表現しているけど、実際はそんなに簡単に興奮しないものだということを実感した。
「これって今度小説を書くときに参考になるな。まあそれはともかく、パンティもスカートも履き替えないと」
 俺は便座に座ったままパンティを完全に脱ぐと床もトイレットペーパーでふき取ってトイレを出た。
 扉の向こうから自動水洗の流れる音がする。
 トイレを出た俺は左手には黄色く濡れたピンクのパンティをつまんでいた。
 「俺がはいていたパンティ、俺のおしっこ……」
 見ているとたまらなく恥ずかしい。
「このパンティもスカートも、とにかく洗濯だ。……って、これ俺が洗濯していいんだよな。下半身もシャワーで洗い流さないと」

 でも、いいのかな、いいんだよな。女の子の体だけど、今は俺の体みたいだし。
 そんなことを思いながら俺はバスルームに入った。







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