ゼリージュースがある日常8

作:月より




ピンポーン・・・インターホンに出るお母さん。


お母さん:はい、どなたですか?

唯:(唯だよ。おかあさん、かぎ、開けて)

お母さん:ちょっと待ってね。


ガチャ


唯:おかあさん、お姉ちゃん、ただいまー♪

萌:唯、おかえりー。

お母さん:おかえり、唯ちゃん。あらあら、泥だらけじゃない。どうしたの?

唯:お友達とね「かくれんぼ」していたら、こんなになっちゃったの・・・。ごめんなさい。

お母さん:いいのよ。お風呂はまだ沸いていないけど、今ちょうど洗濯しているところだから、全部、洗濯機に入

れてきてね。萌ちゃん、手伝ってね。

萌:はぁーい。唯、行くよ。

唯:うん、お姉ちゃん♪


そういうと、萌と唯は、洗濯機がある風呂場の横に向かった。


唯:はい、お姉ちゃん。


萌は、唯から汚れた服や靴下を受け取ると洗濯機に放り込んだ。唯だと背が低く手が届かないので、一緒にお風呂

に入ったりする時に洗濯機が動いている時は、萌がいつもしてあげている。


萌:じゃあ、次はこれね。

唯:うん♪

唯は、萌からコーラのゼリージュースを貰うと、美味しそうに飲み始めた。


ごきゅ、ごきゅ


唯:おいしかった♪

萌:お姉ちゃん、お母さんから、お皿とナイフもらってくるから、大人しくしてるのよ。

唯;うん。


萌がキッチンで晩御飯の準備をしているお母さんから、お皿とナイフを持ってくると、唯の身体は、しぼんでいく

最中だった。

唯:わーいぃぃぃぃ・・・・・・

萌:唯って、何で喜んでるのかなぁー?私、この時、少し気分悪くなるのに。唯、皮になったね。ではでは、ナイ

フで、ゼリーの塊を取り出して、お皿に移して。

唯:(ワクワク、ワクワク♪)

萌:唯、今、ワクワクしてるでしょ。ゼリーの塊になったって、何となく判るんだからね。今日は、ペットボトル

に入れて、冷凍庫でシャーベットにしないからね。

唯:(シャーベットになるの面白いのに、つまんなーい)


お皿に移した唯のゼリーの塊を、リビングのテーブルに置くと、萌は、着ている服をすべて脱ぎ、皮になった唯の

お腹に開いた穴から、両足を入れた。皮が千切れそうに伸びたが、次第に元に戻り始め変化はおさまった。


萌:うん、やっぱりおもしろーい♪脚だけ唯だよ。


萌は、背中から羽織るように唯の皮を頭から被り、腕を皮の中に滑り込ませた。お腹に開いていた穴が塞がると、

ピチピチに伸びていた頭や腕の皮が、次第に縮み始めた。


萌:(うーん、なんだか言葉に表現できない感覚。この時が一番好き)


しばらくして変化がおさまると、唯の姿になった萌は、鏡の前で色んなポーズを取って楽しんでいた。


お母さん:こら、萌ちゃん。裸で何やってるの。

唯(萌):わっ、お母さん。私、唯だよぉー。えへへ。

お母さん:遊んでないで、早く元に戻りなさい。何だったら、萌ちゃんもコーラのゼリージュース飲む?

唯(萌):いいえ、それだけは遠慮しときます。


萌は渋々、唯のお腹から這い出ると、唯の皮を洗濯機に放り込んだ。



(おわり)


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