奪われた幼女の人生
 作:幼女おじさん


曇り空の中、空と同じような色をしたアパートから、ある親子が外付けの階段を降りていた。吉原香苗(5歳)と、その母親である。

「香苗、幼稚園に遅れちゃうわよ!」
「はぁい……」

なにも変わったところのない、いかにもありふれた通園の光景。

ところが。

「きゃぁ?!」
突然、まるで冷たい水を浴びたような悲鳴を上げて香苗が倒れた。
口から泡を噴きながら、その場で香苗はのたうち回る。
「あうぅぅぅ……ママぁ……ママぁ……」
「香苗、香苗!?」
急に倒れた我が娘を見て、香苗の母親は真っ青になった。
大慌てで母親が救急車を呼んでいる間に、香苗の体内では得体のしれないものが膨れ上がっていき、頭のてっぺんから爪先まで満ちていく。
まるで「吉原香苗」という小さな着ぐるみを、とても大きな何者かが強引に着込むようだった。


そして大きな病院に救急車がたどり着くと、あらゆる検査を香苗は受けた。
どこかに異常はないのか徹底的に、CTやMRIなど大きな機械で検査したあと、彼女は静かに病室のベッドで横たわっていた。
「おそらくは、一時的な発作で倒れたかと。このまま一晩、様子を見てみましょう」
「そうですか……では、よろしくお願いします」
香苗の母親は、医師に向かって頭を下げた。
まるで幽霊か何かに取り憑かれたようだったが、香苗の体には医学的な異常が見つからなかったらしい。
まさか我が娘が憑依されるなんて思いつかなかった母親は、香苗に「お仕事行ってくるね」と軽く声をかけると、夕暮れの差し迫る街の中へ急ぎ足で出ていった。

続いて母親と同じぐらいの年齢の看護師がやってくると、優しく香苗の手を握った。
「香苗ちゃん。今日はママはお仕事で夜遅いから、ここで朝まで頑張ろうね」
「……うん」
5歳の幼女らしい可愛らしい声で、香苗はそう答える。
しかし、このとき誰も気づかなった。

香苗という5歳のかわいらしい女の子に、"悪魔"が潜り込んでいることに。


退院してから数日が経った、ある日のこと。
「いってらっしゃい……」
いつものように急いで夜の仕事に向かう母親を、眠そうな香苗は小さな手を振って見送った。
重そうなドアが閉まると、ガチャッと鍵がロックされた。
鉄製の階段を鳴らしながら母親が降りていく音が、どんどん遠くなっていく。
そして、まったく聞こえなくなってから数分後。
(((はい、"香苗ちゃん"の時間はおしまい!)))
「あぅうぅうぅん……」
香苗の頭の中に、いきなり知らない男の声が響いた瞬間、まるで糸の切れた操り人形か電源の切られたロボットのように、彼女は床へ崩れ落ちた。
(乗っ取り成功……!)
床に倒れた香苗の顔には、決して幼い少女にはありえない、邪悪な笑みが浮かんでいた。

「えへへ……香苗の体、全部見せちゃうねぇ」
とても5歳児とは思えない、まるで見知らぬ誰かに媚びるような表情を浮かべながら、香苗がパジャマを脱ぎ始めた。
かわいらしい魔法少女の描かれた上着が取り除かれると、点が2つあるだけの、まだまだ膨らみが足りない胸が現れた。
そして上着とセットになっているズボンを脱ぐと、白のパンティ一枚だけになった。
「ああん……おはだ柔らかい〜」
うっとりとした表情で香苗は、自分自身の放つ柔らかい肌の甘い香りと肌触りを、たっぷりと味わった。傍目から見れば、自分の体に発情する変態の幼女にしか見えない。
そしてパジャマと同じ魔法少女が描かれているパンティを脱ぎ捨てると、一糸まとわぬ幼女の体が現れた。

「こ……これが、香苗ちゃんの裸……!!」
親や幼稚園の先生以外には、決して他人には見せられない幼女の裸。
むき出しの股間には、女としての性器が純粋無垢なまま埋もれているはずだった。
(まさかダークウェブで買った精力剤に、他人に取り憑く効果があるなんて……!)
親と子ぐらい歳の離れた香苗に、半ばストーカーじみた一方的な好意を寄せていた男は、動揺を隠せなかった。
そのまま何も恥じらうことなく、自分の裸を隅から隅まで眺める香苗。
「えへへ。香苗の裸、初めてでしょ?」
「そうだね。せっかくのチャンスだから、ちょっと香苗ちゃんの体で遊んでもいいかな?」
「うん。いっぱい遊んで楽しもうね♪」
と元の香苗が言いそうにないことを口走った彼女は、小さな両手で胸の点をさすりだした。
なにも反応しない乳首を、軽くつまみながら回転させていると、
体中がムズムズしながら小さな胸が大きく張っていく。
「あん……気持ちいい……いやぁん……」
普段の香苗、いや幼い少女なら決して言わないようなセリフが、彼女の声として口から出ていく。心なしか股間も湿っていった。
幼女の未熟な肉体を通じた、あらゆる性的な興奮をたっぷり味わいながら、次のターゲットをマンスジに切り替えた。
引き続き乳首を左手で触りながら、右手を秘部へ伸ばしていく。
そして毛が一本も生えていない、シンプルな割れ目のあるツルツルなマンスジにたどり着くと、その筋に沿って小さな指を滑らした。

一回……二回……三回……。

――いやぁ!!

不意に香苗の小さな悲鳴が、大輔の意識に割り込んだ。
すると、さっきまで自由に動いていた手が、急に抵抗感を増していく。
(やだ……やだ……!!)
「えへへ……かなえ、こんな気持ちのいいことするの初めてなの♪」
しかし体はとても正直で、香苗の全身がムズムズしていくような興奮を覚えた。
思わず表情もエロくなっていく。

四回……五回……六回……。

右の人差し指を口に加えて湿らせると、より強く深くあのスジを刺激した。
指先にクリトリスの感覚がする。本当にここは初めて触れるところだ。
「それじゃ次は、もっと激しく行くね」

――もっと割れ目の奥へ、強く……強く……そして激しく!

卑猥な声を上げながら数を数えるのも忘れ、いつまで続けようかと考え出した瞬間。

「「ああぁぁぁん!!」」

人生初の絶頂を感じた瞬間、香苗の体はビクンッと反応して大きく海老反りになった。
同時にクリトリスから何かが噴き出して、オシッコとは違う何かの液体で濡れていく。
それと同時に気が遠くなっていった――。

「ハァハァ……」
気がつくと、時計の針は夜12時を過ぎようとしていた。
生まれて初めての絶頂を感じた瞬間、香苗の意識と一緒に気を失ってしまったようだ。
よほど気持ちよかったのか、それもとも抑え込んだ香苗の意識が漏れ出したのか。
軽く息切れを起こしている香苗の体は、汗だけでなく涙も出していた。

「えへへ……気持ちよかった……」
(いやいやいや!!)
本来の体の持ち主は嫌がっているのに、見た目では分からない。
「また明日も楽しもうね……香苗ちゃん♪」
低い声で香苗は、鏡の中に写っている自分に軽くキスをした。
そして湿ったパンティを洗濯カゴに投げ入れると、慣れた手付きで新しい下着に履き替える。
あとは脱ぎ捨てたパジャマを身につけて、可愛らしい布団に潜り込むだけだ。
そして眠りについた彼女の顔は、何事もなかったように愛らしい香苗に戻っていた。


翌朝。香苗は、何事もなかったように目を覚ました。
いつものように朝食を食べると、トイレに向かう。
「……?!」
オシッコをすると同時に、香苗は身に覚えのない痛みと寒気を感じた。
続けて襲うリビドー。
もちろん夜中の情事なんて彼女は知らないだろう。
訳のわからない下半身のズキズキと高ぶる性的興奮に首を傾げながら、香苗は私服にスモックをかぶると、母親に連れられて幼稚園に向かった。


先生の伴奏に合わせて「おゆうぎ」をする香苗。
細くてやわらかそうな腕が、ピンク色のスモックの下で揺れて擦れる。
スカートがひらひらと揺れるたびに、下半身に風が舞い込む。
「あぅん……!?」
あのロリコンのオッサンに憑依されたせいなのか、体の感度が10倍以上に跳ね上がった香苗は、ちょっとした刺激ですらリビドーを感じてしまった。

「はい、次は運動会の練習だから着替えましょうねー」
お遊戯の時間が終わると、先生の号令で、男の子も女の子も同じ部屋で着替えだした。
香苗の瞳には、幼い男の子や女の子が着替える様子が映っていた。
そして不用意に男の子が裸になった瞬間、「小さな象さん」を見てしまった香苗は、思わず感じてしまった。ジワリとパンティが湿る。
「あのチンチン……お口に入れてみたい……」
"もう一人の香苗"の嫌らしい妄想が香苗の声帯を震わせて、口から抜けた。
「はぅん……あぅん……(いや?!どうして?!)」
そして両手が勝手に動くと、あの晩のときみたいに香苗の胸をさすりだした。
脳裏には、あの小さな象さんが思い浮かぶ。
自分でも思いつかないような、卑猥な妄想が頭の中を駆けめぐり、
本来の香苗はパニックになった。
そして片方の手がヒクヒク反応する股に延びようとした瞬間。
「香苗ちゃーん、遅れますよ〜」
(はいストップ。はやく着替えてね)
そう命令されると香苗は、また訳のわからない興奮を誰にも打ち明けられないまま、
何事もなかったように赤色の体操ズボンを手にとった。


「わー!!」
青と赤の体操服を着た幼稚園児たちが、一斉に運動場へ向かう。
青色のズボンと青のカラーリングが入ったシャツが、男子。赤色は女子だ。
もちろん香苗は女の子なので赤だ。白地のシャツに襟周りと袖の赤ラインが映える。

音楽に合わせて大きな丸い布を持って、その場を一周して大きな膨らみを作ると、巨大なドームが完成した。
ほかにも玉入れの練習をしたり、かけっこをしたり……ありふれた幼稚園の運動会だ。
そしてお次は、組体操の「一輪車」である。
早い話。幼い男の子が、腹ばいになった女の子の股を開くと、その両足を自分の脇の下に挟むのだ。
そのまま幼い男女のペアが、そのままヨチヨチとゴールに向かう。
普通に考えれば微笑ましい光景だ。
そして出番のきた香苗は、ペアの男の子の押しに合わせて、両手でゴールを目指して進んでいく。
同じ一直線上に、幼い女の子のお尻と男の子の股間が並ぶ形になるので、
香苗の中にいる筋金入りロリコンは、その後の展開を想像してしまい興奮を抑えきれなかった。
その意識とシンクロした香苗の肉体にも、リビドーがどんどん満ちていく。
そして押しの強い男の子に負けないよう、必死に動かしていた手から意識がそれた瞬間。
香苗は前に転んでしまい、勢い余った男の子の股が強くお尻に当たってしまった。
「あぅん!(いくぅ!!)」
転んだ痛みより先に、性的な絶頂が香苗の全身を巡った。あの夜中の情事と同じ感覚だ。
先生が慌てて彼女のもとに駆け寄ってくる。
「香苗ちゃん、大丈夫?!」
「ふええ……気持ちよかったよう……」
心配そうな先生の前にして、よろよろ立ち上がった香苗。
だが彼女は混乱していた。自分でも思いも寄らない言葉が、勝手に口から出て行ったのだ。
「痛かった?ちょっと転んだだけだから、保健室に行こうね」
パニックになりかけた香苗を、そう先生がなだめた。
「うん……わかった」
自分より大きな先生の手に引かれながら、なぜかホッとしたような表情で香苗はその場を去った。


その晩。いつものように玄関から、母親をパジャマ姿で見送った香苗。
バタンと重そうな鉄の扉が閉まる。
「いやー、幼女のフリをするの疲れたなぁ〜」
「うん、でも上手にやれたね♪」
魔法少女の描かれたかわいらしいパジャマを着ている香苗が、一人二役の芝居をやっている。
鏡の前で、頬を指で抑えて可愛らしい仕草を見せる香苗。
幼い少女がよくやる仕草だが、まさかオッサンがやっているとは、誰も思うまい。
「えへへ……今日もさっそく遊んじゃおう」
艶めかしい表情を浮かべながら、おもむろに香苗はパジャマを脱ぎだした。
見る見るうちに、パンティ一枚だけ身につけた裸の幼女が現れる。
そして真夜中なのに、これから幼稚園に通うような格好に着替えだした。
いつもの私服ではなく丸襟のTシャツに赤色のズボンの体操服、そしてピンクのスモック。
さらに黄色い通園バッグを肩にかけて、仕上げに黄色の帽子をかぶると、
あの大きな鏡の前に腰を下ろした。
床には可愛らしいキリンが描かれたレジャーシートが敷いてある。
「えへへ……私服より体操服のほうがオナニーが捗りそうで好き♪」
5歳児とは思えない、とてもエロいことを口走った香苗。
「それじゃあ、始めるね♪」
さっそくズボンを膝まで下ろして、パンティを少し下げた。
例のマンスジが見えてきたので、さっそく指で触って刺激する。
昼間に起きた、例のアクシデントを思い浮かべながら触ってやると、
体はビクッと反応して、ネットリとした愛液がスジを濡らした。
「あぅぅ……もっと逝ってみるぅ……」
幼女の可愛らしい手で、グジュグジュに濡れたマンスジを丁寧に開いてみる。
ビクビクと体を震わせながら、あの秘部がおもむろに姿を現した。
とても小さいが、尿道と膣が見える。
この規模から見ると、処女膜は一円玉ぐらいの大きさだろう。
「うええ……何これぇぇ?!」
ふと本来の香苗が我に返ると、「御開帳」を見て思わず大きな悲鳴をあげた。
「いひひ……香苗ちゃんのね、"初めて"をいただきまーす」
一変して嫌らしい笑顔を浮かべた香苗が、近くにあった大きなポークフランクを手に取った。
「いや!やめてぇ!!」
"本来の"香苗は両足をばたつかせながら抵抗したが、一方で自分自身の可愛らしい手は「大切なところ」を攻めようとしている。
コンビニで見かけるようなポークフランク。棒をはずすと、ソーセージを肛門に突き刺す。
「ひぅ!?」
軽い叫びとともに、異物をねじ込まれた肛門がシュッと締まる。
そして左手でソーセージをグネグネ動かしながら、空いている右手の人差し指を膣へそっと入れた。
そしてゆっくり丁寧に指を引き抜いてみると、ネットリとした液体がまとわりついていて、全身はブルブルと震え、膣はヒクヒク感じていた。
これなら、もっと激しくいけるだろう。
ふたたび右手の小さく細い人差し指を見つめる。
そして意を決したかのように、香苗は人差し指を膣に挿し込んだ。
―入れては抜く。
―抜いては入れる。
―入れたら抜く。
まるでペニスのように前後する人差し指。太さから見れば、香苗と同い年の男児ぐらいありそうだ。
同じ幼稚園の男の子に犯される想像をしながら、香苗はオナニーを繰り返した。
グチャグチャと嫌な音を立てながら、緩んでは締まる香苗の膣。

(やめてやめてやめてやめて!!)
「いくいくいくいく!」

訳の分からない苦しみに悶える香苗の意識と、彼女の肉体宿った誰かの意識が、一つの肉体の中でせめぎ合う。
どんどん激しくなる刺激で、その場をのたうち回りだした香苗。
しかも肛門に突き刺さったソーセージが、香苗の動きに合わせてグネグネと動いては深いところへ進んでいく。
まるで、タチの悪い拷問だ。
しかしアパートの周りには、この惨状を知るものはいない。みんな夜の仕事に出かけているのだ。

「イヤイヤ……いくいく……イヤイヤ……いくいく!」

苦しみと悦びが代わり代わりに、顔に浮かぶ香苗。
しかも涙とよだれで、ドロドロだ。
早すぎるサキュパスのような快楽に溺れそうになりながら、幼い香苗の意識が
ママを求めて走り出そうとした瞬間。

いやあああああああああ!!

足がもつれて転んだ拍子に、何か境界線のような物が頭の中でメリメリっと音を立てて崩れた。同時に頭の中で、何かが混じり合って溶けていく。
香苗の幼い体が大きく跳ねると、ブシャァァと愛液と尿を撒き散らしながら床に叩きつけられて、気を失った。


それから何分が経ったのだろうか。
気づくと香苗は、床に突っ伏していた状態で目を覚ました。
「ああん……かなえ、最高に気持ちよかった♪」
涙やよだれまみれになったレジャーシートの上で立ち上がる香苗。
「でも、どうしてこんな格好……??」
立ち上がって大きな鏡に近づくと、そこには泣きはらした幼い少女が映っている。
幼稚園に行く格好をしているが、ズボンとパンティは膝のところまで下がっており、
しかもマンスジが目立つほど腫れ上がっていた。
どうして自分は、こんなことになったのだろうか?
ふと見回すと、家の中にあるすべてにデジャヴュを感じた。

少し考えると、ある結論に達した。
「かなえ、オジサンと一つになっちゃった♪」


何事も無かったように香苗は、シャワーで全身の汗や粘液を洗い流して、スッキリした。
大好きなピンク色のタオルで丁寧に体を拭き上げたあと、クローゼットからパンティを取り出して履いて、居間に投げ捨ててあったパジャマを改めて身につけた。
パンティもパジャマも、毎週欠かさず見ている大好きな魔法少女のアニメに出てくる、可愛らしい女の子が描かれていて、香苗のテンションは最高になった。
「えへへ……♪このパジャマ、かなえ大好きなの」
香苗として思うままの感情を表に出してみる。違和感はない。
そして清潔になった体を大きく伸ばすと、試しに自分自身について振り返ってみた。
「えっと……かなえはね、吉原香苗という近くの幼稚園に通う5歳の女の子なの」
自然に自分の名前と年齢を思い出せた"かなえ"は、今までの人生を振り返ってみる。
父親を知らず母親にもなかなか会えないのだが、幼稚園では大好きな男の子や遊び相手の女の子がいるので、寂しさはあまり感じていない。
もちろん今いる家についても、はっきり理解していた。他人の家にお邪魔している感覚は消えている。
「うん!これで、"かなえ"は明日からも大丈夫だね!」

こうして「吉原香苗」という幼い少女は、見知らぬロリコンのオッサンに心と身体を奪われてしまった。
これからは、このオッサンが彼女の人生と記憶をそっくり引き継いで、現在の幼稚園だけでなく、小学校や中学校など遙か先の未来ですら、"吉原香苗"として生きてくのだ。

一人のまともな幼女を葬った罪悪感はない。いや、むしろ女として新しい人生を楽しめる喜びに溢れていた。














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