少女シン生 作:幼女おじさん 育美の体の中で、凌介が女の子として成長している、ある日のこと。 ファミレスにて、育美と青年が楽しそうに食事をしていた。 「まさか、現役ジュニアアイドルと一緒に食事できるとは思わなかったよ」 「ありがとう♪」 育美は、ちょっとオシャレなワンピースの格好でハンバーグセットを頬張っている。 またメガネを掛けた地味な青年は、おつまみセットをビールで流し込んでいた。 「家は大丈夫かい?」 「うん、私のママいつも忙しいし……あまり、ご飯も食べられていないの」 「それでジュニアアイドルをやっているのは?」 「ママが、自分のお金は自分で稼ぎなさいって言ってたから」 「なるほどね。パパ活も、お小遣い稼ぎ?」 「そうか」 (へへ……"育美ちゃん"の演技、なかなかうまく行っているね) 小さな両手の指を、操り人形のように動かす凌介。 へその緒で繋がった神経を通じて、育美の感情や人格をコントロールしていた。 パパ活のやり方だって、この神経を通じて吹き込んだのだ。 「じゃあ、これからはお兄さんがおごってあげるから、時々メッセージ送ってちょうだい」 「わーい!ありがとう!!」 ガタッと食器が大きく揺れる。 嬉しさのあまり、思わずテーブル越しに抱きつきそうになった育美。 そして青年がレジで支払いを終えると、ファミレスの外に出る。 すでに周りは真っ暗で、駅前の人通りもまばらだった。 「ねぇねぇお兄ちゃん、今度はカラオケボックス行こうよ」 「そうだな。君の姿をもっと間近で見たい」 「うん!その時は私の裸を……」 どんどん感情のボルテージが上がっていき、別れ際にあらぬことを口にした育美。 それを青年は、優しく手を添えて止める。 「おっと……そういうのは、大きい声ではダメだよ?」 周囲に目配せしながら、耳元でささやいた。 「……うん、わかった」 「これは二人だけの"秘密"だよ」 育美は黙って、大きく頷いた。 また、ある日。育美は久しぶりに撮影を受けることになった。 まるで虹色のようなグラデーションのかかった新体操のレオタードを着た育美は、カメラに向けて自信を持って微笑んでいる。 育美は、自分自身のの魅力を最大限に引き出すため、自分の体を自由自在に動かしていた。 「はーい!撮影OKです」 撮影が終わると、女性アシスタントは微笑みながら、育美の元へタオルと麦茶を手渡した。 「育美ちゃん、あなた胸元やヒップが成長してきたわね」 「うん!次はブルマにしちゃおうかなぁ〜それともビキニかな♪」 「きっと、どれもお似合いね!」 どれもスクール水着とは別ベクトルで、未熟な少女の胸や腰を強調できる露出度が高いアイテムだ。 以前の育美なら興味を示さなかった衣装だが、ここ最近はとても気になっていた。 自分自身をセクシーに表現することで、育美の商品価値がどんどん上がっていく。 (いいぞ……しっかりロリの体で稼げ……) その関心の原動力は、お腹の中にいる凌介からもたらされたものだ。 生前の彼が若かったころ、国内外にいる育美ぐらいの少女はロリコン界隈では大人気だった。 本屋にいけば、今では信じられないようなセクシーな衣装を着た少女の写真集が当たり前のように売られていたほどだ。 それを育美は、ネットの配信で再現しようとしていた。 その日の夕方。スタジオから帰ったばかりの育美は、シャワーを浴びた。 そしてタオルで髪をふきながら、裸のままパソコンの前に座る。 今日もネットで見つけた「面白い動画」を真似して実践するためだ。 いかにも女子小学生が好きそうな、ありきたりな猫や犬の動画に用はない。 何かの衝動(リビドー)に駆られながら、ひたすら育美はマウスを操作して、お目当ての動画を探し当てた。 『えへへ……ロリコンのみんな、ただいま♪』 それは、「吉原 香苗」という女子小学生がアップロードしている動画だった。 学校から帰ってきたばかりなのか、よくある小学校の制服を身に着けている。 黄色の通学帽に白色の丸襟ブラウス、そして紺色のイートンに吊りスカート。 しかも、今どき珍しく赤のランドセルまで背負っている。 ……冒頭の発言を除けば、よくある小学生の動画配信だ。 しかし何故かR18指定がかかっている……本来は、育美が見てはいけないはずだった。 そのままカメラの前で香苗は、色っぽく吊りスカートの吊りひもを外すとブラウスの裾をまくり上げる。 ジュニアブラも上げると、梅干しのような乳首が現れた。 そしてスカートを片手でたくし上げると、パンティをズラして モザイクも陰毛もないツルツルなアソコを、カメラに押し付ける。 そのまま膣が大写しになると、次のようなテロップが全画面に出てきた。 ――現役娼婦学生かなえ 急に画面が切り替わると、今年より何年か前の西暦がテロップで表示された。 その映像の中には、オープニングに出ていたときより幾分幼さそうな香苗が映っている。 小学校の低学年ぐらいだろうか? その横には、ジャージ姿の中年男性がいた。 『きょうはね、がっこうのうんどうかいだったよ!』 『お昼は大活躍だったねー』 カメラに運動会のプログラムを見せつける香苗は、青のラインが入った体操服と紅白帽が汗と泥にまみれていた。 どうやら運動会が終わったあと、香苗の自宅で撮ったようだ。 『それじゃ、続けて"夜の運動会"をやろうか』 『うん!いっぱい、たのしもう♪』 すると二人のいかがわしい絡み合いが始まった。 小さな乳首と陰部を攻められ、可愛らしい声であえぐ幼い香苗。 「……いや?!どうして私、こんなの……見たくない!!」 大人に犯される幼い少女の映像から、思わず目をそらしてしまう育美。 思わず右手のマウスが、ストップボタンを押しそうになる。 すると、彼女の内側から湧いた"別の意志"が跳ね除けた。 (でもね、育美ちゃんもこうなるんだよ?) 「いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!」 一つしかない育美の肉体を、二人の意識が取り合った。 やがて……。 「……えへへ……このあとから香苗ちゃんが面白くなるのよね」 (意識の上書き成功♪) とうとう育美は、思考を乗っ取られてしまった。 そのまま左手で膣を開くと、肛門と尿道の間にある穴を右手で犯し始めた。 ついでにGスポットを徹底的にいじる。 「あ……えぅ……ぁふん……!!」 本来は神聖な場所をオモチャにする様は、はっきり言って異様だ。 快楽に溺れたような表情―いわゆるトロ顔―を浮かべながら、自分の性器をもてあそぶ育美。 一方、動画では男性と幼女が体を重ねてセックスを始めていた。 ジャージのズボンを脱ぎ捨てた男は、丸出しの下半身を香苗に激しく突き上げる。 香苗も香苗で、半分ずらした青色のハーフパンツと可愛らしいピンクのパンティのまま情熱的に体を揺さぶった。 『ああ出ちゃう!!子宮(なか)に出ちゃうよ香苗ちゃん!!』 『いいよ!!いっぱい!!ちょうだい!!』 ズボッ!ズボッ!ズボッ!ズボッ! 男性の上で、香苗はAV女優も顔負けの腰振りを見せる香苗。 そして画面の前の育美も全身でスパートを仕掛ける。 その振動は子宮まで響き、透明な羊水の中に浮かんでいる凌介は、小さな跳ねやぶつかりを楽しんだ。 『い……いくううううぅぅぅぅぅ!!』 「い……いくううううぅぅぅぅぅ!!」 突き上げられるような射精を受けた香苗は、汗まみれの黒光りする髪の毛を振り乱しながら仰向けに倒れる。 同じく育美も、エビ反りのように大きくしなり、絶頂を覚えた瞬間に逝ってしまった。 育美の絶頂は、胎内まで響いた。 『はぁはぁ……気持ちよかった……』 画面の向こう側では、香苗の下半身が精液と汗でグシャグシャになり、上半身のシャツも濡れていて、ジュニアブラが透けて見える。 そして男が離れると、おしりからは粘度の高い白い液体が流れ出していた。 育美もまったく同じ気持ちだった。 「私、ジュニアアイドルなのに、こんなの観てるなんて……」 (そりゃそうだ。俺が育美にそうさせているからだ) 胎児の考えたことが、そのまま育美のセリフとして出ていく。 さっきシャワーを浴びたばかりなのに、もう汗だくになった育美。 そのまま横へ倒れ込む衝撃が、子宮の中まで伝わった。 ある日のこと。育美は、とても特別なお出かけを楽しみにしていた。 ジュニアアイドル活動やパパ活で稼いだお金で買った、素敵な夏らしいワンピースだ。 ちょっと気の利いたバッグも携えて、繁華街へ向かっていった。 「お兄ちゃん、おまたせ〜!」 「やあ待っていたよ!」 昼の繁華街にて、育美は待ち合わせ場所にたどり着くと、以前パパ活で知り合った青年に向かって走っていく。 「ねぇ育美ちゃん。今日のおしゃれすごいな!本当に素敵なワンピースだね」 「ありがとう!でもねぇ、お兄ちゃんに買ってもらったんだよ?」 忘れたの?と言うと、ちょっと不機嫌っぽく見せる育美。 あのランチのあと、デパートで買ってもらった少女向けブランドものだ。 「悪い悪い。改めて見ると、ホントにすごく似合っているよ」 「嬉しいな、ありがとう!」 (よーし、そのままカラオケへ行け) 「それじゃカラオケ店に行こうよ♪」 「そうだね。僕がおごるよ」 「わーい!」 (よかったな育美。お小遣いが節約できるぞ) まるで歳の離れた兄妹のように、二人は仲良く揃ってカラオケ店に入った。 ちょっとした階段を登り、受付を済ませてエレベーターに乗る。 そしてエレベーターが開くと、二人は嬉しそうに手をつないで個室のあるフロアへ向かった。 カラオケボックスの個室は、暗く落ち着いた雰囲気の部屋だった。 ドアを開けると、薄暗い照明に照らされて狭い空間が広がる。 壁にはカラオケの新曲や軽食のリストが書かれたメニューが並び、中央にはマイクとテレビが設置されていた。 青年はマイクを握り、タブレット端末から曲を選ぶと、音楽が流れ始める。それに合わせて彼は自信を持って、熱唱している。 育美はソファに座っていて、彼の歌声に聴き入っている様子だ。 そして、いよいよ彼女の番が回ってきた。 (ねぇ……育美ちゃん。昔観ていた、魔法少女のアニメがあるでしょ?) ――うん へその緒を通じて育美の脳に語りかけると、いつものように育美の心の声として凌介に帰ってきた。 このアニメは、育美にとって思い入れ深いものだった。 (それを歌ったらどうかな?きっと気持ちいいよ……) ――わかった そして気づくと彼女の手には、幼いとき大好きだった魔法少女のアニメの主題歌を歌うための歌詞が握られた。 テーブルに置かれたカラオケ機器を前にして、緊張と興奮が入り混じった表情を浮かべている。 そしてカラオケのスクリーンには、魔法少女のアニメのオープニング映像が映し出され、さくらの心は一層高鳴った。 「育美ちゃん、頑張ってね」 「うん!それじゃ育美、歌いまーす!」 青年は優しく微笑みながら声をかけた。 さくらは力強く頷き、マイクを手に取った。 女は胸に秘めた気持ちを込めて、曲が始まるやいなや情熱的に歌い出した。 さくらの歌声は実に魅力的で、彼女の愛情と熱意がそのまま歌に乗って伝わってくるようだった。 「さすが育美ちゃん!すごいよ!」 彼は、育美の熱唱が終わると拍手を送った。 「お兄ちゃん、ありがとう♪」 「どういたしまして!さぁて次はどれにしようかな……」 わざとらしく曲目リストの端末を眺める青年から離れると、育美はトイレに向かった。 「ひゃぅっ?!」 女子トイレの個室に入り、パンティをずらして便器に腰を下ろした瞬間、お腹の中が激しく動いた。 (さて、育美ちゃん。あの男の人、カラオケ代を全部払ってくれたよね?) ――うん (だったら、体で返さないとダメだよ?) ――ええ?! あまりにも唐突な話に、育美は驚きと戸惑いを隠せなかった。 (ここはね、カラオケルーム。完全防音だから、いくら君が犯されても気づかれない!!) ――いやだ!! (どうかな?今まで散々オナニーの練習をしてきたじゃないか……ほら!) 急に育美の両手が、まるで操られたかのように陰部をこじ開けた。 そして左手でホールドしつつ、右手で性器へ刺激を与える。 「いやっ……!はうううん……あふぅぅん!」 (これから"お兄ちゃん"にカラダを捧げるからね、準備しておかないと) まるでお漏らししたように、しかし尿とは粘度の違う液体でヒタヒタとなっていく。 快楽に溺れたような表情―いわゆるトロ顔―を浮かべる育美。 やがて儀式が落ち着いたころ、個室のロックは解除された。 そこから出てきた育美は、さっきまでの少女ではない。 ……"女"の顔をしていた。 「おかえり育美ちゃん」 「うん、ただいま♪」 何事もなかったように部屋に戻ってきた育美は、テーブルの上にあるものに気づいた。 美味しそうな飲み物や食べ物に混じって、コンドームやローションが置いてある。 「お兄ちゃん、これ何?」 「ああ。これから"楽しいこと"をするためのオモチャだよ」 「楽しいこと?」 「そうだよ。これから、"気持ちいいこと"をするからね」 「あ、わかった!セックスでしょ!」 「……どこで知ったの?!」 現役ジュニアアイドルの口から、とんでも言葉が飛び出して、彼はとても驚いた。 「吉原香苗ちゃんの動画。お兄ちゃんも観たことない?」 「……ああ、あの"現役娼婦学生かなえ"!!」 まさかジュニアアイドルの口から、あんなドスケベな動画の話が出てくるなんて。 ……実際には、育美が胎児に操られて無理やり見せられていたとは思わない。 「そうそう。あれで私、オナニーとセックスを学んじゃったの♪」 育美の口と胎児の口が、シンクロしている。 「いやぁまさか……そうなんだ」 「うん♪だから今日はね、お兄ちゃんと一緒に"エッチなアソビ"をしたいんだ♪」 そう言い終えた凌介は、胎内で笑いをこらえきれなかった。 「だからアソビのお供に、こんなのを持ってきたの」 バッグから取り出したのはジュニアアイドルで使う衣装とコスメ道具一式と小型の鏡だった。 テーブルに鏡とメイクアップ用のアイテムを置くと、育美は鏡越しに自分の顔を見ながら、丁寧にメイクを施していく。 慣れた手付きで彼女の顔が段々と変わっていく様子を、興味津々に観察する男性。 (育美の脳をちょっと刺激しただけで、こんな場所でもジュニアアイドルになろうとするなんて信じられないね……) 凌介は胎内でメーキャップの真似をしながら、引き続き彼女を操った。 お次はジュニアアイドルの衣装だ。 まるで大切な宝物を扱っているかのように、育美は衣装をひとつひとつ丁寧に手に取っていく。 少女はワクワクと不安を胸に抱えながら、その手つきは、慎重だった。 その衣装を見つけた瞬間、育美だけでなく男性も、育美のお腹にいる凌介も、普段の彼女とは違う姿に見とれた。 「すごい……ジュニアアイドルの着替えを間近で見られるなんて」 「そうでしょう?だから、その分だけ楽しませて欲しいな♪」 「よーし頑張っちゃうぞ!!」 そう言うと男性は、服を脱ぎだした。 ううん……チュッ……れろ……ペロッ…… 「ああ……うう……(現役ジュニアアイドルにフェラしてもらえるなんて……!!)」 まるでアイスキャンディーのように、大きな陰茎を舐める育美。 お世話をされている男性は、今にでも逝きそうだった。 (不思議だな……何も咥えていないのに咥えた感覚がする……!) 育美の精神に影響されたのか、なぜか胎内にいる凌介までペニスに抵抗感が無くなっていた。 舌で亀頭を舐める感覚は、神経を通じて凌介まで伝わってきた。 口の中が余りにも寂しいので、凌介はペニスの代わりに自分の指を咥えた。 ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ…… 男性のカウパー液と少女の唾液がミックスされ、育美の口を満たす。 「ああ……もぅ勝手にでそう……!!」 ドビュゥゥゥゥゥ!! 口の中に射精された育美は、両頬をリスのように膨らませた。 吐き戻したい衝動を両手で抑えると、 「んぐぅ……?!ゴックン……」 すべて飲み干した。 「ぷはぁ……精子、美味しかった♪」 (不思議と嫌な気分にならない……女の子寄りの思考になっているからかな?) 育美の脳を通じたからか、凌介にとってフェラへの抵抗感は薄れていた。 「いやぁもう……現役ジュニアアイドルのフェラなんて初めてだよ……!!」 「うれしい……お兄ちゃんのためなら、なんでもやりたい……」 口の周りに残る精子を、育美は可愛らしい舌で舐め取った。 「よぅし、次は中出しだな」 「ふぇ……中出し?」 「そう。君の生理が始まってないのなら、出したいね」 現役ジュニアアイドルの少女に中出し。 しかも見た目からは、生理が始まっていてもおかしくない年齢に思えた。 「え……えっと……」 戸惑う育美に対して、子宮(なか)の凌介には、何となく察しがついていた。 育美ぐらいの年齢から生理が始まるので、中出しすると妊娠する可能性が高い。 しかし今の彼女には、胎児がすでに宿っている。ならば膣内射精されようと、怖くない。 (ヤラせてやれ。今の育美ちゃんなら、妊娠しない!) 「うん……来てないから大丈夫!」 そして本番が始まった。 ジュニアアイドルの衣装を着たままの育美を床に寝させると、その上に全裸の男性が覆いかぶさる。 左手で育美を抑えつつパンティをずらして、露わになった女性器を指で刺激してやる。 クパァ……クチュクチュクチュクチュ…… 「ああん……やめてぇん……」 身動きが摂れず、その場でジタバタする育美。 膣を触られる感覚が、お腹の中の胎児へもダイレクトに伝わった。 (――ッ!まだ産まれてもないのに、こんなに感じるなんて) 何もされていないのに、未熟な体はビンビンに感じていた。 (うへへ……胎児のオナニーを楽しんでみるか) 赤ちゃんサイズの手で、彼は女の子としてのオナニーを始めた。 まるで数十倍にも跳ね上がった感度に、思わず仰け反る胎児。 「ああん!私のマンコ、熱いよ!!気持ちいい!!」 「よーし、次は俺のペニスだ!!」 ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ…… 指の代わりに、今度は男性のペニスが挿入される。 そして、そのまま二人は激しく腰を前後に振った。 子宮の中と外でオナニーの感覚が往復し、育美はどんどん激しく感じていった。 グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ!! ジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボジュボ!! 「ああ……で、出ちゃうよ、育美ちゃん!!」 「お願い!!いっぱい!!子宮(なか)に!!出してぇ!!」 色っぽく膣内射精を懇願する、育美。 これが現役のジュニアアイドルとは思えない。 「ああ!!ジュニアアイドル……最高!!」 「いくぅぅぅぅぅ!!」 ドバァァァァァ……!! 大量の精液を流し込まれた育美は、膣に入り切らなかった分を垂れ流したまま気を失った。 「今日は本当に良かったよ!ありがとう!!」 「とても疲れた……でも気持ちよかったね♪」 割と厚みのある札を受け取った育美は、可愛らしい財布に収めた。 「それじゃ、もし調子が急に悪くなったらまた連絡ちょうだいね」 「うん、わかった!」 もちろん男性と少女が連絡を取り合うのは、今後ない。 あくまでもお世辞みたいな話だ……と、育美の意識に刷り込まれた。 「ただいまぁ……」 育美は疲れ切った様子で家につくと、腹痛と吐き気が同時に襲ってきた。 そして気持ち悪さから、トイレで吐いた。そして排泄。 しかし上から下から出てくるのは、ネットリとした白唾液のみだった。 「きゃ……?!どうして?!」 自分の中から出てきた粘液に、思わず驚いた。 見なかったことにして、水栓レバーで流す。 心当たりといえば、エッチな妄想が頭の中に流れ込んだあとトイレに逃げて…… そのときだった。彼女の体に異変が起きたのは。 お腹が異常に膨れ上がり、皮膚が張り裂けんばかりの状態になったのだ。 へその周りにミミズ腫れのような妊娠線が走る。 それは何ヶ月前に起きた、あの現象とは比べ物にならないほどだった。 余りにもの痛みで、悲鳴すら出ない育美。 それは世界一過激な出産とも言うべきシチュエーションだった。 ――!!――!?――!! 激しい陣痛により床に倒れ込み、その場をのたうち回る育美。 彼女の体はますます膨れ上がり、グニャリと人の形が何度も浮き上がる。 お腹の中にいた"存在"が、急激に成長しているようだった。 言葉にならない押し殺した悲鳴をあげながら、彼女は転がりながら風呂場に駆け込んだ。 「くぅっ……くぅっ……!!」 やがて仰向けになって、歯を食いしばりながらいきむ育美。 彼女の額には汗が滴り、ジュニアアイドルとは思えないような苦痛の表情を浮かべている。 彼女の体の中から、何かが突き破ろうとしているようだった。 ――赤ちゃんだ。しかも育美と同じ大きさの赤ちゃんだ。 明らかに、常識的な妊婦のシルエットを超えていた。 「あぁ……あぁ……!!」 あられもない裸の姿で、育美はいきみ続ける。 痛みとともに暖かい流体が彼女の腰から漏れていくのを感じた。それは「破水」の瞬間だった。 そして、今まで赤ん坊の体を優しく受け止めてきた子宮が、急激に膨れ上がった体を支えきれず壊れていく。 ビリィィィィィィ!! ブチィィィィィィ!! やがて赤ん坊の頭が子宮を突き破り、その先にある膣が引き裂かれて一気に開いた瞬間、血と羊水で風呂場が水浸しになった。 いやあああああああ!! ふぎゃあぁあぁあっ!! 遂に、へその緒をつけたままの赤ん坊がズルルッと滑り出てきた。 大きさは育美と同じぐらいだろうか? 少女の悲鳴と大きな赤ん坊の泣き声が、二重唱になって風呂場に響く。 子宮の中身を全て吐き出した育美は、何度か小刻みに痙攣を繰り返すと、無表情のまま動かなくなった。 「これが俺……いや、私……新しい"愛夢 育美"なんだ……」 凌介こと"新しい育美"は、鏡の前で思わずつぶやいた。 そこに映る姿は、まるで再び生まれ変わったようなものだった。 長いあいだ育美の胎内で育っていた少女は、全身が光るような羊水で覆われていた。 そして、黒々と輝く彼女の長い髪は、艶やかに輝いていた。 「やだ……きれい……信じられない……」 長い髪が彼女の肩に落ち、彼女の目は輝きを放ち、彼女の肌は新たな輝きを持っていた。 これまでの幼い姿から一変して、大人の女性の形を成していたのだ。 「ああ……キレイだなあ……生まれ変わりたての素肌……」 "新しい育美"は、うっとりした表情を浮かべながら、全身の肌を確かめるように擦った。 今までの"古い育美"と比べると、以前は年相応に控えめなサイズだった自分の胸は、柔らかなカーブとボリュームを帯びて成長していた。 また彼女の腰もくびれを帯びており、その滑らかな曲線は、美しさと女性らしさを際立たせ、目を引く存在となっている。 それに合わせて、太ももやヒップもふっくらと曲線美を描いていた。 ふと、生まれ変わった体を確認中に、異物が視界に入った。 ――臍の緒だ。 "新しい育美"の腹から出ている紐状のそれは、"古い育美"へと繋がっている。 胎内にいたとき欠かせないものだったが、今ではまったく役に立たない生体組織。 「今日から"あなた"の代わりに、"わたし"が生きていくね」 そう呟くと、"新しい育美"は臍の緒を思いっきり引き抜いた。 それは凌介が過去を捨てて、「愛夢 育美」として完全に成り代わった瞬間であった。 出産を通じて今日からは、新しい「愛夢 育美」として生きていくのだ。 「育美ちゃん、最近どうしたの?なんか素敵になったよね」 「あれ?育美ちゃん、以前より胸が大きくなっていない?」 登校中、たまたま一緒になったクラスメートから口々に言われる育美。 「うん、まるで生まれ変わったようでしょ?」 「そうそう。エステサロンから帰ってきたうちのママみたい」 「まるで赤ちゃんの肌のようだね」 まさか、いま会っている育美が、クラスメートすら知らないオッサン「因藤 凌介」が転生した姿とは気づいていない。 育美の人生の継承者として、容姿から人格まで全てを引き継いで生きていく存在なのだ。 「今日から私が"育美ちゃん"なんだから!」 誰にも聞こえないような小声で、"新しい育美"は呟いた。 |