お姉ちゃんは僕のもの 作:verdsmith7 「ただいま」 「お姉ちゃん、おかえりなさい」 家の玄関で嬉しそうに出迎えてくれたのは年の離れた弟の陽太だ。 まだ小学校に入学したばかりでまだ小さく声変わりすらしていない。 昔は弟と一緒によく遊んでいたが私が高校に入学して以降は友達と会う事の方が多くなった。 それに最近付き合いだした彼氏の存在も大きい。 もちろんその事は弟にも家族にも伝えていない。 「お姉ちゃん今日は一緒に遊ぼうよ」 「ごめんね、今日は友達と約束があるんだ。また今度ね」 最近弟との会話はこんな内容ばかりだ。 結局弟はふてくされながら自分の部屋に戻っていった。 ある日パパとママがしばらく海外にしばらく出かけることになった。 その間私は弟と家の留守を任された。 本当は私も行きたかった。 「それじゃあ行ってくるわね。お姉ちゃんと一緒に留守番頼んだわよ」 「うん、分かった」 重たいキャリーバッグを引きずる両親を玄関で見送った。 陽太はなぜか私と一緒に留守番することを喜んだ。 最初パパとママが海外に仕事へ行ってしまう事を聞いた時は弟も嫌がると思っていたが意外にも気持ち良く見送った。 「気を付けてね」 こうしてパパとママを見送ると私は弟とこの家で二人っきりになった。 とはいえ弟の面倒を見るのが私の役なので忙しくなるのは基本的に私だった。 ママがいつもしてくれていることを今日一日私がやったので疲れていた。 夕飯の支度やお風呂掃除などやる事が思ったより多い。 「ママも大変だったんだ。帰ってきたらこれからはなるべく手伝ってあげよう」 母親の日々の家事の大変さを身をもって思い知った。 まだ少し早いが疲れたので寝ようと思っていた時だ。 「お姉ちゃん、一緒に寝てもいい?」 パジャマに着替えて眠ろうとしていると陽太が部屋に入って来た。 腕にはお気に入りの枕を抱え寂しそうな表情になっている。 「もしかして怖くなって眠れなくなったの?」 「うん・・・」 今日はこの家には私以外には誰もいない。 もしかしたら静かすぎて寂しくなったのかもしれない。 「もう、しょうがないわね」 いつもなら一緒に寝るのは断るのだが今日だけは特別だ。 「小学生になっても怖がりなんだから」 ベッドの端に寄って弟の寝る場所を作ると嬉しそうに布団に入ってきた。 布団に入ると同時にその小さな体でぎゅっと抱き着いてくる。 さっきはああ言ったが、甘えん坊だけどやっぱり可愛い。 すると抱き着きながら上目遣いで私に聞いてきた。 「お姉ちゃん、僕のこと好き?」 「うん、陽太のこと大好きだよ。どうしたの急にそんな事聞いて?」 「あのね、最近お姉ちゃん僕と遊んでくれないでしょ。だから僕のこと嫌いになったのかなと思って・・・」 そういえば最近弟と一緒に遊んだ記憶がない。 最後に二人で何かしたのはいつだっただろうか。 そう思うとちょっと悪い事をしたと思った。 「ごめんね、お姉ちゃん最近凄く忙しかったから陽太と遊んであげられなかったの。でも絶対にまた遊んであげるからね」 「じゃあ、またいっぱい遊んでくれる?」 「もちろん、またお姉ちゃんと遊ぼう」 「やったー♪」 さっきまで暗かった陽太の表情がみるみる明るくなっていった。 こんな笑顔の弟を見たのも久しぶりな気がした。 「それじゃあね、約束におまじないをするね」 そう言って布団の中で私に身体を寄せてくる。 「おまじない?」 「ずっと一緒にいられるおまじないなんだ。こうすれば大切な人ずっと一緒にいられるんだって」 陽太はぎゅっと手を握りしめてきたので私も小さな弟の手を握り返した。 「こうすればいいの?」 「うん、これでずっと一緒にいたいと願ったらいいんだって」 誰がこんなおまじないを教えたのだろうか? おまじないの効果はともかく私はそのまま弟に付き合ってあげた。 弟の小さな両手を握り額を合わせると目の前には嬉しそうな陽太の顔がある。 そういえばこうやって一緒に眠るのも久しぶりだ。 前は怖がりで甘えん坊の陽太とよく一緒に寝ていたが最近は忙しくてこうする機会もあまりない。 その時突然私は強い睡魔に襲われた。 少しでも目を閉じたら一瞬で眠ってしまいそうだ。 「どうしたんだろう急に眠くなってきちゃった・・・」 意識が段々と薄まる中見えたのは陽太の笑っている顔だった。 「愛してるよお姉ちゃん♪」 「私もだよ陽太・・・」 もう弟が何を言っているのか半分理解できなかった。 でも私を好いてくれている事だけは分かった。 「さあ、お姉ちゃん僕を受け入れて」 陽太は私がそう言ったのを聞くと顔を近づけてきた。 そして陽太は幼い唇を私の唇に重ねた。 まるで夢の中にいるような心地だった。 優しく触れるそれは次第に活発になっていく。 私の口にやがて何かが入ってきた。 「んん・・・」 そして私の舌に絡みつくとまるで混ざり合うように動いた。 幼い弟のキスとは思えないほどの上手さだ。 もうほとんど何も考えることができなかった私は弟の後ろに手を回すと自分から抱き寄せた。 普段の私なら実の弟に絶対そんなことしないが、その時は操られるように動いていた。 そして弟の陽太が欲しいと思ってしまった。 すると今度は全身から力が抜けていき始めた。 その後も力が更になくなっていく、まるで弟の身体に全部吸い込まれていくみたいだ。 それでも私達はキスを続けた。 「これで僕達はずっと一緒だよ、お姉ちゃん♪」 唇を離すと陽太は私にそう言った。 そして陽太は私に頭をくっつけた。 意識がなくなって次に気が付いたのは近くから女の子の声が聞こえた時だった。 私はいつの間にか眠ってしまっていたようだ。 ぼんやりとさっきの事を思い出した。 冷静に考えてみれば自分がとんでもないことをしていたと気づいた。 でも、もしかしたらさっきの出来事が全部夢だったのかもしれないと思った。 できればそうであってほしかった。 「ふふ!」 それにしても周囲が騒がしい。 私はゆっくり目を開けた。 そこには信じられない光景が広がっていた。 「これがお姉ちゃんの身体か♪やっぱり僕とは違って背が高いね。ふふ、おっぱいもある。凄く大きくて柔らかい。これが僕のなんだ」 その時私はやっぱりこれは夢に違いないと思った。 まだ夢の続きを見ているんだ、きっとそうだ。 だって目の前にいるのは私の姿と瓜二つの女の子がいるのだから。 似ているなんてものではないその顔や声髪型やスタイルなど全てが同じだった。 「やっぱり女の人はおちん○んないんだね」 その女の子はガニ股になるといきなり股間を触り始めた。 「な、なんなのこれ?!」 目の前で繰り広げられる破廉恥な行為に私はつい声を出しまった。 その時自分の声に違和感を覚えた。 いつもと違う、でもそれを理解する前に目の前の女の子が私に気付いた。 「ふふ、お姉ちゃんも目が覚めたんだね。びっくりした?ほら見てよ、僕お姉ちゃんになったんだよ。それにしても僕って小さいな。お姉ちゃんは年上だからやっぱり背が高いんだね」 そう言って私の頭をまるで子供のように撫でてきた。 「ちょっとやめてよ!それより貴方もしかして陽太なの?」 見た目は完全に自分だったがその振る舞い方などは陽太のそれだった。 「そうだよ」 ニコッと無邪気な笑みを浮かべながらそう答えた。 「そんなの嘘よ、こんなことあり得ない!」 当然そんな説明だけで納得できるわけがない。 これが現実だなんてとても信じられなかった。 「じゃあ、これを見てよ。これが今のお姉ちゃんだよ」 渡された鏡を小さな手で受け取ると私はそれを覗き込んだ。 こんなことがあるはずがない。 私が弟と入れ替わったなんて絶対にない。 そう思いながら私は鏡を見た。 「そ、そんな!?」 見間違えるはずがない。 そこに写っていたのは他でもない弟の陽太の姿だった。 背も低く、髪や手足も短くなっている。 さっき着てるパジャマも全て陽太と同じだ。 「私陽太になってる・・・」 いつも見慣れた弟の姿が映し出されている。 胸はぺちゃんこどころか本当に平らになっていた。 「これで分かった?お姉ちゃんは僕になったんだ」 私の声でそう言ってのけた。 「どうしてこんなことを?!」 「さっき言ったでしょ。ずっとお姉ちゃんと一緒にいたいって。だからその願いを叶えたんだ。あと言ったよね。お姉ちゃんの事が大好きだって・・・」 大きな身体でぐっと近寄ってきた。 背が高いせいで余計に威圧感がある。 「あれは姉弟としてじゃなくて異性としてだよ。ふふ、そんなに怖がらなくても大丈夫だよ」 いくつもの出来事が重なって私は弟の身体で震えていた。 身体を入れ替えられた事、実の弟が異性として自分に好意を持っていた事など私にとっては衝撃的なことばかりだ。 「それにお姉ちゃんも僕のことが好きだって言ってくれたでしょ♪」 耳元で囁かれると共に温かい息が掛かって背筋がぞくっとした。 私の声のはずなのに私の声じゃないみたいだ。 それに私の身体の中身が弟のせいか他人の女性に言われているように感じた。 「あれは家族としてであって・・・」 「知ってるよ。でもそれはいいんだ。もうすぐお姉ちゃんも僕と同じになるから」 必死で説明しようとしたが突然背中から抱き着かれてしまった。 大きな身体が背中を覆い密着してくる。 温かい肌と一緒に背中に当たるものがあった。 それは私の胸だと知るのに時間は掛からなかった。 「な、なにしてるの!?そ、そんなにくっつかないで!」 背中に当たっている柔らかい物を意識してしまう。 「これはお姉ちゃんの身体なんだから平気でしょ」 「そ、そうだけど・・・」 そうは言ったが内心は全然平気じゃなかった。 既に鼓動はだいぶ早まっていた。 意識すると余計に背中の感触が伝わってくる。 そしてそれを感じるとドキッとしてしまう。 たとえそれが自分の胸であっても気になってしまう。 「僕ね、ずっとお姉ちゃんにこうして欲しかったんだ」 自分の顔が迫ったと思った瞬間唇を押し当てられていた。 その時は何をされ自分が何をしているのか分からなかった。 ただ時間が止まったように感じただけだった。 「ん?・・・んん!?」 理解が追いついた時にはもう遅かった。 必死で引き離そうとした。 でもしっかりと腕で身体を押さえつけられているので全然動かせない。 「んん!んんー・・・ぷはっ!や、やめなさい!こ、こんなことして後でただじゃおかないわよ」 普段ならこれで弟は私の言う事を聞いてくれる。 でも、その時はそうではなかった。 「ちょ、ちょっと、やめて!人の話を・・・うぷっ!」 私が続けて喋ろうとすると弟に口を塞がれ何度も何度もキスをされた。 チュッチュッと触れる音が響く。 その間私は抵抗できずただキスをされるだけだった。 「やめないとどうなるの?その身体で僕を怒るの?」 イタズラな笑みを浮かべて私にそう言ってくる。 その表情のせいで正直怒りよりも可愛いと思えてしまう自分がいた。 「こんなことしていいはずないでしょ!?」 それでも私はなんとか弟の行動をやめさせようと怒った。 「ふふ、僕の身体になってもお姉ちゃんはやっぱりお姉ちゃんなんだね。だけどお姉ちゃんはもう僕なんだよ。だからちゃんと僕にならないとね♪」 そう言われ私は押し倒されてしまった。 小学生の弟の身体になった私には高校生の身体の陽太に体格も力も負けていた。 「怖がることないよさっきもあんなにやったんだからさ。さあもう一回しようよ」 小学生の弟の腕力では高校生の私に敵うはずがなかった。 今度はゆっくりと自分の顔が近づいてきた。 「や、やめて!」 不敵な笑みを浮かべながら唇を重ねられていく。 私はそれを受け入れるしかできなかった。 「ん、んんー!」 口の中に暖かくて湿った物が入ってきた。 それは他でもない自分の舌だった。 そして一緒に唾液が流れ込んできた。 私は下側になっているので重力に沿ってそれは私の喉に入ってくる。 私の身体を奪った弟はキスをしながら不気味に笑っていた。 でもなぜかその笑みにドキッとしてしまう。 整った顔、綺麗な肌、サラサラの髪が目の前にある。 そして私はそれを弟の目で見て弟の頭で認識していた。 私ってこんなに可愛かったんだ。 キスをされながらふと頭にそんな感情が出てきた。 舌が絡む音がまだ響き続けている。 もう口の中はお互いの唾液でべとべとになっていた。 気が付けばずっと唇を重ねていた。 何度か暴れて身体を引き離そうとおもしたが無駄だった。 やっと離すと新鮮な冷たい空気が入ってきて喋ることができた。 「たっぷりチューしちゃったね」 舌をペロッと出して悪びれる様子もなく笑った。 「ぷはっ、はあ、はあ、な、なんてことを!?自分が何をしてるのか分かってるの?!」 私は息を切らしながらも怒った。 しかもそれは軽いキスではなくディープなキスだった。 実の弟とこんな事をして良いはずがない。 「お姉ちゃん、そう言ってるけどさ本当は楽しかったんでしょ」 「そ、そんなことは!?」 「じゃあ、その大きくなってるのは何?」 弟の指摘で見ると私の下半身が大きく膨れ上がっていた。 「きゃあ!なにこれ!?」 さっきまではなかったはずのものに私はパニックになっていた。 少なくとも普段の弟の股間ではなかった。 そしてそれはパジャマのズボンを大きく盛り上げている。 明らかに異常だった。 「ふふ、これがお姉ちゃんのおちん○んだよ」 「私にこんなのが!?」 今までの自分の身体にはなかったものが下半身にある。 自分が男の身体になったと嫌でも自覚させられた。 弟の身体になってから気にはなっていたが、気にしないようにしていた。 当然股間には男についているものがある。 「お姉ちゃん、僕の身体でそんなに興奮したんだね」 「弟の身体で興奮するわけないでしょ!」 私は必死で叫んで否定した。 ただでさえこんなのが自分の股間にあるだけでも嫌なのにそれを大きくさせているのが恥ずかしかった。 着ていたパジャマとブリーフを無理矢理脱がされてしまった。 その中からは既に大きく起立した陽太の股間が出てきた。 「ほら、よく見て。これがお姉ちゃんのおち○ちんだよ」 「ヒッ!こんなのが私に!?」 力強くそびえ立っているそれは一瞬目を背けるほどとてもグロテスクだった。 弟とお風呂に一緒に入ったこともあるがあの時はこんなのではなかったはずだ。 恥ずかしくて手で隠そうとするがそれに触れてしまうとかえって刺激してしまった。 「折角だからそれの使い方を教えてあげるね。これからはそれがお姉ちゃんのモノになるんだから」 「や、やめて!きゃあ!」 弟の喉から甲高い悲鳴をあげてしまった。 感じたことのない感覚が私を襲う。 しかもそれは女の自分が味わった事がなく想像したこのないものだ。 「ふふ、その言い方女の子みたいだよ。今はお姉ちゃんは男の子なんだからね。ほらこっちに来てよ」 私は軽々と持ち上げられて膝に座らされてしまった。 下からは太もも、背中には胸が当たる格好となった。 「いつもお姉ちゃんの事を考えながらこうしてたんだ。まさか僕がお姉ちゃんになって僕になったお姉ちゃんのおちん○んを触ると思ってなかったけどね」 私は弟の身体で股間を大きくさせ、それを自分の身体になった弟が弄っている異様な状態だった。 「あ、ああ!こ、こんなの夢よ!ああん!」 私は股間を触られながらそう叫んだ。 私の大きな手が巨大な股間を撫でていく。 そのたびに夢では味わえない快感を感じてしまった。 「はあ、はあ、お、お願い、早く覚めてよ!こ、これは夢なんでしょ!ああ!」 「ふふ、夢じゃないよ。お姉ちゃんは僕の身体で本当に気持ち良くなってるんだよ」 男の股間があるだけでも嫌なのに更に触られた。 しかもその気持ち良さも右肩上がりで増していく。 どんどん敏感になり感じやすくなっていった。 私は背中を丸めて早く終わるのを願いながら待つしかなかった。 弟の股間は未だにむくむくと大きくなり続けている。 そして敏感になっているのは股間だけじゃない。 弟の身体全体が熱くなり興奮しきっていた。 「お姉ちゃん、僕のおちん○ん気持ち良い?」 「こ、こんなの気持ち良くなんか・・・はうう!」 だめだ、あまりの気持ち良さのせいでもうまともに反論さえできない。 とても耐えられる感覚ではなかった。 「嬉しいよ。お姉ちゃんがもっと気持ち良くなれるよう頑張るね。さあ、僕がして欲しかった事を全部してあげるね」 そしてまたキスをされていた。 今回はキスをしていることに戸惑う暇さえない。 「ん、んん!」 こんなの変!こんなのダメ!夢なら覚めてよ! 心の中でそう思いながらキスをされ、股間を触られ続けた。 いつまでこんなことが続くのだろうか。 「んん、ん・・・」 次第に私の中で変化が起こり始めていた。 やっと股間が限界にまで大きくなると更に不思議な感覚が沸き始めた。 でも頭が既にぼんやりとなっていたので難しいことが考えられない。 ただ流れに身を任せるだけだった。 もう私は抵抗すらせず向こうのやりたいようにされていた。 そしてただこの気持ち良さを感じ続けていたかった。 「ふふ、お姉ちゃんやっと僕の身体を受け入れてくれる気になったんだね」 出したい、出したくないという相反する意識がぶつかり合う。 でも弟の身体は正直だった。 身体が震え出し何かが出てくる気がした。 「身体がひくひくしてるね。まだ我慢してるの?我慢は身体に悪いから早く出した方がいいよ♪」 股間に全神経が集中していく。 「ああ、何これ!?何か出てきちゃう!やめて!」 私の中から勝手に何かが出てくると思った時既に終わっていた。 ビュッと股間から弾け飛んでいった瞬間に全てが終わった。 「はあ、はあ、んんう!」 股間に力が勝手に入ると白い液体が宙を舞っていった。 それもほんの少しだけではなくかなりの量だ。 まるで股間から全て飛び出してしまったようだ。 頭には不思議な気持ち良さが覆ってくる。 「お姉ちゃんすっかり男の子になったね」 私が弟の身体で射精したことを嬉しそうに見てくる。 私はもう全てがどうでもよくなりそうだった。 いってしまった余韻が酷く何も考えられない。 「これから男の子として頑張ってね、お姉ちゃん♪」 そう言われながら頭を撫でられた。 異様な興奮から一転して今度は一気に不気味な程落ち着き始めた。 私は何も言わず部屋に戻り布団に横になった。 でも落ち着くことができず結局寝れずにいた。 当然あんなことがあれば眠れるはずがない。 だって私は弟の身体でしてしまったのだから。 男の身体でいった恥ずかしさ、弟の身体を汚した申し訳なさ、そしてそれを弟にされた悔しさがごっちゃになっていた。 辺りはすっかり明るくなっていた。 あれから更に時間が経ち私は一応の冷静さを取り戻していた。 そして私は弟にもう一度会いに行った。 身体を戻してもらう為だ。 「もう怒らないから元に戻してよ」 私は弟の小さな身体で顔を見上げながら私の身体になっている弟にお願いした。 見降ろされるのは凄い威圧感があるがこのまま何もしないわけにはいかない。 それにこのまま弟の身体でいるのは嫌だ。 でも弟は私の願いを聞いてくれる様子はなかった。 それどころか弟は私の身体をすっかり気に入っているようだった。 「だーめ、あと僕の事はちゃんと『お姉ちゃん』て呼んでよね」 「いやよ、なんで私がそんなことを!?」 身体を変えられた上に呼び方まで変えられるなんてそんな事したいはずがなかった。 なんでそんな屈辱的な事をしないといけないのか。 私は絶対そんなことをしたくない。 「ふーん、じゃあいいよ。お姉ちゃんのこの格好のまま学校へ行くからね」 すると弟は私の顔でムッとした表情になると玄関に向かい始めた。 「ちょっと、その格好で外に出るつもり?!」 まだ私達はパジャマ姿のままだ。 「だってお姉ちゃん僕の言う事聞いてくれないんだもん。なら僕がお姉ちゃんの言う事聞く必要もないよね」 「わ、分かったから。やめて!」 長い髪も乱れて更にはパジャマのまま外に出られたらいい笑い者だ。 仕方なく私は弟に従った。 「わ、分かったから・・・」 「じゃあ、ちゃんとお願いしてね♪」 「お、お願いします・・・お、お姉ちゃん・・・」 その時私は自分の身体だけでなく立場も奪われたと知った。 「ふふ、陽太な素直な良い子だね。分かったよ♪」 それを聞いた弟は勝ち誇ったほうに笑うと私の頭をポンポンと撫でた。 私は今学校へ行く準備をしていた。 正確には私は弟の小学生の服に着替えランドセルを用意し終えたところだ。 問題は私の身体になっている弟の方だった 女の子が男の子より準備に手間が掛かる。 でも今まで男として過ごしてきた弟にそれができるはずもない。 なので私は弟を女子高生の格好にさせていた。 パジャマを脱がせ下着姿にさせた。 しかし、ここで私は顔を赤くしてしまった。 自分がいつも見ていた下着姿のはずなのに直視できない。 そんな私を知ってか知らずか弟は私の身体の下着姿のまま聞いてきた。 「ねえ、ブラとかも変えた方がいいの?」 「今日はいいから早く制服を着てよ」 本当は変えて欲しかったが正直これ以上見ていたら気が変になりそうだったのでやめた。 パジャマに隠れていた白い肌やブラの端から見える胸の膨らみが私を男として刺激させてくる。 しかも股間がまたムズムズし始めていた。 今はなんとか収まっているがまたいつ爆発するかも分からない。 もう昨夜みたいな事はごめんだった。 シャツやブレザーを履かせ少しずつ格好だけは女子高生らしくなった。 「お姉ちゃんの制服姿だ。女の人の服をいるの恥ずかしいけど仕方ないよね。でもやっぱり可愛いなー♪」 着替えを終えると陽太は嬉しそうに鏡の前で制服姿をはじゃぎだした。 正直それは自画自賛をしてようにしか見えない。 一方の私も弟の視線で見る自分の制服姿がいつもよりも綺麗に見えた。 「あ、そうだ。着替えを手伝ってくれてありがとう」 弟なりのお礼なのか知らないが嬉しそうに私の頬にキスをしてきた。 「や、やめてよ!」 また股間がムズムズしそうになるのを必死でこらえた。 「本当に休まなくて大丈夫?」 できれば今日は学校を休んで欲しかった。 「大丈夫、ちゃんと僕がお姉ちゃんをするよ。お姉ちゃんも僕の代わりをよろしくね」 いつものように一緒に手を繋いで学校の途中まで歩いた。 恐らく周囲からはいつもと同じように姉と弟が学校へ向かっているように見えるだろう。 でも今日の私達は昨日とは全然違った。 「ちょ、ちょっともう少しゆっくり歩いてよ」 さっきから私は半ば引っ張られる形で歩いていた。 おかげで早歩きになり腕も痛くなった。 「ごめんね。お姉ちゃんの脚が長いからつい早く歩いちゃった」 二人ともいつもと同じように歩いていたが身体が違うせいで歩調が合わない。 陽太はいつも私に合わせようと短い脚で早歩きをしていた一方で私は弟に合わせる為になるべくゆっくり歩いていたのだ。 それが今は身体が入れ替わったことで逆になっていた。 「それじゃあ、僕、いやお姉ちゃんは学校に行ってくるね。そっちは小学校を楽しんでね、陽太♪」 そう言って私の身体になった弟は嬉しそうに高校へと歩いて行った。 時折スカートの中が見えそうになるも私はまたそこを見てしまった。 そして私は弟の代わりに小学校へ向かうしかなかった。 「なんで私が・・・」 大きくて黒いランドセルを背負い短い弟の足で歩くもその歩みは非常に重かった。 「はあ、疲れた・・・」 やっと家に帰るとランドセルを床に置いて横になった。 学校にいる間はずっと弟のフリを続けたから疲れた。 一応これでも陽太の姉だ。 弟の評判を落とすようなことはしたくない。 それにもし元の身体に戻った時の為にも変な事はしたくなかった。 できれば私の身体になっている弟も同じ思いでいてくれればいいが・・・ とはいえ慣れない男の子のフリは私の精神を疲弊させた。 夕飯はカップ麺をキッチンの机に置いた。 本当は何かを作るべきなのだろうがこの身体にされてやる気もない。 それに背が低いせいで料理の道具を出したり火を使うのが難しかった。 お腹を空かせた陽太ががっかりするかもしれないと頭によぎったがそれを振り払った。 こうなったのもそもそも弟のせいだ。 まあその時はこれを交換条件に身体を戻してもらおう。 その後私はいつもの自分の部屋に入った。 身体は陽太になっているがだからといって弟の部屋を使う気はない。 それに私が私の部屋を使うのだから問題ないはずだ。 そう自分に言い聞かせていつもの部屋に入った。 その後玄関が開く音が聞こえてきた。 恐らく陽太が学校から帰ってきたのだろう。 本当は高校に行って大丈夫だったかなど色々と聞きたいことが山ほどあった。 でも今は顔を合わせたくなかった。 それを察してなのか弟も私に部屋に来ることはなかった。 廊下からぎしぎしと足音が聞こえてくる。 でもその音はいつもと違った。 私の身体で弟が歩いているのでいつもより低い音に思えた。 やがてそれも聞こえなくなる。 一人の時間を過ごしやっと落ち着けるはずだった。 しかし、それは間違いだった。 部屋に入ってからしばらくしてのことだ。 周囲から凄く良い香りがする事に気が付いた。 別に香水とかを使っているわけではない。 でも確かに良い匂いがしてくる。 私はその匂いを嗅いでどこから出ているのか確認した。 そしてその香りの正体に私は気づいた。 「これって私の匂いなの!?私ってこんな匂いだったんだ。ああ、いい香り」 元々自分のものなのにそれらが気になって仕方がない。 しかも無意識の内にたっぷり吸いこもうとしていた。 嗅いでいるとストレス発散にもなった。 しかし、当然それだけで済むはずがない。 見ると私の股間はいつの間にかまた大きくなっていた。 でもそれに嫌悪感を抱くことはなかった。 むしろそれを触りたいとさえ思えた。 あの時のようにこれで気持ち良くなりたい。 その思いはどんどん大きくなっていった。 夜もすっかり遅くなった。 周囲の家の電気は消えて静かな時間になっている。 「はあ、はあ、もう我慢できない!」 ジッとしていることができなくなった私は遂に動き始めてしまった。 物音を立てないよう慎重に廊下を歩いた。 そしてとある部屋の前に辿り着く。 そこは陽太が使っている部屋だ。 今中には私の身体になった弟がいるはずだ。 明かりはついてないし人が動いている気配もない。 私はこっそりと中に入った。 ベッドの上では私の身体が横になっている。 まだぐっすり眠っているようだ。 私はゆっくりとそこに近づいて行った。 近づくにつれて「すーすー」と寝息がはっきりと聞こえてくる。 私はその姿をじっと見続けた。 足先から頭まで舐め回すように視界へ入れた。 「ああ、私の身体ってこんなに綺麗だったんだ」 陽太もこんな感じで私を見ていたのかもしれない。 間近で覗き込んだが自分の顔なのにこんなに綺麗に見える。 顔だけでなくシミ一つない白い肌も夜の暗闇の中でも分かった。 そんな自分の身体が目の前で無防備に寝ていた。 その寝息を聞いていると次第に私は身体がムズムズしてきた。 そしてつい昨日の事を思い出してしまう。 それは私にとって屈辱的で恥ずかしい記憶のはずだ。 なのに昨日の事を思い浮かべると陽太の身体が熱くなった。 あの唇に触れられ、あの細く長い手でこの股間を触られた。 その気持ち良さが鮮明に蘇ってくる。 私の頭はくらくらしていた。 そして気が付くと私はその綺麗な唇の上に自分の唇を重ねていた。 柔らくてぷにっとした唇の感触が伝わってきたと同時に私はハッとしてすぐに離れた。 「わ、私、何をしているのよ?!」 どうやら陽太は気が付いていないようで静かな寝息を立て続けている。 ホッとしたのも束の間だった今度は私の視線は大きな胸に行っていた。 自分が抑えられない。 起きる気配がないと分かるとまた動きだした。 長く伸びている腕を触った。 すべすべで気持ちが良い。 「私の腕こんなに長かったんだ」 肉付きの良い太ももを触った。 腕よりも肉付きがよくさっきより柔らかい。 私の行動は次第にエスカレートしていく。 更にはベッドに上がり寝ている自分の身体を真上から眺めた。 「いいよね、私の身体なんだから。」 私は手をその膨らみの上にそっと置いた。 パジャマとブラジャーの生地が間にあるはずなのにそれを感じさせない柔らかさが伝わってくる。 陽太が呼吸をすると胸が上下に動き置いている手を圧迫した。 シャンプーや自分の体臭が漂ってくる。 自分の部屋にいた時よりも濃く甘い香りがする。 それを私は激しく吸うと弟の手で自分の胸を触った。 「大きい・・・」 自分が思っていたよりもそれは大きいと感じた。 それに自分が以前触った時よりもふわふわで弾力がある。 大きいとは思っていなかったが弟の小さな手にとっては凄く大きく感じた。 「はあ、はあ、私の胸気持ち良すぎるよ。なんでこんなに気持ち良いの。もう少しだけ、もうちょっとだけ・・・」 早くやめないといけないのにやめられない。 しかも触り方もどんどん雑で乱暴になっていってしまう。 「うーん・・・」 私の身体が寝言を言っていたが気にしなかった。 もうそんな事を気にすることさえできない。 遂に私はパジャマのボタンに手を掛けた。 弟の小さな指でプチプチと外していくと中からは白い下着と肌が見えた。 綺麗な身体だった。 細いウエストに反して胸は大きく白いブラジャーとショーツがその綺麗な身体を際立たせていた。 「凄い、これが私の身体だったなんて」 以前の私は平均より少し可愛いぐらいだと思っていた。 でもこうやって見ると本当に綺麗で美人だと思えた。 弟や彼氏が自分の事を好きだと言った理由が分かった気がする。 「気持ち良さそう・・・」 次に私はその細いお腹に顔を埋めた。 柔らかくて温かい自分のお腹のはずが今は高級な羽毛の布団に顔を乗せているように思えた。 そして鼻で息を吸い込むと良い匂いがどんどん入ってくる。 それらが私の顔に覆ってくる。 鼻息を荒くしながらそれを堪能し続けた。 「ふふ、お姉ちゃんすっかりエッチな僕になったんだね」 「え!?」 突然声が聞こえてきて私は驚きを隠せなかった。 それはさっきまで眠っていると思っていた人物からだった。 「起きてたの!?」 「お姉ちゃんが部屋に入ってきた時からね」 むくりと起き上がりながら私を嬉しそうに見てくる。 その顔はさっきまで眠っていた顔ではない。 つまり全部見られていたという事だ。 「あ、あ、わ、私、も、もう部屋に帰るから!」 言い訳もまともにできず足早にここを出ようとした。 あんな事をしていたのを知られたのが恥ずかしくそして申し訳なかった。 しかし、立ち去ろうとする私の手は掴まれ歩みを止められてしまたった。 「折角なんだからもっとやろうよ♪」 そして無理矢理胸を触らされた。 「あ、ああ!?」」 強制的にとはいえ私はその大きな胸を触っていた。 戸惑う私とは違い弟は私の身体で嬉しそうにしている。 その笑みが逆に不気味だった。 「もっとしたい?したいよね♪」 そう言って目の前で胸を揉んで笑った。 口の端をつりあげてイヤらしい表情を浮かべる。 更には上目遣いまでして私に求めてきた。 それを見た私の中でやりたい欲求だけが高まっていく。 私はなんとか自制するように自分に言い聞かせた。 「な、何をしているのよ!?こ、こんなのダメよ。それは私の身体だし中身は弟の陽太なのよ。じゃあ私はもう部屋に戻るから!」 しかし、そんな私の抵抗はむなしく終わった。 「ねえ、誰が帰っていいって言ったのかな?まだ何も終わってないよ」 私は無理矢理ベッドに押し倒された。 何をされるのか分からず恐怖だけが募っていく。 自分の身体なのに怖い。 でもあの身体と顔を見ると嫌でも興奮してしまう。 「さあ続きをしようか。それにダメだよ。ここまでしたんだから最後までしてくれないとね」 ぐっと上から身体を近づけてくると自分の大きな胸が迫ってきた。 血管が見える程の距離になってしまう。 「パジャマを脱がせたのはお姉ちゃんでしょ。ほら、おっぱい触りたかったんでしょ。いっぱい触っていいよ」 そう言ってブラを取り外してしまった。 それは私の記憶にある胸よりも凄く綺麗だった。 丸くて大きなそれが今は凄く触りたい。 「さあお姉ちゃんも一緒にやろうか♪」 「な、何をするの!?」 そう言って私は着ていた服を脱がされた。 「あ、ああ、やめて。」 裸にされ平らな弟の胸に私の大きな胸が重ねられていく。 大きな私の乳首が弟の小さな乳首にきゅっと当たる。 かつての自分の胸が凄く気持ち良い。 「ああ、何なのこれ!?」 私は自分の身体が欲しくなっていた。 「ほら、早く揉んでよ。それとも僕がまた手伝ってあげようか♪」 意地悪くそう言われてしまい私はもう自分の胸を揉むしかなかった。 もうどうせ何をしてもダメならいっそ思いっきりやってしまおう。 私の中で開き直りに近い感情が大きくなっていく。 弟の身体が私にそうさせたのかもしれない。 だから私は思いっきり目の前にある大きな胸を揉んだ。 「ふふ、僕が僕のおっぱいを揉んでる。おっぱいを揉まれるのってこんなに気持ちがいいんだね。ほらもっと僕のおっぱい揉んでよ」 自分の声のはずなのに色っぽく聞こえてくる。 私も興奮して激しく揉んでいた時だ。 「はうっ!」 「ご、ごめん、痛かった?」 突然身体を震わせ変な声を出すので咄嗟に手を引っ込めてしまった。 「ううん、逆だよ。凄く気持ちいい。おっぱいが温かくなってびりびりしてくるの。女の人っておっぱいを触られるとこう感じるんだね。なんかジンジンしてきちゃった」 それは弟の身体では感じることのできない女の感じ方だった。 よく見ると乳首が勃っている。 全体的にも張ったように膨らんでいるのが分かる。 「はああ、気持ち良い。なんだか僕変な気分になってきちゃった」 目つきもさっきと違いトロンとしている。 そしてその目で私に物欲しそうな目で見てくる。 それは男性を誘惑する女の目になっていた。 「ねえ、もっと揉んで僕を気持ち良くして♪」 色っぽくそう言われて私は自然と力を込めてしまった。 「はあ、はあ、僕も我慢できなくなっちゃったよ」 そう言うと弟は私の身体でショーツを脱いでしまった。 それは今の私にとって魅惑以外のなにものでもない光景だった。 裸の女の子が目の前にいる。 身に着けているのは何もない。 「見て、ここがお姉ちゃんの大事な所なんだよ」 弟は脚を広げて股間を見せつけてきた。 私はそこから目を離せないで凝視しかできない。 「僕知ってるよ。女の人はここを触ると気持ち良くなるんでしょ」 そう言って指で股間の溝を触り始めた。 「ああ、お姉ちゃんの身体凄く良いよ。僕やっぱりお姉ちゃんの身体になって良かった♪ほらお姉ちゃんは僕のおっぱいを揉んでよ」 私が胸を揉んでいる間向こうは股間に指を入れて動かしていた。 「凄いね。お姉ちゃんの身体ってこう感じるんだ」 気持ち良さそうに指を入れてくいくいと指を入れたり出したりしている。 「はあ、はあ、お、お姉ちゃんの身体まだまだ気持ち良くなっていくよ。す、すごい、あんん!」 激しい声が響き遂にいってしまった。 がくがくと身体を震わせている。 「はあ、はあ、ふふっ、ありがとう、陽太♪」 そう私にお礼を言った。 でも様子がおかしい。 気持ち良さそうにしていたと思ったら急に目を閉じて何かを呟き始めた。 そして辺りをキョロキョロと見回し始めた。 「ああ、やっと理解できてきたわ。そうなんだ。これがお姉ちゃんの記憶なんだ。ふふ、凄いわ。どんどん思い出せる♪」 「まるで本当に私の記憶みたいね。あれ、この記憶は僕・・・いや陽太が生まれた頃のね」 明らかにさっきまでとは雰囲気が変わった。 素直な感じが消え何かを企んでいるような意地悪な笑みを浮かべていた。 背筋に冷たくなるようなそんな表情だ。 逃げないといけない、そう思ってドアの方に向かおうとした。 「逃がさないわよ。お姉ちゃんは私一人で十分なんだから今度は貴方が陽太になる番ね」 あっけなく捕まった私はベッドに抑え込まれてしまった。 そしてお互いの額をくっつけ合った。 すると異変が起こり始めた。 「さあ、陽太になって可愛らしい弟になるのよ」 頭の中が書き換えられていく。 頑張って耐えようとしたが勝手に変わっていってしまう。 「ああ、だ、だめ!私の記憶が消えちゃう!あれ、私?私だっけ・・・僕?」 僕は自分が誰かさえ分からなくなった。 何か大事な事を全部忘れてしまったようだ。 そんな時に嬉しそうな声で僕に声が掛かった。 「ふふ、どうしたの陽太?」 「陽太?」 陽太って誰?そもそもお姉ちゃんは誰だっけ? 僕は一生懸命に思い出そうとした。 目の前にいるのはお姉ちゃんだ。 「ねえ、思い出した?思い出せないなら教えてあげるよ。お姉ちゃんは私でしょ。だったら陽太は誰になるの?」 「えーと、お姉ちゃんはそっちだから僕が陽太?・・・そ、そうだよね、僕が陽太だよね。ごめん僕寝ぼけちゃってたみたい」 「ふふ、とってもいい気分ね。私凄く賢くなっちゃった。へえ、高校生ってこんな事も知ってるんだ。それによかったわ。私まだ処女なのね」 お姉ちゃんは何か僕の知らない難しい事や変な事を言っている。 でも何を言っているのか知らない言葉がいっぱい出てくるので僕には意味が全然分からない。 少なくともお姉ちゃんが嬉しそうだから何か楽しい事だけは伝わってきた。 「ふふ、もうすぐだね。でも今日はもう遅いから寝ましょうね」 結局僕は自分の部屋に戻って眠った。 お姉ちゃんと楽しく過ごせて僕も嬉しかった。 「ほら、早く起きないと遅刻するわよ」 お姉ちゃんの声で目が覚めた。 あまり寝てないけど外を見るとすっかり明るくなっていた。 「うん、分かった・・・」 まだ眠い、でもお姉ちゃんの言う通り起きないといけない。 僕は頑張って身体を起こした。 「さあ、そろそろ学校に行く時間よ」 着替えを終えるとお姉ちゃんが鞄を持って部屋まで迎えに来てくれた。 お姉ちゃんはスタイルが良いからブレザーがよく似合う。 そんなお姉ちゃんの制服姿を見ていたら僕のおちん○んが元気になった。 学校に行く前だから僕はそれをなんとか落ち着かせた。 「どうお姉ちゃんの制服姿似合う?」 お姉ちゃんが僕の前で屈みながらそう聞いてくる。 僕は「うん」と言うしかできなかった。 ランドセルを背負って僕はお姉ちゃんと手をつないで一緒に歩いた。 僕はお姉ちゃんに合わせてなるべく早く歩いた。 この時間が凄く好きだ。 お姉ちゃんの手が凄く暖かくて気持ちが良い。 ずっと手をつないでいたいぐらいだ。 でももう離れないといけなくなった。 僕は小学校に、お姉ちゃんは高校に行くからだ。 「ほら離れてくれないと学校に行けないでしょ。もう仕方ないわね」 別れ際にお姉ちゃんからチュッと頬にキスをされた。 「学校から帰ったらまたしてあげるよ♪」 それを聞いて僕はお姉ちゃんの手を離した。 |