叶えられた願い(後編)
 作:verdsmith7


「はあ、これが私なんだ」
私は窓ガラスに写っている自分の姿に溜息をつきました。
今の私にとってこの状況は地獄と言ってもいいぐらいです
身体を入れ替えられた上に格好までも変えられてしまったのです。
しかもあの嫌いな高橋さんに・・・
太ももが丸見えで中が見えそうな程丈の短いスカート。
髪や耳、腕などにはじゃらじゃらと鬱陶しいアクセサリー。
校則で当然禁止されている金髪に染めた髪、そしてメイク。
そして歩くとゆさゆさと揺れ動く大きな胸。
これらは元の身体では絶対無縁のものでした。
「こんなの嫌なのに・・・」

私はとぼとぼと歩いていました。
「見て、高橋さんまたあんな格好してるよ」
「おお、もう少しで見えそう!やっぱり高橋ってエッチだよな」
クスクスと笑ってくる女の子達とエッチな視線を送ってくる男子達。
以前はこんな目に遭う事はありませんでした。
ただいつも通りに歩いているだけなのにそんな声があちこちから聞こえてきます。
その中には私の友人もいました。
でも皆私に絡まれないように距離を取るか一部の男子達からエッチな視線を投げかけられました。
皆が私を不良の高橋さんとして見てきます。
私は必死で見られているのは自分ではなく高橋さんの身体の方だと言い聞かせました。



「おい、何だその格好は!?」
ひと際大きな声が響き私は驚いて身体を震わせてました。
私を呼び止めたのは生活指導の先生でした。
元の私の時は凄く優しい先生でしたが今は凄く怖い顔で私を睨んでいました。
「先生を無視するんじゃない!一体その格好は何なんだ!」
「え、こ、これは、その・・・」
私は返答に困りました。
高橋さんと身体が入れ替わって無理矢理こんな格好をさせられていると言っても信じてくれないでしょう。
今の私は完全に堂々と校則違反の派手な格好をしたギャルの高橋さんでした。


「こら先生の話は終わってないぞ!」
後ろからまた大きな声が聞こえてきますが私は構わず走り続けました。
スカートの中が見えている事さえ忘れて今は夢中で逃げました。
この格好のせいで目の敵にされたのは言うまでもありません。
今の私は完全にギャルの格好をした高橋さんでした。


一方で私の身体になっている高橋さんも問題がありました。
格好こそ私になっていますがその振る舞いなどは高橋さんのままです。
今も授業中だというのに足を組んで座りおまけにあくびまでしていました。
私が目で「やめて!真面目に授業を聞いて!」と合図していますが知らん顔です。
「分かった、分かった」と面倒臭そうに手を振られただけでした。
そしてまたひと際大きなあくびをしました。

「宮崎、これを解けるか?」
先生は黒板に書いた問題を私、ではなく私の身体になっている高橋さんに解かせようとしました。
「ごめんなさいー、分かりません♪」
明るくそう言ってのけました。
簡単な問題なのに考えようとする素振りすら見せません。
「え!?そ、そうか・・・昨日はそういえば休んでいたんだよな。まだ体調が悪いのなら無理をするなよ」
先生はどうやら私の身体になっている高橋さんが体調が悪いと思ってくれたようです。
なのでそれ以上は何も追及せず以降も指名される事はありませんでした。


「ちょっと!」
「ん、何か用か?」
あっけらかんとそう言われて信じられませんでした。
この現状を理解できているのでしょうか。
「何か用かじゃないですよ。早く元に戻らないといけないのに何でそんなに呑気にしてるんですか」
私は怒りながらそう言いました。
彼女はむしろこの状況を楽しんでいるようにさえ見えました。
「だってこんなのどうしようもないじゃん。元に戻る方法は分かんないし、誰かに説明しても信じてくれるわけないじゃん」
「そ、それはそうですけど・・・」
悔しい事に宮崎さんなんかにもっともな事を言われて言い返せませんでした。
私達が入れ替わったのは恐らくあの妖精さんが原因なのでしょうが、それを宮崎さんが信じてくれるとは思えませんでした。

「おーい、宮崎さん早く行こうよ。皆待ってるよ!」
すると遠くで友人達が呼びかけてきました。。
しかし、それは私に対してではなく私の身体になっている宮崎さんに向けてのものでした。
分かってはいます、でも・・・
「じゃあそういうことだから、あたしこれから皆とカラオケに行くからね。じゃあね宮崎さん♪」
そう言って宮崎さんは私の黒い長髪をなびかせながら楽しそうに皆の元へ去ってしまいました。
その姿は前の私より楽しそうで輝いて見えました。
楽しい学生生活をしているようでした。

でも以前の私は友達と遊びには中々行きませんでした。
勉強を優先していたからです。
「私ももう少し遊んでおけば・・・」
そう過去の事を悔やみながら私は宮崎さんとして一人帰りました。

「はあ、本当に疲れた」
今日は格好までいつもの高橋さんにさせられてしまったので周囲の目が昨日よりも厳しく疲労感も半端がありませんでした。
汚い部屋に戻ると鞄をドサッと置いて横になり天井を見上げます。
「もう何で私がこんな目に遭わないといけないのよ!」
多少愚痴を吐かないと気が変になりそうでした。

そんな時です天井を見ていると光の玉が出てきました。
「こんばんは、新しい身体はいかがですか?おや随分前と変わりましたね」
流石の私もこの登場には驚かなくなってきました。
突然の眩しい光と共に妖精さんが現れると私の姿を見て少し驚いているようでした。
「あ、妖精さん!ちょっと早く何とかしてよ!私こんな身体嫌なの!」
「あれ?まだあまり馴染めてないようですね。おかしいですね。理想通りの身体にしたのですが・・・」
私の言葉を聞いて悩む妖精さんですがそれもそのはずですこんなの私の理想でも何でもありません。
「お願い!早く私達の身体を戻して!」
必死で元に戻すようお願いしました。


「すみません、まだ願いを叶えている途中なのでキャンセルできないんです」
困った表情を浮かべながら残酷な返事をしてきました。
「冗談じゃないわ!早くなんとかして!私こんなの嫌なのよ!」
妖精さんは頭を捻り始めました。
すると何かを思いついたように急に私を見てニコッと笑いました。
「うーん、それじゃあサービスでその身体をもう少し気に入るようにしてあげますね」
「え、そういう事じゃ、ちょ、ちょっと待って!」


「じゃあ、私と一緒に楽しみましょうか。それでは少しその身体を借りますね」
そう言うと妖精さんは突然私の方に向かって飛び込んできました。
「きゃあ、危ない!」
目の前にまで迫って来た時ぶつかる、と思って目を閉じたが何も起きませんでした。
「あれ、何ともない?」
目を開けるとさっきまでいた妖精さんは姿を消していた。

あのままだと確実にぶつかっていたはずでした。
一応自分の身体も確認したが見た限りでは何も変化はないように思えました。

もしかするとまたいつものように姿を消してどこかに行ってしまったのかもしれない。
そう思っているとどこからともなく声が聞こえてきた。
「ふふ、私はまだここにいますよ」
「え、どこから話して・・・ふう、やっと少し動かせるようになりましたね」
近くにいるはずなのに姿は見当たらない。
でも確かに声は聞こえてきました。
私以外には誰もいないはずなのに。
「私はここですよ」
その言葉を発していたのは他でもない私だった。
「何で口が勝手に動いて・・・ちょっと待って下さいね。今この身体に入ったばかりなのでまだ慣れてないんですよね」
私の意志に関係なく口が動きだしていました。

「え、何なの!?あ、あれ、動けない!?」
それよりも今私は完全に身体の自由がきかなくなっていました。
もう身体は私の意志とは関係なく勝手に動いてる状態です。
既に完全に動くことができません。
「私に何をし・・・ふふ、どうやら成功したようですね」
やがて口を開くこともできなくなってしまいました。

「人間さんの身体になるのも久しぶりですね」
私は勝手にそう喋っていました。
もちろん私が口を開いたわけではありません。
ど、どうして動けないの!?
もう声を出そうとしても口は開きません。
身体を動かそうとして力を入れようとしてもピクリとも動きません。
そうやって私が戸惑っている間にも高橋さんの身体は勝手に動き続けていました。
「妖精の私とは違って凄く背が高いですね。そういえば人間さんは羽がないから飛べなかったんですよね。足で歩くのも久しぶりです」
これって妖精さんが動かしているの!?

ふらふらと頼りない足取りで動き出しました。
向かったのは鏡の前でした。
「ふふ、これが今の『私達』の姿ですか♪人間さんの容姿の基準はあまり分かりませんが美人じゃないですか。何がそんなに嫌なんですか?私はすっかりこの身体気に入りましたよ♪」
しばらく妖精さんはこの身体で軽く身体を動かすと物珍しそうに今の姿を観察し始めました。
ニコッと笑ったり横を向いたりして色々楽しんでいるようでした。

「お化粧とかしないのでなんだか新鮮ですね。これが今の若い女の子のファッションなんですね。それに表情が豊かですね」
笑ったり怒ったりし始めました。
どうなっているのか訳が分かりません。
私は鏡の前でしたくもない行動をしていました。
しかも動いている感覚もあるのです。
「おっと今はこんな事をしてる場合じゃなかったですね」
やっと鏡の前での動きが止まりました。
「ご主人様もこのままだと喋れませんでしたね。もう話してもいいですよ」
「あ、ああ!喋れる!わ、私どうなっちゃったの!?」
そう言われてやっと喋ることができるようになっていました。
しかし、それ以外は相変わらず何もできないままです。

「驚いてますね。さっきこの身体に入ったんです。今この身体にはご主人様と私の魂が入っている状態なんです。あ、でも主導権は私が持ってるのでご主人様は自由がきないんですけどね」
妖精さんの能力のは驚かされてばかりでした。
私と高橋さんの身体を入れ替えたり飛び込んできたと思ったら身体の主導権を奪われたりと何でもありの気がします。
「そんな事もできるの!?こんな事をして一体何をするの?!」
「決まってるじゃないですか。ご主人様にもっとこの身体で楽しんでもらうんですよ」
そう言って大きな高橋さんの胸を掴みました。
「あん!」
「ふふ、良い声出しますね。今日はたっぷりこの身体で楽しみましょうね」


「これが今の私ですか。やっぱり妖精の身体とは全然違いますね。ほらよく見て下さい」
鏡の前で眺め始めました。
「ねえ、もういいでしょ。この身体から出てよ」
私は必死で身体の主導権を奪おうとしていました。
しかし、不思議な力を持っている妖精さんには敵いませんでした。
力を入れようとしても身体には伝わらりません。
私はただ傍観者としてこの乗っ取られた身体の行く末を見守る事しかできませんでした。
「な!?やめて、そんなこと!」
「ふふ、何をしても無駄ですよ。さっきも言いましたが今は私がこの身体の主導権を握っていますからね」
胸元を覗き込んでその大きな胸を視界に入れてきます。
私もその見ている光景を共有されている為同じモノが見えてしまいます。
「ご主人様も嬉しいですか、こんなに胸が大きくなれて?」
妖精さんは鏡の前で屈むと私に大きな胸を見せつけてきました。
制服から溢れそうな胸元が見えます。
「ち、違うの、私は自分の胸を大きくしたかっただけで!」
「何をいってるんですか?これが今のご主人様の胸ですよ。ほら、いっぱい楽しんで下さい」
そう言うと大きな胸を触り始めました。
「あん!」
制服の上から力強く揉まれたおっぱいに私はたまらず声を出してしまいました。
触っているのは妖精さんでしたが私にもその触れた感触は伝わってきます。
暖かくて柔らくて大きな胸が手の中にぐにぐに動かされていました。
「ちょっと何をしてるのよ!?」
「折角憧れの身体になったんですから楽しまないと。それにこのままだといつまでたってもご主人様が気に入りそうにないですからね。だから私が手伝ってあげます」
そう言って高橋さんの顔がニコッと笑いました。
嘘偽りのない素直な笑みでしたがそれが不気味に思えました。


「今の私達は一心同体ですからね」
そう言うと胸やお腹をつついてきました。
「くすぐったいですか?」
「もうこんなイタズラやめてよ」
「イタズラじゃないですよ。それにしても大きくて重たいおっぱいですね。これを羨ましくなるのも分かりますね」
制服の上から胸を持ち上げました。
ぐっと持ち上げて手を放すと重力の加わった高橋さんの胸が下に落ちました。

「ふふ、巨乳も楽しいですね」
しばらく胸を持ち上げたり手放したりして遊んでいました。
こんな恥ずかしい事すぐやめたいのですが妖精さんは楽しんでいるのかやめる気配はありません。
それどころか触り方がどんどん強くなっていました。
「ちょ、ちょっと、そんなに、強く触らないで。
「私も久しぶりですからね。ちょっと軽めからにしましょうか」
今度は制服を脱ぎ始めました。
プチプチとボタンを外していきます。
「なんで脱ぐの!?今すぐやめてよ!」
「まずはこの新しい身体をじっくり確認しないとだめですよ」
ブラジャーを外すと高橋さんのたわわに実った大きな胸が飛び出しました。
そして固定されていた胸は自由になると重力が加わりズシリと重くなりました。
入れ替わった後も私はそれをなるべく見ないようにしていました。
元の高橋さんに遠慮したからです。
なのに今は無理矢理見せられていました。
「これが今のご主人様の胸なんですね。凄く大きいですね」
「うう、本当に大きい」
無理矢理生の高橋さんの胸を見た私の感想でした。
制服越しからも大きさは分かっているつもりでしたが実物は想像以上でした。
高校生とは思えないグラビアアイドルかと思えるぐらいの大きさです。
それに形も色も触り心地も良く以前の私とは比べ物にならないぐらいです。
それは少し触るだけでもポヨンと弾み胸全体を波打ちました。
「本当に大きな胸ですね。これがご主人様の物なんですよ♪」

そして今度は直接それを撫で始めました。
「んく!」
肌に沿って優しく撫でていくと高橋さんの胸の柔らかさ温かさが手に伝わってきました。
無意識の内に段々とドキドキしてきました。
変な感じでした。
妖精さんが今この身体を動かしているのに私も自分で動かしているように思えてきます。
頭では何も動かしていないはずなのに身体が勝手に動いていくのです。
しかもそれは私が望む事とは全然違うものでした。
「新しいおっぱい凄くふわふわですね。面白いです」
「そ、そんなに触らないで!」

ぶるぶると上下に揺らしたりぎゅっと握ったりしました。
自分で動かしていないとはいえこんなエッチをされたら恥ずかしいに決まっています。
認めたくないのですが本当に気持ち良いのです。
だからこれ以上したら本当におかしくなりそうでした。

「や、やめて、お、お願い!こ、これ以上は・・・ふふ、今良い所なんで少し黙ってて下さいね」
そう言われた瞬間また喋れなくなっていました。
今の私にこれを止める術はありません。
私から高橋さんの身体の主導権を奪った妖精さんが気のすむまで続きました。
「おっぱいで感じるの凄く久しぶりで嬉しいですね」
『あん、あん、だめ、こんなの・・・』
私は心の中で情けない声出し続けていました。
この声が妖精さんに届いているのか分かりません。
でも聞こえていたとしても意味はないでしょう。
なぜなら妖精さんは高橋さんのこの身体で気持ち良くなることに夢中になっていたからです。
揉んだ胸の辺りから血流が早くなっていきます。
私はひたすら大きな胸を撫でたり揉んだりし続けました。
鏡の中で高橋さんがニヤニヤしながら胸を触っています。
これが今の自分だと思うと恥ずかして仕方がありません。


「へえ、大きいだけじゃないんですね。形も良いし張りもあるし私凄く気に入りました」
高橋さんの胸に近づきながら褒めています。
すると突然息が苦しくなりました。
『な、何をしてるの!?んん!』
なんと今度は自分で自分の胸を吸っていました。
元の自分の身体なら絶対にしないしできない事です。
それを今私はやっていました。
チュウチュウと音を立てながら吸っています。
しかも感覚を共有しているので嫌でも自分が何をしているのか分かってしまいました。
口の中では入れた乳首を舌で舐めていました。
こりこりした部分を舌で突っついたり撫でていきます。
それだけでも胸は反応していました。
びりびりとした感じが全身を駆け抜けていきます。

『私高橋さんの胸を吸ってる。こんなのいけないのに、でも気持ち良い・・・』
乳首を甘くかんでいました。
『んん!あん!?』
その瞬間妖精さんの声と私の心の声がもれ、ビクッと身体が一気に反応しました。

『んん!気持ち良い!』
次第に私の中でそんな思いが生まれてきました。
「本当気持ちいいですね。でももっと気持ち良くできるんですよ」
私の事を察したのか妖精さんは胸を吸いながらそう言いました。
舌と歯を使いわけて胸を弄られていきました。
更に空いているもう一つの胸を手で握りると更に快感が沸き起こりました。
両胸から電気のような激しい刺激が全身を走ります。
『ん、んん!』
血流が更に早くなっていくのが分かります。
胸はよだれまみれになっていました。
よだれが付いた胸は光が反射して綺麗に見えました。
揉み続けました。
ただでさえ大きな高橋さんの胸が更に大きくなっていました。
「準備運動はこれぐらいですね」


妖精さんはまだ何かしようとしているようでした。
「折角だから最後まで思う存分一緒に楽しみましょう」
「はあ、はあ、喋れる。また、しゃべれるようになってる」
再び自由に話せるようになっていました。
しかし、相変わらず喋る事以外はできません。

本当はこんな事止めたいのに身体は未だに妖精さんが動かしています。
「ふふ、ここはこういう風に感じるんでしたね」
まだ履いているスカートの中に手を突っ込でいきました。
手が勝手に下半身の大事な部分を触っていきます。
「いや、やめて!」
高橋さんの身体の主導権を奪われた私にはどうすることもできせん。
しかも感覚は共有されているのでその触った触感もあります。



鏡の前で大きく足を開きました。
見たくもない高橋さんの身体を見せつけられました。
「この方がよく見えるから良いじゃないですか。ほら、よーく見て下さい。これが今の貴方なんですよ」
そこに写ったのは鏡の前で嬉しそうにしている高橋さんの姿でした。
そして大きな胸が邪魔で見えなかった下半身がこれ見よがしに写し出されてしまいました。
わざわざ脚を大きく広げてしまいました。
嫌いな相手の身体とはいえ申し訳ない気分になります。
こんな破廉恥な姿になっているかと思うと・・・
「や、やめてよ!こんな事!」
見ないようにしようにも目を動かすことができないので瞳を閉じることさえできません。
妖精さんは私の頼みを無視して鏡に写っている股間をのぞき込んでいきました。
ムチムチの太ももの間にある高橋さんの大事な所がどんどん迫ってきます。
自分のでさえそんなに見ないのに無理矢理他人である高橋さんの裸を見せられていました。
あの高橋さんからは想像できませんが綺麗に整えられていました。
ムダ毛は一切なく綺麗な裸でした。
それは股間の大事な部分も同じです。
「さあ、ここはどうなってるんですかね?」
股間をグイっと広げてしまいました。
びらびらのあるピンク色の溝が現れます。
見たらいけないと思っているのに私はそのグロテスクな穴を見つめ続けさせらました。
自分のでさえこんなに長い間見たことありません。
「ふふ、この身体年齢のわりに発育がいいですね」
高橋さんの身体は妖精さんが言うように大人の女性といった感じです。
見た目だけなら成人女性と間違える程でした。
「それじゃあ、今度はここで楽しみましょうか。さあ、一緒に気持ち良くなりましょう♪」


少しずつ入れていきました。
あの穴に指がゆっくり入り込んでいきます。
でも私にこの感覚を長く味合わせるつもりなのか一気には入れません。
寒い日に熱いお湯に入るようにじわじわとこの刺激を与えられ続けました。
「ああ、うぐう・・・ふふ、どんどん入ってきますよ♪」
戸惑いの表情と喜びの表情が入り混じっていた。
私と妖精さんの二人の感情が沸き上がる。
どちらも同じ感覚のはずなのに

「ああ、や、やめて・・・はあ、はあ、これ本当に気持ち良いですね」
感覚が共有されているせいで隠しごとはできません。
私が気持ちが良いと思えば一緒にこの身体を共有している妖精さんも当然同じ思いでした。
「憧れの身体に興奮してたんですか?だいぶ濡れてますね」
「あ、ああ!はあはあ、うう!」
ついには指が根本まで入ってしまいました。
「ここからが本番ですよ」
またわざとゆっくりと入れた指を動かし始めました。

嫌なのに鏡の中の自分は嬉しそうにオナニーをしていました。
「他人の身体で感じるってなぜか興奮しますね」
高橋さんの身体は私の意志に反して勝手にどきどきしていました。
これから何をされるのか分かりません。
でもさっきよりもエッチな事をされるのは分かりました。
胸を弄られるのでさえあれ程の気持ち良さです。
これ以上どんな刺激を与えられるのか想像すると不安と興味が入り混じりました。
本当に嫌なのに凄く気持ちが良いのです。

「安心して下さい。もっともっと気持ち良くさせてあげますから元の身体を忘れるぐらいに♪」
意識が共有されているせいで妖精さんと私は高橋さんの身体で一緒に気持ち良くなっていました。
妖精さんの気持ち良さが私に伝わり、私の感覚も妖精さんに伝わっていきます。
そしてどちらもが高橋さんの快感の虜になっていました。
私を高橋さんの身体に馴染ませる為に始めたオナニーに、既にこの時は妖精さん自身も楽しんでいました。
そしてその思いが私に流れてきます。

そうだ、早くこの身体でいって、早く高橋さんにならないと・・・
私の頭の中にそんな思いが浮かんできます。
「そうですよ。あなたは高橋さんです」
「うう、ああん!・・・可愛い声を出してるじゃないですか♪ 私もこんなに気持ちの良い人間さんの身体初めてです」
もう我慢できなくなってがくがくと身体を揺らしながら気持ち良くなっていました。
その振動でおっぱいは大きく揺れています。
このイヤらしい身体が自分なんだと自覚させられます。
「ああん!うう!」
このエッチな声も私のです。
「き、気持ち良い、わ、私、高橋さんの身体で気持ち良くなって・・・」
気持ちの良い感覚が全身を覆いつくしていました。
股間に入れた指はくちゅくちゅと水気を帯びた音をまき散らしながら上下に動いていきます。

「も、もっと、う、動かして・・・ふふっ、良いですよ、いっぱい動かしてあげます♪」
私は遂に妖精さんにそう言ってしまいました。
こうなったら最後まで気持ち良くなってしまいたいと思ってしまったのです。
この身体を動かしている妖精さんにそう言っていた。
そして私の事を十二分に分かっている妖精さんは当然了承した。
「す、すごい、こ、これが、高橋さんの、オナニー、わ、私のと全然違う」
「そうですよ。もうこれは貴方のものです。一緒に気持ち良くなりましょう。そしてこの身体を受け入れて下さい」
ぐしゅぐしゅと股間を弄るスピードが上がります。
しかも妖精さんがやろうと思っている事も理解できてしまいます。
私を高橋さんの身体で快楽に溺れさせようとしていました。

もう恥ずかしいとさえ思わなくなっていました。
「ああ、も、もうだめ!・・・さあ、その身体を受け入れて下さい。心の底から♪」
もう自分でやっているのか無理矢理やらされているのかも分かりません。
「そろそろ限界みたいですね。さあ、その身体を受け入れて下さい。貴方が憧れたその身体を・・・あ、ああ、あん、あん、んああ!」
足がピンと跳ねた時です。
私の限界が遂に終わりを迎えました。
「い、いく!ふんん!」
股間の奥から溢れてきた温かい液体が飛び散っていきました。
「う、ああー!」

この身体でいくのは初めてではありません。
ですがそれでもこの快感には頭をやられそうになります。
「凄く気持ち良かったですね。ご主人様もそう思いますよね?」
言わないでも分かってるはずなのに妖精さんはあえて私に聞いてきました。
答えは決まっています。
「はあ、はあ、ほ、本当に気持ち良い・・・」
高橋さんの身体は本当に気持ち良く快感でした。
まだ余韻が抜けていません。
「これで満足でしょ。早く元に・・・ふふ、何を言ってるんですか?まだ夜はこれからじゃないですか♪ そ、そんな!?い、いや、やめて・・・」
鏡の中で高橋さんの顔はイヤらしい笑みと絶望の表情が重なっていました。
高橋さんの顔でニヤッと笑うと鏡の前で再び胸を揉み股間に指を入れていきました。
その日私の悪夢はまだまだ終わりませんでした。
部屋の中で私の喘ぎ声と呻く声が入り混じって聞こえ続けました。


「はあ、はあ、ふんん!」
ずっとこうしながら時間が過ぎていきました。
その間私は高橋さんの全身全霊で感じ続けていました。
妖精さんは手加減なんてしてくれません。
思いっきり胸を揉み、股間に入れた指を激しく動かしました。
その感覚も伝わってくるのでまるで私自身がオナニーをして楽しんでいるように錯覚してしまいそうでした。


妖精さん自身も楽しんでいるようでした。
「も、もう、やめて・・・そんな事言っても気持ち良いの分かってますよ」
次第に私と妖精さんの喘ぎ声はどちらが出しているのかさえ分からなくなりました。
「ああ、ま、またいっちゃう・・・何度でもいっていいんですよ。ほらほらまた身体が震えてきましたよ♪ ああん!」
びくびく身体を震わせてはまた股間から恥ずかしい液体を出してしまいます。
胸だけでももう何度もいってしまいました。
辺りは私の肌から出た後股間から出た液体でびしょびしょになっていました。
「はあ、はあ、んぐぐ!んんー!」
私が喘いでいるのか妖精さんが声を漏らしているのかもう分かりません。
鏡で何度も私が行くところを見せつけられました。
そうする度にこの身体とどんどん一体になっていくようでした。



更に時間が過ぎていきます。
さすがの高橋さんの身体の体力も限界でした。
汗がひっきりなしに流れ出てもう化粧までも落ちてしまっていました。
それぐらい長い間これを続けていたのです。
「あんん!」
声を出すのでさえもう辛くなっていました。
それでも私は感じさせられ続けていました。
「ふん!はあ、はあ・・・」
また身体がビクッと動き跳ね上がりました。
これで何度目でしょうか。
ですが皮肉なことに高橋さんの身体が慣れているせいかオナニーを何度しても快感になってしまいます。
ですが流石にもう限界でした。

「はあ、はあ、ねえ、も、もういいでしょ・・・あれ?」
私は必死で妖精さんに呼びかけました。
しかし返事はかえってきませんでした。
いつの間にか身体も自由に動かせていました。
「はあ、はあ、動けるようになってる。じゃあ、私は・・・」
ずっと自分で高橋さんの身体でオナニーを続けていたという事でした。
いつから自らそうしていたのか全く分かりませんでした。
鏡を見るとそこには胸を掴み股間に手を入れる疲れ果てた高橋さんの姿が写っていました。


「ああ、身体がまだ変な気分」
やりすぎたせいでまだ至る所がジンジンしていました。
綺麗にする為にシャワーを浴びました。
汗や飛び散った液体を流すと凄くスッキリした気分になりました。
その頃には日が昇りだいぶ明るくなっていました。

新しい下着に着替え制服を着ていきます。
制服を着るとスカートを短くし胸元が見えるようにボタンを開けました。
「そうだ行く前にこれもしておかないと!」
一回教えてもらっただけでしたが不思議と上手くできました。
スッピンでも可愛いとは思いますがメイクをした方が高橋さんらしいと思えてしまいました。

準備を終えて私は高橋さんとして今日も登校していきました。
「宮崎さん、おはよう」
私の身体になった高橋さんは相変わらず楽しそうに友人達に囲まれていました。
でも前のような化粧もなく派手な制服の着方もしていないようです。
約束通り前の私と同じような格好でいるのを見て少しホッとしました
でも同時にその姿はちょっと地味に思えてしまいました。
「私って周りからああいう風に見えてたんだ」
その姿はよく言えば真面目そうに見えました。
顔は可愛いしスタイルも良いのですが悪くいえばありきたりの普通の女の子に見えたのです。
そんなかつての自分を見ているとちょっと今の自分が誇らしげに思えました。
皆と違う格好、校則違反の化粧をして特別な存在になった気がしたからです。


すると私の視線に気付いのか高橋さんは嬉しそうに私の所へやって来ました。
「へえ、ちゃんとあたししてんじゃん♪」
私の格好を見るなりそんな呑気な言葉が出てきます。
見た目は私の姿ですが最近では顔を見ると怒りさえこみあげてくるようになりました。
それに相変わらず元に戻る事にあまり興味がなさそうです。
「はあ、誉め言葉として受け取っておくわ」
「ねえ、あたしの身体でそんな溜息をしないでよね。今はお互いのフリをしないといけないんでしょ」
「それはそうだけど・・・」
そうは言われてもとても高橋さんとして振舞えると思えません。
私の身体になって楽しんでる高橋さんと違ってこっちは大変な事ばかりでした。

「宮崎さん次の授業始まるよ」
「うん、今行くよ♪」
時計の時刻は既に授業が始まる時間になっていました。
私も慌てて鞄から教科書を取り出します。
「あ、そうだ。さっきから言おうと思ってたんだけど見えてるよ」
「え?」
何を言ってるんだろうと思いつつ彼女がさしている指の先を見るとスカートの中の下着が丸見えになってました。
「わわっ!?」
派手な高橋さんのショーツが堂々と見えていました。
すぐに見えないようにしましたが恐らくクラスの何人かには見られていたでしょう。
どおりでさっきから周囲の男子達の視線が気になるはずでした。
「気を付けてよね。一応それあたしの身体だから♪」
そう言い残してにやにやした表情で高橋さんは私の友達の所へ戻っていきました。




先生にあんな所を見られなかったのは不幸中の幸いでした。
教室に先生が入ると気を取り直して授業を受けようしました。
「じゃあ、この問題を誰かに解いてもらうか。宮崎さん解いてくれませんか?」
まさかの私の身体になっている高橋さんを指名してしまいました。
先生は当然私達が入れ替わっている事なんて知りません。
なので私なら簡単に分かるだろうと思ってくれたのでしょう。
しかし、今本物私は高橋さんの身体になっています。
そして先生の出題した問題は私にも凄く難しく感じるほどでした。
こんなの高橋さんが分かるわけがありません。
この前と同じように皆の前で恥をかいてしまうと思って身構えてしまいました。
「えーと、こうすればいいから・・・これでいいですか?」
「はい、よくできました」
信じられない事に高橋さんは先生から出された問題をあっさり解いてしまいました。
なぜ分かったのでしょうか。
私にも解けない難しい問題だったのです。

「ど、どうして分かったの!?」
授業を終えると私はすぐに確認しに行きました。
いつもの高橋さんなら絶対に解けない問題のはずでした。
家で密かに勉強を頑張っていたとも思えません。

「うーん、前の授業で先生がやってた通りにやってみたらできたよ。あれ、あんた分からなかったの?」
「え、ええ・・・」
「だって簡単じゃ・・・ふふ、そういう事か♪」
そこまで言うと高橋さんは黙って何かを考えると突然ニヤッと笑い始めました。
「これは私の推測なんだけどもしかしたら私達の身体が入れ替わったせいじゃないか」
最初高橋さんが何を言っているのか分かりませんでした。
「もう少し分かりやすく教えてやるよ。あたしはあんたの賢い頭で物事を考えてるんだ。逆にあんたはあたしの悪い頭で考えてるんだよ」
そう言ってこつこつと自分の頭を指しました。
「これでも分からないか。あたしは賢くなってあんたは逆に馬鹿になったのさ。勉強なんてて大嫌いだったけど分かると面白いな♪ ふふ、次の授業も楽しみだな」
正直言っている意味はあまり分かりませんでしたが馬鹿呼ばわりされて腹が立ちました。
彼女の言っている事が正しいはずがありません。
きっと調子が悪かったせいです。
次の授業で真面目にしていればいつも通り理解できる・・・はずでした。


でも高橋さんの言っている事は正しいとすぐに分かりました。
高橋さんはその後も私の身体でスラスラと問題を解いていっているようでした。
「流石宮崎さんね」
「ふふ、こんなの簡単ですよ♪」
皆の前で先生から褒めてもらって上機嫌になっていました。
「ええ、こんなのちゃんと勉強していれば簡単ですよね♪」
私にだけ分かるようにクスッと笑いました。
更にはウインクまでしてきます。
それが凄く腹が立ちました。


逆に私の方は全然でした。
「高橋さん、これなら解けますよね?」
先生曰く簡単な問題を解くよう言われてしまいました。
わざわざ「これなら」と言われるあたり馬鹿にされた気分です。
ですが、なんとか一生懸命に考えるのですが答えが導きだせません。
「もう、ちゃんと授業を受けていたら分かるはずですよ!」
「そ、そんな事言われても・・・」
結局皆の前で叱られてしまいました。
その後の国語や英語も結局理解できないまま無駄に時間だけが流れていきます。

「どうして分からないのよ!?」
私は何が何だか分からずパニックになるだけでした。
いつの間にか目が重くなっていきました。
訳の分からない説明がこんなに眠くなるなんて思ってもみませんでした。
昨日夜更かしをしすぎたせいもあり眠気がピークに到達していました。
集中力が途切れるようになっていきます。
分からない授業がこんなにもつまらなく感じます。
ね、眠い、全然面白くない

「授業中に寝たらダメでしょ。高橋さん!」
突然頭上で怒った声が聞こえてきました。
「ご、ごめんなさい!」
しまった、と思い慌てて謝りました。
しかし、頭を上げて見えたのは嬉しそう上から見てくる私の姿をした高橋さんでした。
「いつものお前の真似だよ♪ どう似てた?ぐっすりお休みだったね。凄く気持ち良さそうだったよ♪」
「さ、さっきのは・・・」
高橋さんの身体で授業中に居眠りをしていたみたいでした。
周囲を見渡すととっくに他の皆は次の授業の準備をしています。

「ずっと見てたよ。授業が全然分からなくて退屈してたんだろ?」
それは図星でした。
全然分からなくて退屈になって居眠りをしてしまいました。
でもそれを認めたくありません。
これではまるで私が高橋さんみたいに思えてしまうからです。
「だから言っただろ。あたしはあんたの頭で考えてるからだよ」
私の頭をなでながらそう上から笑われました。
「ちょっとやめてよ!それに何を訳の分からない事を言ってるのよ!」
撫でていた手を払いのけてやりました。
「まあ頭の悪い高橋さんには難しいかもね♪ そのあたしの頭でせいぜい頑張りな♪」



私は早く学校から帰ろうとしていました。
一刻も早くここから離れたいと思ったからです。
すると使われていない教室の近くに来た時でした。
中から人の声が聞こえてきたのです。
特に気にする事なく通り過ぎようとしました。

でも私は足を止めてしまいました。
そこにいたのは私の身体の高橋さんだったからです。
何をしているのか気になってしまいました。
見ると目の前にはクラスの男の子が立って何か話しかけています。

二人は真剣な表情で何かを言い合っていました。
そして二人の表情が緩んだと思った時です。
なんと突然二人は抱きしめ合い始めたのでした。
「え、何なの!?」
大胆な行動にあっけに取られてしまいました。

「一体何をしてるのよ!?」

男子の方も抱き返して腕を後ろに回してしっかりと身体を引き寄せていました。
それは愛し合う美男美女の光景そのものでした。
しかもそれは軽いキスではなく舌を絡め合う深い方でした。
唾液の音がイヤらしく鳴り響きます。
私は目の前に広がる光景に固まってしまいました。


自分の身体が勝手に憧れだった男の子とキスをしているのです。
しかもわざと胸を押し当てて密着させています。
男の子の方も嬉しそうに股間まで大きくしていました。
「宮崎さん、最近変わったよね」
キスをしながら彼はそう言いました。
もしかしたら私達が入れ替わった事に気付いてくれたのかもしれないと淡い期待をしました。


「ふふ、あたし前とどう変わった?前のあたしと今のあたしどっちが好き?」
イタズラな笑みを浮かべて彼にそう尋ねました。
「どっちも好きだけどやっぱり今の方かな。今の積極的な宮崎さんが好きだよ」
彼のその表情から本気だと思いました。
前の私ではなく今の高橋さんを選んだのです。
私はそれを聞いてショックでした。
「ふふ、ありがとう♪」
それを聞いて高橋さんは私の身体で嬉しそうに抱き着くと密かにこっちの方を向きました。
その視線は明らかに私を向いていました。
唇の端を吊り上げて笑っていました。
「ふふふ♪」
「何を笑ってるの?」
「凄く嬉しいの。ねえ、もう一回しよ♪」
「うん、いいよ」
二人はお互いにほほ笑むとキスを続けました。
さっきよりも激しくなり身体も密着させています。
しばらく部屋には二人の唇と舌が重なる音が響きました。

「ねえ、もっとしない?」
唇を離すと上目遣いでそう言いました。
そして彼の目の前で制服のボタンを外し始めたのです。
「え、な、何を?!」
その行動に驚いたのは彼だけでなく私もでした。
彼はキスだけでもいっぱいいっぱいだったらしくそれ以上の事は考えていなかったようでした。
「だ、だめだよ。まだ僕たち・・・」
「そんな事言ってこんなに大きくしてるじゃない。本当はやりたいんでしょ?あたしと♪」


「ちょっと二人とも何をしているの!?」
私は思わず飛び出してしまっていました。
「高橋さん!?」
突然私が現れたので彼は慌て始めました。
でも私の身体になっている高橋さんは平然としています。
「ごめん、用事を思い出したから!じゃ、じゃあね!」
彼は逃げるように私達の前から立ち去っていきました。
私と高橋さんがそこに残りお互いに睨み合います。
「あーあ、もうちょっとだったのに」
立ち去る彼を残念そうにして再び制服のボタンを留め始めました。


「あたし達が何をしようがあんたには関係ないだろ」
「いい加減にしてよ!それは私の身体なのよ!それなのに彼と・・・」
私の身体でファーストキスを奪われ更にエッチな事までしようとしていました。
しかもその憧れの彼まで乗り気でした。
「まあ告ってきたのは向こうなんだけどね。なんなら断った方がよかった?あんたあいつの事好きだったんでしょ」
「彼が私の事を!?」
「ずっと前から好きでした。付き合って下さい、だってさ♪」
信じられない事でした。
ずっと片思いだと思ってたからです。
「あれ、断った方がよかった?」
「そ、それは・・・」
何と答えたらいいか分かりませんでした。
憧れだった彼の方から告白してくれたなんて思ってもみませんでした。
「キス結構気持ち良かったよ。こんな風にね」
「な、何を!?」
「間接キスってやつさ♪じゃあね、高橋さん♪」
ニコッと笑うその姿にドキッとしてしまいました。
悪びれる様子も全然ないまま立ち去っていきました。
私はしばらくぼーっとしてしまいました。


部屋に帰った後私は鞄を放り投げました。
「くそ!くそ!あーもう!」
好き勝手にされた事が悔しくて悔しくてたまりませんでした。
私は憂さ晴らしにこの身体を弄り回していました。
彼女が私の身体で好き勝手にしているのだから私も好きにさせてもらいます。
「私の身体で勝手にして!」
あれは私のファーストキスでした。
「本当は私がするはずだったのに!」

いくら落ち着こうとしてもあの光景が脳裏から離れません。
憧れの彼と私の身体が身体を密着させて愛し合っている光景が目に浮かんできます。
『今の積極的な宮崎さんが好きだよ』
憧れだった男子がそう言っていた事を思い出しました。
そして二人の濃厚なキス。
「あれは私じゃないのに!私が本物なのに!」

私は腹いせに高橋さんの身体でオナニーをしまくりました。
この身体を多少汚しても気になりません。
だって高橋さんは私の身であんな事をしていたのですから。
私だって好きにしていいはずです。

昨日妖精さんがやった時よりも激しいオナニーを始めました。
「もっとこの身体を汚してやる!」
私はスカートの中に手を入れると股間に指を入れてやりました。
悔しい思いを全て込め私は指を動かしました。
「ふんん!はあ、はあ、も、もっと!もっと汚してやる!」
怒りと快感の入り混じる夜は朝まで続きました。
そしてその気持ち良さで嫌な事を忘れてやろうとしました。
この気持ち良さだけが今の私の癒しとなっていました。


学校へ登校しても怒りは収まりませんでした。
何も知らないクラスメートにも怒りの視線を向けます。
「なんで誰も私が宮崎だって気づいてくれないのよ!」
その様子を察した周囲はいつも以上に私から距離を取りました。
イライラしながら席に着くと向こうで談笑している高橋さんが見えます。
相変わらず高橋さんは私の身体で友人達に囲まれて楽しそうに話しをしていました。
私はそれを横目に見ながら足を組んで授業が始まるのを待ちました。


「ねえ、ちょっといい?」
明らかに私がイライラしているのを分かっているはずなのに嬉しそうに誘ってきました。
少し歩くと使われてない教室に着きました。
「何の用?」
私は苛立ちを隠さずムッとした表情で尋ねました。

「おお、怖い怖い。でもやっとあたしらしくなったんじゃないか」
「そんな事を言うためにわざわざこんな所まで連れてきたの。もう行ってもいいかしら!」
しょうもない事で呼びつけられてまた怒りがこみあげてきました。
そもそも私が怒っているのは彼女のせいです。
「まあ待てよ。お前もこいつに話があるんじゃないのか」
「こいつって誰よ?」

その時です、突然眩しい光が現れました。
それはあの妖精さんだとすぐに気付きました。
「おや、こんな時間に呼ばれるのは珍しいですね。どうしました?」

「高橋さん、妖精さんの事知ってるの?!」
「ああ、知ってるよ。だってあたしもこいつに願い事をしたからな」
まさか高橋さんが妖精さんの事を知ってるなんて意外でした。
てっきり自分だけしか知らないと思っていたからです。
だから今までだってこの事は喋ってませんでした。

「二人ともかなり新しい身体に馴染んだようですね。では次の段階に移りましょうか」
また何かをし始めて私は身構えました。
最悪この前のように身体を乗っ取られるかもしれません。
私達がいた部屋に強烈な光が覆います。
やっと周囲が見えるようになってきました。
どうやら私達の見た目はまた何も変わっていないようでした。
私は相変わらず高橋さんの身体でしたし、高橋さんも私の身体で目の前にいます。
では一体何をしたのでしょうか?
「おい、今度はあたしに何をしたんだよ!?え!?」
その乱暴な言葉私の身体になっている高橋さんからではなく私が言った言葉でした。
「え、あ、あたしどうなってるんだ?」
一人称も「あたし」になり乱暴な言葉遣いになっていました。
その喋り方は高橋さんがいつも話しているような喋り方でした。

「ふふ、やっぱり高橋さんにはその喋り方の方がお似合いですね♪」
柔らかくも棘のある言葉が聞こえてきました。
それは私の身体になっている高橋さんの言葉でした。
「あら、私の喋り方変ですか♪」
あの高橋さんの話し方とは思えませんでした。

「では今度はお二人の喋り方も変えてみました。二人とも今の身体にとってもお似合いですよ♪」
妖精さんは私達の変わりようにすっかり満足しているようでした。
逆に私はこの状況に戸惑うしかありません。
「く、くそ、なんだよ、この喋り方!?てめえ、元に戻せ!」
丁寧にお願いしているはずが荒い言葉遣いに勝手になってしまいます。
「ふふ、ありがとう妖精さん。もう帰ってもいいですよ」
「はい、それでは」
呼び止めようとするも妖精さんは私達を残してまた消えてしまいました。
「お、おい、ちょっと待て!」



身体、格好、口調まで既に変えられていました。
こうなるともう自分でも自分が高橋さんそのものになった気分でした。
そしてもう勉強にもついていけません
「高橋これを解いてみろ」
「すんません、全然分かんないですー」
私はすぐに口を閉じましたが時既に遅しでした。
「おい、先生に向かってその態度はなんだ!」
先生は私の口のきき方や態度に怒り始めてしまいました。
「だってしょうがねえだろ・・・」
本当は素直に謝りたいのに勝手にぶっきらぼうな態度になってしまいのです。



「あたし高橋じゃねえのに・・・」
高橋さんの乱暴な口調でそう呟きました。
しかもこの見た目にこの乱暴な口調なので周りの警戒心は一気に高くなったようでした。
どんなに意識しても高橋さんの口調になってしまうせいです。
それでもなんとか勉強しようとしました。
授業を理解できれば少しは状況が良くなるかと思ったからです。
少なくとも先生から目の敵にはされないでしょう。
「はあ、くそ、だめだ!全然できねえ!」
私は教科書を置くと横になってしまいました。
全然集中力が続かないのです。
そもそも授業が全く頭に入らないのに教科書の内容が簡単に理解できるはずもありませんでした。
問題を解くどころか問題文を読む時点で嫌になってしまいます。
しかも無理にやろうとすると今日の授業の時と同じように眠くなってきました。

ふと床に置いてある本が目に入りました。
「あいつこんなの見てるのか?」
それは優等生の女の子と不良のギャルの百合漫画でした。
表紙には愛し合う二人の幸せそうな顔が描かれています。
私は何気なくそれを手に取ってみました。
どうせ勉強も手に着かないので気晴らしにと思ったのです。

それはとある事件をきっかけに相思相愛になっていく物語でした。
私は時間が過ぎるのを忘れてそれを読みふけってしまいました。
別にこういうジャンルが好きだったわけではありません。
なぜかこの二人の美しい愛情に惹かれてしまったのです。

読み終えると私の心臓は強く打ってました。
二人の愛情にすっかりときめいていました。
漫画の内容のせいか興奮が収まりませんでした。
物語に出てきたギャルと高橋さんの姿が重なります。
普段はぶっきらぼうだけど一途な不良のギャルと優等生の優しい女の子が私達そっくりでした。

鏡を見ると高橋さんになった私が写っています。
「好きだ・・・」
私は鏡に向かって漫画の中の不良の女の子が告白したと同じように言ってみました。


その夜正真正銘私は自分自身の意志でこの身体でオナニーをしました。
「う、ああー、ああん!」
自ら望んでこの身体を弄っていきます。
これまでのように身体を乗っ取られる事もなくヤケクソでやったオナニーではありません。
「こいつの身体でもっと気持ち良くなりてえ、もっとイヤらしい顔をしてやりてえ・・・」
服を脱ぎ捨て鏡の前でそう自分に言います。
「あたしが高橋なんだ、こんな淫乱な身体になって、気持ち良くなって・・・ああ!」
自分の中まで変わっていく。
あいつと同じになっていく。
この身体もこの快感ももう自分のモノになっていた。
もうどうでも良くなっていた。
ほとんどあたし達はお互いになっていた。
だったらもう相手になってしまえばいい。
この身体の全てを受け入れあたしは天井をぼーっと眺めた。
「ああ、今度はあいつとやりてぇ・・・」
あたしはあいつの事を思い出しながらその日も気持ちよくなり続けた。




ふとあたしは近くに一人でいた男子が目に入った。
大人しい男子で女子からそんなに人気のない内気は奴だ。

こいつは確か前にあたしのスカートの中を見てた奴だ。
授業中とかにもチラチラとあたしのおっぱいを見てくるのを知ってる。
気付かないフリをしてやっていた。
いつもなら特に気にする必要のない相手だった。
でも今日は違う。
身体が疼いて仕方がない。
そしてそれを止める方法を見つけてしまった。



「あたし実は君の事が前から気になってたんだ。あたしと良いことしない?」
人気のない所に男子を無理矢理連れていくとあたしは男子にいきなりそう言ってやった。
できるだけ顔を近づけていく。
「ちょ、ちょっと!?」
目と鼻の先まで距離が縮まると男子はたまらず後ずさりをし始めた。
でもそんな事は無意味だ。
あたしは離れようとする男子にニコニコと笑いながら距離を詰め続けた。
そしてとうとう壁際まで追い詰めた。
もうこいつに逃げ所はない。
「ねえ、返事はどうなの?あたしのこと嫌い?」
そう言って壁に追い込んだ男子を覗き込むと恥ずかしそうに顔を赤くしてやがった。
少しだけそいつの事が可愛いと思えた。

「ねーえ、さあ早く答えて欲しいな♪」
その状況で改めて質問してやった。
上目遣いで可愛らしい口調で。
「え、急にそんな事言われても!」
内気な男子らしく中々応えようとしない。
まあ、ここまでは予想通りだ。
最初から威勢のいい答えを期待したわけじゃない。
だからもう少しこいつで遊んでやる事にした。
「ふーん、前にあたしのスカートの中や胸をあんなに見てたのに答えてくれないんて酷いなー。それともあたしの身体だけが目当てだったの?」
「ち、違う!高橋さんの事は好きだよ!」
やっと答えやがった。
さあ、ここからどうこいつを料理してやるか。

「じゃあ、証明して♪」
「え!?」
「あたしにキスをして欲しいの」
赤い顔が更に赤くなっていきやがった。
「好きなんでしょ。だったらキスぐらいできるよね?」
そう言ってあたしの大きな胸を男子の身体に押しつけてやった。
更にぎゅっと押して身体を捻ってやると男子は「うう・・・」と困り果てた。

「んん!?」
その男子の唇にキスをしてやった。
背中に手を回して抱き寄せて逃げないように身体を密着させた。
多少ジタバタしていたがすぐに大人しくなった。
「ぷはっ、はあ、はあ!」
唇を離すと男子はたまらず息を吸い込んだ。

「ふふ、ごちそうさま♪」
下を見ると男子の下半身が元気になっている。
大人しそうな見かけのくせにむっつりな野郎だ。
まあ、その方があたしには好都合だ。
これからたっぷりその大きな奴を可愛がってやるよ。

男子の股間はもうだいぶ膨らんでいた。
あたしはわざとそこに自分の身体を当ててやる。
「ふふ、こんなに大きくしてだいぶあたしに興奮してるの?」
「ご、ごめんなさい!」
自分の下半身が大変な事になっている事に気付いて慌ててあたしに謝ってきた。
でもあたしはやめるつもりなんかない。
これからが楽しくなる所なんだ。
「それであたしと何をしたかったの?」
「高橋さん、ち、近いです!あ、当たってます!」

「へー、悪いと思ってるんだ。」
「は、はい!ご、ごめんなさい!」
また謝ってきやがった。
こいつさっきから謝ってばかりだな。
だったら尚更意地悪したくなっちまう。

「ねえ、本当にあたしに申し訳ないと思ってるの?」
「は、はい!本当にごめんなさい!」
「じゃあね、おっぱいをマッサージして欲しいの」
「え?!」
素っ頓狂な声を出して私の言葉に男子は信じられないという表情になった。
その情けない顔に笑ってしまいそうになったが我慢してやった。
今は可愛らしい女の子として振る舞い続けてやった。
「だってこれ凄く重くて疲れるのよ。だから、お願い♪」
もっともらしい理由をつけて男子を言いくるめていく。
「それに君も触りたいでしょ、私のおっぱい♪」
制服越しに胸を持ち上げて揺さぶってやった。
男子は揺れているおっぱいから視線が離れない。
そしてとどめとばかりにウインクをしながら甘い声でもう一度「お願い♪」と言ってやった。
「は、はい!わ、分かりました」
さっきの威勢の良さとは裏腹に震える手であたしのおっぱいを触ってきた。

「ふふ、くすぐったいよ」
揉んでいるといようりくすぐられている気分だ。
「き、気持ち良いですか?」
恐る恐るそう聞いてくる。
「うん、気持ち良いよ。でもちょっと熱くなってきちゃったかな」
「わわ!?な、何をしているんですか!?」
「だってこの方が君が揉みやすいし、あたしは涼しいから一石二鳥でしょ♪」
あたしは着ている服を脱いでいった。
一枚一枚脱ぐたびに慌てふためく男子の顔ったらない。
掌で躍らせている快感がたまらない。
「ほら続きを早くやろ♪」
あたしは大きく飛び出たおっぱいを男子に晒してやるほほ笑んだ。

「ほら凄くこってるでしょ。そこを強く揉んで欲しいの」
「わ、分かりました」
最初はおっかなびっくりだったこいつも少しずつマシになっていった。
それでもあたしの快感のハードルからは程遠いが努力賞ぐらいはやってやる。


「ありがとう。とっても気持ち良かったよ。お礼にあたしね君とならやってあげてもいいよ♪」
更に猫を被って男子の好きそうな女子を演じてやった。
男子の股間がどんどん大きくなっていく。




興奮しながらも男子はあたしの服を震える手で脱がせていった。
顔を真っ赤にして真剣な表情になっているのは少し面白い。
正直もう少し早く脱がせて欲しいが今は我慢だ。
この間も大事だからな。

いよいよ最後に着ていた下着まで脱がされた。
冷たい空気が裸になったあたしの身体を冷やして少し冷静にさせてくれる。
あたしはもう自分でも止められなくなっていた。
でもどうせ汚くなるのはあいつの身体だ。
本当に汚れるのはあたしの身体ではない。
「そうだ、さっきのお礼をしてあげるね」
「え、な、何を!?」
そう言ってあたしは男子のズボンを脱がせてやった。
あまりの突然の出来事にあいつはオロオロとしてしかいられない。
「わあ!?高橋さん何を!?」
大きくなったおちん〇んが出てきた。

おち〇ちんを胸に挟んでやった。
「ふふ♪」
「あうう!た、高橋さん!」
つまりパイズリをしてやった。
熱くなっている男子の棒があたしのおっぱいに挟まれている状態だ。
脈がどんどん胸の間で大きくなってるのが肌から伝わってきた。
「あたしのおっぱい気持ち良い?」
これはあたしからの大サービスだ。
いつもならよほど気に入った相手にしかやらない。
「うう!ああ!」
男子はあたしの質問に答えず狼狽えてばかりいやがった。
でも聞くまでもないか。
こいつの顔を見れば全部分かる。
そして挟んだおっぱいを大きく揺すってやった。
ごしごしと男子の棒を洗うように上下に動かしてやる。
「ああ、もう、だめ!」
あたしのおっぱいに白い液体が掛かった。
多少顔にも降りかかったそれをあたしはペロッと舐めた。
「もう、早いよー」
まあ童貞君ならこんなもんだろ。
「ああ、うう・・・」
「こんなに汚しちゃって仕方ないなー、じゃあ綺麗にしてあげるよ♪」
今度は白い液体を出しているアレを口に入れてやる。
「た、高橋さん!?」
それを舐め回してやった。
すぐに男子の股間は元気を取り戻していった。
あたしの口の中でまた大きくなってやがる。




「ぷはっ、ふふまた元気になったね。じゃあ、次は何を・・・」
ドンという衝撃と共に突然あたしの視界は反転した。
さっきまで見ていなかったはずの天井が見えていた。
「ご、ごめんなさい!も、もう我慢できません!高橋さん、大好きです!」
遂に理性が吹っ切れたのか男子はあたしを押し倒していた。
「やっとその気になってくれたんだね♪」
今度は男子から積極的にキスをしてくるまでになった。
唇だけでなく頬や首、おっぱいにまでしてきやがる。
「やっと男らしくなったじゃない」
こうなってしまえばあとはチョロい。
「ねえ、ちょっと疲れたからあたしのおっぱいまた揉んでよ♪」
「は、はい!」
「あんん、き、、気持ち良い♪」
男子はもう遠慮せずあたしのおっぱいを揉みまくっていた。
自分で揉んで気持ち良くなるのも悪くないが他人にこのおっぱいを揉ませるのも気持ちが良すぎる。
動きが読めないので不意な快感が襲ってくるのが好きだ。
しかも相手はウブな男子で理性を失った彼が次に何をしてくれるのか楽しみだった。
「はあ、はあ、ああ、いい、凄く、気持ちいいよ。あん!」
学校でこんな事をしているとバレたら大変な事になるだろう。
もしかしたら退学させられるかもしれない。
でもそういう背徳感を感じながらするのも興奮してくる。

「じゃあ、入れるよ♪」
あたしは男子の上に乗ると股間で大きくなってるアレを自分の穴に入れてやった。
「ああ、入ってくる。大きいのがあたしの中に、ああ、最高♪」
「ぼ、僕のが高橋さんの中に、あうう!」
男子と同じようにあたしも凄くドキドキしていた。
初めてのセックスで戸惑いもあるがそれを上回る快感に酔いしれた。
「そうだよ、あたし達一つになってるんだよ。ああ、おちん〇んってこんなに気持ちが良かったんだ♪」
すっぽりと入りきってしまった男子のアレがあたしの中で脈を打っている。
熱くて大きな棒があたしの中に入っているのを感じると凄く興奮した。

「これがセックスなんだ」
慣れた感じなのに初めてにも思えるこの感覚。
この不思議な感覚はあたしが元は処女だったせいだろう。
この身体はやり慣れているのに中のあたしが初めてだから。
「勉強はできないのにこういう所だけは本当知識があるんだな」
「どうしたの?」
独り言をつぶやくあたしに男子が不思議そうに見つめてくる。
「なんでもないよ、さあ続きをやろう♪」

ぐりぐりと腰を動かしてやった。
繋がっている腰の根本が中で動いて凄く気持ちが良い。
「はう!あ、あまり動かさないで下さい」
「こうすると気持ちいいでしょ。あたしの中気持ちよくない?」
あたしは余計に繋がった腰を動かしてやった。
「うう、き、気持ち良いです。」
「あたしもだよ。凄く気持ち良い・・・」

無意識の内にぐっと腰に力が入る。
そうだ、こうすればもっと気持ち良くなるんだ。
「ほら、もっと突いてあたしを気持ちよくしてよ。あとそのお留守になってる手でおっぱい揉んでよ」
無理矢理男子の手を掴むとおっぱいを触らせてやった。
男子はがむしゃらに腰と手を動かした。
既に感じやすくなっていたあたしの身体はそれでも気持ち良く感じられた。
というか下半身も上半身も気持ちが良すぎる。
「あはは、本当この身体最高!」

「はあ、はあ、高橋さん、もうだめ、で、出そう・・・」
もう限界が来たようだ。
辛そうな顔をしてやがる。
「ほら、出して!あんたのそれをぶちまけてよ!」
「で、出る、出ちゃう!も、もう、だめ!」
温かい物があたしの中に流れ込んできた。
それが何かすぐに分かった。

「はあ、はあ、ああ、これがセックス♪」
あたしはそれを一滴もこぼさないように腰を男子に深くくっつけてやった。
身体が一気に破裂するかと思った。
全身がびりびりと電気が走り抜けていく。
中に入った男子の液体があたしの身体全体を駆け巡るようだ。
「や、やべえ、こ、これがセックスか。こ、これは病みつきになるわ」
前のあたしがやりまくっていた訳がやっと分かった。
「はあ、はあ、またやりたいな。これ本当最高・・・」


まだ全身がびくびくする。
記憶の中にエッチの思い出もあったがやるのとやらないのとでは大違いだ。
こいつはたまらない。
「あたしに感謝しろよ。これで童貞を卒業できたんだから♪」
あたしは男子にお礼のキスをしてやった。




「ああ、滅茶苦茶気持ち良かった」
入れられた部分をさすりながらまだ余韻に浸っていた。
大人の女性になった気分だった。
でもまだ高校生なんだよな。
早くこの身体を活かして男をひっかけて金を稼ぎたいな。

男子の奴は落ち着くとさっさと服を着て帰りやがった。
もう一回ぐらいやっても良かったんだがな。
また別に適当な男子でも探せばいい。
外は暗くなっていた。

「初めてのエッチはどうだった?」
突然の声にビクッと驚いてしまった。
もしかしたら教師がやって来たと思ったからだ。
でも出てきたのは宮崎の奴、いやあたしの身体になったあいつだった。
「お楽しみだったみたいね」
「え、何でお前ここにいるんだよ?!」
友達と遊びに行ったと思っていた。
まだ学校に残ってやがったのか。
「だって楽しそうな声が聞こえてくるんだもん。すっかり私の身体に馴染んでみたいね。別に構わないよ。私だって今日も彼と色々やってたからね」
「お前またあたしの身体で勝手にしやがって!」
「それはお互い様でしょ。なんなら本番までやってる貴方に言われたくないわね」
それについては言い返せなかった。
確かにこいつがやってた事よりやばい事をしてたからな。
「その身体を気に入っているのは他でもない貴方でしょ」
そう言われてしまってまた何も言い返せなかった。
言われてみれば元のこいつよりも派手な格好になっていたかもしれない。

これ以上こいつから何か言われても惨めな気分になるだけだと思った。
だからとっとと帰ろうとした。
「うふふ、まだ元に戻りたい?」
「え?」
それはあいつの予想外の言葉だった。

「ただいまー」
あたしはこいつの家に来ていた。
正確にはあたしの本当の家なんだが・・・
「あら、いらっしゃい。今日は友達を連れてきたのね」
「こ、こんちは・・・」
出迎えてくれたこいつの母親に軽く挨拶をして家に入った。
本当はあたしのオカンのはずなんだが今は他人のように思えた。

それだけじゃない。
家の中に入った後も落ち着かない。
なんだかよその家に上がった時のような居心地だ。
「くつろいでね」
言われなくてもそうしてやるつもりだ。
あたしは綺麗なこいつの部屋に入るとベッドに座った。
汚いあたしの部屋とは全然違う。

「久しぶりの自分の部屋はどうかしら?」
「なんかつまらないな。お前漫画とか雑誌と持ってねえの?」
漫画や雑誌もほとんどなくあるのは教科書や参考書ばかりだ。
正直つまらない部屋に思えた。
よくこんな所で生活できるもんだ。
「あら、それは元の私の貴方のせいでしょ」
「ああ、そだったな。あたしって結構つまらない奴だったんだな」

元に戻るのが少し嫌に感じた。
この自由な生活を手放すのが惜しい。
真面目に生活するなんてつまらないし勉強なんてもっと嫌だ。
でもこのままこの身体で生き続けるのもな・・・
少し迷ったがあたしは意を決した。

「なあ、元に戻る前に楽しまないか?凄く良いこと思いついたんだ♪」
あたし達は着ている服を交換した。
同じ制服だがサイズや着方はだいぶ違う。
あたしは前の自分と同じようにきちんと着てやった。
あいつも。

「私達こんなに変わってしまったのね」
「へへ、この身体でこの格好になるのも興奮するな」
全体的にほっそりしているからきつくて仕方がない。
サイズが合わないからだ。
やっぱり元の身体は結構スリムだったんだな。
あと一番は胸が苦しいことだ。
「元に戻ったらこの服に合うおっぱいになっちまうのか・・・」


「私ってこんな感じだったんだ。落ち着かないわね」
その頃あいつもあたしの服を着終えていた。
ついでに化粧をしてアクセも着けてやった。
大き目のサイズだからぶかぶかになっている。
一応着崩しているが見た感じ優等生が無理して悪ぶってるように見えた。
でもそのギャップがたまらない。


あたし達はお互いを見つめ合った。
「高橋さん」
「宮崎」
お互いの名前を呼び合った。
あたしは優等生の宮崎から不良の高橋になった。
でもそれが自分が持ってない魅力的な身体に思えた。
そしてあたしはこいつの事を知っていった。


あたしにとってこいつは嫌いだけど逆に憧れた人物だった。
頭が良くて美人の品行方正の女の子
こいつはそんなあたしになりたいと思いやがったんだ。
そして送られてきた妖精の野郎に頼みやがったんだ。
あたしになりたいと・・・


可愛い顔に近づくと唇を重ねた。
女同士のキスも悪くない。
それよか男子とするよりも気分が良かった。
あの男子にしたよりもあたしは迫った。


唇を離すとあいつは顔を真っ赤にさせてやがった。
「なんだ恥ずかしがってるのかよ。あの不良がだいぶ可愛くなったな♪」
揶揄ってやったが実際に凄く可愛いく思えた。

「もうさっきは無理矢理着せたくせに今度は脱がせて」
「その方が興奮するんだよ。ふう、やっと楽になった」
こいつのきつきつの服を脱いで息ができるようになった。


やっぱりこいつの身体は好きだ。
肌はあたしと違って白いスリムな体だ。
手足も細くて長い。
「あたしの身体こんなに綺麗だったんだな」
あたしはあたしを抱いた。
するとあいつも抱き返してきてくれた。
裸同士で抱き合った。

あたしの身体を抱いているはずなのに他人を抱いているみたいだ。
もうすぐこの身体に戻れるんだ。
でも今は他人として身体を密着させた。

「私の身体ってこんなにエッチだったんだ。ああ懐かしい・・・」
抱き合いながらあいつはあたしのお尻を触ってきた。
撫でまわしてまるで痴漢にあっているみたいだ。
でも悪くない。
「ふふ、お前もやる気満々だな。へへ、それにしても可愛いおっぱいだな」
胸を重ねながらそう言ってやった。
あたしのおっぱいに比べたらだいぶ小ぶりだ。
「もう胸の事は気にしてる知ってるでしょ。それにこれは元々あなたのでしょ」
頬を膨らませて怒られてしまった。
そういえば前の私のコンプレックスだったな。
でも今のあたしからすればそんなコンパクトなおっぱいもそれはそれで良いと思える。
「悪かったな。それじゃあこのおっぱいをプレゼントしてやるよ」
あたしの大きなおっぱいをこいつの小ぶりな胸に重ねてやった。
「あん!」
こりこりと乳首で擦らせてやるとまた声を出しやがった。


そして両脚を広げてやった。
綺麗で色鮮やかなピンク色だった。
そこにあたしの股間を重ねてやった。
「んん、うう!」
腰を振ると切なそうな声を出してきやがる。
それがあたしを興奮させてくれる。
「まったく可愛い声出しやがって。これがあの頭が悪くて淫乱な高橋とはな♪」
「貴方だって優等生だったのにエッチになったじゃない」
「も、もっと動かして!わ、私をいかせて!」
言われなくてもそうするつもりだ。
だけどそう言われちゃ本気でやらないわけにはいかない。
「はあ、はあ、ああ、一緒にいこうぜ!」
あたし達は重ねた腰を思いっきり振った。
あそこが擦れ続ける。
「あうう!」
「ふんん!」
あたし達の身体がびくんと跳ね上がった。
「すっかり前のあたしになったな。凄く可愛いよ」
「はあ、はあ・・・ふふ、ええ、あなたのおかげよ♪」
嬉しそうにそう言ってきた。
あたし達は抱き合いながらまたキスをした。
こいつとは今まで喧嘩ばかりだったがこれからは仲良くできそうだ。
お互いの事を誰よりもよく分かっている者同士として。
「うふふ♪」
くすくすと嬉しそに笑い続けていた。
でもなぜかあいつにしては気持ちの悪い笑みに思えた。



「ええ、すみません。元に戻すのは無理です」
妖精の奴はあっけらかんとそう言いやがった。
「はああ!どういう事だよ!?元に戻せるんじゃなかったのかよ!?」
あたしは信じられなかった。
「じゃあ、元に戻せるっていうのは嘘だったのかよ!?」
「いえ、さっきまではキャンセルもできたのですが・・・気に入らなければキャンセルできると言いましたがお二人とも今の身体を気に入ってしまっているみたいなんです。なので願いをキャンセルできません」
「そんなの初めて聞いたぞ!」
事実妖精の奴はそんな事は一言も言ってないはずだ。
今更こんな事言われて納得できるわけがない。
「あら、妖精さんのメールをちゃんと読んでなかったの?」
「え?」
「ちゃんとあのメールの注意書きに書いてあったはずよ。ほら♪」
そう言われて渡されたのはあの妖精のメールが写ったスマホだった。
「えーと、願いのキャンセルは願い事が気に入らない場合のみです。それ以外は受け付けません・・・」
あたしは何とか冷静になろうとしていた。
そうだ、確かあたしはあのメールを受け取った後すぐにこいつと入れ替えられたんだ。
その後はメールを確認する事はなかった。
だってこいつのスマホの中に妖精のメールなんてなかったからだ。
「お前、こうなると分かってあのメール消したのか?!」
「頭の悪い貴方も分かったのね。だってこの身体頭は良いし家はお金持ちだしパパやママも優しくて美人なんだもの♪今更私がその身体に戻りたいって本当に思ったの?そんなわけないじゃない。これが私の理想の身体なんだから♪お互い憧れの身体になれたんだから良いじゃない」
「ふ、ふざけんな!あたしの身体を返しやがれ!」

「さっきも言ったはずよ願いのキャンセルはできないってね。さあ、私の最後のお願いよ。妖精さん♪」
「はい、分かりました」
あいつは妖精に耳打ちをしやがった。
「おい、妖精に何を願ったんだ!?」
「あなたの記憶を完全に高橋さんにしてもらうのよ。つまりあなたは完全に身も心も高橋さんになるの♪そして私は皆から愛される宮崎として生きていくわ。でも折角だからさっきの男の子とのエッチの事だけは覚えておいてもらいましょうか。それと私の事が大好きな事もね♪」
「お、おい、やめろ!妖精野郎!」
力づくで妖精の奴を止めようとしたが飛んでいるあいつを捕まえるのは無理だった。
それに素早く動くから全然追いつけない。
さっきエッチをした身体ではもう体力もなかった。
「すみません。ご主人様の命令は絶対なんです。それに貴方の命令はもう全て叶えられてますので」
あまりにも冷たい言葉だった。
「ふふ、さあ、何もかも忘れて身も心も頭の悪いギャルの高橋さんになりなさい」
ニヤッと笑うと妖精に最後の命令を出しやがった。
「それでは最後の願いを叶えますね」
妖精の奴が無慈悲にそう言うと眩しい光があたしを包み込んだ。
「うわ、や、やめろ!」
妖精から出てくる光が強くなるにつれてあたしの頭の中が真っ白になっていく。
「あ、ああ・・・」
「これからも高橋さんとして愛してあげるわね」
そんな言葉聞こえた時あたしは意識が遠のいていった。
「願いは全て叶えられました。それではお二人ともお幸せに♪」
それがその時最後に聞いた言葉だった。






だるい朝がまたやって来やがった。


上半身を起こすと自分が何も着ずにいた事が分かった。
また裸で寝ちまったらしい。
まあいつもの事だ。
しばらくこんな生活をしてるが風邪を引くこともないので問題でもない。
「そういば今日は久々に学校に行くんだったな」

学校に行くまでまだ少し時間はある。
遅刻しても別にかまわないが五月蠅い教師共に説教されるのも嫌なので初日ぐらい頑張ってやるか。
あたしはオナニーをしながらここ最近の事を思い出した。
結局あたしはあの男子とやったセックスがバレて停学になっちまった。
誰が言ったのかは分からない。
もしかしたらあの内気な男子かもしれないが別にそれはどうでもよかった。
それに停学じゃなくて退学でもよかったんだがな、学校行くのも面倒だし。
その間あたしは家で暇な時間を過ごしていた。
もちろん勉強なんかせず遊んでばかりだった。
周りの奴らは受験勉強をやってるみたいだがあたしには関係ねえ。
将来の仕事だってなんならこの身体で稼いでやればいいんだからな。

だから家にいる時は漫画を見たりネットを見ているかオナニー三昧だった。
それでも毎日やっても飽きやしない。
だってそれぐらいしかやることがないからな。
どうせ学校に行くなら男子を誘惑して本番がしたい。
今度はあんな根暗な男子じゃなくてイケメンが良いな。
そう思いながらあたしはお気に入りのショーツを履いた。
下着を着てシャツを着ていく。
ボタンを2つほど外し胸元を出した。
胸の谷間はこれでいいな。
もっともきつからこれが楽だからやってるのだが。
スカートの丈もなるべく短くした。
金髪も染め直しきらきらと輝く自慢の髪になった。

学校に到着するなり視線を感じた。
久々に学校に来たから皆が見てくる。
それかあたしの胸元かスカートの中の太ももや下着を見ていた。
正直この視線が心地良い。
教室の席に座ってからも大して状況は変わらなかった。


男も女も関係なくあいつの周りに集まっていやがった。
前とは比べものにならない程あいつは人気になってやがる。
正直あたしとあいつにもう接点なんてない。

でも気になっちまうんだ。
あいつがダチと絡んで楽しそうにしている所を見ていたら無性に腹が立ってきた。
それに付き合ってやがる男とイチャイチャしているのを見ると余計に・・・
自分でもなぜかは分からない。



「もう久々に学校に来たと思ったらいい加減にしなさいよね!」
突然あたしはそう怒鳴られた。
見るとあいつがあたしの席へやって来やがった。
「その格好はなんなの!?全然反省してないのね!」
どうやらあたしの格好の事で怒っているようだ。
本当にいつもうざい奴だ。

「本当に気を付けてよね。また先生に注意されるわよ」
「分かったよ」
しばらくあたしはこいつに説教をくらわされていた。
正直教師よりもこいつの注意の方がよっぽど面倒だった。
「あ、ちょっと待って」
「何だよ、まだ何かあるのかよ?」
また何かお小言を聞かされるのかと思ったがそうではないらしい。

「高橋さん、髪を伸ばしたんだね。前よりも可愛くなってるよ」
いつもの怒った顔じゃなくて凄く可愛い笑顔でそう言ってきた。
「え、そ、そうか!?」
意外にも褒めてくれた。
他の奴はあたしに話しかけさえしてこないので初めて褒めてくれた。
だからあいつにそう言われて私は嬉しくなっていた。
あいつでも褒めてくれると嬉しい。

「なあ、よかったら今度一緒に遊ばないか?」
自分でも信じられない言葉を出していた。
何でそんな事を言ったのか。
しかも皆が見ている前だ。
さっきまで散々説教を言われていたのに突然そんな事を言ってしまった。

「ええ、いいわよ♪」
あいつは嬉しそうにそう返事した。
その時のあいつの笑顔が忘れられない。
それだけ予想外の応えにあたしは嬉しくて仕方がなかった。
正直断られるかもと思ってた。
「じゃあ、またね。高橋さん♪」


学校にまた通うようになって少し時間が経った。
学校では授業もこいつとの関係も相変わらずだった。
でも一つ変わった事がある。
「なあ、彼氏と一緒にいなくていいのかよ?」
あたしが停学中にこいつは学校で女子達から人気のある男子と付き合い始めていた。
なのに今日もあたしとエッチをしている。

「いいのよ、今日は高橋さんと楽しみたいの♪」
そう言ってキスをしながらおっぱいを重ねてきた。
本当によく分からない奴だ。
でも嬉しかった。
学校では品行方正な優等生を気取っているくせに学校が終わるとあたしとこんな事を平然としてくる。
喧嘩をしたと思ったら急にしおらしくなりやがる。
前からこんな事をする奴だっただろうか?
でもそんな事はどうでもいい。
今はこいつと一緒に気持ち良くなりたかった。
身体だけの関係も悪くない。


すると隣に置いていたスマホにメールが送られてきた。
良い稼ぎの情報かと思ったがそうではない。
「何でも願いを叶えてくれる妖精だって。なんだこりゃ?」
胡散臭いメッセージでいかにも怪しいメールだ。
でもなぜか最後まで読みたくなった。

あたしが画面を見ているとスッとスマホが離れていった。
「あ!」
あたしからスマホを取ったのは隣で裸になっているこいつだった。
「まだ全部読んでいる途中だったのに何するんだよ」
「馬鹿ねえ、そんなのイタズラかなんかでしょ。ほら貸して♪」
「あ、こら、まだ見てたのに!」
こいつはあたしの手からスマホを強引に取るとメールを削除してしまった。
スマホの記録にもデータはもう完全に消えていた。
でもなぜだかそれが大事な事だったように思えた。
「何でも願いを叶えますか・・・」
その言葉がどうにも頭に引っかかっていた。
「ふふ、私は願い事叶ったよ♪」
「へえ、何をお願いしたんだ?」
「貴方と両想いになれますようにってね♪高橋さん、大好きだよ」
身体を重ねて恥ずかしい事を言ってくる。
それが冗談なのか本気なのか分からないがまあ嬉しい事に変わりはない。
「ああ、もう恥ずかしい奴だな。なら言ってやるよあたしも好きだよ」
半ばやけくそ気味にそう言ってやった。
「ふふ、嬉しい。これからもずっとこのまま仲良くしようね、高橋さん♪」
「ねえ、そんな事より私と早くさっきの続きをやりましょうよ♪」
「ああ、そうだな・・・あん!今日はずいぶん積極的だな」
あいつは私の上に跨ると腰を大きく振り始めた。
いつもは私が攻めなんだが今日はやけに積極的に絡んでくる。
大事な所が擦れて気持ち良かった。
その気持ち良さにさっきのメールの事も次第に記憶の隅に追いやられていった。
そうだ、今はこいつとエッチをしたい。
あたしはこいつの事が大好きで大嫌いだ。















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