海外旅行で入れ替えられた女の子(後編)
 作:verdsmith7


アソンはホテルの外から中のロビーを眺めていた。
千恵とアソンは身体を入れ替えられて今は千恵がアソンにアソンが千恵の身体になっている。
しかもしばらく入れ替わった身体のまま過ごすことになってしまった。
しかし、アソンは結局居ても立っても居られず千恵の後をこっそりついて来たのだ。
足取り軽くホテルへと戻っていく千恵を恨めしそうに目で追った。

ホテルのロビーでは父親が娘である千恵の帰りを待っていた。
暗くなってようやく帰ってきた千恵を心配していたのだろう最初は眉間に皺を寄せていたがすぐに嬉しそうに何か話し始めた。
アソンのいる外からでも二人の表情に笑みがこぼれているのが分かる。
その様子は誰が見ても仲の良い家族にしか見えないだろう。

本来ならアソンの身体にされた千恵があそこにいるはずだった
しかし、今の千恵は元の身体とは似ても似つかないアソンの身体だ。
あの時父親に言われた通り裏通りに行かなければ、あの時お店に入らずホテルへ戻っていれば、ああやって楽しく過ごせていたかもしれない。
そう思うと悔しくてたまらなかったが今のアソンはその光景を黙って見ていることしかできなかった。
「私が千恵なのに・・・」
ぽつりとアソンの太い声でそう呟いた。
今この身体で父親に会っても自分が千恵だと信じてもらえないのは理解している。
それに言葉も通じなくてはどうしようもなかった。
身体も日本語も奪われ千恵に与えられたのはこの国の言葉しか喋れないアソンの身体だけだ。
この身体でできる事は大人しくアソンの店に戻り身体を返してもらうまで待つしかなかった。


「あ、アソンおかえり!」
店の中に入ると明るい声が店内に響いた。
そこにはさっきまでいなかったはずの女性が何やら作業をしていた。
アソンの身体になった千恵だったが家族や交友関係までは全く聞かされていなかった。
ただ「すぐに慣れる」とだけ伝えられただけだ。
「え、あ、あなたは誰ですか?」
いきなり知らない女性から声を掛けられアソンはどうすればいいか分からなくなってしまう。
アソンの言葉に女性はキョトンとした顔になる。
しかし、すぐに状況を察したのか笑みを浮かべた。
「へー、私のことを本当に知らないみたいだし中身はやっぱり別人になってるんだ。私はアフィア、あなたの世話をアソンから頼まれたの。ふーん、あんたが新しいアソンなのね。見た目は前と同じだけど。とにかく、しばらくよろしくね」
「あ、あの私がアソンじゃないって知ってるんですか?」
どうやらアフィアはアソンと千恵が入れ替わっている事を知っているようだ。
アフィアは驚く様子もなく淡々と自己紹介をした。
「ええ、入れ替わるからあなたの事よろしくって言ってたわよ。何か困ったことがあったら相談してね」
背はアソンよりも少し低いぐらいだが千恵の背よりはだいぶ高い。
手足が凄く長くてお腹もモデルのように細いが反対に胸はとても大きい。
アソンの身体にされた千恵でさえ見惚れてしまう程綺麗な女性だ。
内心中身は女の子のアソンはアフィアと話してドキドキしてしまった。

一通りの自己紹介を終えると辺りはすっかり暗くなっていた。
アソンのお腹もぺこぺこで二人の間に「ぐーっ」という大きなお腹の音が鳴った。
「あははっ、そろそろお腹が減ったわね。じゃあ、これから夕食作るからゆっくりしててね」
そう言ってアフィアはアソンの頬にキスをしてきた。
「えっ、えっ!?」
初めて会った女性の急にそんな事をされたもんでアソンは戸惑ってしまう。
あまりにも自然にそんな事をされたものだからこれが二人にとって当たり前のことなのかと思った。
「あ、ごめんね。いつもの癖なの♪それじゃあ、そろそろ夕食を作るわね」
謝りながらアソンにイタズラな笑みを向けるとアフィアはそのまま料理を作りに行ってしまった。
その時のアフィアの顔はとても可愛く思えた。
まだアフィアの唇の感触が残っている気がする。
柔らかくてふっくらしたアフィアの唇にキスをされたアソンは股間を大きくしてしばらくそのまま呆然としていた。

その日はアフィアが料理を作ってくれた。
出てきた料理は現地の一般的な食べ物らしい。
正直なところホテルで食べた豪華な食事に比べると見劣りはする。
しかしその香りはアソンの食欲を刺激した。
アフィアが見守る中恐る恐る料理を口に入れていく。
「うんっ、すごく美味しい!」
アフィアの料理の腕が良いのそれともこの料理にアソンの舌が合うのかは分からないが凄く美味しく感じた。
お腹も減っていたこともあって料理を口に運ぶスピードも速くなりあっという間に食事を終えてしまった。
「ああ、本当に美味しかったです!ごちそうさまでした」
「あら、ありがとう♪そうやって褒めてくれると凄く嬉しいわ。いつものアソンは全然そう言ってくれないから」
作った料理を褒められてアフィアの顔には笑みが浮かんだ。
正直アソンにとってこの国に来て一番美味しい料理だったと思えた。

食事を終えてしばらくは二人で他愛もない会話に華が咲かした。
「あの、アフィアさんはアソンの奥さんなんですか?」
「あはは、まだ結婚はしてないのよ。でも付き合ってるわけでもないかな。なんというか腐れ縁ね・・・」
話を聞いていると色々事情がありそうだと思えた。
いきなり頬にキスをするぐらいだから好意はあるのだろう。
だが、それが恋人関係にまで進んでいないようだ。
「凄くアソンと仲が良いみみたいだしてっきり奥さんか恋人だと思ってました」
それがアソンの身体で感じた千恵の感想だった。
少なくとも二人の付き合いは長そうだ。
「そうね、そうなれたらいいかな・・・」
「そうですよ。アフィアさんみいたいに綺麗な人が恋人だったら絶対嬉しいと思いますよ」
アフィアは照れ臭そうにしていたがその表情はとても嬉しそうだった。


夜も更けて辺りはすっかり暗くなり静けさが増していった。
今アソンはアフィアの隣で身体をくっつけるように横になっていた。
結婚はしていないと言っていたがまるで夫婦のようだ。
最初は女同士ならいいかと思って安易に一緒に寝ることにした。
しかし、今の千恵は女の子ではなくアソンという男の身体だ。
アソンが視線を横に移すとアフィアの可愛らしい寝顔が見える。
アフィアはアソンに警戒心が全くないのか無防備な格好をしてぐっすり眠っている。
長くて綺麗な手足が伸び、服の襟元からは大きな胸の谷間が見えた。
しかもアフィアはまるで抱き枕を抱えるようにアソンの身体に手足を回してきた。
すると彼女の身体からは甘い女性特有の匂いが漂ってきた。
彼女の静かな「スー、スー」という寝息が聞こえる度にアソンの身体を疼かせた。
「うう、もうだめ・・・」
我慢ができなくなったアソンは仕方なくトイレへと行くことにした。
ズボンと下着を脱ぐと既に大きくなったアソンの黒くて大きなペニスが姿を現した。
そのグロテスクな見た目とアソンの中にある女の子としての意識が触るのを躊躇させる。
しかし、一向に落ち着く気配のないアソンの股間にやっと決心をした。
アソンは股間についている漆黒のペニスを恐る恐る握ってみる。

「はあ、はあ、こ、こうすればいいのかな。あうう、んん!」
男の身体になって半日も経っていない千恵にとってこの感覚はまだ慣れない。
グロテスクなアソンの股間にゆっくり手を伸ばす。
そして昼間千恵の身体になったアソンにされたように自分で股間を握り動かした。
するとアソンの股間は更に大きくなっていった。
「ああ、私女の子なのにこんな事して・・・あんんっ」
嫌悪感や羞恥心は未だあったが今は快感が勝っていた。
気持ちよくなればなるほど他のことがどうでもよく思えていく気がする。
「私今日まで女の子だったのに・・・」
いつも鏡で見ていた自分の姿を思い出す。
皆から可愛いと言われスタイルにも自信があった。
そんな自慢の身体が今は今日初めて会ったアソンという外国人の男性と入れ替えられてしまった。

そして記憶は千恵とアソンが入れ替わった後まで蘇ってきた。
千恵の綺麗な身体で、千恵の可愛らしい声で喘いだあの時のことを。
そして今日初めて出会ったアフィアの事を思い浮かべた。
大人の女性という感じでしっかりしていそうで身体も魅力的だ。
そんな彼女が自分の隣で一緒に無防備に寝ていた。
押し当てられた彼女の胸の感触が鮮明に蘇ってくる。
柔らかくてふわふわした感触それが自分に当たっていた。
それを思い出すと股間を握る手は更に力強く動いていった。


「お楽しみ中だった?」
「えっ!?」
突然背後から声が聞こえアソンは動かしていた手を止めた。
背中にはさっきまで寝ていたはずのアフィアが嬉しそうに立っていたのだ。
いつからそこにいたのかは分からないが少なくともアソンが何をしていたのかは絶対に知っているはずだ。
勝手にアソンの身体でオナニーをしていたところを見られてしまった。
「ご、ごめんなさいっ!わ、私あなたの隣で寝てたら、その、興奮しちゃって、それで・・・」
慌ててアフィアにアソンの身体で勝手にオナニーをしたことを謝罪した。
しかしアフィアはその事に対しては全く気にしている様子はない。
むしろその表情は喜んでいるようにすら見える。
「へえ、それじゃあ私をオカズにしてくれたんだ♪」
「あ、あの、怒ってないんですか?」
てっきり好きな男性の身体で勝手にしていたので怒られるかと思っていた。
しかし、アフィアは怒るどころか自分の事を思いながらオナニーをしていたアソンに嬉しがっている。
「アソンもその身体好きにしていいって言ってたし気にしないでいいのよ。ほら続けて♪」
下半身を出したままのアソンにアフィアは続きをするよう促してきた。
しかし、元が女の子である今のアソンは「では遠慮なく♪」と続きをできるはずもない。
「そんなこと言われても・・・」
自分一人でオナニーするのでさえ恥ずかしかったのにアフィアの前でできるわけがなかった。
本当はオナニーもできるならしたくないのだ。

「あらだいぶ大きくなってるじゃない。最後までしないと落ち着かないでしょ。私が手伝ってあげるね」
背中越しから彼女の手が伸びペニスを掴まれてしまう。
「ひゃん!あ、アフィアさん何を!?」
アソンの背中からアフィアは手を伸ばすとアソンの股間で大きくなっていたペニスを握りしめた。
たまらずアソンは声を上げてしまう。
その途端昼間に千恵から気持ちよくさせられた時のことを思い出してしまう。
今度はアフィアから同じことをされそうになっていると思うと心臓の音は急に激しくなった。
緊張とアフィアにペニスを触られているという気持ち良さの二つの思いがアソンの中を駆け巡った。
するとアフィアは優しい笑みを浮かべながら耳元で囁いてきた。
「そんなに緊張しないで、あたしがあなたをアソンの身体でいっぱい楽しませてあげる」
そう言ってアフィアは背後から身体をアソンに密着させてアソンのペニスを動かし始めた。
「あんん、アフィアさん、そ、そんなことされたら私・・・」
アフィアに股間を触られ千恵にイカされた時の事を思い出す。
上下に手が動く度にアソンの股間は気持ち良くなった。
あまりにも簡単に気持ちよくなってしまう自分に情けないと思いつつアソンはアフィアにその身を委ねてしまった。


背中にアフィアの胸が押し当てられるのが分かる。
大きくて丸い物がムニッとした感触と共に背中に触れている。
それがアソンの身体を更に興奮させた。
するとまたアフィアが囁いてきた。
「アソンはこうされるとね、凄く喜んでたんだよ。私の胸気持ち良い?」
そう言って背中に当てた胸を円を描くように動かした。
その動きに沿って乳首がアソンの背中を移動していく。
「はあ、はあ、き、気持ち良いです・・・」
その言葉通りアソンの身体はアフィアに触られると途端に気持ちよくなった。
ペニスを触る手の動きは明らかに慣れた手つきだ。
どう触って動かせばアソンが気持ち良くなっているのか全て把握しているようだった。
段々とアソンの身体が熱くなり呼吸も荒くなっていく。
「んんうう!はあ、はあ、アフィアさ・・・うぷっ!」

アフィアのふっくらした唇が吸い付いてきた。
千恵の唇よりもそれは柔らかく厚みがある。
口の中にはアフィアの舌が入り絡みついてくる。
「んんっ!?」
アソンの口の中で温かくベトベトしたアフィアの舌が絡みついてくるのが分かる。
しかし、不思議と嫌悪感は感じない。
アソンの中身は千恵という女の子のはずだが同性であるアフィアとのキスは不思議と気持ちよく感じた。
「んっ、んっ」
その間にもアソンの股間はアフィアによって動かされていた。
上も下も気持ち良すぎて今まで恥ずかしがっていたことすらアソンが忘れる程だ。

アソンが目を開くと目の前には美しいアフィアの顔が迫っている。
瞳は大きく、鼻も高い、肌もこの国の人の中では白い方でスベスベの肌だと分かる。
キスをしながらアフィアの顔に見惚れていると彼女と視線が合ってしまった。
アフィアの目がニコッと笑うとアソンの股間がまた疼く。
重なり合う唇、絡みつくアフィアの舌、漂うアフィアの体臭、それら全てがアソンを覆い尽くした。
それに千恵の身体でされた時と違ってアフィアのキスは格別だった。
千恵が子供ならアフィアは大人のキスに例えられる。
しかも恋人にする舌使いでアソンの舌に上手に絡みついてきた。
最初こそ抵抗していたアソンは今はアフィアの成すがままになっていた。
しかもアフィアにそうしてもらうと自分が満たされるような気分にもる。
単に気持ちがいいというだけでなく彼女から愛されているという満ち足りた気分だ。
そう思うとアソンはずっとアフィアとこうしていたいと思えた。


「ああ、こんな大人しくて可愛いアソン初めて♪」
唇を離すとアフィアは嬉しそうにアソンの股間を動かしながらそう語った。
アソンと同じくアフィアの表情も優しい表情になっている。
「はあ、はあ、アフィアさん・・・」
唇を離した時にはすっかりアソンはアフィアの虜になっていた。
それはアソンの身体がそうさせているのか元々魅力的なアフィアがアソンの身体の千恵の心をそうさせたのかは分からない。
しかしアソンの心も身体も今はアフィアを求めていたのは間違いない。
するとアフィアはニコッと微笑むとこう言った。
「アフィアって呼んで、いつもアソンが呼ぶみたいに」
「ア、アフィア・・・んんっ!凄く、気持ち良い・・・」
イク寸前のアソンの口から切なそうな声でそう呼ばれるとアフィアの表情は明るくなった。
「うふふ、今日はとても疲れたでしょ。だから今はアソンの身体でいっぱい気持ち良くなってね♪」
そう言ってアソンの股間を激しく動かした。
男の身体で絶頂を味わう事に未だ抵抗のあるアソンだったがアフィアにそうしてもらえるならそれも悪くないと思った。


「うっ、うっ、ああっ、ア、アフィア、も、もう、だめっ!」
身体と腰を大きく揺らしアソンは遂に解放された。
アソンの身体がビクッと動いた瞬間股間から白い液体が飛び散っていった。
「んんー!」
その時アフィアの手に暖かい液体が降りかかった。
アソンの股間からはまだ白い液体が溢れ出ている。
「入れ替わってもアソンの身体はそのままね♪どうアソンの身体気持ち良かったかしら?」
「はあ、はあ、アフィア、凄く気持ち良かった・・・ありがとう」

疲れ果てたアソンはそのまま横になるとアフィアを抱きながら眠ってしまった。
その隣で一緒に横になっているアフィアはぐっすりと眠ったアソンを見て薄っすらと笑みを浮かべる。
「うふふ、新しいアソン凄く気に入っちゃったわ。おやすみ、アソン♪これから一緒に楽しみましょうね♪」
そしてその愛しいアソンの厚い唇にキスをした。


次の日アソンは股間がムズムズするのが気になって目を覚ました。
部屋は綺麗なホテルの寝室でなく小汚くて狭いアソンの店にある小さな部屋だ。
そして視線を自分の身体に向けると真っ黒な自分の肌が見える。
「やっぱり昨日のは夢じゃなかったんだ・・・」
夢であればどれだけ良かっただろうか。
旅行先で初めて会った男に身体を入れ替えられるなんて夢だと思いたかった。
そして自分の股間を見るとそこは大きく盛り上がっていた。
「はあ、また大きくなってる・・・」
流石に昨日からずっとこんな調子で大きくなるので今更驚きはしなかった。
またか、という諦めに似た気分だ。
外は既に明るくなっており隣には一緒に寝ていたアフィアの姿はない。
どうやらもう起きているようだ。
「私も起きよう・・・」
アソンはズボンの中でパンパンに膨らんだアレを気にしつつ部屋を出ていった。

台所に行くとアフィアが朝食を作ってくれている最中だった。
「もう起きたの?もっとゆっくりしてて良いんだよ。お店の仕事は私がやっておくから」
そう言ってアフィアは簡単な朝食をアソンに出すと店の準備を始めた。
てきぱきと店の鍵を開けて開店の用意をしている。
アソンはアフィアが作ってくれた食事を頬張りながらその様子を見ていた。
もちろんその視線は自然にアフィアの胸や脚に行ってしまったのでアソンの股間はしばらく大きくなりっぱなしになった。

お店を開けてしばらく時間が経つと少しずつお客さんが店に入ってきた。
アフィアはたまに来る外国人の観光客に笑顔で対応している。
元々美人だからお客も嬉しそうに店を後にしていった。
千恵と同じく可愛らしい動物の置物や小物を皆買っていく。

「あの、何か手伝えることはないですか?」
アフィアに全部仕事を任せてじっとしてるのも悪く思いアソンは働いているアフィアに声を掛けた。
「あら優しいのね。じゃあ、これを運んでくれる?」
アソンから手伝いを申し出られアフィアの表情は明るくなった。
そこにあったのは荷物が詰められた大きな箱だ。
腕にズシリと重さが伝わってきたが難なく持ち上げることができた。
鍛えられたアソンの身体のおかげだろう。
元の千恵の身体なら汗だくになっていただろうがアソンの身体なら楽々運べる。
そのままアソンは自ら進んでアフィアの手伝いを行い続けた。

アソンの身体で過ごして分かったことはアソンはとても性欲の強い男性だったということだ。
一緒に生活しているアフィアだけでなく他の若い女性を見ただけで興奮してしまう。
すると自分の意思に関係なく股間が盛り上がってしまった。
自分は本当は女の子なんだ、と言い聞かせよう何度も頑張って我慢しようとしたが無駄だった。
今ではなるべく女性を見ないように心がけていたが、次は女性の甘い香りを嗅いだだけで股間が立ってしまった。
「ああ、また立ってきちゃった・・・」
そういう時はトイレに行ってオナニーをして落ち着かせるしかなかった。
「はあ、はあ。ああ、早く元の女の子の身体に戻りたい、あ、ううっ!」
千恵の身体に戻りたがりつつ内心は男のオナニーを楽しんでいた。
しかも我慢した後のオナニーはすぐにやるよりも気持ちが良く感じる。
そしてそれが千恵の精神を徐々にアソンのモノへと変化していくことに気付いてはいなかった。
「ああ、気持ち良かった。さあ、そろそろアフィアの手伝いに行かないと!」
すっきりした気分でオナニーを終えるとアソンはまたアフィアの元に行った。


「今日はありがとう。おかげですっかり助かっちゃった♪」
力仕事はアソンが大体済ませたおかげでアフィアはすっかり楽ができたようだ。
嬉しそうに仕事の片づけをしながらアソンに感謝している。
もちろんアソンもアフィアの役に立てて嬉しかった。
単に手伝うことができたのもそうだが、アフィアの嬉しそうな表情を見ることができて良かったと思えたのだ。

「前のアソンは全然働いてくれなかったからもうあなたがずっといてくれたら良いのにね」
その時アフィアは何気なく言ったのかもしれないがアソンにとっては違った。
凄く嬉しかった、そして心の中で何かがトクンと唸るような気がした。

「どうしたの?」
急に手が止まったアソンを不思議そうにアフィアが見ている。
慌てて片付けを再開したが、アフィアの顔を直視することができなくなっていた。
本来なら同性であるはずのアフィアが凄く愛おしく感じてしまう。
「ううん、何でもないです・・・」
恥ずかしくてその時はアフィアの顔を見れずアソンは店の片づけを始めた。
というよりジッとしていられなかった。
アソンは無理矢理にでも心のモヤモヤを取り払う為にがむしゃらに身体を動かした。


辺りが夕焼けに染まり始めた頃アフィアは買い物へ出かけアソンは店の残りの片づけをしていた。
「ただいま、あれ真面目に仕事してたんだ。元気にしてた?」
どこかで聞いたことのある可愛らしい女の子の声だ。
しかも最近まで間近でよく聞いたきがする。
「あ・・・わ、私!?」
白い肌に黒い髪とこの国の女の子とは違う。
そして千恵がお気に入りだった服を着ていた。
ひょっこり現れたのは千恵の身体だった。



「それにしてもホテルの中はクーラーが効いてたけどここは暑いわね。私の胸も蒸れちゃうわ」
千恵はそう言って蒸し暑い部屋の中でくつろぎ始めた。
お世辞にも快適な家とは言えないアソンの店だが身体を奪われた元の千恵は嫌々ここで生活しているのだ。
しかし、アソンの注意は他に向いていた。
千恵の白くて綺麗な身体だ。
可愛い服から出た白い手足、幼いながら美しい顔とかつての自分の身体だった事も忘れ見てしまっていた。
アソンの身体でいた為性の対象は完全に女性になってしまっている。
もちろんかつての自分の身体にもそれは向けられた。

「ねえ、私の身体を見て興奮してるんでしょ?」
千恵は意地悪そうな顔をしてアソンにそう言ってきた。
「だ、誰が自分の身体で興奮なんか・・・」
明らかにアソンを揶揄おうとしているのが分かる。
ただそれを分かっているのに可愛いと思えてしまう自分が情けなかった。
事実アソンはさっきから千恵の胸の谷間はスカートの中を密かに見ていたのだ。

「あはは、分かりやすいなー♪」
千恵はアソンを揶揄っては面白がっている。
しかし、それに反論しようにもアソンの身体は正直すぎた。
頭では千恵が自分を揶揄ってきているのだと分かっているのに彼女の可愛らしい顔や胸を見ると何も言い返せなかった。
仕方なく視線を逸らそうとする。
「ねえ、私が話しているんだからちゃんと私の方を見てよ。ほら少しぐらいなら私の胸を見ても良いから♪」
胸元から覗かせる胸の谷間をアソンに見せびらかせた。



「楽しかったわよ。今日は綺麗なビーチに行って皆で泳いだんだ♪ほら、その時に撮った写真よ」
千恵は手慣れた手つきでスマホを起動すると白い砂浜と青い海で遊んでいる画像をアソンに見せた。
そこには嬉しそうに水着姿で遊んでいる千恵と笑みを浮かべている家族が写っている。
どうやら家族の誰も千恵の中身が入れ替わっていることに気付いていないようだ。

「泳いだって・・・まさか私の身体で!?」
「当たり前でしょ。だって水着に着替えないと泳げないじゃない。でも可愛い水着を着てたら男達に何回もナンパされたのは本当鬱陶しかったわね。まあ私が可愛いからなんだろうけどね。本当楽しかった♪でもこの身体すぐ疲れちゃうのよね」
アソン自身にも分かっていた事だったが、いざ自分の身体で勝手に楽しんでいたと思うと怒りが湧いた。
本来なら自分がこの綺麗なビーチで家族と遊んでくるはずだったのだ。
それなのにただ思う存分楽しんでくるだけでなく千恵の身体の不満を言われたのではたまったものではなかった。
「だったら私の身体今すぐ返してよ!」

「うふふ、だーめ♪もうしばらくこの身体でもう少し楽しませてもらうね。だからアソンはその身体でたっぷり楽しんでね♪」
すると急に千恵はアソンに抱きつくとジロジロと見つめてきた。
「わわっ、何!?」
アソンは元の自分に見つめられてドキドキしてしまう。
他の女性と同じく千恵の小さくて可愛い身体が密着していると思うと興奮を抑えられなかった。
自分の香り、シャンプーや石鹸の香りが漂ってくる。
千恵の身体はアフィアとはまた違った魅力を放っていた。

「へえ、私の身体ってこんなのだったんだ♪」
すると千恵はアソンの身体をペタペタと触り始めた。
柔らかくて暖かい千恵の手が触れアソンはドキッとしてしまう。
自分の手に身体を触られているだけのはずなのに心臓が高くなり始めていた。
股間を触られたわけでもないのにアソンの身体は興奮していったのだ。
「ちょ、ちょっとそんなに触らないでよ!」
「いいじゃない。元々私の身体なんだし。ほら、もっとよく見せてよ」
慌てて千恵から距離を取るがそれに構わず千恵はニヤニヤしながらにじり寄って来た。

「あはは、私の息子久し振りね。相変わらず元気みたいで安心したわ」
千恵の股間には付いていないアソンのペニスを見て懐かしそうに覗き込んでくる。
近くに寄ると千恵の甘い臭い体臭と髪のシャンプーの良い香りが漂ってきた。

「うう、そんなにジロジロ見ないでよ・・・」
目の前で千恵にアソンのペニスを凝視されてアソンは固まってしまう。
千恵の目線が自分の恥ずかしい場所を見ていると思うと緊張してしまう。
それに千恵の吐息がペニスに当たるせいで余計に興奮してしまった。
千恵の綺麗な口から生暖かい風が心地よくアソンは股間に力を入れてしまう。

「うふふ、また大きくなった♪ねえその身体でアフィアとはもうエッチしたの?」
恥ずかしげもなくそんな事を尋ねられアソンは息が詰まるかと思った。
正直な所気持ち良くさせてもらったりはしたが本番はまだだ。
アソンが返事に困っていると嬉しそうに千恵が話を続けた。
「その様子だとまだみたいね。勿体ないなー、アフィアのセックス凄く気持ち良いのに」
入れ替わる前にしたアフィアとのセックスを思い出したのか身体をくねらせながら説明していく。
「アフィアの胸凄く大きくて綺麗でしょ。この身体も大きいけどどっちが大きいのかしらね♪」
そう言ってわざと胸を突き出してアソンに谷間を見せてきた。
そして目の前で服の上から嬉しそうに胸を揉んでみせた。

「や、やめてっ!私の身体でそんな変なこと・・・」
しかし、アソンの身体はそれをもっと見たがっているのか反応してしまう。


「それともこうやって手でやってあげた方が気持ちいいのかしら♪」
突然千恵はアソンの股間を服の上から握ってしまった。
そしてグリグリと手を動かしズボンの下で大きくなったペニスを弄り始めた。
「あうう、んん!やめてよ!私、またそんなこと・・・あん!」
あまりの気持ち良さにアソンは身体をくねらせながら感じてしまう。
アソンの身体になって何度もされたり自分でもしていた事だが未だにこれに抗う術がない。
しかし千恵はその光景を見ると少し溜息をついてしまった。
「その女の子みたいな仕草や言葉遣いもその身体には似合わないわね。うふふ、もう少しアソンらしくしてあげるね」
「はあ、はあ、え、どういうこと・・・んぷ!」
突然千恵がアソンに唇を重ねてきた。

アソンの力ならすぐに引き離すことはできるだろう。
しかし、アソンはそのままキスをした。
なぜそうしたのかは分からないがそのキスは不思議なものだった。
「んぐぐ!」
千恵の舌と唾液を無意識の内に吸ってしまった。
逆に千恵はアソンの舌と唾液をたっぷりと吸っていく。
するとアソンの頭に以前に感じたような異変が起こり始めた。
何が起こったのか分からずたまらず唇を離す。
「ぷはっ!一体何をするんだ!?俺・・・アレ、俺こんな喋り方だったか?」
「ほら、だいぶアソンらしく喋れるようになったわね。じゃあ、次はアソンらしく振る舞うようにしないとね」

アソンは千恵の成すがまま押し倒されると服を脱がされ上に乗られてしまった。
この時アソンは千恵を襲わないようにすることだけで限界でここから逃げようなどと微塵も考えられなかった。
「アソン嬉しいでしょ。こんな可愛い女の子に気持ちよくさせて貰えるんだから♪」
「ち、違う。私は、お、俺はアソンじゃ・・・あぐぐっ!」
その口調は以前のアソンのモノによく似ていたというよりアソンそのものだった。
少なくとも女の子の口調は消えている、それを聞いて千恵は嬉しそうにアソンのペニスを握った。

この前と同じように千恵はアソンのペニスを握って動かし時折胸を押し付けた。
それだけでアソンは至福を得られた。
「くっ、ううっ・・・やばい、気持ち良すぎる!」



「ほら、自分がアソンだって認めなさい。そうしたら最後までイカせてあげる♪」
アソンのペニスを一度止めニヤニヤしながら千恵はそう言ってくる。
ここで自分はアソンだと認めてはいけないと頭ではわかっていた。
しかし、絶頂を味わいたいアソンの身体が快感を求めた。
「お、俺は、アソンだ!」
「よくできました♪じゃあ最後の仕上げね♪」
千恵は望んだ返答を聞いて嬉しそうにアソンのペニスを再び動かし始めた。
既にアソンの身体はイク寸前だったのだろう。
「う、う、おおー!」
すぐにアソンは絶頂に到達した。
その時アソンには以前までの千恵の面影はすっかり消え去っていた。
まるで本物のアソンのように男として快感を味わったのだ。



「ふう、アフィアも私にこんな事させてどうする気なのかしら?もうすぐ身体が元に戻るのに・・・」
隣で本来のアソンの身体が疲れ果ててぐっすり眠っている。
もうすぐ千恵とアソンは元に戻ることになっていた。
そうすれば以前と同じくアフィアとセックスを楽しめるはずだ。
千恵はそう思っていた。
「まあ、いっか♪私も少しこの身体で楽しんじゃおう♪」
深く考えずに千恵は変わり果てたアソンを置いて隣の部屋へ移動した。
まだ夜は始まったばかりだ。



「ああ、気持ち良い。私のおっぱい大きくて柔らかくて気持良い♪」
部屋を移動した千恵は鏡をみながら服の上から大きく膨らんだ胸を揉んでいた。
自分のモノとなった千恵の胸を揉み乳首を摘まむ。
ジンジンと胸が熱くなり大きさも変わってくるのが分かった。
「女の子の胸ってこう感じるんだ♪」
そして千恵はその感触を楽しみながら鏡を見る。
そこには可愛い白い肌をした千恵が嬉しそうに胸を揉んでいる姿が写っていた。
一瞬服を脱いで裸で楽しもうと思うがそれは止めた。
まだまだ時間を掛けて楽しみたい。

千恵はスカートの中に手を入れるとその中にある股間の溝へと手を入れて動かし始めた。
エッチな声を出し女の子の気持ち良さを全身で噛み締める。
「はあ、はあ、うっ、くっ!」
男の時では味わえない女の快感だ。
「んんっ、またいっちゃいそう・・・う、んああ、あん!」


「ああ、気持ち良かった♪ホテルだと家族と部屋が一緒だったからあまり楽しめなかったのよね。やっと思う存分この身体を楽しめるわ♪」
そう言って千恵は服の上から胸を揉んだ。
柔らかな胸の感触が手に伝わってくる。
ふっくらと大きくて柔らかいそれでいて弾力性のある綺麗な胸だ。
「この胸も好きだけど大きすぎて肩が凝っちゃうのよね。でも今はいっぱい楽しませてもらいましょうか♪」
そう言って千恵は次々に身体を触り始めた。

「ああ、私の身体良い匂い♪汗臭いアソンの身体とは大違いね」
改めて千恵は自分の匂いを嗅いでみる。
いつもお風呂に入って清潔にしていたおかげで嫌な臭いは一切しない。
むしろ甘い香りが漂っていた。
「はあ、はあ、でも女の子の身体も良いけどやっぱり男の身体でそろそろやりたいわね」
千恵の身体を手に入れたアソンはその身体自体は気に入っていた。
しかし、やはり元の男の身体が恋しかった。
あの身体中を支配するような男の快感はやはり捨てきれない。
そして何よりも好きな女性とやりたかったからだ。


「ただいまー。あら、どちら様?」
千恵が一人エッチを楽しんでいると聞きなれた女性の声が聞こえてきた。
しかしアフィアは千恵の姿を見ると初対面の相手に挨拶するように声を掛けてきた。
どうやら千恵が入れ替わったアソンの身体だと知らないようだ。

「この身体だと分からないよね。へへ、アソンだよ。今は千恵って女の子の身体になってるけどね。アフィアにこの身体を見せるのは初めてだったわね。私の新しい身体可愛いでしょ?」
オナニーを止めありったけの笑顔でアフィアの方を向く。
アフィアにとっては漆黒の肌で逞しい身体のアソンからはかけ離れた姿に見えるだろう。
「ああ、前のアソンね。そんな身体になったんだ・・・」
白い肌の千恵は以前のアソンだと正体を明かすとアフィアの目の前でクルっと回った。
軽やかに動きスカートと黒い髪をフワッとなびかせるとその可愛さが際立って見えた。
「ふーん・・・」
だが、アフィアはあまり千恵の身体自体には興味がなさそうだ。
「で、アソンになった千恵ちゃんは?」
目の前の千恵の身体になったアソンには興味を抱くこともせずアソンの身体になった千恵をキョロキョロと探し始める。

「ええ、言われた通りちゃんと前のアソンらしくしておいたわよ。今は隣の部屋で寝てるわ」
その言葉を聞いてアフィアは明らかにさっきまでの表情とは変わった。
「どう千恵ちゃんの身体は気に入った?向こうの家族とは上手くやってる?」
さっきとは打って変わって千恵に嬉しそうな表情で話しかけ始めた。
「体力がないのは仕方ないけど、この身体可愛いし家族も優しくてそこそこお金はあるから楽しいよ」
「そう、良かったわ・・・」
アフィアが静かにそう答える。
どこか冷たくよそよそしい印象を受ける。
いつものアフィアとは何かおかしい気がする。
「アフィアのおかげね。アフィアが持ってたあの香炉で入れ替わって楽しい旅行ができてるんだもの。あーあ、もう少しこの身体で楽しみたいけど旅行ももうすぐ終わりなのよね。でもアフィアとまたいっぱいエッチができるから元の身体に戻るのも楽しみなんだ♪」
千恵は嬉しそうに元の男の身体に戻ってアフィアとセックスをすることを楽しみにしているようだ。

「私もアソンと早くエッチしたいわ。とても楽しみね・・・」
だがその言葉は千恵の方へ向けられることはなかったアフィアの視線は隣の部屋で眠っているアソンへと向けられていたからだ。
「アフィアなんか冷たくない?ほら、久々に会ったんだから楽しくしようよ」
アフィアの素っ気ない応対に流石の千恵も気付いた。
しかし、アフィアはスッと立ち上がると棚から何かを取り出し始めた。
そして何かを用意しながら淡々と千恵に語り始めた。
「私ね、新しいアソンの方を気に入っちゃったの。だからもう貴方はそのまま千恵になってよ。それに貴方もその身体気に入っているみたいだし」
「えっ、アフィア何をしているの?!」
アフィアが振り返るとその手には縄があった。
そして千恵の方へとゆっくり歩き始めた。



「や、やめてアフィア!」
アフィアに無理矢理服を脱がされて手足を縛られた千恵は涙ながらに訴えた。
しかし、アフィアは邪悪な笑みを浮かべると千恵の身体をねっとり確認するように触り始めた。
その顔は美味しそうな獲物にありつけたヒョウのような表情だ。
「可愛いわよ千恵ちゃん。中身があのアソンだったなんて信じられないわ。でもあなたはもうアソンじゃなくて千恵ちゃんの方が似合ってるわね」
「あんっ!ア、アフィア、あなた一体何をしてるの!?」

「遠くに行きたかったんでしょ。良かったわね、その身体ならどこへでも行けるわよ。千恵ちゃんとしてね♪」
そう言ってアフィアは千恵を床に押し倒してしまった。
千恵の小さな身体では背の高く鍛えられたアフィアには敵わなかった。

「アフィアやめてよ・・・こんなこと。ねえ、許して・・・ど、どうしてこんなことするの?」
なぜアフィアがこんなことするのか千恵には分からなかった。
もしかして千恵の身体と入れ替わった事を怒っているのではないかと思った。
しかし、アフィアは最初から怒ってなどいなかった。
「勘違いしているみたいだけどアソンのことはずっと好きよ」
「ならどうして・・・」
千恵の頬に手を添えるとニコッと笑う。
ただしそれは温かみのある笑顔ではなく、不気味な笑みのように思えた。
「私はあの新しいアソンが貴方よりもっと大好きになったの。強くて優しくて思いやりのあるアソンが大好きなの。だから昔のアソンはそのまま本物の千恵ちゃんになってね♪」

「や、やめて!私別に女の子になりたかったわけじゃないの、あん!」
千恵の必死の静止に聞く耳を持たずアフィアは千恵の綺麗な身体を撫でていった。
冷たい笑みを浮かべるアフィアに千恵は恐怖心すら抱く。
それを知っているのかアフィアはビクビクと震える千恵を嬉しそうに見つめながら身体を寄せて来る。
「あんっ!」
「こうやって気持ちよくなると段々と身体に精神も記憶も馴染んでいくのは知ってるわよね。じゃあ何回もイクとどうなるのかしらね♪向こうであまりできなかったんでしょ。今日はその分たっぷり私が気持ちよくさせてあげるね♪貴方が自分の事を本物の千恵ちゃんだって思えるまでね♪」
そう言ってアフィアは千恵の胸と股間の溝へ手を触れるとその長い指で千恵を気持ちよくさせた。
片方の手で千恵の大きな胸を大きく包み込む。
そしてもう片方の手でアフィアの細長い指がスーッと千恵の股間に開いている穴へと入れていった。
「あっ、あっ、こ、こんなの・・・」
千恵の身体がピクピクと動きその口からはイヤらしい声が溢れてくる。
「ア、アフィアっ!ダメ!こんなことっ!私女の子になりたくないのに、あんん!」
千恵の必死の言葉にも耳を貸さずアフィアは縛られて身動きできない千恵に女の子としての快楽を与え続けた。
千恵も何とか逃げ出そうとするが縛られた縄はきつく千恵の力ではほどくことができない。
たとえ縄を解くことができたとしてもアフィアに力づくで抑え込まれるだろう。


アフィアがふっくらした胸を揉み乳首を摘まむと千恵は身体をビクビクと唸らせた。
「んんっー!」
耐え切れず千恵は声を漏らしてしまうがアフィアの手は止まらない。
むしろその動きは激しさを増していった。
「あんんっ、んん!」
「可愛い声を出しちゃって・・・でもまだまだね。もっともっと本物の千恵ちゃんになってもらわないと」

アフィアは千恵の身体になったアソンに本物の千恵の精神と記憶を上書きしていく。
少しずつアソンとしての意識を失い千恵に近づいていくのが分かった。
そして本物の千恵になっていくかつてのアソンにアフィアは語り始めた。
「新しいアソンは凄く素敵なのよ。仕事はよくするし私の手伝いも進んでやってくれるの。それに料理まで褒めてくれるんだから♪でも前のアソンは全然そんな事してくれなかったわよね、例え私が頼んでも・・・でもアソンの身体とセックスだけは最高だったわ」
アフィアは今までのアソンに対する不満をこれでもかと吐き捨てていった。
だがアソンとのセックスだけは捨てられず関係を持ち続けた。
そして今回アソンが外国人と入れ替わると聞いた時チャンスだと思った。
もしかしたらアソンを理想の男にできるかもしれない。
そしてアソンの身体には可愛らしくて優しい千恵が入った。
結果的にアソンの身体になった千恵をアフィアは気に入ってしまったのだ。

「アフィアお願い。元に戻ったらちゃんと働くしアフィアの手伝いもするから許して・・・」
しかし、今更アフィアはそんな言葉に耳を貸さなかった。
冷たい笑みを浮かべながら千恵の黒い髪を撫でると顔を近づけながらそっと言った。
「うふふ、もういいのよアソン。早く男だったことなんか忘れてその身体に相応しくなりなさい」
そう言って千恵の中に入れた指を上下に動かした。
「い、いや、や、やめて!はううっ!」
千恵はもがいて逃げようとするがきつく縛られた縄はとても千恵の力で外せるものではなかった。
ぎしぎしと縄のきしむ音だけが響いた。
そして、それは冷たい表情のアフィアに火を点けて更に動きを速めさせた。
「そうやって抵抗する姿もたまらないわね。」
「あん、んんー!あっ、あっ、ア、アフィア・・・」
千恵はアフィアの名前を呼びながら女の子として気持ちよくされ続けた。
その後もしばらくの間千恵の喘ぎ声とアフィアの嬉しそうな声が響き続けた。



「はあ、はあ・・・」
千恵の荒い息遣いだけが聞こえてくる。
もう何度アフィアにイカされたか分からなかった。
絶頂を味わう度に千恵の頭の中は本物千恵の精神と記憶に上書きされていった
今までの日本の生活、家族や友人、好きな人の事など次々に頭に溢れてくる。
逆にアソンとしての記憶は頭の片隅に追いやられやがて消失していく気がした。
それを裏付けるように千恵の股間からは噴き出した潮のせいでびしょ濡れになっている。


「だいぶ大人しくなったみたいね。そろそろかしらね、じゃあ最後の仕上げをしましょうか♪千恵ちゃん私の言う事を素直にきくならこれ外してあげる」
「はあ、はあ、わ、分かり、ました・・・」
もはや抵抗する気力もなくなった千恵は素直にアフィアに従うだけになっていた。
縄を解かれても逃げることもせず大人しくアフィアの言う通りにしている。
従順な千恵を見てアフィアは嬉しそうに語り掛けた。
「良い子ね、こんな事してごめんね。今度は一緒に気持ち良くなろうね♪」
縄をほどいたアフィアは服を脱ぎ始めた。
すぐに千恵と同じく何もない裸の状態になった。
白くて小さな身体の千恵と黒く背の高い身体のアフィアが並ぶと二人の違いがよく分かる。
「あ、アフィアさん、今度は何を?」
次にアフィアが何をしてくるのか分からず千恵は怯えていた。
「怖がらなくても大丈夫よ。今度は千恵ちゃんと一緒に私も気持ちよくなりたいのよ」
そう言って身体を近付けるとアフィアは千恵の身体を触り始めた。
さっきまでの事があったのでアフィアの手が触れた瞬間千恵の身体がビクッと動いた。
アフィアは構わず千恵の身体をイヤらしく触りながら探索し続けた。
「本当白くて奇麗な肌ね。こんなにスベスベで前の身体とは大違いね」
千恵の頬や腕をスリスリと触るとその綺麗な肌触りを堪能し始めた。
柔らかくて瑞々しい千恵の肌はアソンのゴツゴツとして荒い肌とは大違いだ。

「千恵ちゃんの胸可愛い♪ねえ、私と比べっこしましょう♪」
千恵は顔を赤くしながらアフィアに言われた通り自分の胸をアフィアの胸に押し付けた。
アフィアの胸の方が若干大きく千恵の胸の方が少し小さいようだ。
なので千恵の胸はアフィアの胸に当てられ覆われるように押し付けられた。
そしてアフィアの黒い胸と千恵の白い胸をまるで風船と風船がぶつかるようにくっつけ合った。
アフィアは嬉しそうに千恵は恥ずかしそうにそれを続けた。
「あんっ!」
「ふふ、私の方が少し大きいかな。でも千恵ちゃんのも形も大きさもバランスが良いわね♪」
そしてコリコリとお互いの乳首をこすり合わせた。
アフィアの大きくて少し黒っぽい乳首と千恵のピンクで小さな乳首が擦れていく。
「ア、アフィアさん私恥ずかしい、それに変な感じがして、んん!」
「でも、気持ち良いでしょ。それに恥ずかしがってる千恵ちゃん凄く可愛い♪」

「幼いけど可愛い顔、ほら、キスしよ」
言われた通り千恵はピンクの唇をアフィアのふっくらした唇にくっつけた。
しかし、それは単に軽く触れる程度のソフトなキスだ。
以前のようなしゃぶりつくような乱暴な感じではなかった。
「うふふ、いいわね。ほら今度は私の胸を揉んで」
千恵は恐る恐るアフィアの豊満な胸を触った。
優しく撫でるように触れている。
アフィアにとってはもう少し強く揉んでくれなければ物足りないぐらいだったが今はこれに満足していた。
「ア、アフィアさん、も、もういいですか?そ、その私こんな事恥ずかしくて・・・」
もう最初の頃のような威勢の良さは消えて今は大人しい女の子のようだ。
しかも、ただ女の子のように喋るのではなく以前の千恵が話していた元々の口調に更に近付いていた。
「ええ、分かったわ。じゃあ、最後にしましょうか♪」


「どう千恵ちゃん、こうされると気持ち良い?」
千恵の上に覆いかぶさるとアフィアは千恵の股間に自分の股間を重ねた。
そして千恵の大きな胸を吸い始めた。
「あ、あんんっ!アフィアさん、気持ちいい、気持ち良すぎて私・・・」
可愛い声の喘ぎ声が部屋に響き渡る。
そしてアフィアはそれを嬉しそうに聞きながら千恵の胸を「チューチュー」と吸っていった。
かつてのアソンがアフィアにしていたように今はアフィアが千恵の身体になったアソンに気持ち良くしている。
そして「カリっ」と千恵のピンクの乳首を優しく噛んだ。
「んぅ、んああー!」
千恵は身体を震わせて気持ち良くなっている。
「うふふ、さあ千恵ちゃん。その身体でしっかり味わないなさい。女の子としての快感をね♪」
「アフィア、アフィアさん、私、も、もうダメ・・・」
そう言い終えた時千恵は腰を大きく突きあげた。
「ん、ん、あーん!」
飛び出した液体がアフィアを含めて辺りに散っていく。
しかし、アフィアはその光景を嬉しそうに眺めるだけだった。
「はあ、はあ、ア、アフィアさん、す、凄く、気持ち良かったです・・・」
千恵は嬉しそうに静かにアフィアにそう伝えた。
もう粗野なアソンだった頃の雰囲気すら感じさせない。
身も心も大人しくて可愛らしい千恵になったようだ。
それを見てアフィアも微笑みながら千恵を抱きしめた。
「私もよ千恵ちゃん、これからは異性じゃなくて女の子の千恵ちゃんとして好きになってあげるね♪」
そしてアフィアは心身共にすっかり千恵になったかつての愛しいアソンに軽くキスをした。


全てを終えてすっかり変わり果てた千恵はホテルに戻ることにした。
「今日はもう遅いからここに泊まってもいいのよ」
「いえ、パパ達も心配するかもしれないから帰りますね。また来ますね、アフィアさん」
そう言って千恵は顔を真っ赤にしながら家族が待つホテルへと歩き始めた。
その後ろ姿や歩き方は元のアソンとは思えない程女の子らしくなっていた。
いや、もう本物の千恵になってしまったようだった。
ホテルへと帰っていく千恵を見送りアフィアは微笑みながら愛するアソンがいる部屋へと向かって行く。
「うふふ、アフィアさんか・・・」
アソンはアフィアのことを絶対にさん付けで呼ぶことはない。
それは千恵の中にあったアソンの精神が千恵に変わり果てたことを証明していた。
「うふふ、新しいアソンに千恵ちゃんどちらも最高ね♪」
そう言いながらアソンの隣に横になる。
アソンは深く眠っておりさっきまでここで色々な事が起こっていたことに気付いていないようだ。
「アソン・・・次はあなたを新しいアソンにしてあげるね。それも私の理想のアソンになるのよ♪」
アフィアはそう言って眠っているアソンに抱きついた。



「おい、どこへ行くんだ?」
翌朝アフィアに起こされたアソンは良い所へ連れて行くからとアフィアに半ば無理矢理外へ連れ出されていた。
「秘密♪いいから私と一緒に来て」
何度かアフィアに聞いてもそういうだけでアソンは仕方なくアフィアの後を追った。
アフィアに手を引っ張られるアソンはすっかり元の千恵の女の子らしい口調は消えアソンの荒っぽい口調になっていた。
もはや誰が見ても中身が女の子だったとは気付かないだろう。
アソン自身も今の口調で喋る方が楽になっていた。
昨夜の出来事はアソンのほぼ全てを変えてしまっていたと言っていい。
だが幸か不幸かアソン本人はそれを全く気にする事はなかった。

もうだいぶ歩き続けており店からだいぶ離れていた。
しかも今歩いているのは山道でありアフィアはどうやらその頂上に向かっているらしい。
鍛えられたアソンの身体だったので歩くこと自体は苦ではなかったが前を歩いているアフィアが疲れてきているようだ。
「ほら、俺が引っ張ってやるよ。こっちに歩いていけばいいんだろ?」
アフィアの前にスッと出てアフィアの手を握った。
「はあ、はあ。ごめんね、ありがとう」
アフィアは嬉しそうにアソンと手を引かれ歩を進めていく。
アソンはアフィアの柔らかく暖かい手を触り人知れず股間を大きくさせた。


しばらく二人で手を握って歩き続けるとやっとのことで頂上に着いた。
流石のアソンも少し息は切れていたがそれでもまだ余裕はある。
頂上は展望台になっておりどうやら景色を楽しめるようだ。
「ほら、ここに来たかったんだ♪アソン一緒に景色を見ていこう♪」
元気を取り戻したアフィアが今度はアソンの手を引っ張り展望台へと駆けていく。

展望台に上りようやく景色を拝むことができた。
アソンは言葉を失った。
小さくなった街が下の方に見える。
そして街の上の方を見るとその奥には地平線まで見渡せる広大な景色が広がっていた。
まるでどこまでも続くように街から地平線に向けて道が続いている。
別の方角を見ると遠くに雲まで届く山々が見えた。
「す、すごい・・・」
こんな雄大な景色は始めたみた。
いや、違う、アソンの中で何かを思い出していた。
あの地平線の向こうに行ってみたいという記憶、そしてこの景色を前にアフィアとキスをした時の記憶だ。


「綺麗でしょ?」
絶景の前に佇むアフィアがそう尋ねてくる。
「凄く綺麗だ・・・」
絶景と美しいアフィアの姿を前にアソンは素直にそう言った。
そして自然にアフィアの元に近寄って行った。
吸い込まれそうになる絶景に目を奪われながらアソンはアフィアに抱きついた。
「でしょ、来てよかっ・・・」
アフィアの言葉はそこで遮られた。
記憶の中のあの時と同じように雄大な景色を前にアソンはアフィアにキスをしていたからだ。
やったこともないのにアフィアの背中に手を回してぎゅっとその身体を抱きしめながら唇を重ねていると以前言えなかった事を今言わなければならないと思った。
「俺アフィアが好きだ」
そっと唇を離しアフィアの瞳を見つめながらそう告白した。
「私もだよ、アソン」
アフィアにそう言われてアソンは嬉しくてたまらなくなる。
絶景を前に二人は再び唇を重ねた。


店に戻ると同時にアソンはアフィアを押し倒した。
もう何度キスをしたか分からない。
今はキス以上の事を身体が求めていたのだ。
そしてアフィアの服を脱がせようとした時ふとアソンの手が止まった。
アソンの男としての性欲に突き動かされていたが同時に千恵の残り少ない理性がそれを抑えようとした。
本当は女の子なのに男性としてアソンとしてアフィアとセックスをしようとしている。
それで本当に良いのだろうか・・・
アソンとしてすることもそうだが、アフィアは中身が別人と知りつつ自分とセックスをしようとしている。
「ま、待ってくれ!良いのか?俺は、ほ、本当はアソンじゃないんだぞ・・・」
本当はアフィアと早くエッチをしたかった。
だが肝心のアフィアはこのままセックスをしたので良いのだろうかと考えてしまった。
するとアフィアはすぐにほほ笑んだ。
大した問題でないと言わんばかりに綺麗な手でアソンの顔に触れる。
「うふふ、まだ千恵ちゃんの意識が残ってるのね。でも私が忘れさせてあげるわ。千恵ちゃんの事がどうでもよくなるようにね。うふふ、奥手なアソンってなんだか新鮮ね」

そう言うとアフィアはアソンの目の前で堂々と着ている服を脱ぎ始めた。
アソンの中身は元は女の子とはいえアフィアは恥ずかしがる様子もなく嬉しそうにゆっくりと裸になっていく。
アソンを焦らそうとしているのか着ている服を一枚一枚時間を掛けた。
少しずつアフィアの美しい肌が露わになっていく。
その様子を見てアソンは鼻息を荒くしてしまったがアフィアはそれを知らないフリをした。
時折アフィアはクスっと笑いながらイタズラな笑みを浮かべるとアソンの股間はまた大きくなってしまった。

くびれた腰、大きな胸、長い手足、整った顔立ち、それらは大人の女性といった感じだ。
肌は黒いが荒れているわけではなくよく手入れがされている。
ほのかに漂う香りは香水だろうか。
そんな彼女の美しい身体を見てアソンは居ても立っても居られなかった。
早く愛しいアフィアとエッチをしたい、そんな思いだけがアソンの中で強くなっていく。

『そんな事したらだめ!』
だが心の奥底で何か訴える声が聞こえて気がした。
その声は千恵の声だ。
『貴方は千恵でしょ!』
興奮していたアソンに少しだけ理性が戻ってくる。

「千恵ちゃん、もう貴方はアソンなのよ。その姿を見てよ」
アフィアは目の前に置いてある大きな鏡を見るよう促してきた。
鏡に写っているのは黒い肌で股間を大きくしたアソンの姿だ。
どこにも千恵の姿などない。
そしてその前には美しい裸を見せてくるアフィアの姿がある。
彼女の姿を見た瞬間また理性が小さくなっていく気がした。

「そうだ、俺はアフィアとエッチできるんだ・・・」

アソンはアフィアに押し倒される形になった。
アフィアはアソンの上で馬乗りになり今まさに始まろうとしていた。
「アソンとのセックス久し振りね。本当楽しみだわ♪」
そう言うとアフィアは腰を下ろしながらゆっくりとアソンのペニスを自分の股間に入れていった。
「うう、俺は千恵のはずだったのに、こ、こんなこと・・・」
辛うじて残っている千恵の理性が男としてのセックスに拒否反応を示す。
だが、アソンの身体は既にアフィアの身体を求めていた。
「千恵ちゃん、貴方はもうアソンなのよ。ほら、早くアソンになって私と一緒に気持ち良くなりましょう♪」
そう言ってアフィアは腰を振り始めた。

腰を振られる度にアソンの記憶と精神が上書きしていく。
「ああ、なんて気持ち良さだ。お、俺・・・」
その時アフィアとエッチしていた時の記憶が蘇る。
もう彼女と何度もエッチをしていた。
それらを思い出した途端アソンの腰の動きが変わった。
「あん!凄く上手よアソン。急にどうしたの?」
さっきまで受け身だったアソンが急に積極的に動き出したことでアフィアも気持ち良くなっていた。
その動きはまるで入れ替わる前の元のアソンのようである。

「へへ、アフィアの気持ちのいいところを思い出したんだ。今度は俺がアフィアを気持ち良くしてやるよ、昔みたいにな」
そう言ってアソンは腰を動かすとアフィアの大きな胸を力強く揉み始めた。
柔らかくて弾力のあるアフィアの胸がグニグニと揺れ動く。
「あはっ♪そうよ、私アソンにこうして欲しかったの。はあ、はあ、さあ私の中にアソンの全てを出して・・・・」
アフィアとの記憶を思い出したアソンはすぐに動いた。
もはや遠慮は我慢などすることもなく思いっきりアフィアとのセックスを楽しんだ。
「あんっ!あんっ!」
「うおお!」
腰を突き上げ勢いよくアフィアの中に白い液体を流していく。


エッチを終えた後アソンはアフィアのことが好きでたまらなく感じた。
ずっと一緒にいたいという思いから毎日のようにセックスをした。
もちろん店の仕事もこなし手が空けばアフィアの家事を手伝った。
そんな満ち足りた日々が過ぎていく。
しかし、アフィアは意外な事を言い始めた。
「そろそろ元の身体に戻らないとね。あなたは千恵ちゃんなんだから・・・」
確かに旅行ももうじき終わる。
だが千恵の身体にはもうほとんど未練は残っていなかった。
だから尚更アフィアに元に戻るよう言われて落ち込んだ。
しかし、そう言われて家族の事や日本での友人達の事を思い出すとやはり元の身体に戻らなければならいと思えてきた。
「そ、そうだったな・・・」
色々な感情が入り混じりつつ元の身体に戻る事を決意する。
それはアソンの身体と共にアフィアと別れることを意味していた。
寂しそうにアフィアを見ると彼女は優しく微笑んだ。
「それまではいっぱい楽しみましょう♪」

旅行も残りわずかになった時アソンと千恵は再び身体を入れ替える時がやって来た。
そしてアフィアはあの香炉を持ってくると二人の身体を戻す準備を始めた。
正直これでやっと元の身体に戻れるという安心感とアフィアと離れなければならないという喪失感が入り混じっていた。
アソンの身体でいることも今では苦になっていなかった。
体力も力もある、そして何よりアフィアとのエッチができる。
それらを手放さなければならない。
「じゃあ、支度ができたわよ。またね、アソン」
アフィアはそう言ってアソンにキスをすると香炉に火をつけた。
香炉からあの煙が出てくるとアソンと千恵を取り囲んでいった。
そして二人は最初の時と同じく意識を手放した。



千恵が目覚めて最初に感じたことは胸が重いということだった。
自分の胸にはアフィアと同じか少し小振りの胸がある。
今まで何もなかった胸に何か乗せられている気分だ。
「俺の胸ってこんなのだったんだ」
久し振りに自分で自分の胸を揉んでみる。
アフィアの胸を散々触っていたが自分の胸を触るのは久しぶりのように感じられた。

「ああ、何もないや・・・」
股間に手を当てても掴める物は何もない。
それは本来の千恵の身体に戻れたことを意味していた。
「前の俺の身体だ・・・」
喉からは高くて綺麗な声が出てきた。

「楽しかったわよ千恵ちゃん。また遊びに来てね。『いつでも』待ってるわね♪」
アフィアの言葉は元に戻っても分かったがそれが返って千恵を切ない気分にさせた。
これでもうアフィアと会うこともない。
そんな思いを抱きながら家族の待つホテルへと向かった。
ホテルのスタッフは優しい笑みを浮かべて千恵を中に入れてくれた。
誰もさっきまで千恵が黒い肌のアソンだったとは思っていない。
いつも通り千恵が外から帰ってきたと思っている。

「パパ、ただいま!」
まだ日本語に違和感を抱きながらも必死でいつも通りの千恵を演じながら父親に声を掛けた。
本当は女の子みたいに話すのが恥ずかしかった。
内心アソンの時のようの荒っぽく喋る方が落ち着いたのだが今は仕方がない。
やっと日本人の女の子である千恵の身体に戻れたのだ。
これからは元の千恵として生活していかないといけない、と自分に言い聞かせた。

「どうしたんだ千恵?何かいつもと雰囲気が違うような・・・」
父親から少し様子がおかしいと思われはしたが、ここしばらくアソンと千恵が入れ替わっていたことには気づいていなかったようだ。
だが今の千恵は以前と同じように家族と接することができて嬉しかった。
「ううん、なんでもないよ・・・」

部屋に戻ると浴室でシャワーを浴びることにした。
鏡を見ると白い肌をした千恵の身体が写っている。

「千恵の身体だ・・・」
髪が少しボサボサで肌も少し日焼けしていたがそれ以外は入れ替わる前と同じだった。
だが、肝心の中身は入れ替わる前と同じではなくなっていた。
もう変わり果てたと言ってもよい。
あの女の子の千恵の精神はアソンの身体にだいぶ馴染んでしまっていた。
だから鏡に写った綺麗な身体を見て千恵は自分に興奮していた。
「ああ、女の胸だ。私の、お、俺の、ああ、柔らかい・・・」
自分の胸を触りながら男のような言葉が出てきてしまう。
もうアソンの身体ではなく元の千恵の身体なのにも関わらず自然にアソンの口調が出てきた。


「そうか、俺はもう女だったんだな・・・」
そこにはいつも握っていたアソンのペニスはなかった。
代わりに女の子の溝がある。
アフィアと比べると小さな穴で少し小さい気もする。
「これが女のアソコか・・・」
そこに千恵の小さな指を入れていった。
「ううっ、自分の身体なのにまるで自分の身体じゃないみたいだ・・・」
突っ込んだ指を上下に動かし自分の中をかき乱していく。
男とは違う気持ち良さが沸き起こる。
「あううっ!」
鏡にはイヤらしい表情をした千恵が写っている。
だが、その姿を見ても自分の身体とは思えなかった。
「可愛い・・・」
股間を弄りながら鏡に反射した自分にキスをした。
自分のエッチな姿を見て自分をオカズにして股間の指を動かす。
まるで男が女の子に乗り移ったように千恵はオナニーを続けた。
「あっ、あっ、い、いく、俺女の子の身体でいく!」
そう言って身体を震わせながら指を激しく動かした。
高まる体温と共に声もイヤらしく大きくなっていく。

「うっ、くくー!はあ、はあ・・・」
浴室に千恵の股間から汁が飛び散っていった。
「ああ、女の身体気持ち良い・・・」
だが、その気持ち良さとは裏腹に物足りない気分もあった。
鏡に写るのはイッたばかりの千恵の姿だ。
そこにはアソンの逞しくて立派な身体はいない。
傍にはいつも居てくれた綺麗なアフィアもいなかった。
千恵はこれが本来の自分とは思えなくなっていた。


「どうしたんだ千恵?そんなに神妙な顔をして・・・」
翌日父親の部屋に行った千恵は重い口を開いた。
「ごめんね、明日はまた別行動するね。行かないといけない所があるの・・・」

翌日千恵はあの時と同じように家族と別行動した。
そして足早にあそこへと向かった。
路地裏にあるアソン達が働いているあのお店だ。
お店ではアソンとアフィアが働いている最中のようだ。
千恵はそんな二人の元に行きこう言った。
「お願い!もう一度だけアソンの身体を貸して!」

目が覚めると胸の重みが消え代わりに股間に異物感があった。
そして身体から力が湧いてくるような気分になる。
それは千恵がアソンの身体に戻ったことを意味していた。
「はあ、この身体落ち着くわ」
そう言ったのは千恵の身体になったアソンの方だった。
しかしアソンの身体になった千恵も同じ気分だ。
今では入れ替わった身体こそが本来の身体のように感じる。

「うーん、やっぱり千恵の身体は軽くていいわね」
そう言いながら千恵の身体になったアソンは少し振りの千恵の胸を揉んで堪能し始めた。
少し前なら本物の千恵はそんな光景に怒りを感じただろうが今のアソンは気にもしなかった。
それどころか自分の身体のエッチな光景に興奮し喜んでさえいた。
なぜなら股間から男のあの感触知れたからだ。



「すっかりアソンの身体を気に入ったみたいね」
二人が入れ替わった事を確認するとアフィアは嬉しそうに近寄って来た。
彼女の声を聞いた瞬間アソンの股間は弾けそうな程大きくなっていくのが分かった。
すかさずアソンはアフィアを抱きしめるとキスをしていた。
ずっと会っていなかった恋人にようやく再会できた気分だった。
以前と同じようにアフィアの口に舌を入れると彼女も待っていたように舌を絡みつかせてきてくれる。
アフィアを抱く手や腕にも力が入ると彼女の温もりをより感じられた。

千恵が立ち去った後も二人はキスをし続けた。
そしてアフィアの服を乱暴に脱がせると大きな胸にしゃぶりついた。
「もういきりなんだから、あんっ!」
アソンはアフィアとセックスがしたくてたまらなかったのだ。
そして以前と同じようにアフィアとのエッチを始めた。
「アフィアとセックスできて嬉しいよ。もうずっとできないと思ってたんだ」
「そうなんだ、じゃあずっとその身体でいればいいじゃない♪」
腰を振りながらそんな事を語り合う。
「ごめんな、これが済んだら今度こそ元の身体に戻って日本に帰るんだ。だからアフィアとのエッチはこれで最後だ。だから思いっきりやらせてくれ」
「そうなの・・・いいわ、思いっきり『最後を』楽しみましょう♪」
アフィアとのセックスは単に気持ちが良いだけではないように感じた。
腰を振る度に気持ちが高ぶってくる。
自分が気持ちが良いだけでなくアフィアもそれを快感として感じてくれた。
だからこれで最後なのは本当は嫌だった。
そんな思いを振り払うようにアソンは一生懸命に動いた。
「はあ、はあ、さあ、中に出すぞ!」
「あん、いいわ、出して、私の中に!」
アソンは思いっきり腰を突き上げる。
その瞬間今までにない快感と共に股間からアフィアの中に何かが飛び出していく気がした。
「おお!」
「うふふ!あはは!」

セックスを終えるとアソンは何か不思議な感じを抱いた。
さっきまでとは違う感覚が沸き起こる。
そしてアソンの隣では妙に嬉しそうにしているアフィアの姿があった。
「うふふ、あははっ!やったわねアソン。私の中に出しちゃったわね♪」
セックスを終えると突然アフィアが豹変したように笑い始めた。

「どうした?前もこうやってエッチしただろ。何でそんなに笑ってるんだ?」
不敵に笑うアフィアにアソンは不思議そうにする。
セックス自体は前に入れ替わった時にもしたことはある。
それなのにこんなにアフィアが笑っていることが疑問だった
「笑ってるんじゃないの、嬉しがってるのよ。あなたがもうずっと私と一緒にいることになったから」
「何だそれ、どういう事だ?俺は今度こそ元に戻ったら日本に帰るんだぞ」
アソンはアフィアが何を言っているのか理解できなかった。
確かに再びアソンと身体を入れ替えたがそれはもう少しアソンの身体でアフィアと一緒にいたかったからだ。
もちろんまた身体を入れ替えて千恵として家族と日本に帰る気でいた。
するとアフィアはアソンに嬉しそうに語り始めた。
「分かってないようだから教えてあげるね。あの香炉でそう何度も入れ替われると思ってたの?人間の魂の交換は簡単にできるものじゃないわ。それに貴方は入れ替わったアソンの身体で何度もセックスをしたわね」
入れ替わってからアソンは何度その身体でオナニーやセックスをしただろうか。
もう数えるのすら忘れたぐらいだ。
そして一度元に戻ってから今回アフィアとセックスをした。
その事から導き出される答えは一つしかなかった。
「じゃあ、一度元の身体に戻したのは・・・」
身体に戻るよう促したのはアフィアだった。
最初なぜアフィアの方からそんな事を言い出したのか分からなかった。
しかし、今その理由が分かった。
「うふふ、もちろんあなたをずっとアソンにする為よ♪」
アフィアは嬉しそうにそう説明した。
もう元の身体に戻れなくなり絶望しているアソンとは逆にアフィアはとても嬉しそうだ。
その様子からアフィアが嘘をついていないのは間違いない。
少しじつアソンは恐ろしい現状を理解していった。
「やっと理解できたようね。そうよ、今のセックスで完全に魂は身体に固定されたのよ。だからずっと貴方はアソンとして生きていかなくちゃいけないの、私と一緒にね♪」
驚愕の表情になっているアソンにアフィアは嬉しそうにキスをした。

まだ現状を受け入れられないアソンは呆然としていた。
するとどこからともなく女の子の声が聞こえてきた。
「そういう事だからこれからはお互いの身体で生きていくのよ。私は千恵、貴方はアソンとしてね♪」
店の奥から出てきたのはホテルに戻ったはずの千恵だった。
どうやら隠れていたようだ。
「ごめんね、私もこの身体気に入っちゃったの。それにその身体にはもう戻りたくないの・・・。こっちの身体の方が落ち着くんだよね。大丈夫ちゃんと私がこれから千恵をやっていくから♪あなたもアソンとしてアフィアと幸せに暮らしてね」
アソンの身体になった千恵とは違い千恵の身体になったアソンはもう千恵の人生を受け入れているようだ。
「アソン、こんな素敵な身体をくれた最後のお礼よ。ふふ、入れ替わった者同士でセックスするとね。記憶も精神もほとんど入れ替わることができるの」

「それに私もこの身体にずっと過ごすからその最後のセックスをアソンにしてもらいたいの、さあ私の初めてを奪って♪」
今度は千恵がアソンにキスをする。
それまでの千恵のキスと比べるとねっとりとした感じに思えた。







「アフィア放してくれ!」
アフィアはアソンが動けないように羽交い絞めにしてしまった。
しかも背中にアフィアの胸が当たってしまっていた為自分で望まないにも関わらず興奮してしまった。
これから起こる事を考えたら興奮なんかしていられないはずなのにアソンの身体は欲望に素直すぎた。
それにアフィアに身動き取れないようにさせられていたのに身体が密着できた事でアソンの身体は喜んでいる。
「これからは私が毎日こうやって気持ち良くしてあげるね、アソン♪」
そう言って後ろからアフィアが手を伸ばしてアソンのペニスを弄ってくる。
「ア、アフィア、や、やめろ・・・」
ゴシゴシと動かされアソンは身動き取れないまま気持ち良くさせられた。
「うふふ、ほら、またどんどん大きくなってる。大人しくしていればもっともっと気持ち良くしてあげるわよ♪」
「はあ、はあ、お、俺は千恵だ、アソンじゃない・・・」
アソンはアフィアに気持ち良くさせられながらも必死で千恵としての自我を保とうとした。
しかし、アソンの全てを知っているアフィアはそんなアソンの頑張りをあっさりと打ち砕いてくる。
「千恵なら貴方の目の前にいるでしょ。あなたはもうアソンなのよ」

「そうよ、これからは私が千恵よ。そして貴方がアソンよ。ほら、アソン、私の裸を見て」
目の前いる千恵は服を脱ぎさるとその綺麗な身体を見せつけた。
少し前までアソンの本来の身体だった千恵の身体だ。
それが今では遠くに感じた。

「うふふ、ほら、今までのお礼よ。好きでしょ女の人の胸♪」
大きな胸でアソンにパイズリをすると上目遣いでニコッと微笑んだ。
「どう、私の胸気持ちいい?」
「うう・・・」
かつての自分の胸にペニスを挟まれている。
しかもそれが凄く気持ち良い。
こんな事をしちゃダメだという思いは微塵も湧かなかった。
ただこうやって気持ち良くされ続けたいという思いしか出てこない。
「うう、き、気持ち良すぎて・・・あぐぐ!」
何とか耐えようとするがアソンの強い性欲では我慢できるはずもない。
もはやアソンの中の千恵の精神は残りカス程度以下のものでしかなかったがそれでも最後の抵抗を試みた。
柔らかいフワフワの感触が両側に当たりそれで揺れ動かされる。
「その身体でよく我慢できるね。でもこうするとどうなるかしら♪」
イタズラな笑みを浮かべると千恵はアソンのペニスにダラッとヨダレを口から落とした。
べちょっと粘り気のある暖かい液がアソンの黒いペニスに掛かる。
そしてベトベトになったまま千恵が胸をまた動かし始めた。
「うふふ、こうしてもらうのその身体好きだったんだ」
「うぐぐ、うおお!」
先程アフィアとエッチしたにも関わらずアソンの股間からは勢いよく白い液体が飛び散っていく。
飛び散った精液で目の前にいた千恵の身体と胸はベトベトになってしまった。

「うふふ、アソンまだ早いよ。本番はこれからなんだから♪」
千恵は腕で汚れた顔を拭いさるとアソンの股間に顔を近づていく。
「はあ、はあ、こ、今度は何を・・・?」
まだ息が切れているアソンは千恵が次に何をしてくるのか理解できなかった。
だが、これで終わりではないことは本能で分かった。

「ほら、もう一度元気にしてあげるね。」
そう言って千恵はパクっとアソンのペニスを口に入れてしまった。
「うぐっ!」
元の自分の身体にペニスを舐められている。
千恵の温かい口の中で舌が絡みついてくるのが分かる。
ジュルジュルとイヤらしい音を立てながら千恵はアソンのペニスを吸った。
するとアソンの股間にまた活力が戻ってくるのが分かった。
「く、くそ、また、気持ち良くて・・・」
鏡を見ると千恵がアソンの股間にしゃぶりついている様子が反射している。
アソンの身体になった千恵が千恵の身体になったアソンに股間をしゃぶられている。
「はあ、はあ、千恵が俺のチン〇を・・・こんな・・・」
その倒錯的な光景はアソンをより興奮させてしまった。
アソンの股間はあっという間に復活していった。
「ぷはっ、流石元私の息子ね。こんな元気な子をあげちゃうのは惜しい気もするわね。だから大事にしてあげてね・・・」


「ふふ、まさか私の初めてが自分になるとは思ってなかったわ。貴方もそう思うでしょ」
その言葉は少し切ない言葉のように聞こえたが千恵はすぐに笑みを浮かべた。
「はあ、はあ・・・そうだな」


「さあ、最後の仕上げよ。これでお互いの身体を受け入れられるわ」
そう言ってアフィアはアソンを自由にするとスタスタと部屋を移動していった。
残された二人を振り返ることもせず部屋から出ていこうとする。
「私は別の部屋で待ってるわ。千恵ちゃん私の言う通り最後までするのよ」
そう言い残してアフィアは部屋を出ていった。

「さあ、ここにアソンの大きなのを入れて私を受け入れて」
千恵は床に寝そべってアソンが来るのを待っていた。
無防備な姿で色っぽい表情をしている。
アソンにとってそれが少し前の自分の身体だとは思えない程魅力的な女の子に思えた。
言われるままにアソンは大きくなったペニスをかつての自分へと向けた。
そしてかつての自分の身体にずぶずぶと大きなペニスを突っ込んでしまった。
本当は大好きな男の子に捧げるはずだった初めて、それを自分で奪っている。

そう思っていると千恵は嬉しそうにアソンと繋がった腰を動かし始めた。
「ううっ!や、やめてくれ腰を振らないでくれ!」
千恵はアソンの言葉を無視して嬉しそうに腰を前後に動かした。
「た、頼む!俺の身体を、千恵の身体を返してくれ・・・。あううっ!」
だがその訴えも悪あがきでしかない。
既にアソンは自ら元の自分の身体である千恵の腰を突いていた。
「あんっ!さっきも言ったでしょ。これはもう私の身体なのよ。早く貴方も私みたいに新しい身体を受け入れなさい」
そう言って千恵は腰を振り続けた。
千恵の中に入ったペニスが揺れ動きアソンはもちろん千恵も快楽を得ていた。

「私思い出してたの。日本にたくさんの友達や親友がいるのよね。あと告白していない好きな男の子も・・・大丈夫私が告白してあげる。これからは私が本物の千恵として日本で頑張るね。だからアソンはその身体をよろしくね♪」
それらは千恵が本来日本に帰って経験するはずだった人生だ。
だが、アソンの身体になってしまった千恵にとっては遠い世界の話にしか聞こえない。
「うぐぐ、チ、チクショウ!」
もうどうせ元に戻れないのならせめて最後自分で自分の初めてを奪ってやるとしか考えていなかった。
次第にアソンの方が力強く腰を振っていた。
そして身体を起こすと千恵の胸を揉みながらキスをした。
もう戻れない身体との最後のセックスを二人は楽しんだ。


アソンは今精一杯腰を振り胸を揉んでかつての自分を襲っている。
「んん、あんんっ、い、いいわよ、アソン!」
可愛らしい喘ぎ声を上げる千恵にアソンは余計興奮してしまった。
もうかつての自分だという意識はなく性の対象としか見られなくなっていた。
「はあ、はあ、そろそろ出すぞ!」
息を切らし興奮しながら千恵にそう告げた。
「はあ、はあ、アソン・・・アフィアのことよろしくね」
「ああ、お前も日本で頑張れよ」
それは完全に二人がお互いの身体に成りきる前の最後の願いだった。
そして二人はお互いの顔を見ると入れ替わる前の自分の姿を見た。
目を合わせた二人はお互いに腰に最後の力を振り絞って動かした。
「うっ、うっ!」
「ああ、っくく!」
千恵の切ない声とアソンの荒い声が響く。
息を切らし、汗が身体中から流れていく。
そして二人は絶頂を味わった。
「あ、あーん!」
「う、おおー!」
入れ替わった者同士二人はお互いの身体を抱きしめるとアソンは千恵の中に自分の全てを注ぎ込んだ。
アソンのペニスから千恵の中に白い液と共に残っていた千恵の精神と記憶が流れていく。
そして千恵はそれらを全て受け取った。
千恵も残っていたアソンの全てをキスをして唾液と共に流し込んだ。



記憶や精神も完全に入れ替わった千恵は頭を書き換えられた事による衝撃とセックスの余韻からようやく解放された。
もう周囲に置いてある箱やポスターの文字は以前のように理解できない。
言語も完全に日本語しか分からなくなった。
「はあ、はあ・・・私これでやっと本物の千恵になれたんだ。すごく不思議な気分・・・」
鏡で自分の姿を見て興奮することもない。
だが自分が少し前までこの国で育ってきたアソンだった事はまだ覚えていた。
それも遠い昔に夢で見たようなおぼろげな記憶だったがそれでもその記憶はまだ残っている。

すると同じように完全にアソンになったかつての千恵もようやく起き上がってきた。
「少し前まで私が貴方で貴方が私だったのよね」
千恵とアソンはしばらくお互いをジッと見つけ合った。

しばらくするとアソンは千恵に何かを話し始めたが千恵はそれを理解することはできなかった。
「ごめんね、あなた達の言葉は分からないの」
さっきまでは手に取るように理解できた言葉が今では少しも理解できない。
少し疎外感を覚えたが、これが本来の千恵だ。
今までこの国の言葉を理解できていた方がおかしかったのだ。

一方的に話し続けるアソンだったがそれを遮ったのはアフィアだ。
するとアフィアが色っぽい目線をアソンに送ると今度は自分とセックスするようエッチな仕草を取った
千恵とエッチしばかりのアソンだったがアフィアの裸を見ると再び股間を大きくさせていく。
そしてアフィアを押し倒とすぐにアソンとアフィアのエッチな声が響いてきた。
「アフィア!」
「アソン!」
二人の言葉は理解できない千恵だったが二人がお互いの名前を呼び合いながらセックスをしていることは分かった。
女の子の千恵にとっては聞いているだけでも恥ずかしくなる光景だ。
しかし、二人はとても嬉しそうにお互いを求めている。


アソンはアフィアの股間に頭をうずくめると愛しい彼女の溝を舐め始めた。
その姿はめるで野獣のようだ。
しかし押し倒されたアフィアも嬉しそうに喘いでいる。
愛しい彼に全てを委ねていた。
「ふふ、私はもうお邪魔みたいね」
千恵は身なりを整えてホテルへ戻ろうとする。
立ち去る前にアフィア達の方をもう一度見るとアフィアは立ち去ろうとする千恵に気付いた。
アフィアはアソンに突かれながら嬉しそうに千恵にウインクをした。
「バイバイ、それじゃ二人ともお幸せにね♪」
かつて愛した女性に千恵は手を振ってホテルへと歩き出す。
慣れ親しんだ店から出る途中嬉しそうな男女の声がずっと聞こえていた。




「あの男の人言葉も通じないのに随分話しかけて来るな」
ホテルのチェックアウトを済ませて空港へと向かおうとする家族にアソンが必死で語りけていた。
しかし、家族の誰もがアソンが何を言っているのか理解できない。
困惑する家族とは違い千恵だけどは薄っすらと笑みを浮かべていた。
「あれはきっと押し売りだよ。私も色々買わされそうになったの、だから気を付けてね」
「そうか、大丈夫だったのか?何か買わされたりしなかったか?」
父親は心配そうに千恵に尋ねた。
ここ最近千恵と別行動をすることが多かったので娘の千恵に何かあったのではないかと心配になったのだ。
「もっちろん大丈夫だったよ。それに凄く良いモノを私にくれたんだ♪」
「そうか、ならいいんだが・・・」
妙に嬉しそうにしている千恵に父親は何か違和感を抱きながらもバス停へと歩き始めた。

バスに乗ると後ろからアソンがこちらを見つめているのが見えた。
その表情は遠くてよく分からなかったが千恵は満面の笑みを送った。
「じゃあねアソン、アフィアと幸せにね♪」
遠ざかるかつての自分に手を振りその最後の姿を目に焼き付けた。
やがてその姿も見えなくなってしまうと千恵は窓に反射した自分の姿を見た。
「うふふ、これからもずっとよろしくね♪」

















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