海外旅行で入れ替えられた女の子(前編)
 作:verdsmith7


千恵は家族と共に海外旅行に来ていた。
父親が久々に長い休暇を取れたことで家族全員で長期の旅行をすることになった。
海外旅行と聞いて千恵ははお洒落な先進国で買い物がしたいと思っていたのだがそれは叶わなかった。
旅行先はまだ観光地化があまり進んでない途上国に行くことになったからだ。

最初の内こそ物珍しさから楽しんでいた千恵だったが3日もすると飽きてきていた。
「今日は私一人で近くに買い物に行ってくるね。」
その日千恵は家族とは別行動をして街でぶらぶらと買い物を楽しむことにした。
治安が悪そうな地域や人通りの少ない所に行かないように父親に念を押された。
しかし千恵は「はいはい」と半分その言葉に耳を貸さなかった。
折角の海外旅行なのだから思う存分楽しみたかった。

「うわー、やっぱり日本とは全然違うね♪」
歩いていくと異国情緒たっぷりのお店や建物が千恵の目に入ってくる。
家族の目から解放されて気分も乗っていたのだろう。
千恵は日本では見ることのないお店を見つけては入って珍しい物を見て回った。
そして父親から散々「行かないように」と言われた人通りの少ない裏通りにも足を踏み入れてしまった。
そこは表通りの綺麗で整備された所とはだいぶ違っていた。
お店は表通りに比べて少なく道は舗装されておらず歩きにくい。
それに怖い顔をした人や不愛想な人がすれ違っていく度に千恵を振り返って眺めていった。
しかも日本人は珍しいのか行き交う人達は皆千恵をジロジロと見て来る。

流石の千恵も好奇心よりも怖さの方が強くなっていた。
「やっぱり戻ろうかな・・・」
そろそろ引き返そうと思っていた時千恵は小さな民芸ショップがあることに気付いた。
店は小さく建物自体もだいぶ古いように見える。
「なんだろうこのお店?」
帰ろうと思っていた千恵だったが好奇心にかられ最後にちょっとだけと思いそのお店に足を踏み入れていった。
小さなお店で中に入ると他にお客らしい人や店員は見当たらない。
しかし、棚に置かれた置物や人形は所狭しと置かれていた。
「わあ、可愛いお土産がいっぱい♪友達に買って帰ろうかな。」
目を輝かせながら千恵は棚に置かれた物を見ていく。

「ハロー」
お店の中を見ていた千恵は突然カウンターの奥からカタコトの英語で声を掛けられた。
にこやかな表情をして出てきたのは肌の黒い大柄な男性だった。
千恵も平均的な身長はあったがそれでも男の背はかなり高く思えた。
顔は背の高さに反比例して若く見える。
パッと見た感じ千恵と同じぐらいだろうか。
短パンにシャツというラフな格好で表通りにあるオシャレなお店の店員とは雰囲気はかなり違って見える。

「こ、こんにちは。は・・・ハロー」
とりあえず挨拶をされた千恵も恥ずかしがりながらも同じようにカタコトの英語で返事をする。
男は店に入ったお客が外国人だと分かると興味深そうに千恵のことを見つめてきた。
顔はもちろん頭から足先まで珍しい動物を観察するかのように眺めてくる。
さすがの千恵もそんなに見られて恥ずかしくなってきた。

「ウェア アー ユー フローム?」
するとたどだどしい英語で男は千恵に質問をしてきた。
「どこから来たのか?って言ってるのかな。えっと日本て言っても分からないよね。えーとジャパンから来たのよ。アイ アム フローム ジャパン」
学校できちんと勉強をしたはずの千恵も同じく怪しい英語で返事をする。
幸いなことに千恵の英語と日本語が入り混じった説明だったが男は相槌を打ったりしてくれているのでどうやら理解はしてくれているようだ。
「そうだ!スマホで撮った写真があるから見てみる?」
千恵はポケットから取り出したスマホを起動すると男に見せた。
男はスマホ自体にも興味があるようで食い入るようにそれを覗き込んでくる。
この国では昔使われていたガラケーを未だに多くの人が持っているようでスマホを使っている人は見なかった。
おそらく男にとっては千恵の持っているスマホもびっくりするぐらいの高価なモノだろう。
「えーとね、スマホじゃなくて写真が見られるんだよ。ほら、見て!」
そして千恵は日本で撮った様々な写真を出すと男はまるで子供のようにはしゃぎだした。
やはり外国人には富士山やお寺の写真は珍しいのか男もだいぶ気に入っているようだった。

その後も千恵は男に写真を見せたりスマホから音楽や動画を流して楽しませた。
男は余程嬉しかったのか千恵と握手をするとその大きな身体で千恵を抱き上げた。
「わ、わ、ちょっと!」
急に男の人に抱きかかえられたので千恵は戸惑ってしまう。
しかも男の身体が少し臭うので余計に嬉しさと困惑が半々になってしまった。
一応相手の好意は伝わるのだが千恵にとっては内心少し迷惑だった。
なにせ千恵は異性との交遊経験がほとんどないのでこうやって男性とのスキンシップも父親以外では本当になかったのだ。
それでも嬉しそうにする男性に次第に千恵も心を開いていた。

「ユー アー マイ フレンズ」
抱き上げた千恵を下ろすと男は続けて千恵に友達だと英語で伝えてきた。
色々あったが男も本当に嬉しそうにしているので千恵も素直に喜んだ。
「イエス、アイ アム ユアー フレンズ」
千恵も同じく男に英語で友好的であることを伝える。
外国でしかもカタコトの会話だったが仲良くなれて良かったと思えた。

「アイ アム アソン」
「アソンていう名前なんだ。ユー アー アソン。じゃあ、私は千恵だよ。アイ アム チエ」
アソンは千恵に名前を呼んでもらい嬉しそうにしている。
そして千恵という名前を教えてもらい今度は必死で千恵の名前を呼ぼうとした。
外国人に日本人の名前の発音は難しいだろうがそれでもアソンは必死で千恵の名前を出した。
「チエ・・・ユアー ネーム チエ」
アソンは千恵のことを確認するかのように指で指しながら何度か名前を呼んだ。
「そうだよ、イエス」
千恵もアソンから名前を呼んでもらって嬉しくなった。


「それじゃ、そろそろ帰ろうかな」
日もだいぶ傾き始めた頃千恵はホテルへ戻ろうとしていた。
まだ外は明るいが暗くなる前には帰りたいと思っていた。
そう思っていた時アソンが店の奥から何かを奥から持ってきた。
「チエ、プリーズ ディス」
アソンが持ってきたのは日本の香炉のような置物だった。
中に何かを入れて上に開いている穴から煙が出てくるようだ。
豪華な装飾がされていて容器には2人の人間が描かれていた。
そして2人の人間の間には香炉が置かれ何やら儀式をしているように見える。
「これは何?ワット イズ ディス?」
するとアソンは香炉に何かを入れると火をつけた。
たちまち香炉の中から煙が漂ってくる。
「プリーズ シット ダウン 、 エンジョイ!」
どうやらお香で楽しめと言っているらしい。
本当は早く帰りたかった千恵だったがアソンの言葉に甘えて座ってお香を楽しんでみることにした。
絵と同じようにアソンと千恵は並んで座りその中心に香炉を置いた。
やがて部屋の中には煙が充満し始め千恵とアソンの周りにもたちこめた。
「なんだか不思議な香りね・・・」
香炉から出てきた煙を吸い込むとまるで身体中に煙が染み込むような気がした。
そして身体が暖かくなり段々とリラックスしてきたような気分になる。
吸い込んだ煙が身体に入るにつれまるで意識を包み込むように段々と目の前が暗くなっていく。
「あ、あれ私どうしたんだろ?段々眠くなって・・・」
不思議な気分になりながら千恵は薄れゆく意識の中アソンも同じように眠そうにしているのが見えた。
しかし、アソンのその表情は妙に嬉しそうにしていた。

やがて千恵とアソンは眠るように目を閉じて動かなくなった。
そして二人の身体はガクガクと大きく揺れるとぼんやりと身体から光を発し始めた。
千恵は白い光をアソンは黒い感じの暗色な色を出している。
その光は二人の口から出てきた煙にまとわれながら身体の外へと向かった。
煙が身体から出尽くすと二人は力が抜けたかのようにぐったりとしてしまった。
魂が抜けたかのように力なく口を開けたままで二人は座っている。

その後しばらく千恵の身体から出てきた白い煙とアソンの身体から出てきた黒いは二人の身体の上を漂っていたが導かれるように香炉の中に入っていった。
そして香炉の中で二つの煙は一つの場所に集められると二つの煙は混じり合うように一つになってしまった。
しかし変化はそれで終わらなかった。
一つになっていた煙は再び二つに分かれると香炉に空いた穴から外に出ていく。
さっきと違うのはそれぞれの煙が元の身体ではなく別の身体に向かっていることだ。
千恵の身体から出た白い煙は肌が黒く大柄のアソンの口へ、アソンの身体から出た黒い煙は肌が白い千恵の口へと入っていった。
「あ、ああ・・・」
「うう・・・」
煙が全てお互いの口に入るとアソンと千恵は呻き声に似た声を出した。
その後煙は二人の口からそれぞれの全身へと広がっていき、あの煙にまとわりついていた光は二人の身体へ収まっていった。
アソンは白い光が千恵は暗色の煙が身体の中へと消えると二人の呼吸は静かになっていった。
やがて聞こえるのはアソンと千恵の静かな呼吸だけとなった。


どれだけの時間が経ったのだろうか。
「うーん、私どうしたんだろ?」
目をこすりながら起き上がると周囲を確認する。
まだ外は辛うじて明るい。
さっきまでの記憶もおぼろげになっている。
アソンと二人でお香をしていた時までは覚えていた。
しかし、その後の記憶がはっきりしない。
途中でリラックスしすぎて眠ったのかもしれないと思った。
隣にはアソンらしき人物が横になっているのが見える。
恐らくアソンも千恵と同じく眠ってしまっていたのだろう。


「そうだ、そろそろ帰らないと!」
外を見ると太陽はだいぶ傾いていた。
まだ外は明るいがもうすぐ暗くなるのは明白だ。
急いで帰ろうとして立ち上がった。
その時自分の身体の違和感に気付いた。
まず見えている光景がいつもより高く感じた。
さっきまでは頭と天井にだいぶ余裕があったのに今では天井に頭がぶつかってしまいそうになっている。
一瞬で背が高くなったわけではないだろう、かと言って天井がこんなに低かった覚えもない。
そしてそれ以外にもさっきと違うことがあった。
「な、何なの私のこの格好!?」
今着ている服装も短パンにシャツ姿というまるで簡素な男性の格好になっている。
さっきまで千恵が着ていた服は一つも身に着けていなかった。
「私いつの間に着替えたんだろ・・・え、私の肌なんでこんなに黒いの!?」
変わってしまった服装に気を取られて最初分からなかったがその肌は真っ黒になっていたのだ。
まるでこの国の人達と同じくらいに黒い。
単なる日焼けでここまでは黒くならないはずだ。
「一体私どうなってるの!?」
自分の身体の変わりように驚いていると今度は自分の声に違和感を抱いた。
「え、これって私の声・・・?」
いつもの高く可愛らしい声ではなく野太くて低い声が自分の喉から出ていた。
その喉に手を触れるとたくましい喉仏がごつごつと存在していることが分かる。
それは明らかに女の子の喉ではなくなっていた。
「いや!どうなってるの!?これ本当に私なの!?」
「嘘!?私の胸が・・・ない」
柔らかい胸はなくなり代わりにゴツゴツとした筋肉が覆っていた。
いつもの胸にある膨らみは平らな筋肉の胸板になっている。
いつも感じるあの胸の重みも全く感じられない。




大きな声が店の中に響き渡るとその声に反応した人物がいた。
隣で横になっていたアソンだった。
「う、嘘・・・」
しかし隣で寝ていたのはアソンではなかった。
「わ、私がいる。な、何で!?」
目を覚ました千恵は騒いでいた千恵の方を見ると一瞬驚いた表情になったがすぐに嬉しそうに笑い始めた。
そして今度は目の前にいる千恵はゆっくりと自分で起きると自分の身体を確認し始めた。
何かを話しながら身体を確認しているが言葉が全く分からない。
この国の言葉ではあるようだが千恵はもちろん理解できない。
すると膨らんでいる胸を服の上から触り始めた。
「ちょ、ちょっと!私の身体で何してるの!?」
千恵の静止も気にすることなく目の前の千恵は次にスカートの中へ手を入れた。
そして何かを手でまさぐると急に千恵の可愛らしい顔でニヤッと笑った。
鼻の下を伸ばし下品な顔で大喜びをしている。
嬉しさと興奮が入り混じった表情で千恵のスカートの中の感触を確かめている。
そして一瞬顔色が変わったと思ったら急に飛び跳ねて喜び始めた。

そして千恵の身体はガニ股になりながら店の奥へと入って行った。
「え、どこに行くの?!」
慌てて千恵の身体を追いかけて店の奥へと向かった。
すると奥の部屋には大きな鏡が置かれており千恵の身体は鏡に写った自分の姿に大喜びをしていた。
そして鏡を見終えると「お前も早く鏡を見ろ」と促してくる。
鼓動が激しくなりながら鏡を覗き込んだ。

鏡の中にいたのはさっきお店の中で出会った黒人の大柄な男のアソンだった。
肌は漆黒で髪は短い。
身体は筋肉質で背もかなり高い
その姿は元の千恵とは全く違う存在だった。
「嘘・・・これが、私なの?」
鏡に写った自分の姿に呆然としていると隣で嬉しそうに千恵が声を掛けてきた。
「ユー アー アソン & アイ アム チエ」
千恵の口からはアソンが話していたカタコトの英語が出ている。
そして千恵の顔でニッコリと微笑み千恵はアソンに、アソンは千恵になっていると語った。

「マイボディ アンド ユアボディ エクスチェンジ」
千恵はアソンと千恵の身体を交互に指を指す。
二人の身体が入れ替わっていることを伝えてきた。
「え、う、嘘!?わ、私達入れ替わったの!?そ、そんな事できるわけ・・・」
しかし鏡に写るのは可愛い日本人の女の子の千恵ではなく、この国で生まれ育ったアソンのものだった。
いくら否定しようとも自分がアソンの身体になっていることには変わりないのは事実だった。
そこでアソンはさっきのお香を香炉を思い出した。
「い、いや!何でこんな、私の身体がアソンになったなんて・・・もしかしてあの香炉のせいで!」
アソンは急いでさっき使った香炉を再び使った。
心の中で何度も元に戻ってくれと願いながら香炉の中から煙を出した
しかし香炉からいくら煙が出ても二人の身体には何も変化はない。
「アハハ!」
むしろ千恵はアソンが無駄なことをしていると笑い始めた。


「い、いやよ。私の身体を返してよ!私アソンになりたくないのお願い通じてよ!」
しかし千恵の耳にアソンの言葉は届かなかった。
というより言葉を全く理解していないようだ。
それもそのはずだ元のアソンは日本語は全く理解できなかったし英語も怪しいレベルだった。


「ああ、もう一体どうしたらいいの!?」
アソンが戸惑っていると千恵が嬉しそうに抱きついてきた。

「わっ!ちょ、ちょっと!?あなた何をしてるの!?」
千恵は腕をアソンの背中に回してぎゅっと身体を密着させてくる。
すると千恵の大きな胸がアソンの身体に押し当てられた。
むにっとした膨らみがアソンの身体に当たる。
アソンはその感触を感じた瞬間ドキッとした。
「お、お願い、は、離れて!そんなにくっつかないで!」
しかし千恵は嬉しそうに押し当てた胸をアソンに擦り続けた。
だがくっついてくる千恵の身体にアソンの身体は別の反応を示し始めた。
自分の身体である千恵の身体から漂ってくる甘い匂いが鼻に入る。


意識したわけでもないのにアソンの息が荒くなっていく。
それに身体も熱くなっていきアソンの黒い肌から汗も流れ始めていた。
ただでさえきついアソンの体臭が汗が混じることで更に強くなった。
千恵の体臭とは全く違う。
それはお世辞にも良い匂いとは言えなかった。
「酷い、これが私の臭いだなんて・・・。本当私の身体どうなってるの?こんなの変だよ」

そして一番の異変はアソンの股間に起きていた。
最初は股間が妙にムズムズすると思っていただけだった。
すると千恵は短パンの下で膨らんでいる股間を見るとニヤニヤと笑い始めた。
アソンはどうして千恵が笑い出したのか理解できずにいると突然千恵はアソンが履いていた短パンと下着を引きずり下ろしてしまった。
「キャア!」
急に下に履いている物を脱がされたアソンは野太い声で女の子のような悲鳴をあげてしまった。
しかし、その悲鳴は急に服を脱がされたことだけでなくその下にあったあるモノを見つけたことで店中に悲鳴が響き渡ることになった。
そこからポロっと出てきたのはアソンの股間についている男の象徴だった。
見ると黒く大きなアソンのペニスが自分の股間についていた。
「い、いやー!何なのこれ!?わ、私についてる!」
半狂乱になりながらアソンは自分の股間についたペニスを見てパニックになる。
男性経験のない千恵にとって見るだけでも恥ずかしいのにそれが今や自分の股間についている。
アソンはもう完全に落ち着きを失っていた。

一方目の前の千恵は嬉しそうにアソンが自分の身体に戸惑う様子を眺めていた。
すると千恵はその大きくなったアソンの股間を嬉しそうに見ると千恵の白い小さな手で触り始めた。
「あん!な、なんなの!?あ、あなたどこ触ってるのよ!?ちょ、ちょっと動かさないでよ。うう、何なのこの感じ?私女の子なのに・・・あうう」
スベスベの千恵の手がグロテスクなアソンのペニスを掴んだ。
「うぐっ!あんん、い、いや」
もちろんアソン自身は早くやめないといけないと感じてはいたが身体は全く違う反応をしてしまう。
アソンの身体はもっと触って欲しいのかグッと腰を千恵の方に突き出した。
しかも気持ちよくなればなるほどアソンの中にある千恵の理性はどんどん小さくなっていった。
「い、いや。か、身体が勝手に・・・、や、やめないといけないのに。でも気持ち良すぎて、ああん!」
だが千恵は困惑するアソンをあざ笑うかのように撫でていく。
股間を冷たい手が上へ下へと動いていくとアソンは我慢できない程の快感が襲ってきた。
少し触れただけなのに身体中が気持ちよさに包まれる。
今まで女の子の身体だったアソンには残酷すぎる程の気持ち良さだった。
「あうっ、や、やめて。それ以上されたら私、んん!」
撫でられたペニスはアソンの意思に関係なくどんどん熱くなりそれと共に大きくなっていく。
まるで別の生物が股間に住み着いているかのようにアソンのペニスは勝手に興奮していた。
それだけでなくそのペニスの興奮はアソンの身体全体まで影響を及ぼしていた。
ぎしぎしに大きくなったペニスからは既に我慢汁がこぼれ始めていた。
もうだいぶアソンの身体は絶頂に近づいているのだろう。

アソンは絶頂を遅らせるようせめてもの我慢をしたが最初のような抵抗はしなくなっていた。
その我慢でさえ絶頂までに味わう男の快感を長く味わう結果となる。
アソンが抵抗すれば抵抗するほどこの快感が長く続くことになった。
「ああっ、はっ、はっ、もうダメ!」
既にアソン自身も自分がイきそうになっていることを理解し始めていた。
それはもう時間の問題だ。

「ほら、俺のチン〇でもっと気持ち良くなれ」
突然さっきまで日本語を話さなかった千恵の身体がそう喋った。
最初は快感に夢中になっていたので空耳かと思ったがあまりにもはっきりした日本語に聞こえた。
「ふふ、お前は俺になるんだ。さあ、俺の身体で感じろ」
間違いない、股間を触る千恵はさっきまで話さなかった日本語で確かにそう言った。
声は確かに千恵だが口調は乱暴に感じる。
恐らく入れ替わったアソンの元々の口調だろう。
「え!?あ、あなた日本語話せるの?!あうう・・・」
気持ち良さに耐えつつそう尋ねると千恵は不敵な笑みを浮かべた。
「今はそんなことはどうでもいい。早く俺の身体で気持ち良くなってアソンになってしまえ。ほら気持ちいいぞ」
そして動かしているペニスを更に大きく揺すりアソンに更なる刺激を送った。
「はあ、はあ。や、やめて・・・こんなことしないで私の身体返してよ。あん、んん!」

「ふふ、この身体はもう俺のだ。だからお前にはその身体をやったんだ」
やはり千恵の身体を入れ替えたのはアソンだったようだ。
それでも未だに二人の身体が入れ替わっているのは信じられなかった。
だが、こうしている間にもアソンの身体になっている本来の千恵は男として気持ち良くさせられている。
「あうう、わ、私こんな身体いらない・・・うう、お、お願い返して私の身体、んうう!」

「俺の身体でそんなに楽しんでいるくせに頑固な奴だ。ならもっと俺の身体の楽しみ方を教えてやる」
そう言ってアソンのペニスを掴んだ手を激しく動かした。
するとそれまで熱くなって快感だけが沸き起こっていたペニスから別のモノが溢れるのを感じた。
「だ、だめ!な、何か出る!出ちゃう!」
アソンの身体は既に限界だ。
それでも我慢できていたのは千恵の理性のおかげだった。
しかし千恵の理性はアソンの性欲に押しつぶされる寸前になっている。
「さあ出してしまえ。そしてお前がアソンになるんだ!」
最後だと言わんばかりに千恵はそれまで以上に手を揺する。
「あ、あ・・・あん!」
そして腰を大きく突きあげた時アソンの中で何かが弾けた。
一方ペニスからは白い液体が吹き上げる。
アソンの身体になった千恵は初めて男として絶頂を味わった。
それは女の子として過ごしてきた千恵にとって今まで感じたことのない感覚だった。

「はあ、はあ・・・うう!」
アソンの身体で初めての快感を経験した千恵はその瞬間頭がグラグラと揺れるような感覚になっていた。
ぼんやりとした写真のような記憶が次々と頭に浮かび上がってくる。
それはアソンの記憶だった。
まるで古いアルバムを見ていくようにアソンの経験が頭に流れていった。
一方でアソンの中の千恵の記憶や精神に何かが上書きされていくようにも感じた。
それは千恵の魂がアソンの身体に適した形になっている瞬間だったとは千恵には分からなかった。

やっと頭の中が静かになった頃アソンは冷静さを取り戻していた。
「はあ、はあ・・・私どうなったの?」
全てを出し終えアソンは液のついたペニスを見ながらぼんやりと言った。
先程の興奮も絶頂の余韻も今は嘘のように落ち着いている。
やっと男の性欲から解放された気分だった。

「どうやら上手くいったみたいだな。お前は俺になったんだ。アソン、これからはこれがお前の名前だ」
透き通るような可愛らしい声だったが乱暴な口調でそう説明された。
しかし、その言葉ははっきりと理解できた。
さっきまで千恵は全く知らないここの現地の言葉かカタコトの英語しか話せなかったはずだ。

「はあ、はあ。あなた日本語を話せるの?」
絶頂の後ようやく落ち着きを取り戻したアソンはかつての自分の身体にやっとのことで尋ねた。
まだ息も整っていないがさっきよりは冷静さを取り戻せていた。
すると千恵は顔に飛び散った白い液を腕で拭きながらまたアソンに語り始めた。
「違う、お前が俺たちの言葉を理解できるようになっただけだ。俺は日本語なんて言葉は分からない」
乱暴な言葉遣いだがはっきりとした日本語にしか聞こえなかった。
「私があなた達の言葉を?」
そう言われてもアソンは普通に日本語で会話をしているつもりだったので何を言われているのか訳が分からない。
もちろん目の前の千恵も日本語で話しているようにしかアソンは聞こえなかった。
しかし千恵の言葉は嘘でないとすぐに分かった。
「ならあれを見て見ろ」
千恵はそう言って近くの壁貼ってあったポスターを指さした。
部屋の壁に貼られた現地のポスターを見てみるとさっきまでは何が書いてあるのかさっぱりだったが今では嘘のようにはっきりと理解できた。
「絶賛、発売中・・・嘘!?何で私ここに書いてある文字が読めるの?」
その後もアソンは置かれている箱やテレビを見たが全部理解することができてしまった。
身体はアソンのモノだったが中身はずっと日本でほとんど日本語だけしか使ってこなかった千恵だ。
だからこれらが理解できるはずがないのだ。
さっき千恵が言った事は本当だった。
「え、私どうしてわかるの?日本語しか知らないのに・・・」
「だから言ったろ、お前はもうここで暮らしてきたアソンなんだ。そして俺が今日から千恵だ」
千恵はそう言ってクスクスと笑いながら胸を自分の胸を揉んだ。



「パパ!私よ!」
ホテルのロビーにアソンの野太く大きな声が響いた。
周囲のホテルの客は何事かと思いながら叫ぶアソンの方を見ている。

あの後アソンは入れ替わった事を説明しようとホテルへと戻った。
家族に説明すればきっと信じてくれると思ったからだ。
「パパ、こんな身体だけど私千恵なの!お願い信じて!」
しかし、千恵の父親はアソンに話しかけられると困った顔をして鬱陶しそうな表情になった。
「どうしたの?こんな身体だけど千恵なのよ!ほら一緒に旅行に来たでしょ」
父親と千恵だけが知っている事も説明して入れ替わった事に納得してもらおうともしたが無駄だった。
というより父親はアソンが何を言っているのか理解できていないようだった。
「そ、そんな私が本物の千恵なのに・・・」
するとポンポンと誰かに肩を叩かれた。
「すみません押し売りは他のお客様に迷惑なので館内では遠慮しています。どうぞお引き取り下さい」
声を掛けてきたのはホテルのガードマンだ。
アソンのことを押し売りだと誤解しているようだ。
「ち、違うんです私はこの人達の家族で・・・」
そうこうしている内にガードマンは1人2人と増えていく。
皆険しい顔をしてアソンの事を睨んでいる。
もちろん肌の色も喋っている言葉も全く違うアソンを誰も同じ家族だと信じてくれるはずがなかった。
「そ、そんな・・・」
とぼとぼと泊っていたホテルから出てきたアソンに後から追い掛けてきた千恵が楽しそうに言った。
「これで分かっただろ。お前はもう日本から来た観光客の千恵じゃない。この土地で育ったアソンなんだ」
千恵の身体を奪われ本来の帰る場所を失ったアソンはアソンが住んでいるさっきのお店へ帰るしかなかった。
もちろん千恵としてでなくアソンとして。



再びあの店へ戻ると千恵はアソンに身体を入れ替えた説明をした。
説明をされたところで納得できるとは思えなかったが今はその話を聞くことにした。
このまま訳も分からずアソンの身体になるのは嫌だし、もしかすると元に戻る道筋ができるかもしれないと思った。
「俺はずっとここで生きてきた。だが外の世界を見たかったんだ。俺もここの奴らも同じくらい貧乏だ。だからお前の身体と入れ替えたんだ。俺はお前の身体で外の世界を見に行く。お前の身体ならどこへでも行けるからな」
「な、何で私なの?他の人でも良かったじゃない」
ここは観光地としてはそれ程有名ではないがそれでも観光客は千恵以外にもいた。
しかも千恵よりも裕福な人間もホテルにはいたのだから彼らと身体を入れ替えればいいはずだ。
「お前と話してお前達がしばらくここにいる事が分かったからだ。それにお前の身体なら家族がお前のこの身体の面倒を見てくれるから俺は安心して外を見ることができる。だからお前の身体になったんだ」

「もしかしてずっと私の身体と入れ替わる気じゃ・・・」
正直な所千恵の方がアソンより遥かに裕福だ。
そこそこの家があり進学校にも通い定期的に最新のスマホにするぐらいの財力はある。
だからアソンが千恵の身体で生きてアソンの自分本来の身体を捨てるのは別に不思議ではない。
しかし、千恵はそれをすぐに否定した。
「安心しろ、俺がお前の代わりに旅行をするだけだ。それにお前が日本に帰るまでには身体を返してやる。俺だってその身体に未練はある」
身体を返してくれると言われてアソンは内心ホッとしていた。
もしかしたらこのまま一生アソンとして生きていかなくてはならないのではないかと思っていたからだ。
「その間お前も俺の身体を楽しめばいい」
「あうう!」
千恵にいきなり股間を握られたアソンは大きな身体で情けない声を出してしまった。
ぐりぐりとズボンの上からペニスを握られて悶えるアソンに千恵は笑いながら言った。
「すぐにお前も俺の身体を気に入るぞ♪」


「これが今日から俺の身体か。なるほど、この国の女達とは違うな」
千恵の身体を手に入れ鏡で改めて千恵の身体を確認し始めた。
「顔は良いが、背は小さいな」
千恵は鏡を見て嬉しそうな表情を浮かべると鏡の中の千恵も同じく嬉しそうな表情をした。
しかし、千恵の身体に不満がないわけではないようだ。
千恵の背はアソンに比べたらだいぶ小さかったが日本人の平均的な身長はあった。
それでもこの国の人に体格となると話は別になる。
この国では力仕事が多く女性も体格が良い人が多い印象だ。
それゆえ身体がこの国の人と比べてだいぶ貧相な千恵の身体に満足できないようだ。

「この格好も動き辛いし、この髪も長くて邪魔だな」
肩まで伸びた千恵の自慢の髪を鬱陶しそうにしながらそう言った。
千恵のお洒落も日本の女の子では当たり前の化粧や可愛い服も今の千恵にとっては不要なものだ。
旅行の為にと思って奮発して買った可愛いミニスカやブーツはこの国で育ったアソンにとっては不便な服でしかない。
「なによさっきから聞いてたら私の身体や服の悪口ばかり言って!嫌ならさっさと私の身体返してよ!」

「そう怒るな。俺だってお前の身体を見て気に入ったからお前の身体になったんだ」
そう言いながら着ていたカーディガンの服の上に手を置き胸を揉み始めた。
「なっ!?」

「そうだ、お前のこの胸は初めて見た時から気に入ってるんだ。ふふ、女の身体になった自分で揉むのも悪くないな」
ニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべながら千恵の胸を触る。
それは傍から見れば痴女が自分でエッチなことをしている光景だった。
だがそれをしているのは他でもない千恵の身体だ。
「わ、私の身体で変なことしないで!そ、そんなエッチなこと・・・」
しかし、千恵の行動をやめさせようと声を荒げるアソンの股間は大きく盛り上がっていた。
口では元の自分の身体の痴態を見たくないのにアソンの身体は千恵のエッチな光景を欲している。
アソンはアソンの身体と千恵の精神がバラバラの反応を示した。


「ふふ、どうした?とめたければ力づくでとめればいいだろ。その身体なら簡単にできるぞ」
興奮を抑えきれないアソンに千恵が今までしたことのない表情で煽った。
「わ、私は、その・・・」
しかし、結局アソンは身体の本能に抗えずそれ以上何もしなったというより何もできなかった。
自分の身体の痴態にアソンは男として興奮してしまっていた。
もう千恵の理性ではアソンの欲求は止められなかった。

「はは、とめないなら続けさせてもらうぞ。そろそろ俺もお前の裸やおっぱいを見たいんだ」
そう言って千恵が着ていた服のボタンをプチプチと外していく。
そして千恵はわざとボタンを一つ外す度にアソンにウインクをしてイヤらしい目線を送った。
「はあ、はあ。ああ、私の身体・・・」
シャツを脱ぎスカートを下ろしていき残るは千恵が履いていた下着だけとなった。
「ふう、あとは下着だけだな。ふふ、お前の下着姿思った以上に良いぞ」
鏡に写った下着姿を見て千恵はそう言った。
ほっそりしたお腹とは違いふっくらとした大きな胸が印象的だ。
いつもは何気なく見ていた身体だったが今はとても魅了的な女の子に見えた。

そして千恵は更に自分の身体をじっくりと眺めた。
「これが異国の女の身体か。こんな白くて弱そうな細腕でよく働けるな。だが肌がすべすべで良い匂いだ」
千恵の腕や脚をすりすりと触り匂いを嗅ぎ始めた。
一方アソンは前の自分のすべすべの肌がこすれる音が耳に入るとまたもや呼吸が荒くなった。
そとれ共に股間がますます大きくなっていくのを感じた。

「ん・・・中々取れないな。おい、邪魔なこれを外してくれ」
千恵は最後に残っているブラのホックが外せなくて苦戦しているようだ。
「ほら、お前なら簡単にできるだろ」
そう言って千恵のスラッとした背中を向けた。
「はあ、はあ。私の背中・・・」
アソンは内心ドキドキしながら手を伸ばした。
自分の背中から発せられる千恵の香りが漂ってくる。
女の子特有の甘い香りだ。
それをアソンはたっぷりと吸い込んだ。
「おい、早くしてくれ」
もたもたしていると千恵が早くするように促した。
アソンは言われるままホックに手を掛ける。
もういっそのことこのまま無防備な千恵を襲ってしまいたい。
そんな感情さえ沸き起こっていた。
しかし、アソンの中の千恵の理性がそれを食い止めた。
自分は千恵なんだ、それなのに男の身体で自分を襲ってしまうなんてダメだ、と自分に必死で言い聞かせた。

「ふう、ふう。ほらこれでいいでしょ」
ホックを外すと千恵は邪魔なブラをさっさと外した。
そしてブラの中に隠れていた千恵の胸が飛び出した。
白く丸くて大きな千恵の胸が目の前に広がる。
すると千恵は今までで一番の笑みを浮かべた。

「はは!重いと思ったらお前の胸おっぱい意外と大きいんだな。いいぞ、お前の身体ますます気に入ったぞ」
意外と大きな千恵の胸に大喜びではしゃぎ触ったり持ち上げたりしている。
その表情は女の子とは思えないほど下品な顔だった。
飛び跳ねるとその膨らんだ胸はぷるんと波打ちながら震え、ついアソンはその動きに視線を合わせた。
「これが俺のおっぱいか。女は触るとこう感じるのか」
千恵は露わになった胸をたっぷりと触り始める。
胸のラインに沿って撫でていたと思ったら今度はぎゅっと掴む。
そしてピンクに染まった乳首をきゅっと摘まむと千恵の表情が変わった。
「うっ、こ、これが女が胸で感じるというやつか。なるほどこれはいい」
一瞬ぴくっと身体を反応させたがそのまま胸を触り続ける。

「ああ、私の身体なのに、私の胸なのに・・・」
アソンの目の前にはさっきまでの自分の身体が裸同然でいる。
しかも自分はアソンという名の男の身体にさせられそのエッチな光景を見て興奮していた。
入れ替えられて自分の痴態を見せつけられる倒錯感を味わっていた。
本当は頭ではダメだと分かっていたが身体は興奮していたのも事実だ。
その証拠にアソンの股間はさっきと同じぐらいまでに大きく立っていた。
「はあ、はあ。私の胸触りたい・・・」


「ふふ、触りたいか?」
隣で興奮しているアソンに千恵は尋ねた。
ただし千恵の目は明らかに何かを企んでいる目だと分かる。
何か良くないことをされるのは明白だ。
しかし、千恵が不敵な笑みを浮かべながら両手でぐいっと胸を持ち上げアソンに見せつけるとアソンはそんな疑念はすぐに捨ててしまった。
今はあの大きな胸を触りたい。
ピンクの乳首に吸いつきたいという欲望だけがアソンを支配していた。
「い、いいの?」
すると千恵はアソンに裸のまま近づき耳元でこう囁いた。
「これはお前の身体だ。好きなだけ触ればいい。それにほら、凄く気持ちいいぞお前のおっぱい」
胸を撫でながら笑みを浮かべる千恵にアソンの理性は耐えられなかった。

「ああ、私の胸柔らかい」
元々その身体は自分の身体なのだからいくら自分で触ろうと自分の勝手だと言い聞かせた。
アソンの大きな手で自分の胸を包み込みながら触れる。
手の平に千恵の膨らんだ胸が当たると気持ちの良い感触に包まれた。

次第に胸を触るアソンの手に無意識に力が入っていく。
もっと触りたい、もっと揉みたい。
そんな思いだけがアソンの中で大きくなっていった。
「んっ、おっぱいがジンジンする。俺女の身体で気持ち良くなってるのか。いいぞ、もっと俺を気持ち良くしてくれ」
千恵の乳首が少しずつ立っていくのが分かった。
アソンもまた千恵の身体で興奮していたのだ。
「私の身体凄く可愛い・・・」
「そ、そうだ!も、もっと激しく揉むんだ。俺の、わ、私の胸を揉んで・・・あんっ!」
さっきまで荒い口調だった千恵の話し方は段々と女の子のようになっていった。
しかも千恵の話し方そっくりになっていったのだ。

「はあ、はあ。『私の』胸凄く気持ち良い。ねえ、そろそろこっちも触ってよ」
そう言って千恵は恥ずかしげもなく両脚を大きくアソンの前で開いた。
白くて長い脚を伸ばし千恵の股間にある女の子の穴を見せつける。
その穴を見ただけでアソンは男として興奮してしまった。
「うふふ、さあ私を千恵にして♪」

部屋の中にクチュクチュという音が響いた。
そしてもう一つ女の子の喘ぎ声も一緒になって聞こえてくる。
「んくう!あん、んんー!」
千恵の口から可愛らしい声が出続けアソンも一緒になって興奮していた。
目の前の女の子がかつての自分だったと忘れそうになるぐらいに可愛く思えてしまう。
だから千恵の中に入れた指を一生懸命に動かした。
もっと気持ち良くしてもっと可愛い声を出させる為に。

「ああ、女の子ってこうやって感じるんだ。男とは全然ちがう・・・」
千恵は女の子としての快感を完全に楽しんでいた。
もう男らしさの欠片も残っていない。
一方のアソンはその様子を眺めながらかつての自分の身体を気持ちよくさせていた。
耳に入る喘ぎ声、指先に感じる元の自分の中をアソンとして体感した。
いっそのこと今自分の股間で大きくなっているモノを入れてしまいたいとさえ思った。


「んん!」
突然千恵の声は遮られることになった。
あまりにも大きな喘ぎ声を出すのでアソンが口で千恵の口を塞いでしまったのだ。
つまりアソンは自分の身体であるはずの千恵とキスをしていた。
「ん、んん!んうう!」
それでも千恵はキスをしながらでも喘いだ。
それが余計にアソンを興奮させてしまう。
「んんー、んんう!」
柔らかい千恵の唇の感触がアソンの唇を通して伝わってくる。
そして千恵の身体の甘い香りがアソンに次の行動を促した。
アソンはただキスをしただけでなく舌まで入れてしまったのだ。
千恵は涙目になりながらもアソンの舌に自分の舌を絡みつかせる。
お互いの口の中で舌が絡みつく音が聞こえてきた。
「うふふ、やっと私を受け入れてくれたんだ。さあ、もっと気持ちよくなろう♪」
唇を離すと嬉しそうに千恵がそう言ってくる。
アソンはそれに何も答えられなかった。
ただずっとこうしていたいという思いだけがアソンを動かした。

「あんん!んんー!いく、いく!」
もっとこのイヤらしい声が聞きたくなってしまい股間の中に入れた指を更に激しく動かした。
そして股間に入れてない手でそっと自分のペニス握った。
「あうう!だ、だめなのに、また触っちゃう・・・」
さっき千恵にされたように今度は自分で自分のペニスを動かす。
目の前には喘ぎ続ける千恵の可愛らしい声がアソンの手を動かした。
「はあ、はあ。だ、だめ私またこの身体で出ちゃう!」
性欲の強いアソンがいくまでにはそう時間は掛からなかった。
さっき出したばかりなのにもうペニスがさっきと同じくらいに大きくなっている。
「あんっ、い、いっちゃう。私女の子の身体でいっちゃう!」
一方の千恵も絶頂までもうすぐの所だった。
アソンに気持ち良くさせてもらうだけではなく今は自分も腰を振り胸を両手で揉んでいた。
「ああ、私の身体、凄く、可愛いよ・・・うう!」

二人の身体は激しく動き続けた。
そして二人の身体が同時にビクッと動いたと思った瞬間二人の股間から液が飛び出した。
「うっ!」
「あんん・・・あんっ!」
アソンの股間から白い液体が飛び散り、千恵の股間からは潮が噴き出している。
お互いの身体で二人は絶頂を味わったのだ。

「はあ、はあ、私男の人の身体でやっちゃったんだ・・・」
アソンはベトベトになった手を見ながら自分の股間を見た。
そこには未だ元気に立っているアソンのペニスがあった。
しかし、すぐに千恵の身体に視線を移した。
いったばかりで虚ろな目をしている千恵の姿はアソンにまた興奮を与えたのだ。

「はあ、はあ・・・ああ、これが私の感覚なのね♪」
初めて女の快感を経験した千恵はそのままさっきのアソンと同じようにぐったりし始めた。
もしかしたら千恵の記憶や精神に影響されているのかもしれない。
一方アソンはそんな千恵の様子を見ながら自分の手に掛かった千恵の液を舐めた。
「ああ、またやりたい・・・」
アソンの口からそんな言葉が漏れていた。


「ああ、楽しかったわよ。千恵・・・違ったわねこれはもう私の名前ね。今のあなたはアソンだったわね」
脱ぎ捨てた下着を履きながら千恵は嬉しそうにアソンにそう言った。
さっきは嫌がっていた千恵の服は手慣れた様子で着ていく。
まるで最初から女の子だったようにブラのホックもすぐにつけることができた。
「ふう、胸が大きいのも大変ね」
千恵の大きな胸をブラの中に収めると残りの服を着ていった。

「うん、こんな感じかしらね♪この長い髪も細くて小さな身体も今だとしっくりくるわね。うふふ、それにこの服も凄く可愛い♪」
千恵は鏡で整えた身なりを確認すると嬉しそうにはしゃいだ。
女の子らしく可愛いポーズを取ったりウインクをして女の子をたっぷり楽しんでいる。
その光景は少し前までアソンという男だったとは思えないほどだ。
格好も今日入れ替わる前の千恵と同じになっている。
その様子を見ているアソンですら目の前の女の子が本物の千恵だと思ってしまいそうになっていた。

「じゃあ、私はこれからあなたの身体でホテルに戻るわね。ああ、明日からの旅行が凄く楽しみ♪」
千恵の身体でやっと外の世界に行けるアソンにとって念願の夢が叶う時だ。
その表情からは本当に嬉しい気持ちが伝わってくる。
「ちょ、ちょっと待ってよ。私これからどうしたらいいの?」
嬉しそうにホテルへ帰ろうとする千恵にアソンは呼び止めた。
その間ずっと知らない街で今日初めて会ったアソンとして過ごさなくてはならないのだからアソンの身体になった千恵には迷惑な話だった。

「あなたはアソンとしていつも通りに過ごしたらいいのよ」
「そんなこと言われたって・・・」
アソンとして過ごすと言われたところで今日初めて会った関係だ。
だが千恵はそれ以上は何も教えてくれなかった。
「すぐに思い出すわよ。あなたも私みたいに入れ替わった身体を楽しんでね♪」
そう言ってウインクをしながら外へと向かって行った。
一瞬さっきの事を思い出したアソンは顔が赤くなる。
そんな呆けたアソンの顔を見ると千恵はニヤッと笑いながら外へと出ていった。
「わ、私の身体で変なことしないでよ・・・」
「うふふ。安心して大丈夫よ。私はもう千恵なんだから♪」
そう言って鼻歌を歌いながら千恵はホテルへと歩き始めた。
アソンは嬉しそうに自分の身体が遠くなっていくのをただ見守るしかできなかった。
「ああ、私の身体が・・・」
やがて自分の身体が見えなくなるとそこにはアソンの身体になり股間を大きくした千恵だけが残った。

















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