河童と嫁取り
 作:teru



3.そして今年も……

俺は車を作業小屋のそばに止めると、小さなクーラーボックスを肩に提げて、一抱えもある大きさの段ボールを車から降ろして抱え、汗をかきながら一人で山道を進む。


「重いよなぁ。半分捨ててやろうかな?くそっ」


目的地付近まで来ると、沢の方に降りていく。


小さな滝のそばにある大きな石の上に荷物を置くと、俺は手でメガホンを作って沢に向かって叫ぶ。


「河童ー!来たぞぉー!出てこ〜い!」


少しの間があり、滝のそばの水面から河童が顔を出す。


「なんだ、誰かと思えば、嫁ケロか?」


「嫁言うな!ほら、今年のお供え物だ。上がってこい」
俺は運んできた段ボールのフタを開けると中に一杯入ったキュウリを一本取り出して河童に投げる。


「こら、投げるなケロ。流れてっちゃうケロ」
河童が水面に流れるキュウリを追いかける。


「ははは、餌付けみたいで面白いな?もっと投げてやろうか?」
俺は河童が慌てる姿に、キュウリを続けて1本2本と水面に落とす。


「やめるケロ!キュウリが一本でも流れていったら今年は協力しないケロよ」
河童が大慌てでキュウリを両手と口に銜えて石の上に上がってくる。


「おぉ、今年のキュウリは全部、良く育ってるケロ!」
段ボール箱の前にしゃがみ込み、中のキュウリを見る河童。


「天気周りが良かったからな。これで今年も頼むってさ」


「任せとくケロ、明日のお祭りの夜に女の子になるに相応しい男のチンコを取ればいいケロ。毎年の事だからすっかり慣れたケロ」
そう言いながら、手にしたキュウリに齧りつく。


「言っとくけど、外から来たヤツには手を出すなよ?後始末が面倒になるからな?あくまでも対象は村民だからな?それと跡継ぎも除外だ」


「わかってるケロよ。しかし、お前たちもとんでもない事を考えるケロね?」
キュウリをポリポリと囓りながら、クーラーボックスを開ける河童。


          ・ ・ ・


4年前のあの日、山から戻ってきた俺たちを清音さん達が笑顔で出迎えた。
そのまま、清音さんの屋敷に拉致られて詳しい事情を報告させられた。


その報告を聞いた清音さんは周りの人達を見回してニヤリと笑った。
これが「清見村、男の娘化計画」の発端だった。


すなわち、それは「外から嫁が招けないなら内で作ってしまえ」と言う乱暴な計画である。
幸い(?)ここには女性化させる人材は沢山いる。問題は一度に沢山の男を女性化させるのは問題になるのではと言う事だった。


そして、あれやこれやの話し合いの結果、女性化させやすい人材を見つけやすくする為に「仮装盆踊り」を「男の娘祭り」と変えて女装盆踊り大会にして、その中から対象に相応しい男の娘を見つけ出し、毎年一人だけを河童に性転換させるという事になった。


当然、河童への交渉役は河童を呼び出す事が出来る俺が当たる事になった。
いや正直、巻き込まれたくはなかったのだが。


その話を俺から聞いた河童は相手が可愛い女の子の格好をしているのなら問題はないと軽薄に笑って、段ボール箱一杯のキュウリを報酬にする事で毎年、男の娘を本物の娘にすることを引き受けた。


そしてこれは青年会会長の清音さんを中心とする村の重鎮だけの秘密事項とされた。


清音さん達に取ってラッキーだったのは河童に女性化させられた人間は非常に孕みやすいと言う事と女の子の出生率が高かった事である。


とにかく生でヤってしまうとほぼ100%孕んでしまうのである。
おかげで殆どの奴が、女性化してうっかり好奇心からヤっちまって孕んだ。


俺もこの4年で二人の女の子の母親になっていた。


後から知った事だが、この河童は子宝の神様も兼任してやがったのである。


このまま順調にいけば、この村の女性人口は次第に増えていく事だろう。


            ・ ・ ・


「ん?何か言ったケロか?」
クーラーボックスから取り出した缶ビールをプシュッと開けて河童が俺の顔を見る。


「何も言ってねぇよ。とにかく、吉良さんの時みたいな失敗はくれぐれもやめてくれよ?」
「あはは、アレは失敗だったケロ。村でよく見る男の子だったからてっきり村の子だと思ったケロ。まさか、余所から転任してきた警察関係者の息子だとは思わなかったケロ」


河童がそう言って笑いながら、ビールをグイッと煽る。


「馬鹿野郎、アレで大騒ぎになったんだからな。村の人間だったら清音さんの家の力で強引に誤魔化せるけど、余所から来た、しかも警察の人間にはそれが全く通じないんだからな?適当に伝説をでっち上げて「河童の祟り」という噂を流して誤魔化してるけど、吉良さんは真相を暴くって未だに息巻いてるんだから」


「いやぁ、チンコを食べてなかったら元に戻せたんだケロねぇ」
「てか、なんでチンコを食っちゃうんだよ。お前は人食い河童か?」


「いや、コリコリして珍味ケロよ?今度、嫁にもわけるケロか?」
「人間は人のチンコを食わねぇよ!ばかっ!」


「毎晩、旦那のチンコはくわえてる癖におかしな奴ケロ」
俺は顔を赤くして、無言で河童の頭の皿を拭く。


「やめるケロ!それはシャレにならないケロ!」
河童が沢に飛び込む。


「くだらねぇ事を言うからだ、バカ」
俺もクーラーボックスから缶ビールを取り出して開ける。


河童が川から飛び出してきて、俺が開けた缶ビールをひったくって飲む。
「あ、俺の……」
「これはオラのお供え物だケロ。それに妊婦がアルコールを摂取しちゃ駄目だケロ?」


「誰が妊婦だ!ビール惜しさに適当な事を言うな!」
俺はビールを取り返そうと手を伸ばす。


「なんだ?自分で気が付いてないケロ?嫁は3人目を孕んでいるケロよ?」
俺の手をよけながらビールを飲む河童。


「え? ……マジ?」
俺は伸ばした手を下腹に持っていく。


「マジケロよ。月のモノは来てるケロ?病院で検査してもらう事をお薦めするケロよ?」
そう言いながら、2本目をグゥ〜ッと空ける。


たしかに、生理は予定日を過ぎても来てない。暑さで体調を崩したせいだと思っていたが…… あれは先々月の頭くらいだっけ? 安全日を少し外れているけど、少しだから大丈夫だと思っていたんだが、油断したなぁ……


「心当たりがあるケロね?お大事にケロ」
そう言いながらキュウリをポリポリと囓る河童。


「3人目かよ〜、せっかく泳ごうと思ってきたんだけどなぁ?」
「ここの清流の水は妊婦さんには冷たすぎるケロよ?精々、浸かるなら足だけでやめておくケロ」


「ちっ、このクソ暑いのに重い荷物を運んできた結果がそれかよ?」
俺は舌打ちをして、着ていたツナギの作業服のジッパーを降ろして、袖から腕を引き抜く。


「下着にしてはカラフルだケロね?それで旦那を誘うケロ?」


「下着じゃねぇよ!水着だよ!この前、街に買い物に出た時にあんちゃんが買ってくれたんだよ!」
俺はピンク色の花柄がプリントされたブラに包まれた胸を反らして河童に言うと、ツナギを引き下ろして足から抜き、ビキニ姿になって石の端っこに座って清流に足を浸す。


「あ〜、冷たくて気持ちいいな〜」


「嫁って、4年の間にすっかり女になったケロね?旦那様に水着を買ってもらったのが嬉しくって、オラに見せに来たケロ?ケケケケケ」
河童がそう言って、嫌な笑い方をする。


「ち、ちげーよ!コレはここで涼む為に着てきたんだよ!あんちゃんは関係ねぇよ!それと嫁はやめろってんだろ!皿、拭くぞ!」
俺は顔を赤くして、河童に怒鳴りつける。


「嫁は嫁ケロ。納得して嫁になったんだから素直に受け入れればいいケロ」


「納得したんじゃねぇよ!納得させられたんだよ!もう戻る道がないんだから女でやってくしかねぇ、嫁に行くならどこだ?ってなったらあんちゃんしかいねぇだろ!」


「言ってくれれば、毎年、取るチンコをわけるケロ?」
「今さら他人にチンコをつけるのもイ・ヤ・だ!それなら不本意でもこのままあんちゃんの嫁で我慢する!」


「そう言えば、嫁はいつまで旦那様をあんちゃんて呼ぶケロ?」
首をかしげて、河童が俺に聞く。


「あんちゃんはあんちゃんだよ!旦那様でも御主人様でもねぇよ!」
「そのあんちゃんとの間に3人も子供を作っておきながら、よく言うケロ?」
河童が暢気にそう言いながら、3本目に手を付ける。


「お前、飲み過ぎじゃないか?普段があまり酒を口にしないからもう酔っぱらってきてるだろ?その辺で止めとけ。残りはそこに沈めておいてやるから」


俺は立ち上がってクーラーボックスを持ち上げると川辺に降りて、流れの中に石で囲いを作って残りのビールを並べる。


「う〜ん、そうケロね。一度に飲んでしまうのも勿体ないケロ」
そう言いながらもビールをグビグビと飲む河童。


「お前、本当に明日は大丈夫だよな?また間違ったのを襲うなよ」
「大丈夫、大丈夫、任せるケロ。明日の夜には美女がまた一人増えるケロ。そう言えば、なんでオラに選ばせるケロ?襲う人間をそっちで指定してくれればややこしくならないケロ」


「こっちでそれをやると複雑な大人の事情が絡んで色々と面倒な事になるから、最初っから自然災害に任せるんだよ」
「オラは自然災害ケロ?ちゃんと意思を持った河童ケロ」


「あははは、なにを言ってるんだ?"河童の祟り"は謎の自然現象だぞ?お前、"河童"なんて非科学的な生き物の存在を信じてるのか?」
俺は笑ってカッパの肩を叩く。


「うわっ!この嫁、本人の目を真っ直ぐ見てオラの存在を否定したケロ!」


「まぁ、それは冗談として。対象者をお前に丸投げしてしまう事でこちら側で対象者を決める時に揉める可能性を無くしてるんだよ。だから、お前も慎重に対象者を選んでくれよ?」


「ふ〜ん?そうケロ」
河童がそう言って何かを考える。


「なんだ?何か問題でもあるのか?」


「違うケロ。このあいだ、村の土手で見かけない男の子を見たけど、あれは村の人間ケロ?」
「いや、お前が誰を見たかわからない状態で聞かれても返答に困るんだが?」


「二日程前だったケロか、河原を流れてたら悲鳴が聞こえたケロ。それで土手の方を見たら遠見の弟の方が倒れていて、それを見た高校生が悲鳴を上げたんだケロ」


「二日前?あぁ、タケさんがまた倒れてたんだってな?いつものように暑さに耐えきれずに股間を掻きすぎて……」


「あの人も毎年、病院に担ぎ込まれるよなぁ。タケさんも我慢できなくなる前に最初っから病院に行っておけばいいのに……」
そう言って俺はため息を吐く。


「タケさんを発見した高校生なら米原さんチの息子だろう。タケさんの事を知らなかったんだろうな。 死体を見つけたってパニックになってたって、あんちゃんが言ってたから。米原さんは去年の秋に脱サラで越してきた家だよ」


「そうケロか。あの子はなかなか良い素材だと思うケロが、あの子でも大丈夫ケロか?」
河童がそう尋ねてくる。


「米原さんチの息子か?まぁ、いいんじゃないか?すっかり村にも馴染んでるようだし候補に入れても問題はないだろう。あの子がいいのか?」


俺は米原さんの息子の姿を思い浮かる。
うん、確かに女の子にしたら可愛くなりそうな男の子だよな。高2だっけ?女性化したら結婚できる年齢ではあるな。


「おらには何となく判るケロ。女の子にしても幸せを掴みそうな男は。今までにオラの選別に間違いはなかったケロ?」


「あぁ、あぁ、そうだよな。俺以外は皆、それなりに今の立場を素直に受け入れてるよな」


「何を言ってるケロ。嫁が一番幸せになってるクセに? 本当に素直じゃない嫁だケロ」


まぁ、不思議なことにこのカッパにチンコを盗られたヤツの中で、泣き暮らすはめになったヤツはまったくいない。 あの吉良さんの息子だって去年の春に駐在さんの息子と結婚した。女にされたヤツは皆、この村の嫁に収まってる。
まぁ、殆どが出来婚だが……、これもカッパの神通力の一つなのか?


そんな事を思いながら、脱ぎ散らかしていたツナギを拾って足を通す。
「うわっ、暑っついなぁ」


「暑かったら着なきゃいいケロ?」


「馬鹿野郎、着なけりゃ、ここまで来る間に藪笹や虫さされで乙女の柔肌を傷つけちまうんだよ! ったく、誰のせいで俺がこんな目にあうと思ってんだ」
そう言いながら、俺はツナギに腕を通す。


「オラのせいケロ?」


「そうだよ!夏なんてそれまでは上半身裸で農作業していたのに、それが出来なくなったばかりか、今までより着ける下着が一枚増えたんだぞ?オマケに汗で胸の下は蒸れるし、女は月一で股間に一週間近く余計なモノを装着しなくちゃいけないし……、男の時に比べたら女って本当に大変なんだぞ?」
俺は愚痴りながらツナギのジッパーを上げて服を整える。


「でも、今年の夏は月のモノは来ないから負担は少ないケロ?」


「あぁ、そうだよ。 今年は楽だと思っていたのにそういうワナがあったとは…… そういや、明日は病院に行って来なくちゃなんないな……」
朝の収穫が済んだら、街の総合病院まであんちゃんに送ってもらおう……


俺は持ってきたクーラーボックスを肩に掛ける。


「ん?もう帰るケロ?」


「あぁ、そろそろ娘達が昼寝から起きる頃だからな。一応、あんちゃんが見てるけど、俺の姿が見えないと泣き出すんだよ、あいつら」
そう言って、河童に笑いかける。


「本当に女になったケロね、嫁。子供の事をいい顔で話すケロ」
河童がそう言って笑う。


「うるさい、エロ河童。俺が母親なんだから子供が俺に懐いてくるのは当たりの事だろ。普通のことを話しているのにいい顔なんかしてないだろ!」


「何で褒めてるのに嫁は怒るケロ?この前、見たケロよ?嫁がトラクターで膝の上に子供を乗っけて、二人で大声で歌を歌いながら楽しそうに土手を爆走してるのを?すごく良い笑顔だったケロ。いいお母さんだケロ」


「う、うるさい。……バカ」
このカッパ、なんのかんのと言いながらよく里に下りてきてやがるな。油断が出来ねぇな、そんな所を見られていたとは…… 


俺は見られたくない所を見られたことを誤魔化すようにカッパを指さす。
「それじゃ明日は上手くやれよ。くれぐれも酔っぱらって失敗するなよ?」


「了解ケロ♪」
カッパが楽しそうに笑いながら返事を返す。


「それじゃ、ビールの空き缶はキュウリの空き段ボール箱に入れて作業小屋に入れておけ?」
「わかったケロ。それじゃ、あの変な名前の女にもキュウリとお酒の礼を言っておいて欲しいケロ」


「変な名前って清音さんの事か?"しみず"の"し"に"おと"で"しおん"さん……別にそれほどおかしな名前でもないだろ?とりあえず、伝えておくよ」


そう言って、俺は後ろ手に河童に手を振って別れる。




            *




そして翌日、今年も「男の娘祭」は盛大に行われた。







      そして……、エピローグ





少年が深夜の農道を走っている。


「はぁはぁはぁ……、誰か、誰か……」


まるで何かから逃げる様に……


やがて、街灯の下に公衆電話を見つける。
「そうか、電話!携帯! ……しまった!家に忘れたままだ!」


少年は公衆電話に飛びつき、ポケットの中から小銭を取り出して、震える手で硬貨を投入口に入れるとボタンを押す。
「た、確か……市外局番に0110……」


ポッポッ……、プルル、カチャ


「はい、**警察」
「すいません、吉良さんを、吉良警部をお願いします!」


待っていたかの様にすぐに目的の相手が出る。
「はい、吉良ですが?」


「吉良さんですか?河童です!河童の祟りは本当にあったんです!」
少年が電話の相手に訴える。


「米原さんですか?どうしたんですか!?誰かに襲われたんですか!」
「河童です、河童が俺の後を追いかけてくるんです!」


「米原さん、落ち着いて下さい。なにがあったんです?!」
「二日程前から何かにつけられている気がしてたんですけど、祭りから帰ってきた家の中に何かが居たんです!両親は出掛けていて、今日は家に誰も居なくって。それなのに家の中に何かの気配がして!気味が悪くって外に出たらその何かが俺の後ろを!」


「誰かがそばに居るんですか?!」
「居ます!今も俺の後ろに!」


「誰が居るんですか?後ろを見て確かめて下さい!いま、パトカーがそこに行きます。その前につけているのが誰だか教えて下さい!」
「い、嫌です!振り返ってそこに本当に河童がいたらどうしたらいいんですか!確かめるなんて俺には恐ろしくってとても出来ません!」


「米原さん、河童なんていないんです!一連の"河童の祟り"は人為的なモノに違いないんです。そして、その犯人は間違いなくアナタの後ろにいます!少しでいいんです!振り向いてみて下さい!」


「吉良さん、河童はいるんです!俺、見たんです!二日前に遠見竹治朗さん、トミタケさんが股間を掻きむしって倒れていた現場のそばの川の中に人間じゃない何かが顔を出していたのを!」


「そんなのはただの見間違いです!私は"河童の祟り"は人間によって未知のTS菌と呼べる様な細菌を投与されたからだと睨んでいます。そして、その犯人は間違いなくアナタの後ろにいます!振り向いて下さい!」


「駄目です!俺には恐ろしくて出来ません!うわぁ、腰の当たりに河童が手を!」


「米原さん、米原さん!河童なんて想像上の生き物なんです!実在しません!お願いします!私は息子にTS菌を注射して娘にしてしまった犯人が知りたいんです!どうか、振り向いて……」


「こ、股間に手がぁぁ!う、うわぁぁぁ! プツ」
ツーッ、ツーッ


少年の絶叫を残して電話が切れる。




そして、その夜。村の幹線道路に設置されてある公衆電話で一人の少女が保護された。




          * * *





**県**郡**村。この村では近年、嫁不足から村に女性をよぶ為のイベントとして「男の娘祭」という祭りが盛大に開催される。


しかし、毎年、祭りの夜に参加者の一人が消え、一人の少女が保護されるという事件が繰り返し起こっている。


村人達は「河童の祟り」とささやき合うが、未だに真相は解明されていない。




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