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『憑依洗脳ドリンク編』

 作・しげお


その2:彼女を従え、別の女性に・・・!!

 そう言えばまだ名前を言っていなかったな。
オレはこの物語の主人公である井上裕介。
偶然にも、ネットで検索していたら見つけたもんで、
ヒマつぶしにと色々とある商品に目が止まった。

それは、

『憑依洗脳ドリンク』

 前回紹介した通り、
一度憑依した相手を自分の支配下に出来ると言う優れものだ。
オレは彼女である安藤友里江(あんどうゆりえ)に乗っ取り、
自分の支配下に置いた。
そして、次なる標的を探しに、彼女と共に、動いたのである。

「ご主人様、会社の同僚ですが、私の友人はいかがでしょう?」
「どんなヤツだ!?」
「名前は田中京子と言います」
「なるほど、上手く連絡を取れ!!」
「ハイ!!」

 オレが了承すると、友里江は平然とした表情で友人に連絡を取る。
友里江の会社の同僚らしいが、大の親友であるそうだ。
そんな大切な友人をオレに差し出すとは、ホントに奴隷になったんだな
友里江は・・・。 

しばらくすると、オレのマンションに友里江の友人と思われる人物がやって来た。

「こんにちわ〜!!」
「は〜い!!」

 オレは友里江に訪問の相手をさせた。
いきなり俺が出て行ったらビックリするだろうからな。
しばらく彼女らを二人っきりにさせるために、寝室に隠れて様子を伺うことにした。
友里江には、彼女からオレのことを聞かれたら、「夜勤明けで寝てるから」と伝えるように指示してある。

「ここが私の彼氏の家よ!スゴイでしょ!?」
「スゴ〜い!!一流のマンションみたいだね〜♪」
「ここでこのまま結婚して過ごせたら、幸せ〜♪」

 友里江の同僚である京子さんは、まさか自分の同僚が彼氏の奴隷になってるなんて
全く知らないので、いつも通り会話をして友里江に近づいている。
いい調子だ。

「そう言えば友里江、今日は彼氏さんいるの?」
「いるんだけどさ、実は夜勤明けで今寝てるのよ〜」
「そうなんだ!!私が来たらまずかったんじゃない!?」
「大丈夫★そろそろ起きてくると思うから♪」

よし。今がチャンスかな!?
友里江には会話の間に京子さんの後ろに回って、動けないようにしてもらわないとな!!

「ぷはぁ〜♪おっ?友里江、友達が来るって言ってたけど、もう来てたのか?」
「お世話になります。友里江の同僚で、田中京子と言います!!」
「若い子はみんな可愛くていいな〜!!」
「もう裕介ったら何言ってるの!!」
「いや〜、すまんすまん(^^;)」

 ここまでごく普通の会話。
だがしかし、次からは地獄だ!!

「友里江の彼氏って面白いね!!」
「京子もいい人、見つかるといいね♪」
「ありがとう♪って、友里江・・・!?」

 友里江は会話をしながら京子さんの背後に回った。
そして、後ろから抱え込んで京子さんを動けない状態にした。

「ちょっと・・・!!アナタ、彼氏さんの前で急にこんな事して!?」
「いいの。私の彼氏は何でも許してくれるから」
「ヤ・・・、ヤメテ・・・。苦しいから・・・」

「京子さん。何を言ってるんですか?同僚の言う事は聞くのが普通じゃないですか?」
「へっ!?」

 京子さんは何が何だか分かっていないみたいだ。
そりゃ、会話の途中でいきなり同僚にカラダを動けない状態にされたらたまらないだろう。

「京子さん、これ分かる!?」
「なんですか、それ・・・!?」
「実はさ、一度憑依した相手を洗脳出来る、憑依洗脳ドリンクさ!!」
「そ、そんなウソ話はいいから!!」
「ウソじゃないさ!!ボロのマンションのオレの部屋だけがこんなに豪華に見えるのは・・・」
「・・・・・・・・」
「彼女である友里江を乗っ取って洗脳し、友里江の貯金で部屋を立派にさせたからだ!!そうだよな?」

一瞬言葉が消えた京子さんだが、すぐに話は理解できたようだ。

「ハイ、その通りでございます♪ご主人様!!」
「じゃ、まさか友里江、私を最初っから!?」
「そう言うこと!!ご主人様、今がチャンスですよ!!」

 オレはドリンクを一口飲んでそのまま眠りについた。
すると、どうだろうか?
オレのカラダは幽体となってどんどん浮いていき、最終的には京子さんの目の前に・・・。

「な、何がどうなってんのよ!?」
「コレ、幽体離脱の現象よ!!京子には見えないけど、幽体となった私の彼氏は今、アナタの目の前よ!!」
「ウソッ・・・!?」

――――――――――――――――

「それじゃあ、失礼しま〜す♪」
「カハッ・・・うっ・・・」

 なかなかしぶとい京子さん。
喉を抑えて入り込もうとするオレを必死に食い止めようとする。
だが・・・!!

「ふっふっふ(笑)じゃんじゃじゃ〜ん♪」

 京子さんは友里江の前で不気味な笑みを浮かべた。
オレ本体はその場に倒れたままだが、友里江は京子さんに乗り移ったオレを、オレ本体だと思っているようだ。

「ご主人様、これで2人目の奴隷、誕生ですね!!」
「京子と言うカラダも、なかなかいいじゃないか!!」
「紹介しただけありました!!何かご命令はありませんか!?」
「そうだな。オレ本体はそこで眠ってるし、2人でエッチな事するか?」
「ハイ、喜んで!!」

 床に倒れ込んでいるオレ本体をそのままにして、
友里江を寝室に誘い込んで、レズプレイを開始した。



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