「精神男性化ウイルス」
 作・しげお


第一話:感染のはじまり

 私はとある学校から転校してきた、卒業間近の女子高生の紗栄子。
 この物語の主人公だ。
 ある日私は授業が終わったあと、科学のよし子先生に呼び出されて、
ある話を聞かされた。
 それは、私も噂には聞いていた事なのだけど、そぅ・・・。
 一度感染すると性欲の溜まった男の“あれ”の性格になってしまう、
驚異のウイルス・・・『精神男性化ウイルス』についてだった。

 先生の話によれば、その『精神男性化ウイルス』が世に出回ってから、
もう20年以上になるらしい・・・。
 以前通っていた高校にも「男子トイレ」と「女子トイレ」の他に、
『精神男性化患者用トイレ』ってのがあった。
 それは学校以外の公共の場でも同じである。
 銭湯ならば、「男湯」と「女湯」、それから『精神男性化患者用浴場』三種類に
わけられている!!

よし子先生:「アナタも注意しないと、ウイルスに感染するわよ!!」
主人公:「どうして、そんなウイルスが・・・?」
よし子先生:「そのウイルスがいつどこからやって来たのかは分からないんだけど、
女の子同士でいると、感染の率が高くなるんだって・・・」

 だからか・・・。前に母さんに女友達と付き合うのは止めろって言われてたのは・・・。
ん?待ってよ!?女の子同士でいると感染の率が高くなるって事は、
今この状態がヤバいじゃん!!

 よし子先生からそのウイルスの話を聞かされた私は、今、よし子先生のそばにいる
事が怖くなって、逃げ出そうとした。でも、ダメなのだ・・・。逃げようと扉を開ける瞬間、
後ろからよし子先生にカラダを抱きつけられてしまった・・・。

よし子:「話・・・まだ終わってないでしょ?」
主人公:「話してよし子先生!!私・・・もう・・・」
よし子:「わかってる?怖いんでしょ?・・・ん?怖くないんじゃないか!?
キモチ・・・いい事して・・・欲しいんだろう?」
主人公:「よ・・・よし子先生・・・!!」

 私のカラダは一段と震えだし、立つのがやっとの状態になった。
でも、よし子先生は、その『精神男性化ウイルス』と戦いながらも私を襲ってくる・・・。

よし子:「待てよ!オレの教え子なんだから、ちゃんと教育受けろよ!!
・・・って、なんなのよ?今のは・・・!?」

 どんどんよし子先生の口調が激しくなってくる!!
 そう思った途端によし子先生の様子がまた、早変わり・・・。
正気に戻ったようだ。

よし子:「私・・・。もしかして・・・」
主人公:「大丈夫ですよ!!先生ならこのウイルスの驚異から逃れる事が
できますから!!」

 私はそう言って早々に職員室を立ち去るフリをして、扉の前に立つ。
でも、よし子先生がどうしても気になったので、耳を澄ましていると
・・・やはりダメだった。
 よし子先生は完璧に『精神男性化ウイルス』に感染してしまった。

よし子:「うはっ!!私・・・。オレってこんなにいい女だったのかよ〜!!
おっぱいがデカデカだぜ〜!!」

 そっと覗くと、よし子先生は、はっきりとした男の口調で自分のおっぱいを揉み、
オマ○コに手を当てて、下ネタを連発させている。
 ああ、明日学校に行くのが怖い・・・。

・・・・第二話へ続く・・・・


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