「乗っ取りビーム!!」
 作・しげお


・・・プロローグ・・・

 オレ、この物語の主人公のサトシ!!
オレはある日、大学に登校中、交通事故にあいそうになった。
子供を助けるため、無我夢中で交差点に飛び出し、
子供は助かったものの、オレは大けが状態になってしまった。
結局オレは入院する事になったが、そんなオレのカラダに、
あるとんでもない能力が、住み着いていたのだ!!
それはなんと、人差し指を、お気に入りの女性に向かって打てば、
性格が全て“オレ化”してしまうというものだ・・・!!
もちろん、テストは既に行っている。
まずは、そのテストの様子を話していこう。


美和:「サトシ君。おはよう!まだ、カラダ痛む!?」
主人公:「まだ、少し・・・」
美和:「そうね・・・。もう入院して5日目だもんね。
でも、もうすぐよくなるわよ♪院長先生のお話だと、
あと、10日ほどすれば大丈夫だって」
主人公:「つまり・・・、全治25日の大けがって事!?」
美和:「そうよ!全く・・・。無茶するんだから・・・」
主人公:「無茶じゃありません!!事故にあいそうになった子供見たら、
つい夢中になって・・・」
美和:「きっと、アナタは正義感の強い立派な大人になるわ!!」

 いつも朝起きると真っ先に挨拶にやってくるのは、優しい感じのナース、
美和さんだ。温厚な性格で何でも言う事を聞いてくれる。
でも、あの事故した日から、オレの性格は全く変わっていたのだ。
昔の性格を思い出そうとしても、思い出せない・・・。
今あるのは、ここにいるナースたちをみんな、乗っ取りたい!!
そういう気持ちだけが、頭の中に浮かんでくる。まるで、オレ自身が何者かに、
乗っ取られてるように・・・。そして、オレは人差し指を見て驚いた。
相手には全く見えないらしいが、自分にはハッキリ分かる・・・。
自分の人差し指が銃の形をしていて、その先に「乗っ取りビーム発射口」と、
書いてあるのだ。
(乗っ取りビームって、という事は相手を乗っ取れるって事!?)
美和:「ねえ・・・。サトシ君?」
 オレは美和さんの返事も忘れ、ビームの事をそう理解していた。
美和:「サトシ君、どしたの?急に人差し指見て、黙りこんじゃって・・・」
主人公:「ご・・・、ゴメン・・・。でも、気になる事があって・・・」
(美和さん、乗っ取りたいなあ〜!!)
いつしかオレは、美和さんを乗っ取る事だけを考えていた。
でも違うのだ。こんな事して何になるのだと、心の奥底で本当のキモチがまだ漂っている。
だけど、迷ってるヒマは今はないんだ!!使うのか、使わないのか・・・。
使った時点でオレの人生も変わるだろう・・・。でも、それでいいのだ!!
美和さんを、オレの思うがままの意思で動かしてみたい・・・。
美和:「ねえ!?サトシ君ってば!!!」
「バチッ・・・!!!」
主人公:「痛いなあ〜!!何するんだよ!?」
美和:「いくら返事しても答えてくれないからよ!!」
主人公:「全くうるさいなぁ・・・。たまにはこういう時もあるよ!!」
美和:「ちょっと・・・。何のマネよ!?」
 オレはいつの間にか、美和さんに向かって自分にしか見えない、
乗っ取りビーム銃を差し向けていた!!
主人公:「ゴメン・・・。美和さん!!エイッ!!」
美和:「うっ・・・!!」
 オレはさり気無く美和さんに謝るとビームを放った。すると、目の色は赤く染まり、
その場にキリツしたのだ。
そして、オレが考えている事をそのまましゃべりだした!!
美和:「これからこの病院は、私が支配する!!」
 よく見ると、美和さんの人差し指にもオレのと同じ銃が付いている。
きっと、オレ化した人間はオレと同じ行動を取るのだろう・・・。
よし、試しに命令してやるか!!
主人公:「その場で裸になれ!!」
美和:「分かりました。サトシ様!!」
主人公:「すっごい!!ホントにオレ化してる・・・。
頭の中で考えてる事全部が美和さんに、やってもらえるなんて!!」
美和:「アァ〜ン!!サトシ君〜!!素敵〜^^」
 美和さんが突然、オレのカラダを求めだす・・・。
これも、オレのエロ心の全てが乗り移ったからである!!
そして、次の行動に出ようとしたとき、美和さんの精神が抵抗してきた!!
“ヤメて・・・。サトシ君!!”
主人公:「そう言われるとますますヤリたくなっちゃうんだよね〜^^」
“こんな事して何になるの?それに何なのよ!?これ・・・。
私の人差し指が・・・!?”
 どうやら、正気に戻りつつある美和さんの目には、
指に付いている乗っ取りビーム銃が見えるらしい!!!
これは都合がいい!!
主人公:「たった今、キミのカラダは僕が支配したんだよ?
ってか、先生自分の口でさっき、“この病院は私が支配する”って言ったよね!?」
“言ってない!!口が勝手に動いたの!!”
そうか、完璧に乗っ取れるんじゃなくて、表面上はオレの思うまま動かせても、
彼女の意識はそのままって訳だ!!
こりゃ、楽しみがいがある!!周りからすれば、オレが2人いるように見えるが、
実際はオレと乗っ取った本人の心が激しく競い合ってるのだから、マジで面白い!!
主人公:「抵抗すれば抵抗するほど、服を脱ぎたくなるよ〜!!」
美和:「イヤ・・・。イヤなのに、カラダが勝手に・・・」
主人公:「ほぉら、これでおっぱいも丸出しだ!!」
美和:「恥ずかしいのに・・・。カラダはそう思ってないなんて・・・」
 すっかり美和さんの精神と、カラダが分かれてしまったようだ。
主人公:「もう勃ってきたから入れさせてもらうよ!?」
美和:「ま・・・、まさか!!イヤ〜〜ッ!!」
主人公:「美和さんのマン○、気持ちいいなぁ〜♪」
美和:「アッ・・・アッ・・・アッ・・・!!
腰が・・・。勝手に・・・!!はぁ〜〜ン!!」
・・・・バンバンバンバンバンバン・・・・
美和:「ダメッ!!中に出さないで!!」
主人公:「そう言っても、乗っ取られたキミの心は、
早く出してほしいって言ってるんだよ?」
美和:「そんな・・・。イヤ〜!!!」
ドピューン・・・!!!
 オレの愛情たっぷりの精子が、美和さんのカラダにたっぷりと、
注ぎ込まれた。美和さんの精神を無視してのこの行動。実に楽しい!!
主人公:「許してほしい?」
美和:「バカ・・・。許してほしいに決まってるじゃない!!」
主人公:「“早く元に戻して!!”って言いたいんでしょ?」
美和:「それは・・・」
主人公:「それはダメだね!!今乗っ取ったキミのキミの心に、
僕の命令が達成されるまで、僕にすべてを尽くすように命令してるんだ!!
だから、キミの本当の精神がどんなに抵抗しても、ムダなんだよ!!」
美和:「そ・・・、そんな・・・」
主人公:「でも、じきにそのイヤなキモチは忘れるよ!!
今、分かれてしまっているキミの精神と乗っ取った精神を一つにすればね!!」
美和:「じゃあ、元に戻してくれるの!?」
主人公:「それは出来ないね!!本当の言いなり人形になってもらうから!!
じゃあ、始めようか!!」
美和:「キャーッ!!!」
 オレは念を込め、美和先生の本当の精神と、乗っ取った精神を一つにした。
そして、完璧な言いなり人形がここに、完成したのだ!!!
オレがいちいち命令しなくとも、オレと共にここにいる全てのナースと、
患者たちをオレ化するようにインプットしておいた。
さあ、これからが本番だ!!




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