「もしも、男女あべこべの世界があったなら・・・!!」 作・しげお その1:それは夢か?幻か? その日は突然やって来た。 主人公:「あ〜あ、今日も残業疲れたなあ〜!! こんなに疲れが溜まってる日には、AV見て癒されるのが1番!」 と、仕事から帰って来た主人公は『もしも、男女あべこべの世界があったなら!?』 と言うタイトルのAVを取り出し、見始めた〜!! “あべこべ”と言う事なのだから、ヒゲを剃るお母さんもいれば、たっしょんするOL、 それにチ○ポが付いてるお母さんにマ○コが付いてるお父さん!? さらには、性格まで逆転と言う“あべこべ”!! 少しだけ見てから寝ようと思っていたが、結局最初から最後まで見てしまった主人公・・・。 主人公:「ヤベ〜汗 もう日付変わるじゃねぇか!早く寝ないと・・・!」 慌てて部屋の電気を消して、寝床につく主人公・・・。 しかし、今日は何かと寝苦しい夜だ。 虫の鳴き声は部屋まで響いて来るし、汗はかくしちっとも眠れない・・・。 そんな時、主人公が眩い光に包まれるのである・・・!! それは夢のような世界である・・・。 謎の男:「青年よ、目を覚ますのだ!」 主人公:「アンタは誰なんだ!?」 謎の男:「私はお主の妄想を叶えるモノだ!!」 主人公:「何言ってんだ?オレの寝る邪魔をしないでくれ!」 謎の男:「お主は寝る前、“男女があべこべになったら”と言うタイトルのアダルトDVD を見ていただろう?」 主人公:「なぜ!?それを・・・」 謎の男:「そして今なお、お主は今、男女があべこべになった世界を見てみたいと思ってるんじゃないのかね?」 主人公:「ハ、ハイ・・・」 主人公は、謎の男に言われるまま質問に答えていく。その謎の男は主人公の妄想を叶えることが出来るらしいが、 イマイチ、信用できないのだ。 謎の男:「ならばこの装置を使うが良い!」 主人公:「なんですか?このおもちゃみたいなモノは・・・」 謎の男:「無礼者め!これこそ、お主の妄想を叶える事が出来る“男女あべこべ転換装置”じゃ!! ボタン一つで男女の世界があべこべになってしまうという優れものの道具じゃ!もちろん、お主もな」 主人公:「じゃあ、この道具を使ったらオレは女になれるのか!?」 謎の男:「周りからはそう見えると言った方が良いかのう? まぁ、お主の周りの人間は本当のあべこべになるがな!」 主人公:「じゃあ、オレは男の姿のままで女の世界へ飛び込めるって言う事なのか?」 謎の男:「そういう事じゃ!女湯だって美女を見放題ぞ〜!!」戻りたいときは、もう一度そのボタンを押せばいい。 詳しくはマニュアルに書いてあるからよ〜く、確認することじゃな!!」 そう言って謎の男は主人公から消え去っていった・・・。 主人公:「なんかヘンな夢、見ちゃったなあ・・・」 夢から覚めた主人公・・・。枕もとを見て、ビックリするのだった!! 主人公:「こ、これって・・・。もしかして、あのおじさんが言ってた事って本当の事だったのか?」 主人公の枕もとに、“男女あべこべ転換装置”が置かれているのだ・・・!! 気が付けば、もうとっくに朝・・・。 ぐずぐずしてると会社に遅刻するが、せっかくの機会なので、朝一から装置のテストをする事にした。 主人公:「よぉ〜し、男女あべこべ装置、スイッチオン!!」 スイッチを押して主人公は朝ごはんを作る母親のキッチン台へ向かう! しかし、そこに立っていたのは、エプロンを着た父親の姿であった。 父親:「あら?今日は早いのね!?帰りは何時ごろ!?」 (マ、マジかよ・・・。) 効果を確信した主人公は続いてヒゲを剃る父親の元へ向かう・・・。 しかし、そこに立っていたのは女に生えるハズもないヒゲを剃っている母親の姿であった!! 母親:「おはよ〜!母さんに朝ご飯はまだかって、聞いてきてくれないか?」 ボタンを一つ押すだけで、生活習慣や性格までもがすべてあべこべになると言うこの装置・・・。 主人公はさっそく、色んな所で装置の効果を試すのでした。 |