「家族乗っ取り計画」 作・しげお その2・・・妹にイタズラ、そして、街へと繰り出す!! よう子:「勝人ク〜〜ン♪今日はとても楽しかったわ^^ ありがとう!!」 「いえいえ、こちらこそどうも^^」 渥美:「また、明日から息子を宜しくお願いします!!」 1人で3人芝居をするのもちょっと疲れるけど、 これじゃないと、オレじゃないんだよなぁ〜!! 「そろそろ篤子の帰ってくる時間だ!よし♪」 篤子:「ただいま〜!!」 渥美:「お帰り、篤子!今日はどうだった!?」 篤子:「体育の授業、凄い楽しかったよ♪ それに、体育の先生も凄い美人だし☆」 (なに!?体育の先生が美人だと?これは楽しみが増えるな) 篤子:「お母さん、今、ヘンな事しゃべらなかった?」 渥美:「気にしないで!たまに、こういう事あるから・・・」 危ない危ない、あやうく正体が妹にバレるところだった。 さてと、そろそろ妹に魂を送り込んでやろう!! そう思い、妹に念を送ろうとした瞬間、ハプニングが起こるのだった・・・!! “ちょっとアナタ、いい加減にしなさい!!” (な、なんだと?母さんの精神は確かに乗っ取ったハズ・・・) “これ以上、アナタの魂は誰にも憑依させないわ!!” なんという事だ。後もう少しで家族が親父を除いて全員乗っ取れるというのに、 母さんの精神が抵抗し始めた。全く、正義感の強い人だ・・・。 (だが、これならどうだ!?) “な・・・、今度はなに・・・?” 篤子:「お母さん・・・。お母さん!!お兄ちゃん、お母さんが大変なの!!」 篤子がオレ本体を呼び寄せる。 「どした?ただ寝てるだけじゃないか!」 篤子:「違うの!一人ヘンな事しゃべってたと思ったら、 不思議な笑い方して、倒れこんだの・・・」 それもそのハズ、母さんの精神を二度と出て来れないように、 念を最大にして魂を送り込んだのだからな! まぁ、これでしばらくはオレ本体のカラダから、 魂を送り込む事は出来なくなったけども・・・、これからが本番だ!! 篤子:「ねえ・・・。救急車呼んだ方がいいんじゃない?」 渥美:「その必要はないわ!篤子!!」 篤子:「お母さん、無事だったのね?」 渥美:「ちょっと驚かせたわね。もし、ホントに私が倒れたら、 アナタ、どういう行動取るのかと思って!」 篤子:「もう、冗談も程があるよ!!」 渥美:「さぁ、勝人もいる事だし今から家族3人で楽しみましょう〜♪」 篤子:「って・・・、何するの?」 オレと母さんは言ってみれば、一心同体みたいなモノだ。 オレ本体のカラダから魂を送り込んでる母さんに命令すれば、 どんな事でも受け入れてくれるのだからな。 よし、ここは母さんのカラダから篤子に魂を送り込む事にしよう!! まずは、母さんのカラダでたっぷり妹とたっぷり楽しんでからだ!! 「バタッ・・・。」 篤子:「お・・・、お兄ちゃん?」 渥美:「ほっときなさい。すぐに目を覚ますわ!!」 オレの意識の全てを母さんに集中させた。 渥美(主人公):「さぁ、まずはその学生服脱いで、 アナタのすべて、見せてちょうだい!!」 篤子:「ダメだよ!女同士でこんな事しちゃ・・・。アァ〜〜ン!!」 くそっ・・・。まだ中学生のくせに、もうこんな事してる意味まで 判ってやがる・・・。 渥美:「いいのよ・・・。クラスのみんなとお父さんに内緒にしてくれればいいから!! さぁ、始めましょう!!」 篤子:「お母さん・・・。目が・・・。アッ・・・ン!!」 オレが魂を送り込んでいる人間は目の色が赤く染まる。 そして次の相手に魂を送り込む時、ハッキリとその色が普通の人にも分かるのだ。 渥美:「目の色がどうかしたの?ふっふっふ・・・。 アナタのカラダ、乗っ取ってから全て話してあげるわ(笑)」 篤子:「な・・・。なに、するの・・・。うっ・・・。 こ・・・、これは・・・。」 (よぉし、これで妹に魂を送り込む事はできたな!あとは・・・) 篤子:「私の中、誰かが覗いてるみたい・・・。」 「オレだよオレ、分からないのか?」 篤子:「お兄ちゃん?でも、さっきそこに倒れたんじゃ・・・」 「ただ普通に倒れたんじゃないさ。不思議な力を手に入れたから、 色々と遊んでるんだよ!!もちろん、母さんがヘンな事言い出したのも、 オレが乗っ取ってるせいだけどな!ハッハッハ(笑)」 篤子:「ヤメて・・・。私のカラダで悪さしないで!」 渥美:「篤子・・・。言ってもムダ!早くそのカラダ、 勝人クンにゆずりなさい!!」 篤子:「イ・・・イヤ〜〜〜〜!!」 こうして勝人一家の女たちは、勝人に乗っ取られ、 幸せな家庭から、たちまちドスケベな家庭へと変化していくのである。 篤子:「よぉし!これで妹と母さんもオレだぜ!!」 「よいしょっと・・・。ちょっと大変だったけど、 何とか母さんと妹を乗っ取れる事が出来たな。 性格がオレと同じと言うのは、今さら気持ち悪いけども、これがまた、楽しいんだ!!」 渥美:「私、最近引っ越してきた隣の奥さんの所に行ってくるわ!! すっごい美人だし、女の子しかいないみたいだから楽しみね!」 篤子:「じゃあ、私はこれから友達の所に行ってくるね!!」 「よし、じゃあオレはオレで高校の先輩でも乗っ取ってくるか!!」 こうして、オレとオレ化した2人はそれぞれ別れ、 女たちを乗っ取るために、行動に出たのである!! |