カラダを失った主人公の新たな生活とは?
 作・操りフェチ


第十話:アイドルグループを乗っ取ろう!!

 オレの名前は前橋サトル・・・・・・。
ある女共の間で噂になっている“魂分身野郎”である!!(笑)
今日は久しぶりに、母さんのカラダをメインに生活してみよう・・・・・・。

「ココがオタクの聖地の秋○原!!一度来てみたかったんだよね〜!!」

 と、駅から降り立った40代過ぎぐらいの主婦がそうつぶやくと、
早速お目当ての場所へと足を運び始めた・・・・・・。

その主婦とは、そう、オレの母親、ミツルであった。

そして彼女の向かった先は・・・・・・。

(よし、ココだな・・・・・・!!)

 秋○原にあるとされるA○B劇場!!
今日は日曜日だから、アイドル達の卵のライブがあるのだが、
その内容がしっかりアニソンしばりじゃないか・・・・・・!!

「さぁて・・・・・・、どこから支配していくかな・・・・・・」

「ちょっとそこのアナタ、職務質問していいですか?」
「えっ・・・・・・、あれっ?あっ・・・・・・、私のコトですか!?」
「アナタ以外に不審者何ていないでしょう・・・・・・。それに、その恰好からして・・・・・・!!」

 確かにオレは、電車に乗ってた時は服を着ていた。
しかし、外に出ると暑すぎてたまらず、服を全部脱いで裸になり、劇場へと入ったのである・・・・・・。

「別に大丈夫ですよ!!“これが私の正装ですから!!”」
「あっ・・・・・・、あれ?失礼しました!!どうぞ、お入りください!!」

 オレは劇場の入り口にいた男性警備員に念力を使って、塗り替えをした。
これで、他の観客からも怪しまれることはなし!!

「皆さ〜〜ん!!こんばんわ〜!!」

 とあるアイドルグループの研修生のリーダーが大きな声で挨拶をする。
それに答えるかのように、観客も『オォォォーーー!!』と返事をする。
一番驚くのは彼女の恰好だろう・・・・・・。

 実はさっき、オレは魂を分身させて、彼女に憑依させていたのだ。
だから、今彼女の姿は今にも見えそうなほど、露出の強い水着である!!

「今日のライブは特別大サービス!!ノンストップで盛り上げてくれたら・・・・・・、“私たちとの乱交パーティーをプレゼント”しちゃいま〜〜す!!」

 そんな研修生のリーダーの名前はサエコ。
年齢は1〇歳の高○2年生!!
サエコが冒頭で呟いた瞬間、アイドル達の意識や、観客やスタッフの意識も即座に塗り替えられ、
その行動はまるで、当たり前の事として認識されるようになる!!

「じゃあ、一曲目、イッちゃうよ〜!?」

 彼女がそういうと、グループのうち2人が控室からステージに上がる。

「ちょっとリーダー!!自分だけ何楽しもうとしてんすか!?あっ、どうも、ちょっと天然な性格してるサナで〜〜す!!」
「私はユリ!!宜しくね〜〜♪」

 この時点ではまだ、彼女たちには魂の分身は送り込んでいないが、
オレの持つ念力の力で、自由に出来るのだ。

「ちょっとゴメンね〜!!ライブの前にやっぱり、アナタ達2人にもオレになってもらおうと思って・・・・・・」
「あっ!?それひょっとしてウチらにも魂の分身を送り込んでくれるんですか〜?」
「はっ・・・・・・。はやくその分身欲しいです!!リーダー!!」

 何とも不思議な会話である。
普通に純粋な女子なら、『カラダを乗っ取って好き放題してください!!』とは自らは頼み込まないだろう。

「よし、じゃあしょうがない!!彼女たちの生まれ変わる瞬間をみんな、よく見るんだよ〜!!」

 やがて、曲が始まり、歌が始まり出すと2人の意識がもうろうとし始めた。
オレは普通にリーダーのサエコの記憶を使って、歌い方やダンスも華麗にこなす。
そして間奏の部分で魂を2人分分身させて、憑依させると彼女たちの顔つきが変わった!!

「じゃあ、まずはウチらでちょっと過激な所・・・・・・、見てもらおう!!」
「恥ずかしいけど、ファンのみんなの為に、頑張ります!!」

 こうして、3人のステージが終わると、残りの2人がステージへやって来る。
当初、控室ではこのステージでの行動に不思議に思っていた彼女たちも、ステージに立った瞬間、
カラダを乗っ取られ、リーダーと同じ格好になって、ライブを進めていくのであった!!

 その後、アンコールではしっかりファンのみんなを捕まえ、中出し乱交パーティーが行われましたとさ!!
そんな中、ライブ会場をめちゃくちゃにする事に成功したのを見届けた主婦は、会場をニヤリと笑いながら、後にしていた。





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