レズ好きの女医に変な薬を飲まされて、
美女のカラダに変身したボク・・・!!

 作・しげお

第一話:女になるとき!?

 オレ、谷村哲也。
この物語の主人公だ。

主人公:「あ痛たたたたた・・・」

 オレは腹痛で、ある内科病院に来ていた。
初めて訪れる病院だ。
そこにはとても綺麗な女の先生がいるという事で評判なのだ。
オレの同級生も、この病院に通っている。

主人公の見知らぬ女性(遠矢):「よう!哲也、元気か!?」
主人公:「あの?誰ですか!?」

 待合室で待っている時、一人の見知らぬ女性に声をかけられた。
仕草からして谷間遠矢に似ているが・・・。

遠矢:「オレだよオレ、谷間遠矢だよ!!
今日から生まれ変わった生活ができるんだぜ〜♪」
主人公:「いったい、何があったと言うんだ!?」
遠矢:「あの先生、すっごくレズ好きでさ、“女の子が好きなの?”って聞かれて“ハイ!”って言ったら、
女の子にしてくれたぜ〜!!」
主人公:「・・・・・・・・」

 遠矢の話が全く信じられない。
まさかの綺麗な女の先生がレズ好き!?
それはわかるけど、どうして遠矢がまるでモデル級の美女に変身してしまってるのか、不思議でたまらなかった。

先生の声(あけみ):「谷村さま、お待たせいたしました!!どうぞ♪」
主人公:「・・・・・・・・」

 その時だ。
綺麗な声をした女の先生に呼ばれた。だが、返事が出来なかった。

遠矢:「何だよ黙り込んで!さぁ、気になるなら入った入った!!」

 そしてオレは、無理矢理遠矢に押されて院内に・・・。
窓の影から遠矢が『バイバイ!!』と手を振り、その場を去った。

あけみ:「アナタが谷村哲也さんですね。年齢は?」
主人公:「18歳。高校生です・・・」
あけみ:「ハイ!ありがとうございます。今日はどういった症状が出てますか?」
主人公:「ちょっと・・・。朝から腹痛で・・・」
あけみ:「それは大変ですね・・・。ちょっとお薬をご用意いたしますので、しばらくお待ち下さいね」

 ここまではいたって普通の診察だ。
でも、遠矢が美女になるなんてホントに信じられないよな。
きっと、ここから先が問題なのだろう・・・。

あけみ:「お待たせしました。さぁ、これを飲んでゆったりして下さいね♪」
主人公:「こ・・・?これをですか?」
あけみ:「そうです。当院では腹痛の患者様にはこちらのメロンソーダー味がするお薬を飲んでいただいております」

 先生が用意してくれたのは、濃い緑色をした得体の知れぬ物体・・・。
それを先生はメロンソーダーの味がする薬だと言って、オレに差し出してくれた。
でも、これがメロンソーダーの味がする薬だとは、とても思わない・・・。

あけみ:「どうされましたか?これを飲まないと、お腹が痛いのが治りませんよ?」
主人公:「す・・・!すみません!!」

ゴク・・・ゴク・・・ゴク

 どさくさに紛わされるように、オレは濃く緑色に染まった薬を全て飲み干してしまった。
すると、突然カラダが熱くなってきた・・・!!

・・・・第ニ話へ続く・・・・



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