アース戦隊マモルンジャー
 作・しげお

(ヘブンスジョー編)

第一九話:3P・・・!!

永子:「ねぇ?アナタ、梅子なんでしょ?」
梅子:「そう、梅子よ?それがどうかしました?」
すみれ:「何か怪しい気もするけど・・・」

 ヘブンスジョーの技でカラダを乗っ取られてしまった梅子!!
彼女自身の意識は全くないが、彼は梅子の振りをして、ホテルへと誘い出す。

祐一:「3人とも、どこへ行くんですか?」
健太:「まだ戦いは終わっちゃいないぞ!!」
永子:「そうよ梅子、敵はまだいるってのに!!」
梅子:「何だかどうでも良くなって来ちゃった・・・。さぁ、お二人さんはこっち・・・!!」

“シュン!!”

 なんと、ヘブンスジョーに乗っ取られた梅子が永子とすみれを瞬間移動でどこかへ連れ去った。
もちろん、瞬間移動も梅子自身の技ではない。
一方、ヘブンスジョー本体は健太と祐一を捕えようとする。

健太:「何がどうなってるんだ?」
ヘブンスジョー:「それを今から教えてやるよ!!」
祐一:「お前は、ヘブンスジョー!?」
健太:「そのおもちゃみたいな武器でオレ達と戦おうってのか?」

ヘブンスジョー:「まだ知らないみたいだな!!この武器の凄さを!!
これでマモルイエローに我の魂を吹き込んだと言うのに・・・!!」
健太:「なんだと!?」
ヘブンスジョー:「キミ達男とは戦う気はまっぴらないから、退場してもらうよ!!」

“ウィ〜ン”

祐一:「な、何ですかこれは?」
ヘブンスジョー:「このままお前たち2人はスネーク・クィーン様の元へと行くのだ!!」
健太:「そ・・・、そんなバカな・・・!!」

 一方、マモルンジャーの基地では連絡の途絶えた5人に唖然とした光景が見えていた。
もう、世界は終わるのかと!?

永子:「こ、ここは・・・」
すみれ:「見慣れない部屋・・・、そしてダブルベッド・・・?」
梅子:「そう、ラブホテルよ!!」
永子:「梅子、一体どうしたって言うの?さっきからヘンよ?」
梅子:「まだ気付かないの? 男2人はとっくに気付いてるってのに!!」
すみれ:「・・・」

会話の最中、健太からの通信が魔空間より永子へと入った。

健太:「時間がないからよく聞いてくれ!!目の前にいる梅子ちゃんは梅子ちゃんであって、梅子ちゃんじゃない!!」
永子:「それっ、どういうこと?」
祐一:「どうやら、キリキリバーを倒したあと、
隙を付かれたのか梅子ちゃんにヘブンスジョーの魂が入り込んでしまったようなのです。」
すみれ:「そ、それじゃあ!?」
健太:「なんとかして、あの憑依銃を奪ってヘブンスジョーの魂を追い払う方法を考えないと、
ただ、ヤツ本体を倒しただけじゃ、梅子ちゃんは助からねえ!!」

 なんと、梅子はヘブンスジョーにタマシイ吹き込み憑依銃で乗っ取られていたのである!!
つまり、ただヘブンスジョー本体を倒しても、梅子は助からないと健太は伝えたのだ。

しかし、それだけでは危機は収まらなかった・・・。

・・・・第二十話へ続く・・・・







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