アース戦隊マモルンジャー 　作・しげお (キリキリバー編) 第十七話：マモルレッド、復活！！ 富岡長官：｢調査した結果、永子ちゃんの行方が分かったわ･･･｣ 祐一：｢それで、今どこに！？｣ 富岡長官：｢ここよ！！｣ 健太：｢って･･･、おいおい！！敵のアジトじゃねえか！！｣ 　富岡長官は消息不明となった永子の行方を必死に追っていた。 さすがは元、マモルンジャーのプロの戦士･･･。 永子はなんと、敵のスネーククイーン一味のアジトでも異空間、 “魔・空間”にいるのだと言う･･･。 話によると、自らの力で魔・空間に入っていったみたいだが･･･。 すみれ：｢今の私たちで魔・空間に侵入できるのかしら！？｣ 梅子：｢何だか不安だわ･･･｣ 富岡長官：｢大丈夫、奴らが地上へ降りて来るとき、一瞬だけだけど 魔・空間へと繋がる入り口が出来るの･･･。その隙を狙えば！！｣ 健太：｢そうと決まれば、行くしかねぇな！！｣ 祐一：｢４人の力を合わせて、永子ちゃんを救いに行かなければ！！｣ 富岡長官：｢でも、敵の罠が待っているかもしれないから、十分気を付けて･･･｣ 梅子：｢分かりました！！では、行ってきます！！｣ 富岡長官：｢あと梅子、これを持ってって！！｣ 梅子：｢これ、香水ですか！？｣ 富岡長官：｢相手がフェロモンを使うんだから、こっちもフェロモン香水で勝負よ！！｣ 　と、富岡長官が梅子にフェロモン香水を渡した。 よく見るとラベルに富岡長官の字でこう記されてあった･･･。 “これは永子を元に戻せる薬よ！！隙を突いて永子に吹きかけてあげて！！” 健太：｢さぁてと、ここが魔・空間の入り口が出るポイントか･･･｣ すみれ：｢みんな･･･、準備はいい？行くよ！？｣ そして、魔・空間へと侵入しようとした瞬間･･･。 永子：｢そうはさせない！！｣ キリキリバーに操られた永子が後ろから攻撃してきた！！ キリキリバー：｢ハッハッハ！！魔・空間へは関係者以外、立ち入り禁止だよ〜｣ 祐一：｢先手を打たれましたね･･･｣ 健太：｢ようするに、永子ちゃん元に戻してコイツを倒したらいいんだろ？｣ キリキリバー：｢出来るかなあ？フッフ〜！！｣ すみれ：｢アイツのカラダに大量のフェロモンガスが･･･｣ 梅子：｢私たち吸い込んじゃったらピンチじゃない･･･｣ 健太：｢心配すんな！！キリキリバーは俺たちに任せときな！！｣ 祐一：｢さて、行きますよ！！｣ 　祐一と健太がマモルレッドとマモルゴールドに変身してキリキリバーを、 そしてすみれと梅子は、永子を正気に戻すためにマモルブルーとマモルイエローに変身して、 それぞれの決着の戦いが始まった！！ その様子はまるで、拷問・レズレイプを受けているかのようであるが･･･。 すみれ：｢そこは･･･、ダメ〜！！｣ 永子：｢ど〜う？キモチいいでしょう！？ウッ･･･｣ 梅子：｢隙あり！！｣ すみれ：｢何が･･･、起こったっていうの･･･｣ 永子：｢ハッ･･･ウッ･･･、あ？･･･あれ！？｣ 　梅子は永子の一瞬の隙を突いて、富岡長官から渡されたフェロモン香水を 永子に向かって吹きかけた。すると一瞬苦しむ様子を見せたが、すぐに正気に戻った！！ マモルレッドの復活である！！ キリキリバー：｢何してる！！さっさとコイツらやっちまえ！！｣ 永子：｢誰が、アンタの言いなりになるもんですか！！｣ キリキリバー：｢何だと！？｣ 梅子：｢こっちにはこれがあるのよ！！｣ すみれ：｢へぇ〜、そういう事だったんだ★｣ 健太：｢これで大丈夫だな！！｣ 祐一：｢これから反撃開始です！！｣ 梅子：｢行くよ、みんな！！｣ 　こうしてマモルンジャーの５人が再び揃ったのである！！ そして５人の力を一つにして、キリキリバーを撃破するのであった！！ キリキリバーから放たれたフェロモンガスによって操られている地上の人たちも、 富岡長官お手製のフェロモン香水で正気を取り戻し、また、地上に平和が戻ったのである！！ だが･･･。 梅子：｢あれ？なんか蚊に刺されたような？気のせいかな！？｣ 『上手くいったな･･･。くっくっく(笑)』 ･･･第十八話へ続く･･･