アース戦隊マモルンジャー
 作・しげお

(キリキリバー編)

第十六話:操られる永子・・・!?

ワンパー:「ちょいちょいちょい!!キリキリバーちゃん、マジなの!?」
キリキリバー:「以前にもお伝えした通り、マモルレッドの永子を我々の仲間に堕とし入れましたでございます」
スネーククイーン:「マコトか?」
永子:「スネーククイーン様の為に、命を賭ける覚悟です!!」

 医務室で休んでいたハズの永子は、魔空間へと一人、入り込んでいた。
そして、マモルンジャーを倒すためにスネーククイーン一味の一員になることを誓っていたのだ!!
これも全てはキリキリバーから放たれた特殊フェロモンガスのせいである。

その頃、地上では・・・。

すみれ:「永子・・・、いったいどこに!?」
梅子:「アナタはそんな事で自我を失う人じゃないわ!!」

 永子以外のマモルンジャー4人が二手に別れて、
必死に永子の行方を探していた!!

キリキリバー:「どうやら、ねずみどもが動き始めたようですね?」
スネーククイーン:「永子よ!!今では我らが仲間!!お前の手で奴らを葬って来い!!」
永子:「ハッ!!」
キリキリバー:「私もご一緒に!!」

 すみれたちが永子を探し始めている情報は、スネーククイーン一味にも入っていた。
そして、永子とキリキリバーが動き出す!!

すみれ:「ポイント、S275番地に強い電磁波が!!」
梅子&祐一&健太:「了解!!」

 すみれの持っている探索機が強い電磁波を捉えていた!!
そこに現れたのは何と、医務室からいなくなっていたハズの永子だった!!

永子:「・・・・・・・・」

無言で立つ永子・・・・。その表情はやけに暗い・・・・。

すみれ:「永子、無事だったのね!?」
永子:「ええ・・・。アナタたち打倒のために、私は無事よ・・・」
すみれ:「いったい、どうしたって言うの?」
永子:「私はあの時から、スネーククイーン様のために尽くすことにしたの。これで、アナタたちも地球もおしまいよ」
すみれ:「永子、しっかりして!!」

次の瞬間・・・・、永子がすみれの胸元を力強く揉み付けてきた!!

すみれ:「はぁ〜うっ(*´д`;)…」
永子:「言ったでしょ?私はアナタたちを倒すと・・・。」

――――――――――――――――

健太:「ちょっと!?何がどうなってんの?」
祐一:「リーダーであるハズの永子ちゃんが敵さんの仲間入りですか・・・」
梅子:「感心してる場合じゃないでしょ!!助けなきゃ!!」

 新たに加わった男2人の戦士は永子の事件の事をよく知っていなかった。
そして、永子を助けようとした所に、ヤツが現れた!!

キリキリバー:「チッチキチー♪ あいつを救いたければ、このオレ様を倒してからにするんだな!!」
祐一:「アナタは一体何モノ!?」
梅子:「あのキリキリバーこそが、リーダーを悪に落とし入れた張本人よ!!」
健太:「なるほどね!!ようするに、コイツを倒せば、永子ちゃんや特殊フェロモンガスを吸い込んだ他の人たちも、元に戻るってのか!!」
キリキリバー:「そうそう!!そう言う事!!このガス発生装置さえ破壊する事が出来ればね!!」
梅子:「へぇ〜!!弱点教えてくれるだなんて、敵さん案外優しいんだ!!」

キリキリバー:「って、・・・あぁ!!オレ様とした事が・・・!!まぁいい!!永子ちゃん、ブルーは任せたよ!!」
永子:「ハイ・・・。お任せ下さい・・・!!」

こうして、永子を救うためのマモルンジャー必死の戦いが幕を開けるのである!!

・・・・第十七話へ続く・・・・


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