アース戦隊マモルンジャー 作・しげお 第七話:女子高生、入れ替えられる!! 『入れ替えスイッチ、オン!!』 トランスゲンダーがアイドルのよう子ちゃんに化けたワンパーと、 女子高生の恵ちゃんをなんと、入れ替えてしまった!! 2人はその場で気絶している・・・。 全てはこの地球を征服するための作戦なのである。 恵(ワンパー):「恵ちゃん、もう目を開けても大丈夫よ」 ワンパー(恵):「うっ・・・。うぅ・・・」 ワンパーと入れ替えられた恵が静かに目を覚ます。 そして、変わり果てた自分の姿を見て驚愕するのだった!! ワンパー(恵):「えっ・・・?え〜〜〜!?」 恵(ワンパー):「くっくっく(笑)驚いた? これがトランスゲンダー様の入れ替え能力よ〜!!」 ワンパー(恵):「私の・・・カラダ・・・」 恵(ワンパー):「心配しないで〜!!周りからはちゃんとアイドルのよう子ちゃんに見えるようにしてあるから! まぁ、マモルンジャーの前では別だけどね(笑)」 その頃地上では、“日本一のアイドル よう子ちゃん失踪”事件のニュースが所狭しと流れていた。 これは全て、トランスゲンダーが作戦を実行するために仕組んだ罠なのである。 それを知らない女子高生は・・・。 さぁ、これまた大変な事になってしまいました!! トランスゲンダーの入れ替え能力によって、女子高生の恵ちゃんとアイドルのよう子ちゃんに化けたワンパーが、入れ替わってしまったのです。 ショックを受ける女子高生・・・。鏡を見つめてみても今までの自分の姿はない。 ただ、一つ嬉しいのは周りからはアイドルのよう子ちゃんに見えるって事・・・。 それと、『マモルンジャーの前では別』と言う不気味なセリフを残してその場を立ち去ったゲンダー一味。 よう子ちゃんのスタッフ:「あれ?よう子ちゃん・・・。こんな所で何してるんだい?」 急にいなくなったアイドルのよう子ちゃんのスタッフが、女子高生に話しかけてくる。 ワンパー(恵):「今の私に近寄らないで・・・!!」 スタッフ:「いったい何があったって言うんだい?」 ワンパー(恵):「今の私は私じゃないの!!」 スタッフ:「私じゃないって、どっからどう見てもよう子ちゃんじゃないか・・・」 周りからは本物のよう子ちゃんに見えてしまう事に女子高生の恵ちゃんはさらに驚きを隠せない。 そして、女子高生の恵ちゃんはスタッフに対し、この一大事を早くマモルンジャーに伝えるように命じたのである。 スタッフ:「ちょっと待てよ!マモルンジャー呼ぶって言っても、何も事件は起きてないんだよ?」 ワンパー(恵):「やっぱり・・・。信じてもらえないのね・・・。でも、今しゃべった事を早くマモルンジャーに!!」 アイドルのよう子ちゃんに化けたワンパーと入れ替わってしまった女子高生の恵ちゃんは、全てをスタッフに話した。 そして、その事を全てマモルンジャーに伝え、早く本物のアイドルのよう子ちゃんを救い出すようにと・・・。 当然、信じてはもらえない・・・。だって、スタッフの目から見えるモノは、 消えたハズのアイドルのよう子ちゃんだからである!! その頃、『魔・空間』では、地上から連れ去られた本物のよう子ちゃんと、 『魔・空間』幹部のスネーククイーンのカラダを入れ替える儀式が、始まろうとしていた!! ・・・・第八話へつづく・・・・ |