アース戦隊マモルンジャー
 作・しげお


第三話:司令室が乗っ取られた!?その1

マモルンジャーの3人が司令室に向かっている間、その司令室では大変な事が起きようとしていた!!

富岡長官:「まったく・・・。やっかいな事になりそうね・・・」

『キャーーー!!!』

富岡長官がため息ついたその時、科学実験室の方から一人の女性の悲鳴が聞こえた。

富岡長官:「高峰教授!?大丈夫ですか?」

『・・・・・・・』

話しかけても返答がない。そう!科学実験担当の高峰教授は、スネーク・キューバに乗っ取られたのだ!!

“くっくっく(笑) 富岡長官、たった今からこのマモルンジャーの基地は私が占拠する事にした!!”

富岡長官:「ちょっと教授!?何バカな事言ってるの!?」

“あら〜?気付いてないのね!?長官のクセにこんなにおバカさんだったとは(笑)”
富岡長官:「もしかしてアナタ・・・?」
“そう!オレはスネーク・キューバだ!!たった今この女の記憶を全て読み取った。
そして『悪魔の種』を植え付けておいた。その種が成長すればコイツはあの女と同じ、オレの支配下となる。
次は、お前だ!!”
富岡長官:「でも、どうして私たちを!?」
“マモルンジャーを簡単に倒してしまうのでは面白くないのでね。少し、遊ばせてもらうんだよ!!!
オレの素晴らしい能力第2弾を紹介してやろう”

高峰教授を乗っ取ったスネークキューバのカラダから魂のようなモノが出てきた!!
ヤツはその魂を富岡長官に憑依させ、マモルンジャーの3人が指令室に帰ってくるまでに乗っ取ろうとしているのだ。

“これでお前はオレと同じになる!!”

富岡長官:「つ・・・。通信が・・・。みんな急いで・・・」

マモルンジャーに通信がつながらない!!この司令室の電波は既に、スネークキューバによって、
全てが占拠されていた!!そしてついに、富岡長官はスネークキューバに乗っ取られてしまう!!!

富岡長官:「くっくっく(笑) 作戦第一段階終了だ!!」
高峰教授:「みんな・・・、急いで・・・」
『バタッ・・・』

スネークキューバが先に乗っ取っていた高峰教授はその場に倒れ込んだ。
その時、マモルンジャーの3人が指令室に帰ってきた!!
しかし、司令室の扉が開かない事に梅子が気付いた!!
梅子:「あれ?開かない!!どうして?」
永子:「どしたの梅子!?」
梅子:「扉が開かないんです!!」
永子:「え〜?そんな事って・・・」
すみれ:「ダメだわ・・・。富岡長官と連絡が取れない!!」

その時だ。科学担当の高峰教授が出てきた。
高峰教授:「みんな、お帰り!!」
永子:「高峰さん!!いったい何があったんですか?」
高峰教授:「そんな事いいから、さっさと中に入れよオラ!!」

マモルンジャーが帰ってきた時、高峰教授のカラダの中に植え付けられていた『悪魔の種』は、
既に成長し、高峰教授を支配していた!!
教授は3人を無理矢理、スネークキューバに乗っ取られた富岡長官の元へと連れ込んだ!!

永子:「富岡長官、これはいったいどういう事なんですか?」
富岡長官:「何言ってるの?コレが普通よ!?アナタたち、スネークキューバにヤラれるのが怖くて、ワザと帰って来たんでしょ?」
すみれ:「そ・・・、そんな・・・。だって私たちは・・・!!」
高峰教授:「スネークキューバには遭ったけど、“逃げられた”とでもいいたいんでしょ?」
梅子:「それは・・・」

(キューバの心の声:バカどもめ!コイツら、オレが富岡長官に憑依しているの気付いてねぇ!!)

スネークキューバは富岡長官に憑依している事を隠してマモルンジャーに迫ってくる。
しかし、マモルンジャーの3人は高峰教授がスネークキューバに支配されている事や、スネークキューバ本体が、富岡長官のカラダに憑依していることなど、全く知らないのだ!!
このままマモルンジャーの3人はヤラれてしまうのか?

それとも・・・・!!!

・・・・続く・・・・


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