アース戦隊マモルンジャー
 作・しげお


第二話:1人の女性に異変が・・・!!

ある日の夜の事だった。
1人のOL、高島美恵子(24歳)。
残業を終えて家に帰ってきたばかり。
これからお風呂に入ろうとした時、妙な悪臭を彼女は感じていた。

美恵子:「いったい何なの・・・?」

彼女が恐る恐る匂いのする方へ向かうと、ニョロニョロと動き回るキモチ悪い物体がいるではないか!!
それこそ、31世紀の未来から人類を懲らしめるため、スネーク・クイーンがタイムマシンで送り込んだ、魔物と化したヘビだった!!

美恵子:「ぃや・・・。ヘビは苦手なの・・・。こっち来ないで・・・」

そう言ってもヘビは彼女にどんどん近付き、ついには彼女のカラダに絡み付いた!!

恵美子:「ぃ・・・。ぃたい・・・」

“もうすぐお前は私の仲間となるのよ!!”

恵美子:「い・・・。今しゃべって・・・」

“くっくっく(笑) 匂う、匂うわ。性欲溜まったか弱い女の血が!!”

恵美子:「私・・・、性欲なんて・・・」

“時期にお前はヘビ女となりこの世界を征服していく!!
そのカラダと意識、じっくりと乗っ取ってやるわ!!”

恵美子:「ぃ・・・。イヤーーーー!!!」

その時だ。マモルンジャーの所属する司令室に、サイレンが鳴り響いた!!
富岡長官:「マモルンジャー。初の出動だわ!!準備いいわね!?」
「「「ハイ、富岡長官!!」」」

3人のヒロインを指揮っているのは富岡長官。マモルンジャーの師匠的存在でもある。
そんなマモルンジャーのヒロインの名前は、正義感の強いマモルレッドの永子。
ちょっとクールだけど、やる時にはやる!!マモルブルーのすみれ。
ちょっと落ちこぼれで泣き虫だけど、みんなに支えられながら大きく成長していくマモルピンクの梅子の3人だ!!

富岡長官:「ガーディアンカー、発進!!至急、206H地点に向かってちょうだい!!」
永子:「はい。ガーディアンカー、発進します!!」

彼女たちは空をも飛ぶ事が可能なガーディアンカーで現場に向かった!!
すみれ:「こちらすみれ、たった今206Hに到着しました。」
富岡長官:「了解!何があるか分からないから、十分に気を付けるのよ!!」

梅子:「あれ〜?チーフ、センサーに反応がないよ?」
永子:「何ですって?」
すみれ:「ホントだ・・・。私のにも映ってない・・・」
永子:「とりあえず、中に入るわよ・・・」

時すでに遅し・・・。マモルンジャーが駆け付けた時、助けを求めて電話をした恵美子さんは既に
理性を失い、ヘビに乗っ取られていたのだ!!
しかも、部屋を捜索したが恵美子さんの姿は見当たらなかった。

梅子:「部屋が・・・」
永子:「いったいどういう事なの?長官!!」
富岡長官:「おそらく・・・。何者かが恵美子さんのカラダに何かしたのね!みんな、十分気を付けて!!」

『ピピピ・・・・ピピピピ・・・・』

すみれ:「エリア207Hで被害発生報告!!」
永子:「すぐ近くじゃない!!まだ恵美子さんはこの近くにいるわ!!」
すみれ:「梅子?どしたの・・・?」
梅子:「何だか、ぃやな予感がして・・・」
永子:「何言ってんの?こういう時に弱音吐いてちゃダメでしょ!!」

“ハッハッハ!!こっから先には行かせないぜ!!マモルンジャー!!”

永子:「アナタ、何者!?」

“オレか?オレはスネーククイーン様の手足の一人、スネークキューバだ!!
お前たちマモルンジャーの最初で最後の時が来た!!”

すみれ:「梅子の言ってたぃやな予感・・・。ずばり的中ね・・・。どうする?」
永子:「やるしかないでしょ!行くわよ!!」

“おっと!変身して戦ってもいいのかい?その間に・・・。くっくっく(笑)
あれを見ろ!!”
梅子:「あれは・・・。恵美子さんじゃない!!」

“お前たちに出動要請を出したあの女も今では我らが仲間!!
我らが仲間になると好き放題、ヤリ放題だ!!いっそうの事、お前らも仲間にならんか?”

すみれ:「誰が、アンタらの仲間になんて!!」
永子:「いったい何の目的でこんなことを!!」

“今は貴様たちの相手をしているヒマはない。また逢おう!!”

梅子:「消えちゃった・・・。」
永子:「いったん、司令室に戻るわよ・・・。」

こうして、未来からの侵略者とマモルンジャーの激しい戦いが切って落とされた!!

・・・・続く・・・・



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