『魅力的なOLボディを頂く方法』
 作:嵐山GO


第12章 そしてクライマックスへと…(後編)

「うーん、つるんつるんで小っちゃくって可愛いお尻…
何度見ても可愛いな。じゃ入れるよー。美咲ちゃん力を
抜いて、大きく息を吸ってゆっくり吐いてみて」
「…はい…」
 すぅーーー…はぁーーー
「そぉそぉ、おおーっ、入った。入った。頭の部分が入ったよ。
分かる?」
「え、ええ…分かり…ます。大きいのが…押し入って…きます…」
(思ったとおりだ。苦しいくらいにキツイけど痛くはないぞ)

「どうだ、和幸。全部入ったか?」
「いや…まだだ。もうちょっとで…よし。全部入った」
「うぅーー…お腹が…苦しい…」
「前と後ろに一本づつ入ってるからね。もうちょっとして
馴染んだら、動いてあげるから少しの辛抱だよ。すぐに
気持ちよくなるから」
「は…はい。はぅー…私の中に二つもオチン○ンが…
入ってるなんて」

「もういいだろう? そろそろ動かないと一番下の俺は
辛いんだよ」
「分かった。分かった。じゃ、動いてみようか?
なんせ3人とも初めての経験だから最初は息が合わないかも
しれないけど」
「あ、ああ…中でピクピク動いてます…あぁ、また大きく
なって」
 美咲を挟んだ二人の男は僅かに腰を使ってペニスに刺激を
与え、ラストスパートに備えた。

「あ、あんっ! くっ! 苦しいけど…少し馴染んできました」
「さすがエッチな美咲ちゃん。順応が早いね。じゃ、もう少し
強く打ち込むよ」
「いやん。エッチだなんて言っちゃ。あうん! あ、あ、イイ
…かも」
「よし俺も下から突き上げるぞ。和幸、絶対に体重を
かけるなよ。重いんだからな」
「分かってるとも。安心しろ」
 和幸は、やや不自然な姿勢で美咲の腰を掴みながら抽送を
開始した。

 ぐちゅ、ぐちゅっ、ずり、ずり
 前後から差し込まれた太い二本のペニスが愛液と
混じり合って、卑猥な音を醸し出す。
「ひゃうん! す、スゴイ! 身体中が串刺しにされてるみたい。
こんなのって…」

 先程までのセックスとは違い、絶頂がすぐに訪れることは
無かった。
 それは美咲にとって初めての体験だからなのか、あるいは
男たちが好き勝手に腰を動かしているために波長が
合わないのかは不明だ。

 ただ、いえる事は快感の塊が別々にやってきては引いて
いくので、それに対応する美咲は何度もおあずけを
食わされている気分なのだ。

「どうだ? 和幸。アナルは」
「ああ、最高だよ。イイとは聞いていたけど、これ程とはな。
癖になりそうだ。そっちはどうだ?」
「ああ、いいよ。3Pなんか初めてだから、すぐにでも
イッちまいそうだ。俺も癖になりそうさ」
 二人は相変わらず、自分のペースで腰を振っている。
 下から激しくバウンドしたかと思えば、上からまた下へと
叩きつけられる。
 快感が積み重なっていくはずなのに、潮のように満ちては
また引く繰り返しだ。

(あー、気持ちイイ! このまま、こんな快感がずっと
続くんだったら別にイカなくてもいいかも)
「はうん! あんっ! きゃうんっ! あん、んん…むう」
 美咲は猟牙の唇を激しく吸いながら、そう思った。

「ヤバイ。そろそろイクかもな…リョウは?」
「言っただろう。俺は精一杯耐えてるんだよ。それでなくても
美咲ちゃんのオマ○コは名器なのに、お前のチン○が膣道ごしに
俺のをグリグリ刺激して、気絶しそうなくらい気持ちイイんだ」
 確かに二本のペニスは交互に出たり入ったりを繰り返し、
直腸内と膣道をえぐり合っていた。

「た、確かにな…こ、これはまじでヤバイ」
「少し早いが、もうイクか?」
「ああ、俺たち、まるで童貞少年みたいだな。こんなに早く
イクなんて」
「仕方ないよ。マジで初めてなんだから」
「よし、ラストは一気に打ち込んで吐き出すか!」
「そうだな。お、俺も目一杯、中出ししたいぜ」

(おいおい、もうイクのかよ? 駄目だ…まだシテ欲しいんだ。
我慢しろよ。あー、でも、これから激しく出し入れされて、
最後にまたあの熱いのを二本のチ○ポから膣内にかけて
貰えるのか…それは、それで嬉しいかもな…だったらいいか)
「あのぉ…私もイキたい…です。お願い…イカせて」

「分かったよ。可愛い美咲ちゃんの頼みだ。ラストは3人で
一緒にイコう。な、リョウ」
「あ、ああ…分かった。しかしもう、長くは…もたないぞ」
 二人はここに来て初めて呼吸を合わせ、怒涛のピストン運動を
開始した。

 ズバンッ! ズババンッ!!
「あーーーっ!!! イイっ! ス、スゴイのっ! イッ、
イッちゃう! こんなに激しいと…もうイッちゃう!」
「よーーーし、イクぞーーーっ! おりゃーっあああっ!!」
「駄目だ! 出る! 堪らん。俺も駄目だ! ぐっ!出るっ!」

 どびゅーっ! びゅっびゅっ!
 びゅるっ! びゅるるん! どぷっ!
「はぁーーっ! 出てるー! 熱いのが二箇所同時に!
いやーーーっ!! もうイクーーーーーっ!!!」
 目の前が真っ白になり、そのまま気を失って猟牙の上に
倒れこんだ。

「…さき。ねぇ、み…さき…」
遠くの方で女の名を呼ぶ声が聞こえた。
発しているのも女の声だ…。
(…誰の声だっけ? …あぁ、玲子ちゃんの声か)
「う…うーん」
朦朧とした意識の中で、美咲はなんとか瞼を開いて
現実へと戻った。

「ちょっと美咲! 大丈夫?」
自分の顔を心配そうに覗き込む、玲子の姿をした圭介を
確認した。
 すでに玲子は洋服を着終えている。
「あ、玲子…あの、私、どの位…眠ってたの?」
「っていうか、お前、失神してたぞ。ほんの数分だけどな」
 玲子が男言葉で小さく返答する。
「あ、そうなんだ…あの人たちはどうした?」
 何とか起き上がって、ゆっくりと周りを見回す。
「リョウって奴はソファで煙草吸ってる。和幸の方は
シャワー浴びてるよ」
 見ると、確かにソファの猟牙が煙草をふかして、こちらに
手を振っている。

「あー、まだ頭がクラクラするな…でも、そろそろ
帰んなきゃな」
「そうだ。とり憑いてから2時間は軽く回ってるから、
お前が大丈夫なら、そろそろ帰るぞ」
 玲子が急に声を細めて耳元で言った。
「そうか、分かった。帰ろう。えーと…下着は…と」
「ほら、ここだよ。用意しといたから準備しておけ。
俺は二人に挨拶をしておくから。な?」
「うん、頼む」
 玲子はブラジャーだけ着けるのを手伝うと、急ぎ
ソファーに移動して猟牙と何やら会話を始めた。

「何だったら、この部屋に泊まっていけば? と勧めたい
トコだけど僕らは明日の朝、早くこのホテルを出るんだ。
ゆっくり寝たいんだったら戻った方がいいかもね」

 美咲と玲子が玄関で靴を履いていると、浴室から出て
くると、和幸がバスタオルを腰に巻いたまま見送りに来た。
「ありがとうございました。楽しかったです」
 玲子が言うと、美咲も頭を下げて言った。
「私も。それに、お二人のお陰でなんとか失恋の痛みも
吹っ切れた気がします。有難うございました」

「それは良かった。早く素敵な彼氏が見つかるといいね」
「はい。それじゃ、おやすみなさい」
 ドアを閉めると、二人は無言でエレベーターへと急いだ。

「今、何時だ?」
 ホテルの外に出て、また大きな橋に出ると玲子は聞いた。
「んーと…10時半を回ったとこだ」
 美咲がポーチの中から、自分の携帯電話を取り出して
答える。

「ゆっくりシャワー、浴びてる時間はないな…」
「浴びないのかよ? 身体中、ベトベトなんだけど」
「俺だってそうさ。まー、間に合わないことも無いだろうけど、
このままの身体で返してやろうぜ」
「でも…俺なんか中出しされたんだぞ。お前はどうなんだ?」
「似たようなもんさ。ただ俺はお前みたくケツの中には
出されてないがな」
「見てたのか?」

「ああ、途中からな。あんまり激しい行為に耽ってるんで、
あっけに取られながらも見入っちゃったよ」
「なんだよ!お前も混じれば4P出来たじゃんか」
「嫌だよ。疲れてヘトヘトだったし。それにお前、かな〜り
気持ち良さそうだったぜ。へへへ」
「ああ! もう最高だった! あんな快感が得られるなんて、
女ってスゴイよな。マジで、この身体、返したくなくなって
きちゃったよ」

「それが出来ない事はお前が一番良く知ってるだろ?
あ、ほら。着いたぞ。さっさと着替えて、持ち主に返しに
行こうぜ」
「ああ。そしたらまた部屋で祝杯だね」
「そうだな」
「ああ、また美味しい酒が飲めるな…今夜は忘れられない
夜になった」
「それにしても、お前?」
「んん?」
「あんた、ほんと誰が見ても立派な女の子になってるわよ。
歩き方も、喋り方も。さっきまでの美咲とは別人みたい」
「ホント? 嬉しい。また二人で遊ぼうね」
「ふふ、そうね」
 二人は最後にもう一度、女に成りきり指切りすると、
ホテルの中へと消えていった。

 そしてまた近いうちに、居てもたってもいられなくなり
女体を求めて行動を起こすのだろう…。


    (終わり → 外伝へと続く)







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