『魅力的なOLボディを頂く方法』
 作:嵐山GO


第10章 新たな性への目覚め

「大きくて綺麗な部屋ね。私たちの部屋とは大違いだわ」
男たちの部屋に入るなり玲子がもらす。
「ウチの会社の社長はもう年だから社内旅行も海外とか行かずに、
温泉ばかりなんだ。だからか泊まるところには金を
掛けてるみたいだね」
 玲子の感想に和幸が答える。
「でも、こんな高そうなホテルを予約するなんて凄いですね」
 美咲も時々、口を開いて会話に入った。
「会社はそこそこ大きいんだけどね、若い女の子は全く
いないんだよ」
 3人は靴を脱いで部屋に上がり、くつろぎ始めた。

「それも社長の方針なんですね?」
「まぁね。若い子は入れてもすぐに辞めちゃうからさ。ねえ、
ビールしかないけどいい?」
 和幸が冷蔵庫に向いながら言った。
「なんでもいいですよ。ねぇ、美咲?」
「うん…何か、お手伝いしましょうか?」
「あ、じゃあグラスを四つ出してもらえるかな」
「はい」

 テーブルの上にグラスと瓶ビールを置いたところでタイミング
よく相方が帰ってきた。
 4人はそれぞれお目当ての相手とペアになってソファーに
向かい合って座る。
「飲みなおしだね。乾杯しようか」
 猟牙が言った。
「何に乾杯なの?」
「そりゃ、僕たちの素晴らしい出会いにだ」
「嬉しい!」
 玲子が猟牙に身体を密着させると、大きな手が細い肩を
抱き寄せる。
 それを見た和幸がすかさず言う。
「乾杯だ」
「かんぱーい」

「酔った勢いで聞くんだけど君たちはいくつなの?」
「私たちは二人とも二十歳(はたち)でーす。成人したばかり
だけど、お酒もエッチもいっぱい知ってる不良なんでーす」
 玲子が適当な出鱈目を並べ始めた。
「玲子、酔ってるんじゃない? もう飲むのやめた方がいいよ」
「平気、平気。全然、大丈夫」
 すでにチャンポンで飲んでいることも忘れて、ビールをさらに
煽っている。

「若いなー。僕らの半分くらいしかまだ生きてないんだね。
こんな若くて可愛い子と一緒にいられるなんて、ホント宴会を
抜け出して正解だったよ」
 和幸も負けじと美咲の肩を抱き、ぐっと引き寄せた。
「あ…ん」
「君たちって端から見ると天使と悪魔だね」
「玲子が、あんな格好するから…バーに行くまでも、
いっぱい見られてたのよ。あういう服、好きなの?」
「僕は君の洋服の方が好きだよ。ね、キスしてもいい?」
 和幸が顔を近づけながら聞いた。
「あ、え…でも…」

「ほら、前の二人を見てご覧」
 言われて視線を前に移すと、二人はすっかり出来上がって
熱い抱擁を交わしている。
 ディープキス、そしてついに編み上げのチューブトップの紐を
解き始めた。
 美咲の頭の中で、先程の玲子の言葉が蘇る。
『恥をかくのは私たちじゃなくて、この身体の持ち主。だから
今夜は思いっきり楽しみましょ』
「う、うん…」
 美咲は独り言のように呟いた。

「うわー! すっげー、でっかいおっぱい。僕が今まで付き合った
中でも、こんな巨乳はいなかったよ」
 猟牙が感嘆の言葉を漏らすと、すぐに乳房を鷲掴みにした。

「和幸さん、キスして」
 触発された美咲が今度は自分の方からキスをせがむ。
 和幸は妻に対する背徳の気分で、そして美咲に化けた一哉は
初めて女として男に抱かれる不安を感じ、お互いに緊張を
隠せずにはいられなかった。
「ドキドキするよ。僕は妻以外の女性は初めてなんだ」
「あ、私も…そう…です。彼氏以外は」

 キスから始まると、やがてワンピースの上を手が這い始める。
「あ…んんー」
 口内を長い舌が侵入してきたが嫌な気分は無かった。むしろ
もっと激しい濃密な愛撫を身体は求めているようだった。
(私が求めてるんじゃない…この身体が欲しがっているのよ。
そうに違いない…)

 胸の上で結んだリボンが解かれると、すぐに手は肌とブラの間に
割って入り乳房を捕らえた。
「はぁん…いやん」
 和幸の左手に力が入りさらに抱き寄せられて、二人の唇は
きつく密着した。

 次に手は胸から離れ、太股まで下がるとワンピースの裾を
捲り始めた。
「あ…駄目ぇ…」
 拒絶の言葉を漏らしたのは嫌だからではなく、すでにグッショリと
濡れた陰部に触れられるのが恥ずかしかったから。
 それが例えストッキングの上からであろうと、羞恥心を
拭い去ることは出来ない。 
 太股の上に置かれた和幸の右手を、そっと自分の左手で覆う。

 一旦、身体を離し正面に向き直ると、下着姿になった玲子が
猟牙に抱きかかえられるところだった。
「お先にー」
 お姫様抱っこされた玲子が美咲にウインクしながら言う。
 猟牙は寝室の並んだベッドの一方へ玲子を下ろした。

「行っちゃったね」
 和幸も美咲同様に立ち上がって、二人を見送るとぽつり言った。
「和幸さん…洋服脱がせてくれますか? 私は玲子みたいに
スタイル良くないけど…」
 他人の身体を無断で拝借しておきながら、勝手な言い草である。
だが玲子と比較すれば、それは事実なのだから仕方がない。

「そんなことない…綺麗だよ」
 そう言って和幸は美咲の両肩を露出させると、するりと
ワンピースを脱がせた。
「ああ…恥ずかしいです」
 両手を交差させ、ブラの上から胸を隠す。
「真っ白な肌ですごく綺麗だ。もっとよく見せて」
 和幸は身体ごと抱きこむような姿勢で両手を回してブラの
ホックを外した。

 「ほら、手をどけて」
美咲のガードを緩めると、そのまま乳房を包み込むように
持ち上げ、乳首に口づけた。
「はんっ、あ…あん!」
隆起した乳首を吸われ口内で転がし始めると、えもいわれぬ快感が
身体を突き抜ける。

和幸の左手は美咲を背後から支え、右手が乳房から下がっていくと
その滑らかな肌触りのストッキングを捉えた。
「この肌触りっていうのかな、感触が好きなんだよね」
 ストッキングのキメ細かな生地を楽しむかのように、何度も
何度も往復しては楽しむ。
 それは、もちろん美咲への愛撫なのだろうが、自分すらも
楽しんでいるかのよう。
「頬ずりして、ここの匂いを嗅ぎたいんだ」
「…そんなの…絶対駄目」
 陰部へ近づいて来ようとした和幸を頑なに拒んだ。
「分かった。それはやめておくよ」
 頭を引いたが、手は依然とストッキングを撫で回す。
「あ、あーーん」
 ストッキングの上から愛撫されるのが、こんなにも感じるのかと
驚き、さらに嗚咽を漏らす


「そろそろ、頃合いかな」
 ストッキングのゴム部を掴んで丁寧に引き下ろす。
 美咲は、その作業で伝線しないよう気を配りながら尻を浮かせた。
「熱が伝わってくるみたいだよ」  
 あっという間にパンティを捉える。
「あ、あう…んんっ」
下着の上からでも亀裂を触られると、電流は激しく放電を始め
首は後ろ向きに折れ、さらには両足は立っていられないほど
ガクガクと震え始めた。

「も…もう駄目…みたい」
 やんわりと閉じていた太股だったが、観念したかのように、
その力を緩めていった。
「じかに触るよ」
言うが早いか、和幸の指先は腹部からゴムを潜って秘裂へと
当てがわれる。
「あ、そこ…だめ…」
「すごい、もうこんなに濡れてる…感じてるんだね」
中指の第一間接を折り、膣内に埋没させた。

「駄目、駄目。感じすぎちゃう」
肩を抱かれ唇を吸われ、中指で膣内を弄(まさぐ)る。
 これらの一連の行為を同時に行われると、もはや理性など
保っていられる筈もない。
(お、女の身体って凄すぎ…も、もうどうなってもいいや!
早くアソコにオチン○ンを入れて欲しい!)
「きゅうきゅうに締まっているのに襞(ヒダ)がこんなに
震えてる。もう欲しいのかな?」
「そ…そんなこと…ないです」
 心の中を見透かされて思わず否定したが、本当は
むしゃぶりつきたい程に欲していた。

「僕も脱ぐよ」
和幸は部屋に入ってすぐにジャケットは脱いでいたので、
あとはシャツとズボンだけだった。
トランクス一枚になると再び二人は抱き合った。
寝室からは玲子の声が聞こえる。

「ああーっ! 凄いのー。激しい! いいわー。もっと、もっと
突いてぇ!」
下着を着けたままの姿で、玲子はベッドの脇で立ったまま
後から突かれていた。
下着といってもブラもパンティも、布地は殆どと言っていいほど
無いに等しい。
 ノーカップブラは乳房を下から僅かに支える程度で、大きな
生乳房は宙でぶるんぶるんと揺れている。
 Tバックのパンティも紐状なので、猟牙は脇にずらしてペニスを
挿入したのだ。
 上下のの黒い下着は蛍光灯の下で艶(なまめ)かしく演出される。

(あんなブラがあるんだ…厭らしい)
 美咲は寝室に見える玲子たちの光景に一瞬見入った。
 猟牙はその余りある乳房を背後から掴む。そして時に、
その手はくびれた腰を掴むと一気に突き上げにかかる。
「ひぃーっ! 狂っちゃうー! おかしくなっちゃうー!」
 玲子に化けた圭介が大声を上げ、身体中で女を満喫していた。


「そろそろ僕らも…ね?」
 和幸が美咲の手を取り、自分の股間へと導いた。
「ええ…」
 トランクスの中ですでに固くなったペニスをさすってみる。
「ああ、気持ちいいよ。美咲ちゃんはフェラチオしたことある?」
「え?ないです」
 もちろんそれは本当だった。美咲本人はともかく美咲の身体を
借りている一哉にとって、それは未体験な事なのだ。

「可愛いなー、した事ないんだ。どう?やってみてくれないかな?」
「いいですけど…でも、きっと上手くないですよ」
 美咲は腰を落として、トランクスを下げにかかった。

「えっ!?」
 美咲はトランクスを床にストンと落とすと、小さな声を上げた。
(こ、これって…包茎…?)
 和幸のペニスは勃起して大きくなっているものの、いまだ包皮は
完全に被ったままだった。
 過去にも合宿や銭湯などで、何度か男のペニスを見たことは
あったが、これほどまでに見事な包茎を見たのは初めてだ。
(結婚してるって言ってたからセックスは出来る筈…?)
 美咲は亀頭の先端に、噛み捨てられたガムのような余った皮を
いつまでも見ていた。

「どうしたの? 皮を捲ってもいいよ」
 一哉は言った。
「えっと、これって剥いても痛くないんですか?」
「大丈夫。亀頭が全部出てくるまで剥いていいよ」
 美咲の小さな手は、その象の鼻のようなペニスの皮をゆっくりと
捲っていく。

(わ、凄いな…亀頭が見事なピンク色だ…俺のとは全然違う)
 和幸のペニスの亀頭はセックスの時以外はずっと皮膚に覆われているのだろう、
 変色もない鮮やかな光沢を放っている。
 外皮は淫水焼けで真っ黒に変色しているのに対し、
内包された皮膚は、先日見たロリータの襞のように
瑞々(みずみず)しい。
 さらに驚くべきは捲れた皮膚が全て陰茎胴体部へと移動し、
あたかもアコーディオンの蛇腹のような形状を成した。
(まるでオチン○ンの雁が幾重にもあるみたい…)


「美咲ちゃん、いいよ。さ、咥えてごらん」
「あ…はい]
まず右手でそっと包み込むようにペニスの胴体部に触れた。
(不思議な手触り…皮膚の段々が幾重にも連なっていて
表面は弾力性があるのに、芯はしっかりと硬い。これ…アソコに
入れたらどんな感触なのかな…?)

「あむっ」
 言われたとおりソレを口に含む。
 以前アダルトビデオを見た記憶を頼りに左手は玉袋の下から、
それこそ触れるか触れていないか分からない程の慎重さで、
当てがった。

 ゆっくりと頭を前後に動かしてみる。
 歯があたったりして痛くはないのか、
大きな瞳で下から見上げながら和幸の表情を観察しながら。

「あー…いいよ。そのぎこちない咥え方が堪らない。それに、
そんな風に見られてると僕…興奮しちゃうよ」
「あむ…んぐ…はむっ、ちゅば…ちゅっ。ちゅうー」
 口をすぼめたり、舌を使ったりして初めてのフェラチオに
専念する。
「うわー、凄いよ!初めてとは思えない。上手いよ。
こんなんだとすぐにイッちゃうかも」

 じゅぽんっ!

「じゃ、やめますか?」
 ペニスを口から開放して聞いてみた。
「ふー、そうだね。初めてなのに、その小さなお口に中に
出すのは可愛そうだし、もうやめていいよ。今度は僕が舐めて
あげる番だ」

 和幸は美咲のパンティを剥ぎ取ると猟牙同様、彼女を抱き上げ
両手を首に回させベッドへと運んだ。

(第11章へ)





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