『その後の英雄と悪漢』(その14)
 作:嵐山GO


「大丈夫?」
 桜ちゃんは何が起きたのか分かっていない様だった。
「ごめん。私…イッちゃったみたい」
 オレは言葉を濁しながら誤魔化し、照れ笑いを浮かべた。
「気持ち良かったの?」
「うん、桜ちゃんの中、最高だった。中で出しちゃった」
 ペロリと舌を出して詫びる。
「ええー、中に出したの?赤ちゃん、出来ちゃうかも。
そしたら責任取ってね」
 それはジョークは違いなかったが正直、桜の子供なら欲しい
と思った。 
 ゆっくりとペニスを引き出すと、同時に大量の精液も流れ
出す。
「あんっ。また、いっぱい出たんだね。桜が、お口で綺麗に
してあげる」
 引き抜かれ、一旦は萎みかけたペニスも再び強度を取り戻した。

「うわー、また大きくなるぅ。お兄ちゃんて、やっぱエッチだね」
「それは桜ちゃんが、お口で吸うからでしょ。それに、もう
何も出ないと思うよ」
 左右で揺れる少女のツインテールを眺めながら答えた。
「でも大っきくなるって事は、まだしたいって事じゃない
の?」
 じゅぽんとペニスを口から開放し言った。
「そうとは限らないけど…桜ちゃんはどう?したい?嫌じゃ
なかった?」
「嫌じゃなかったよ。それにね…本当は少し気持ちよくなり
かけてたの。お兄ちゃん、イク時に突いてくれたでしょ?
あれ、すごく気持ちよかった」
「え?そうなの?そうなんだ…どうしよう」
 正直、オレは3度目が出来るかどうか自信が無かった。
 幾ら可愛い桜ちゃんの頼みとはいえ、男は女と違って射精に
は限界がある。

「ね、お兄ちゃん。さっき2人が繋がってるとこ見て思ったん
だけど…」
「うん」
「私たちって今は女の子同志じゃない?」
「え?ええ、そういう事になるわね。私には、こんなの付いて
るけどね」
 再び萎み始めたペニスを見下ろし言う。
「あのね…レズゴッコしたいかなーって」
「レズ…ゴッコ?」
「うん。お互い女の子に成りきってエッチするの」
「桜ちゃんは、最初からずっと女の子だったわよ」
「じゃ、今度はお兄ちゃんも女の子に成りきってしようよ」
「それは、多分ずっと女の子だったから大丈夫と思うけど」
「うん。じゃ、今度は2人とも着ているもの脱いで裸に
なろうよ」
「わかったわ」

 オレたちはセーラー服も下着も脱ぎ捨て生まれたままの姿になった。
「うわー、おっぱい大きくていいなー。羨ましいよ」
「桜ちゃんも、すぐに大きくなると思うけど」
 もっとも、このプレイが終わったら地球を出ていくのだから
桜に化けているのも今だけだろうが。
「ねー、お姉ちゃんて呼んでもいい?」
「ええ?べ、別に構わないけど。女同士だし…」
 出会った時の制服姿の桜、そして自分のことを「お兄ちゃん」と呼んでくれる設定にオレは萌えていたが、今それが
完璧に覆された。 

「お姉ちゃん…寝て。今度は桜が上になるから」
「う、うん…」
 オレは言われた通り、ベッドに横になる。その姿を桜が
見下ろす。
 途端、羞恥心が襲ってきた。
「なんだか、恥ずかしいな…」
「だったら今度は、お姉ちゃんが目を瞑っていてもいいよ」
 そう言うと、すっかり萎えてしまったペニスを口に含み、
再び巧みなフェラを始めた。

 ちゅるん、ちゅー、ちゅば、ちゅ、ちゅっ、れろ、れろ
 目を閉じ、されるがままに愛撫を受けていると自然に両手は
自分の胸を揉み始めた。
「はあーん…また感じてきちゃった」
「お姉ちゃんのクリちゃんも大きくなってきたよ。もう入れても平気?」
 桜はペニスを「クリ」と呼んだ。確かに女同士なら、それは
そうかもしれない。
「う…うん…大丈夫だと思う…」
 愛しい少女と萌えるシチュエーションでプレイするのだから
興奮しない訳はないが、さすがに射精は無いだろうと思った。
 あんなに大量に口の膣内に吐き出したのだから。それでも
桜をイカせる事が出来るならオレとしても良い思い出が残る。


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