SKIN TRADE
 第3章 Part Of Plan(その4)
 作:嵐山GO


 ぐちゅ、ぐちゅ、りゅっ、じゅるー
 下半身の緊張を解くと内包していた愛液が染み出し、
ペニスの侵入を助けた。
「おお、紗枝ちゃん、いい感じになってきたよ。
それじゃ一気にいくかな」
 老人は腰を突き出し、残りの茎を最後まで沈み
込ませた。
「かはっ!」  
(全部入れやがった…子宮を突き上げられるとは、
こんな感じか…)
 声が漏れた。それは痛みから出たものではないが、
快感には程遠かった。

 「念願叶うとは、まさにこの事じゃな。いや、
長生きはするもんじゃ。極楽、極楽」
 ジョークとも本心ともとれる台詞を何度も
吐きながら抽送を始めた。
 ぬるーり、じゅば、ばんっ、ずばん
「あんっ…激し…い…もっと…優しく…はうんっ」
「すぐに良くなるからな。辛抱じゃ。それ、それ」
 100歳になろうかとは到底思えぬ圧力と
スピードでピストンを更に加速させる。
「は…うーん…駄目ぇ…くっ…あん!」
(腹部の圧迫感が消えた…老人のちOぽに馴染んだ
のか…?)
 
 ぐちゅ、ぐちょ、ずばっ、ぱん、ぱん!
「はうん…やん…あぁ…くはっ…ううん」
(ヤバイ!本当に感じてきちまった。この皮…完全に
女になるとは知っていたが相手が男でも感じるのか?
しかも初対面で、こんなじいさんに俺はイカされるのか?)
「おおー、いいぞ、いいぞ。夢じゃ、夢のようじゃ。
堪らんっ!」
 ペニスの雁が張り出してきたのが分かる。女の姿を
しているとはいえ、それが何を意味するものか男は
知っていた。

「おじい…さん…中は…駄目…お願…い、外に…」
(まさか妊娠する事などありえないが、気分的に
中出しだけは避けたい)
「嫌じゃ、濃いのをたーぷりと出して、この小さな
おまOこの中を満たしてやるから、ちゃんと受け取って
おくれ」
 ばんっ、ばんっ、ずばん!ずばん!
 ペニスの長さを最大限に生かしたストロークが
急加速する。

「あ…駄目…だって。やめ…て、中は…あ!そこ…
駄目!凄い!…感じ…ちゃう」
「紗枝ちゃんもイクのかい?いいじゃろ。一緒に
イコうか。共に天国に」
 いちいち発する言葉が年寄り臭く苦笑ものだったが、
込み上げる快感がそれを凌駕した。 
ずばばん!ぐちゅ、ぐちゅ、ぱん、ぱん!ずりゅ!
「あ!ホントに…イク…イキそう…もう、駄目っ!…
はう、くっ!」
 しなやかな身体が、まな板の上のエビのように
跳ね痙攣する。
「ワシも、くっ!イクぞ。全部出すからな、紗枝ちゃん!」
 どぴゅ!びゅるん!びゅっ!びゅるん!
 こんなにも出るのかという程の大量のスペルマを
老人は吐き出した。

「ああ…」
(参ったな…イカされちまった。男相手というのも
何だか腹立たしいが、気持ち良かった事だけは事実だ。
これも新たな発見か…)
 朦朧とする中で再び時計をみたが、まだ1時間も
経っていない。
(どれくらいでガスの効力は切れるんだ?あまり長時間
だと皮の方がもたないぞ)
 皮は改良に改良を重ね今では4時間程の耐久を持つ。
だが、この家に来るまで大体1時間…帰りのことも
考えると、それほど長居は出来ない…)
「おじい…さん…?」
 視点を移し老人を探すと、老人はグラスに入った紫色の
溶液を飲み干すところだった。


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