BODY TRADE 第2話 作:嵐山GO 人転堂TSのゲーム機本体は女性が持つコンパクトのように、 上下見開きタイプで液晶画面が、各一個ずつ付いている。 身体全体を模った図面はシンプルに描かれ、各パーツごとに 区切られている。 交換したい部位を指定すれば、同時に相手の部位も同じものを選んだ事になり、あとは『実行』すればゲームスタートとなる。 「・・・さてと、まずは「右手」で試してみるか・・・」 自分の手の「部位」をペン先で選び、下の液晶画面の手も同様に色が変わったことを確認して『実行』。 プイン・・・ 安っぽいビープ音が鳴った。 「上手くいったのか・・・な?」 ペン先を持つ右手を見た。 「おおーーっ!小さい手だ。変わってる!すっげーぇ!まじかよ?!僕の手じゃないよ、これ」 ペンを本体のポケットに差し込んで、まじまじと交換された『美菜ちゃんの手』を見た。 「うわー、スベスベだー。小さいなー、可愛いなー」 左手で右手を撫でたり、合わせたりして見る・・・ 「すごいな・・・ぷよぷよしてて柔らかい・・・」 掌を返し指を伸ばすと指の付け根に、男には出来ないえくぼのような窪みが四つ並んだ。 「骨の周りを全部、肉が包んでるみたいだ」 赤ん坊のように柔らかな指先や掌で、自分の頬を撫でたりしているうちに、だんだん淫らな気分になってきた。 「せ・・・せっかくだから・・・やっぱり、この手で何かしちゃおうかな・・・?」 ちらりと机の上のティッシュの箱を見た。 「いい・・よね?だって、モニターしなくっちゃ・・・」 そっと移動してティッシュの箱を手に取った。 美菜ちゃんの手で。 「うわー、なんだかすごくエッチだぞ。美菜ちゃんが僕のためにティッシュを取ってくるなんて・・・」 次に、その手がズボンのジッパーを下げにかかる。 「あ、あわわ、だ・・・駄目だよ。美奈ちゃん、そんなことしたら・・・それに僕、今日はお風呂にも入ってないし」 そんな僕の言葉を全く無視して、彼女はズボンを下ろし、あろうことかトランクスの上からペニスをさすり始めたのだ。 「ちょ、ちょっと、待って。美奈ちゃん・・あ、ああ・・・そ、そこは・・・あ、あー・・気持ちいい・・」 今までに感じた事の無い柔らかな刺激・・・僕はもう冷静な判断などできる状態では無かった。 「あ、ああ・・もう、駄目だよ、美奈ちゃん・・・我慢できないよ。お願い・・・直接触って欲しいんだ」 美菜ちゃんは、その言葉を待っていたかのようにトランクスを脱がしにかかる。 僕はそれを手伝うようにベッドの上で身体を曲げ尻を持ち上げて、一気に剥ぎ取らせた。 「うう・・恥ずかしいよ。中一の女の子にこんな姿を見られるなんて・・・」 僕はトレーナー一枚だけの姿となり、恥ずかしさのあまり左手で必死に裾を引っ張りペニスを隠そうとした。 (第3話)へ |