結婚初夜

作:夏目彩香(2004年3月7日初公開)

 

「ねぇ、あなたぁ。ちょっと来て下さらない?」

寝室から敦子(あつこ)の声がした。そして、それはいつもよりもなんだか色っぽい声だった。俺が寝室に向かうと、ベッドの上に敦子がいた。ベッドの上で、右に左と動きながらもがき苦しんでいる。敦子に何が起こっているのか、俺にはさっぱりわかることが無かった。俺は、そんな敦子に近づいて、少しでも気分がよくなるように見守ってやった。

「あっ、私にそこのお水を取って?」

敦子の苦しみが少しでも取れるのならと、化粧台の上に置かれていた水を持って敦子の口に入れていった。そして、2分ほど経つと、敦子は苦しみから解放されたようだった。

「敦子、大丈夫か?」

「えぇ。もう大丈夫よ。さっきのお水のおかげね」

敦子は落ち着いた様子を取り戻し、俺の方に抱きついて来た。俺は敦子との新婚初夜をこうして迎えたのだ。

敦子は淡いピンクのネグリジェに身を包んでいる。ホテルの大きなベッドの上だと敦子の小さな体がますます小さく感じる。俺の気持ちはもうすでに先走っているかと思えば、敦子の方から抱きついて来たのは、珍しいことだった。

結婚する前からこんなことを何度か経験しているとは言っても、今日はいつもとちょっと違う敦子。さっきから見せてくれる表情も心なしか色っぽい。

「敦子。愛してるよ」

俺はそういうと、敦子の首筋を嘗めに言った。右から左にゆっくりと舌を動かすと、一旦体を起こして、今度は敦子の柔らかい唇を奪う。化粧がまだ落とされていないので、化粧の匂いが俺を挑発させたのか、いつもよりも熱いキスをしていた。

それに応えるかのように敦子も自分の細い舌を嘗め回してくる。こんなに熱い思いを敦子の方から入れてくれるのは初めてかも知れなかった。俺はキスをしながら、敦子の秘部に手を入れていた。ショーツの上からさわっただけでも少し濡れてきているらしい、俺を受け入れる準備がもう少し必要なようだ。

「ねぇ、早く入れてよ」

いつもの敦子だと自分から催促するようなことは無かった。初夜だからちょっと浮かれているのだろうか。俺は、ゆっくりと敦子のアソコに俺の右の人差し指を入れていった。ヌルヌルとしながら、通り抜けて行くようだ。俺は唇から胸にめがけて口を動かして行く。

「あっ。いい・・・気持ち・・・いつものことだけど堪らないぜ、わね」

敦子は言葉使いもおかしくなっていたが、俺はそんなことを気にしていなかった。俺は顔を敦子の胸の中に入れながら、手は敦子の秘部を押し広げていった。

「いいわ。いい。いいねぇ。あんたの動き・・・あなたの動きって、最高よね」

俺は一旦、自分の着ているものを脱ぎ散らした。敦子のネグリジェも全て脱がして行く、ムスコをそそり立てると敦子の口元に持って行く。敦子はにやりとした表情を浮かべて、俺のムスコを見ている。

「あなたのって、こ~んなに大きいのね。もしかして、銜えてもらいたいの?」

敦子がそう聞くと俺は首を縦に大きく振った。

「こんな大きいのが、口の中に入るのかなぁ?どうしてもって言うのなら、もっとあたしを楽しませてくださらない?」

俺はまたすぐに首を縦に振った。すると、敦子は俺のムスコを両手で軽く持ち始めた。敦子の指が繊細な俺のムスコを更に大きくしていく。敦子はそのまま自分の口の中へとムスコを招待して行った。敦子がムスコを銜えくれるのはこれが初めてのことだった。いつもだと絶対に嫌だと言って聞かなかった。初夜だから特別なのかも知れない。

「これって、おいしいね。それに、あなたのかわいい(^^;)」

俺にとっては何気ない一言だったが、敦子がそんなことを言うとは思ってもいなかった。敦子のショーツを降ろして、俺のムスコを敦子のアソコにゆっくりと入れはじめた。大きくなったムスコを素の状態で入れるのはこれが始めてのこと、これからは何が起きても怖いことは無いから、一気に入れていく、敦子の愛液によってスムーズに奥まで入っていくようだ。

「あぁん。いいよ。あなたのもっと奥までいれてぇ・・・」

俺は入れながら、腰を使って更に奥へと入れていく、敦子はすっかり俺のテクニックに酔ってしまったようだった。

「ひゃ・・・ん・・・気・・・持・・・ち・・・い・・・い・・・わ」

「俺もそろそろ限界だよ。愛してるよ。敦子」

俺も限界に体力の限界に来て、白い液体を敦子のアソコの中に出し切ると力尽きてしまった。


俺が気がつくと、シャワールームの方から水の音がしていた。敦子がシャワーを浴びているらしい、時計に目をやるとイッてから1時間が経ってしまっていた。

「ねぇ、ちょっと来て?」

シャワールームから敦子に呼び出された俺は、裸のままシャワールームへと行った。敦子はシャワールームの中に俺を連れ込むと、一緒にシャワーを浴び始める。

「これから私たち、結婚して初めての初夜を迎えるのよね。まずはきれいに洗ってあげるから」

敦子の言ってることはわけがわからなかったが、敦子はまだまだやる気のようだ。どっちにしたって俺にはこうして敦子が一緒にいてくれるだけでいい、これから何度だってできるんだし。







 

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